独身女の個人株投資トレード

ukichi777a さん

2649 PV

日本軽金属ホールディングス<5703、株価 - チャート>が30日、14年3月期連結利益予想を下方修正し、営業利益予想を前期比47.2%増の120億円に引き下げた。従来予想は同77.8%増の145億円。

アルミナ、水酸化アルミニウム関連、一部の電機・電子関連で回復がみられなかったことから、13年9月中間期(4-9月)連結業績が利益面で計画を下回った。下期もこれらの関連で厳しい状況が続くと想定している。

中間期連結の営業利益は51億4000万円となった。従来予想は65億円。同社は12年10月1日に単独株式移転により設立されたため、中間期の前年同期比較はない。

30日の終値は、前日比12円安の142円。

小田急電鉄<9007、株価 - チャート>が30日、14年3月期連結業績予想の上方修正を発表した。

通期予想で、営業収益を5183億円から5219億円(前期比1.3%増)へ、経常利益を343億円から371億円(同2.0%増)へ、純利益を210億円から220億円(同11.8%増)に引き上げた。中間期までの業績が堅調に推移したことに加え、雇用・所得環境に改善の動きが見られるなか、個人消費は持ち直しの傾向が続くものと見込まれていることなどを織り込んだ。

同時に発表した13年9月中間期(4-9月)決算は、営業収益2582億1700万円(前年同期比1.9%増)、経常利益242億800万円(同13.4%増)、純利益161億4400万円(同16.5%増)だった。通期予想に対する中間期実績の進ちょく率は、経常利益で65.3%、純利益で73.4%となっている。

30日の終値は、前日比3円高の957円。

明治海運<9115、株価 - チャート>が30日、14年3月期連結業績予想を上方修正し、純利益予想を前期比2.4倍の13億円へ引き上げた。従来予想は同10.8%増の6億円。1ドル=90円としていた想定為替レートについて、下期想定レートを1ドル=95円に見直したことから、売上高、営業利益が従来予想より増加する見込み。営業外における為替評価の影響もあり、経常利益、純利益も従来予想を上回る見通しとなった。

13年9月中間期(4-9月)連結業績は計画を上回り、純利益は前年同期比7.6倍の16億2500万円となったもよう。従来予想は同85.8%増の4億円だった。円安が寄与したほか、為替評価益32億4000万円を計上する。

30日の終値は、前日比27円高の443円。

(カッコ内は前営業日比、%は利回り)

ドル/円    終値    98.50/54

始値    98.16/17

前営業日終値    98.18/20

ユーロ/ドル  終値   1.3735/37

始値   1.3765/66

前営業日終値   1.3745/47

30年債

(2106GMT)     99*22.00=3.6421%

前営業日終盤     100*07.00=3.6127%

10年債

(2106GMT)     99*21.50=2.5378%

前営業日終盤     99*31.00=2.5034%

5年債

(2106GMT)     99*21.75=1.3164%

前営業日終盤     100*16.75=1.2648%

2年債

(2106GMT)      99*28.00=0.3127%

前営業日終盤    99*27.75=0.3167%

ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>

終値         15618.76(‐61.59)

前営業日終値    15680.35(+111.42)

ナスダック総合<.IXIC>

終値         3930.62(‐21.72)

前営業日終値    3952.34(+12.21)

S&P総合500種<.SPX>

終値         1763.31(‐8.64)

前営業日終値    1771.95(+9.84)

COMEX金(12月限)(ドル/オンス)

終値    1349.3(+3.8)

前営業日終値    1345.5(‐6.7)

COMEX銀(12月限)(セント/オンス)

終値    2298.3(+49.1)

前営業日終値    2249.2(‐4.6)

北海ブレント原油先物(12月限)(ドル/バレル)

終値    109.86(+0.85)

前営業日終値    109.01(‐0.60)

米WTI原油先物(12月限)(ドル/バレル)

終値    96.77(‐1.43)

前営業日終値    98.20(‐0.48)

CRB商品指数(ポイント)<.TR●●RB>

終値    280.0154(‐0.6217)

前営業日終値    280.6371(‐1.2334)

<為替> 米連邦準備理事会(FRB)が発表した連邦公開市場委員会(FOMC)の声明を受け、ドルが円とユーロに対して上昇した。FOMC声明は、金融緩和を継続する方針を示しながらも、金融状況の引き締まりに関する文言を削除した。

<債券> 国債価格が下落。FRBがFOMC声明で、経済への下方リスクは全体として後退したとの認識を示し、予想していたよりもタカ派的だったの見方が広がった。

米国債は一時上昇していたが、FOMC声明を受けて下落した。

<株式> 反落して引けた。FRBはFOMCで緩和規模維持を決定したものの、経済成長に対する楽観的な見方をやや後退させたことで売りが出た。

FRBの資産買い入れ継続の決定は大方の予想通りだったが、FOMC声明は最高値圏にある株価指数を一段と押し上げるには不十分な内容だった。

<金先物> 反発。ドル安・ユーロ高の進行や米量的緩和の長期化観測が強まったため。

金塊相場はドルの下落などに下支えされ、時間外取引中からジリ高となった。ただ、FOMCの声明発表を引け後に控えていたため、上値は抑えられた。

FOMCは現行の金融政策を維持。ただ、声明が今月上旬の政府閉鎖などの影響に言及せず、米景気の先行きについて強い警戒感を示さなかったことから、長期金利が上昇。さらにドル高・ユーロ安が急進行したこともあり、金相場は電子取引で1334.50ドルまで急落した。午前中に上昇していたことから利食い売りも出たもよう。

<米原油先物> 続落し、4カ月ぶり安値で終了。米原油在庫の大幅な積み増しやドルの上昇を受けて売らた。

米石油協会(API)が前日夕に発表した週報で原油在庫が大幅な積み増しだったことが響き、相場は朝方から弱地合いだった。米エネルギー情報局(EIA)が午前中発表した25日までの1週間の米原油在庫も市場予想(ロイター通信調べ)を大きく上回る積み増しとなったため、需給緩和観測が強まり、原油相場は一段安となった。

午後にはFOMCが終了し、現行の量的緩和維持との政策決定を発表。外国為替市場でドルが対ユーロで急伸し、ドル建てで取引される原油に割高感が生じたことも相場を一段と押し下げ、安値圏で引けた。

*為替本文の表現を一部修正して再送します。

30日の米国株式市場は反落して引けた。米連邦準備理事会(FRB)がこの日まで2日間の日程で開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で緩和規模維持を決定したものの、経済成長に対する楽観的な見方をやや後退させたことで売りが出た。

ダウ工業株30種<.DJI>は61.59ドル(0.39%)安の1万5618.76ドル。

ナスダック総合指数<.IXIC>は21.72ポイント(0.55%)安の3930.62。

S&P総合500種<.SPX>は8.64ポイント(0.49%)安の1763.31。

FRBの資産買い入れ継続の決定は大方の予想通りだったが、FOMC声明は最高値圏にある株価指数を一段と押し上げるには不十分な内容だった。

フィデューシャリー・トラストの最高投資責任者(CIO)、マイケル・ムラニー氏は「前回と今回の声明は実質的には違いはないが、それでも一部の投資家が見込んでいたほどハト派的でないのは明白だ。強気な市場がやや長引き過ぎただけに、なおさらだ」と述べた。

この日発表された米経済指標は、FRBの刺激策が依然として必要とされていることを示唆する内容となった。10月のADP全米雇用報告は民間部門雇用者数の伸びが4カ月連続で鈍化し、4月以来の小幅な伸びにとどまった。9月の消費者物価指数(CPI)もインフレ圧力が抑制されていることを示した。

飲食店などの検索・評価サイトを手掛ける米イェルプ<YELP.N>は、決算での赤字拡大を嫌い2.6%下落した。国際送金サービス世界最大手の米ウェスタン・ユニオン<WU.N>は大幅減益決算を受けて12.4%下げた。

半面、自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)<GM.N>は、北米事業の好調などで業績が予想を上回ったことを好感して3.2%上昇した。

JPモルガン・ファンズのグローバル・マーケット・ストラテジスト、アンドレス・ガルシアアマヤ氏は「各社の決算は目を見張るほど素晴らしくはないが、堅調で安定しており、株式市場は最高値を更新してきた」とした上で、「決算シーズンが終われば再びマクロに関心が戻り、それは市場にとっては多分ありがたくないことだろう」と述べた。

トムソン・ロイターのデータによると、S&P総合500種構成企業で決算発表を終えた313社のうち68.4%の利益が市場予想を上回り、1994年以降の平均の63%を上回った。一方、売上高が予想を上回った企業は53.7%で、2002年以降の平均の61%を下回った。

この日はニューヨーク証券取引所とナスダックで約70%の銘柄が下げ、S&P500種のセクター別の10指数はすべて下落した。

(カッコ内は前営業日比)

ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>

終値         15618.76(‐61.59)

前営業日終値    15680.35(+111.42)

ナスダック総合<.IXIC>

終値         3930.62(‐21.72)

前営業日終値    3952.34(+12.21)

S&P総合500種<.SPX>

終値         1763.31(‐8.64)

前営業日終値    1771.95(+9.84)

1258GMT      29日終盤

ユーロ/ドル <EUR=> 1.3752       1.3745

ドル/円   <JPY=> 98.210       98.170

ユーロ/円  <EURJPY=> 135.06      134.95

30日終値     前営業日終値

株 FT100 6777.70(+2.97)   6774.73

クセトラDAX    9010.27(‐11.77)   9022.04

金 現物午後値決め    1354.75       1349.25

(カッコ内は先物が欧州市場の前営業日終値比、現物が前営業日終盤)

先物清算値

3カ月物ユーロ(12月限)   99.74 (+0.01) <FEIZ3>

独連邦債2年物(12月限)  110.44 (+0.05) <FGBSZ3><0#FGBS:>

独連邦債5年物(12月限)  125.05 (+0.28) <FGBMZ3><0#FGBM:>

独連邦債10年物(12月限) 141.85 (+0.58) <FGBLZ3><0#FGBL:>

独連邦債30年物(12月限) 125.86 (+0.78) <FGBXZ3><0#FGBX:>

現物利回り

独連邦債2年物       0.162 (0.184) <DE2YT=TWEB><0#DE2YT=TWEB>

独連邦債5年物       0.711 (0.754) <DE5YT=TWEB><0#DE5YT=TWEB>

独連邦債10年物      1.690 (1.737) <DE10YT=TWEB><0#DE10YT=TWEB>

独連邦債30年物      2.597 (2.633) <DE30YT=TWEB><0#DE30YT=TWEB>

<為替> ドルが主要通貨バスケットに対してほぼ横ばいで推移した。薄商いのなか、連邦公開市場委員会(FOMC)の声明発表を控え、慎重な取引となっている。

10月の米オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)民間雇用者数の伸びが予想を下回り、連邦準備理事会(FRB)が来年まで現行の量的金融緩和規模を維持するとの見方が広がり、ドルが下落する場面もあった。

主要6通貨に対するICEフューチャーズUSドル指数<.DXY>はほぼ横ばいの79.580付近。

ユーロ/ドルは0.1%高の1.3754ドル。10月のユーロ圏景況感が2年強ぶりの高水準となったことが追い風だ。

ドル/円はほぼ横ばいの98.22円。

<株式> ロンドン株式市場は小幅続伸。一時5カ月ぶりの高値を更新する場面もあった。衣料小売のネクスト<NXT.L>などの好決算が追い風となった。

ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明発表を控え、終盤にかけて利益確定売りに押された。

ネクストは4.7%高、第3・四半期の売上高が予想をやや上回り、通期の収益目標を上方修正したことを好感した。



FT100種総合株価指数<.FTSE>は2.97ポイント(0.04%)高の6777.70。

一時5カ月ぶりの高値をつけたが、米国株式市場が上値の重い展開となったことからて、上げ幅を縮小した。

ただ米連邦準備理事会(FRB)が現行の資産買い入れ規模を維持するとの期待が下支えとなり、FT100種指数は5月以来の高値近辺で推移した。

欧州株式市場は小反落。ただ、独フォルクスワーゲン(VW)<VOWG_p.DE>などの好決算が支えとなり、主要株価指数は5年ぶり高値近辺にとどまった。

FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は0.49ポイント(0.04%)安の1287.57。一時0.6%上昇し、5年ぶり高値となる1296.37をつけた。

DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は9.95ポイント(0.33%)安の3040.69。

VWは5.6%高。第3・四半期決算は営業利益が増加したほか、高級車ブランドのアウディやポルシェの販売が過去最高に達した。

ノルウェーの複合企業オルクラ<ORK.OL>も、好決算を手掛かりに買いが膨らんだ。

<ユーロ圏債券> 総じて上昇。米連邦準備理事会(FRB)が同日発表の米連邦公開市場委員会(FOMC)声明で金融政策を据え置くとの見方が支援した。またこの日実施されたドイツ、イタリアの国債入札はおう盛な需要を集めた。

独連邦債先物は58ティック高の141.85。取引終了間際には8月以来の高値となる141.88をつける場面もあった。

独10年債利回りは5ベーシスポイント(bp)低下の1.69%。

10月の独消費者物価指数(CPI)速報値は前年比1.2%上昇と、前月の1.4%上昇から予想外に鈍化した。

これを受け、ユーロ高や短期金利上昇の逆風を受けるユーロ圏経済を支援するため、欧州中央銀行(ECB)が一段と金融政策を緩和するとの見方がさらに高まり、債券市場を下支えた。

イタリア10年債利回りは、市場が新発債を消化する中で4bp上昇の4.18%。スペイン10年債利回りは4.06%で変わらずだった。

(カッコ内は前営業日比)

FT100種総合株価指数(ロンドン)<.FTSE>

終値      6777.70(+ 2.97)

前営業日終値   6774.73(+48.91)

クセトラDAX指数(フランクフルト)<.DAX>

終値      9010.27(‐11.77)

前営業日終値   9022.04(+43.39)

CAC40種平均指数(パリ)<.FCHI>

終値      4274.11(‐ 3.98)

前営業日終値   4278.09(+26.48)

<ロンドン株式市場> 小幅続伸。一時5カ月ぶりの高値を更新する場面もあった。衣料小売のネクスト<NXT.L>などの好決算が追い風となった。

ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明発表を控え、終盤にかけて利益確定売りに押された。

ネクストは4.7%高、第3・四半期の売上高が予想をやや上回り、通期の収益目標を上方修正したことを好感した。

FT100種総合株価指数<.FTSE>は2.97ポイント(0.04%)高の6777.70。

一時5カ月ぶりの高値をつけたが、米国株式市場が上値の重い展開となったことからて、上げ幅を縮小した。

ただ米連邦準備理事会(FRB)が現行の資産買い入れ規模を維持するとの期待が下支えとなり、FT100種指数は5月以来の高値近辺で推移した。

<欧州株式市場> 小反落。ただ、独フォルクスワーゲン(VW)<VOWG_p.DE>などの好決算が支えとなり、主要株価指数は5年ぶり高値近辺にとどまった。

FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は0.49ポイント(0.04%)安の1287.57。一時0.6%上昇し、5年ぶり高値となる1296.37をつけた。

DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は9.95ポイント(0.33%)安の3040.69。

VWは5.6%高。第3・四半期決算は営業利益が増加したほか、高級車ブランドのアウディやポルシェの販売が過去最高に達した。

ノルウェーの複合企業オルクラ<ORK.OL>も、好決算を手掛かりに買いが膨らんだ。

30日の欧州株式市場は小反落。ただ、独フォルクスワーゲン(VW)<VOWG_p.DE>などの好決算が支えとなり、主要株価指数は5年ぶり高値近辺にとどまった。

FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は0.49ポイント(0.04%)安の1287.57。一時0.6%上昇し、5年ぶり高値となる1296.37をつけた。

DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は9.95ポイント(0.33%)安の3040.69。

VWは5.6%高。第3・四半期決算は営業利益が増加したほか、高級車ブランドのアウディやポルシェの販売が過去最高に達した。

ノルウェーの複合企業オルクラ<ORK.OL>も、好決算を手掛かりに買いが膨らんだ。

30日のロンドン株式市場は小幅続伸。一時5カ月ぶりの高値を更新する場面もあった。衣料小売のネクスト<NXT.L>などの好決算が追い風となった。

ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明発表を控え、終盤にかけて利益確定売りに押された。

ネクストは4.7%高、第3・四半期の売上高が予想をやや上回り、通期の収益目標を上方修正したことを好感した。

FT100種総合株価指数<.FTSE>は2.97ポイント(0.04%)高の6777.70。

一時5カ月ぶりの高値をつけたが、米国株式市場が上値の重い展開となったことからて、上げ幅を縮小した。

ただ米連邦準備理事会(FRB)が現行の資産買い入れ規模を維持するとの期待が下支えとなり、FT100種指数は5月以来の高値近辺で推移した。

前営業日比  売買代金/出来高概算

上海総合指数<.SSEC>

大引け     2160.463 31.599高 950.8億元(上海A株)

高値      2161.935

安値      2121.841

前営業日終値  2128.864 5.005安 1170.2億元(上海A株)

ハンセン指数<.HSI>

大引け     23304.02 457.48高 608.4億香港ドル

高値      23316.12

安値      22935.60

前営業日終値  22846.54 39.96高 596.2億香港ドル

ST指数(シンガポール)<.FTSTI>

大引け     3230.44 21.62高 33.12億株

高値      3230.44

安値      3204.48

前営業日終値   3208.82 0.97高 20.49億株

KLSE総合指数(クアラルンプール)<.KLSE>

大引け     1817.38 1.73高 17.00億株

高値      1818.89

安値      1812.66

前営業日終値   1815.65 2.74安 18.10億株

SET指数(バンコク)<.SETI>

大引け     1431.12 24.74安 409億バーツ

高値      1457.06

安値      1428.32

前営業日終値   1455.86 6.24高 240億バーツ

総合株価指数(ソウル)<.KS11>

大引け     2059.58   7.82高 2.59億株

高値      2059.58

安値      2043.93

前営業日終値  2051.76 3.62高 3.03億株

加権指数(台湾)<.TWII>

大引け     8465.06 44.08高 748.1億台湾ドル

高値      8465.06

安値      8419.21

前営業日終値 8420.98 13.15高 678.6億台湾ドル

総合株価指数(ジャカルタ)<.JKSE>

大引け     4574.878 12.108高 5.06兆ルピア

高値      4579.417

安値      4541.762

前営業日終値   4562.770 27.768安 4.54兆ルピア

総合株価指数(マニラ)<.PSI>

大引け     6597.21 53.75高 N/A

高値      6606.09

安値      6541.60

前営業日終値   6543.46 3.65高 N/A

SENSEX指数(ムンバイ)<.BSESN>

大引け     21033.97 104.96高 1.79億株

高値      21086.59

安値      20937.12

前営業日終値   20929.01 358.73高 1.96億株

ベトナム株価指数(ホーチミン)<.VNI>

大引け     499.07 1.99高 N/A

高値      500.97

安値      497.95

前営業日終値   497.08 0.62高 N/A

<中国・香港株式市場> 中国株式市場は反発。堅調な四半期決算を受け、エネルギーや公益の大型株が相場を主導した。

香港市場は急伸し、3営業日続伸して引けた。好決算を発表した中国のエネルギー・公益株が上昇した。

<東南アジア株式> タイ政局混乱への懸念を背景に、バンコクのSET指数<.SETI>が1.7%安の1431.12と、7日以来の安値で引けた。アドバンスド・インフォ・サービス<ADVA.BK>やPTT<PTT.BK>、シン<INTUCH.BK>といった大型株が活発に売買された。

他の株式市場は、米連邦準備理事会(FRB)が金融政策を維持するとの期待感から、小幅高で引けた。

<ソウル株式市場> 続伸し、2年3カ月ぶりの高値水準で引けた。米金融緩和策が少なくとも来年3月まで現在のペースで推移するとの期待が背景。

<台湾株式市場> 続伸。加権指数は2年2カ月超ぶりの高値で終了した。

30日の東南アジア株式市場の株価は、タイ政局混乱への懸念を背景に、バンコクのSET指数<.SETI>が1.7%安の1431.12と、7日以来の安値で引けた。

アドバンスド・インフォ・サービス<ADVA.BK>やPTT<PTT.BK>、シン<INTUCH.BK>といった大型株が活発に売買された。

他の株式市場は、米連邦準備理事会(FRB)が金融政策を維持するとの期待感から、小幅高で引けた。

CIMB証券のストラテジストはSET指数の下落について、「国内投資家の売りがやや支配的だった。政局に対する懸念が、FRBの金融政策への期待を圧倒したことが弱気心理の主な要因だ」と指摘した。

マニラの主要株価指数<.PSI>は0.8%高。企業決算シーズンを迎え、買い気配が強い。フィリピン・アイランズ銀行<BPI.PS>が3%高。同行が引け後に発表した1━9月期純利益は19%増加した。

シンガポールのストレーツ・タイムズ指数(STI)<.FTSTI>は0.7%高の3230.44と、約6週間ぶり高値で終了した。

クアラルンプールの総合株価指数<.KLSE>は0.1%高、ジャカルタの総合株価指数<.JKSE>は0.3%高。

30日の米国株式市場は小幅高で始まった。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え、様子見となっている。

レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値

<外為市場>

ドル/円  ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後5時現在 98.26/28  1.3740/44  135.02/06

NY午後5時 98.18/20  1.3745/47  134.95/99

午後5時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点より小幅ドル高の98円前半。海外市場でドルショートが巻き戻された流れを引き継ぎ、底堅い展開となった。日経平均株価<.N225>が堅調に推移したことも、相場をサポートした。ただ米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表前ということもあり、ポジション調整が中心で積極的な売買は手控えられた。

<株式市場>

日経平均    14502.35円(176.37円高)

14425.58円─14526.88円

東証出来高   34億8076万株

東証売買代金  2兆7213億円

東京株式市場で日経平均は反発。上げ幅は一時200円を超え、取引時間中としては10月23日以来1週間ぶりに節目の1万4500円を回復する場面があった。前日の米国株高や外為市場での円安進行など外部環境の改善を背景に主力株中心に買いが先行。上値では戻り売りや利益確定売りなどが重しとなったが、好業績銘柄への買いが支援しているという。

東証1部騰落数は、値上がり1067銘柄に対し、値下がりが598銘柄、変わらずが89銘柄だった。

<短期金融市場> 17時11分現在

無担保コール翌日物金利             0.072%(速報ベース)

3カ月物国庫短期証券流通利回り            ──

ユーロ円3カ月金利先物(2014年9月限)    99.790(+0.010)

安値─高値     99.780─99.790

無担保コール翌日物金利は0.07%中心での取引。主な取り手は地銀、信託、証券など。当座預金残高は高水準となったが、月末前日ということが意識され、前営業日よりは若干強含みとなった。レポ(現金担保付債券貸借取引)GCT+1レートは低下。共通担保資金供給(全店)は25回連続で札割れ。3カ月物国庫短期証券入札の結果は、最高落札利回りが0.0733%と前回(0.0745%)に比べて低下した。入札結果は弱くはなく、落札利回り上昇が一服した印象との声が聞かれた。

ユーロ円3カ月金利先物は手掛かり難で小動き。中心限月2014年9月限は前日清算値比1.0ティック高の99.790。

<円債市場>

10年国債先物中心限月・12月限(東証)   145.12(+0.20)

安値─高値   144.93─145.13

10年最長期国債利回り(日本相互証券引け値) 0.585%(─0.020)

安値─高値     0.605─0.590%


国債先物は大幅続伸。前場から強含みとなり、円安・株高地合いに逆行。後場は、日銀国債買い入れオペで残存5年超10年以下の結果が強めだったことから、国債先物は上昇幅を拡大した。10月24日の直近高値(145円03銭)を上回り、5月2日以来約半年ぶりの水準に上昇し、一時145円13銭を付けた。現物債も長いゾーンがしっかり。長期金利は24日以来の0.6%割れ。日銀オペの結果が大きく影響し、銀行勢主体の積み増し需要が観測されていた。超長期ゾーンにも7年周り、長期ゾーンの基調の強さが波及。月末特有の年金勢などからの長期化需要が意識されていた。中短期ゾーンは動意薄。イールドカーブはブルフラット化の形状。市場では、米連邦公開市場委員会(FOMC)に関して、緩和縮小の見送りがメーンシナリオとなっている。

国債先物中心限月12月限の大引けは、前営業日比20銭高の145円12銭。10年最長期国債利回り(長期金利)は同2.0bp低い0.585%に低下。

<クレジット市場>

政保債(地方公)10年 6.0─6.5bp

銀行債(みずほ) 5年 13─14bp

地方債(都債) 10年 7.0─7.5bp

電力債(東電)  5年 320─350bp

クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場で、指標のiTraxxJapanシリーズ20のプレミアムは87ベーシスポイント(bp)、88bpと、前日の気配(87─90bp)から見て、やや低い水準で取引が成立した。米量的緩和の縮小(テーパリング)の後ずれ観測が強まっており、信用リスクを取るプロテクションの売りが優勢という。

<スワップ市場>スワップ金利(16時36分現在の気配)

2年物 0.26%─0.16%

3年物 0.29%─0.19%

4年物 0.33%─0.23%

5年物 0.38%─0.28%

7年物 0.52%─0.42%

10年物 0.78%─0.68%

オムロン<6645、株価 - チャート>が高い。一時270円高の3880円まで買われ、10月15日に付けた年初来高値3755円を更新した。29日に14年3月期連結業績見通しの上方修正を発表している。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券では29日付で、レーティング「アウトパフォーム」、目標株価4300円を継続している。同証券では、「ポジティブな決算内容で株価上昇要因となろう」とコメント。各事業の堅調なモメンタムを考慮すると過去最高益更新も視野に入りつつある印象としている。

同証券では連結営業利益について、14年3月期627億6200万円(前期比38.4%増、会社側計画は650億円)、15年3月期735億8800万円、16年3月期841億9500万円と試算している。

30日の終値は、前日比220円高の3830円。

アドバンテスト<6857、株価 - チャート>が続落。29日に13年9月中間期(4-9月)連結決算、14年3月期連結決算見通しを発表。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券では29日付で、レーティング「ニュートラル」(中立)、目標株価1200円を継続している。第2四半期(13年7-9月)受注高は、メモリテスター41億円(前年同期比49%減)、非メモリテスター70億円(同65%減)となり、メモリテスターの持続的な受注回復を同証券では期待していたことから、受注高の減少は若干ネガティブと指摘。一方で、DRAMメーカーの設備投資意欲は強く、設備能力増強の動きもあることから、メモリテスターへの受注回復は期待できようとコメントしている。

30日の終値は、前日比90円安の1177円。

日本農薬<4997、株価 - チャート>が反発。野村証券では29日付で、投資判断を「ニュートラル」(中立)から「Buy」(買い)に、目標株価を790円から1500円にそれぞれ引き上げている。

同証券では業績予想を上方修正、あわせて投資判断を引き上げている。株価はチョウ目害虫用殺虫剤フルベンジアミドの成長性を十分に織り込んでおらず、上昇余地が大きいとしている。目標株価の算出根拠は従来のDCF法からPERに変更。フルベンジアミドなど近年の世界的な農薬需要の拡大を考慮すると、安定キャッシュフローよりも収益の成長性を評価する局面に入ったと考えるとコメントしている。

同証券では連結営業利益について、13年9月期74億円(前期比80%増、従来63億円、会社側計画は74億円)、14年9月期91億円(従来66億円)、15年9月期100億円(同70億円)と試算している。

30日の終値は、前日比116円高の1221円。

富士通コンポーネント<6719、株価 - チャート>が反落。一時前日比42円安の323円まで売られた。

29日引け後に、14年3月期連結業績予想を下方修正し、純利益予想を7億円から4億円(前期は5億5500万円の赤字)に引き下げた。

価格下落や製造拠点であるマレーシア・中国の現地通貨高の影響から13年9月中間期(4-9月)連結は赤字となり、トントンを見込んでいた最終損益は4600万円の赤字(前年同期は7億9000万円の赤字)となった。

通期見通しも、海外工場での人件費高騰、アジア通貨高、価格下落の一層の進展を想定し、従来予想を引き下げた。

30日の終値は、前日比41円安の324円。

神戸製鋼所<5406、株価 - チャート>が小動き。野村証券では29日付で、投資判断「ニュートラル」(中立)を継続、目標株価は180円から200円に引き上げている。

会社側が9月30日に発表した13年9月中間期(4-9月)連結業績見通しの上方修正について、ポジティブな内容とコメント。同証券では従来業績予想を上方修正し、あわせて目標株価を引き上げている。東南アジアの建機や15年3月期以降の日本での建機販売に減速リスクがある点は注意を要するが、14年3月期の収益改善には目を見張るものがあるとしている。また、従来はDCF法に基づき目標株価を算出してきたが、今回予想から税率を平準化した15年3月期予想の修正連結1株利益13.7円に対し、PER14.5倍程度で評価されている。

同証券では連結経常利益について、14年3月期800億円(前期は181億円の赤字、従来750億円、会社側計画は700億円)、15年3月期750億円(従来700億円)、16年3月期900億円(同900億円)と試算している。

30日の終値は、前日比2円安の180円。

クレーン大手のタダノ<6395、株価 - チャート>が反発。一時210円高の1391円まで買われた。29日引け後、14年3月期の連結業績予想を上方修正し、材料視された。

通期予想で、売上高を1550億円から1750億円(前期比29.8%増)へ、営業利益を155億円から192億円(同75.7%増)へ、純利益を95億円から120億円(同63.5%増)に引き上げた。13年9月中間期(4-9月)決算が上ブレ着地したことを織り込んでいる。また、年度後半は、主力の建設用クレーンが、北米で一服感が見られるものの、堅調な中東・東南アジアでカバーし、国内では老朽化や消費増税前の駆け込み需要による、売上増加を見込む。

13年9月中間期決算は、売上高867億5400万円(前年同期比38.9%増)、営業利益103億1300万円(同2.4倍)、純利益73億5900万円(同3.4倍)だった。

30日の終値は、前日比191円高の1372円。

工具や部品などのネット通販を手掛けるMonotaRO<3064、株価 - チャート>が続落。一時414円安の2216円まで売られた。29日引け後、13年12月期の連結業績予想の下方修正を発表、嫌気された。

通期予想で、売上高を従来予想の353億3300万円から341億400万円(前期比18.7%増)へ、営業利益を40億4600万円から37億6800万円(同28.8%増)へ、純利益を24億700万円から22億5300万円(同33.4%増)に引き下げた。中小製造業を中心とした既存顧客の需要の回復が鈍く、売上が想定を下回って推移していることを織り込んだ。

13年12月期第3四半期(1-9月)の決算は、売上高245億8700万円(前年同期比18.3%増)、営業利益30億400万円(同41.6%増)、純利益18億1000万円(同46.4%増)だった。

30日の終値は、前日比274円安の2356円。

セコム<9735、株価 - チャート>が反発。一時前日比130円高の6020円まで買われた。

13年4-9月期の連結営業利益が前期比1割増の555億円程度と従来予想(532億円)を20億円強上回り、4-9月期として過去最高を更新する、と30日付日本経済新聞が報じた。企業向けに高機能な警備サービスが伸びたほか、家庭向け警備も好調だったという。

セコムは30日朝方に、「発表したものではない」とのコメントを出した。

30日の終値は、前日比90円高の5980円。

山崎製パン<2212、株価 - チャート>が続落。一時30円安の991円まで売られた。29日引け後、13年12月期の連結業績予想を下方修正し、嫌気された。

通期予想で、売上高を9540億円から9520億円(前期比0.1%増)へ、営業利益を250億円から189億円(同23.6%減)へ、純利益を140億円から123億円(同14.0%増)に引き下げた。第3四半期(1-9月)までの実績で、売上が伸び悩むなか、原材料費やエネルギーコストの上昇、物流費や販売促進費用が増加したことなどを織り込んだ。

13年12月期第3四半期(1-9月)の連結決算は、売上高7016億900万円(前年同期比0.3%減)、営業利益123億5200万円(同32.3%減)、純利益98億1600万円(同17.2%増)だった。

30日の終値は、前日比28円安の993円。

グリー<3632、株価 - チャート>が3日続伸。SMBC日興証券では29日付で、投資判断を「3」(アンダーパフォーム)から「2」(中立)に引き上げ、目標株価は950円を継続している。

「2」に引き上げた理由として、(1)目標株価までの上昇余地16.3%はセクター中央値であり、セクター内における相対的な割高感が後退したこと(2)広告費や人件費の抑制により四半期ベースの営業利益の減少に歯止めがかかってきたとみられること――を挙げている。

また、14年6月期、15年6月期の連結業績見通しについて、売上高は下方修正ながら、営業利益は上方修正。売上高の下方修正は国内コイン消費回復のカギを握る新規タイトルの寄与が見えてこないことを、営業利益の上方修正は、固定費を従来よりも引き下げたことを、それぞれの要因として挙げている。

同証券では連結営業利益について、14年6月期340億円(前期比30.1%減、従来328億円、会社側計画は非開示)、15年6月期410億円(従来401億円)、16年6月期460億円と試算している。

30日の終値は、前日比21円高の852円。

日本電産<6594.T>は30日、ホンダ<7267.T>やNEC<6701.T>などが出資する自動車用電子制御ユニットメーカー、ホンダエレシス(横浜市)の全株式を取得すると発表した。今後、成長が見込める自動車部品市場での事業強化を目指す。

2014年3月末に買収完了予定。買収には手元現預金を充当する。日本電産が手掛ける車載モーター分野と、ホンダエレシスのECU(電子制御回路)分野を組み合わせ、モーター単体ではなくモジュールで顧客に供給し事業拡大につなげる。

日本電産の永守重信社長が午後6時に、都内で記者会見する。ホンダエレシスの株主構成はホンダが60.8%、NECが33.4%、ショーワ<7274.T>と日信工業<7230.T>が2.9%。2013年3月期の売上高は332億円。

午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点と同水準の98円前半。海外市場でドルショートが巻き戻された流れを引き継ぎ、底堅い展開となった。日経平均株価<.N225>が堅調に推移したことも、相場をサポートした。

ただ米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表前ということもあり、ポジション調整が中心で積極的な売買は手控えられた。

<ドルショートの巻き戻し>

午後3時までのドル/円は98.10─98.27円の狭いレンジでの取引となった。前日の海外市場では1週間ぶり高値となる98.28円まで上昇。FOMCの結果発表前に、米テーパリング(緩和縮小)の先送り観測で進めてきたドル売りをいったん巻き戻す動きが入った。

東京市場もこの流れを引き継ぎ、底堅い動きとなったが、ポジション調整にとどまり、目立ったフローは観測されなかった。

参加者からは「仮にファンダメンタルズ面でのドル買い材料が出てきたら、テクニカルを無視して上昇するだろうが、足元の動きはドルショートの巻き戻しだ」(外資系証券)と上値の重さを指摘する声が出ていた。

98円台後半には89日移動平均線があるほか、週足の一目均衡表の転換線や基準線も推移するなど、テクニカルポイントが並んでいる。

<FOMCはドル買い反応か>

米金融政策をめぐっては、テーパリング開始は来年3月にずれ込むとの見方が有力になっているが、市場では懐疑的な見方も少なくない。

ある大手邦銀関係者は「縮小議論をゼロに戻すという話になれば、ハトと受け止められ一気にドル売りが進むだろうが、この1カ月で本当にそこまで変わるのか」と指摘。「政府機関が閉鎖した影響を確認するために少し開始時期が遅れるという程度であれば、ニュートラルかもしくは今の金利の織り込み具合からするとややタカに見えるかもしれない」との見方を示した。

FOMC後の展開について、この関係者は「市場はテーパリングがなくなったかのような錯覚に陥っている面もあり、それがどれ程度揺り戻されるか。イニシャルアクションとしてはドル買いになるような材料が多そうな気がするが、実際に指標が悪くなってきているのは事実なので、景気認識で慎重な見方が増えてくるようだと、ハトと受け止められてドル売りの可能性もゼロではない」と話していた。

みずほ銀行国際為替部マーケット・エコノミスト、唐鎌大輔氏は「この流れだと『事実で買い戻し』になる可能性がある」と予想。その上で「ドル99円台に乗せられたら年内100円もあるかもれないが、100円、101円あたりが限界だろう。テーパリングは来年3月まで待たないとないとみられており、本当にドルの騰勢が強まるのは来春以降になるのではないか」との見方を示した。

東京株式市場で日経平均は反発。上げ幅は一時200円を超え、取引時間中としては10月23日以来1週間ぶりに節目の1万4500円を回復する場面があった。

前日の米国株高や外為市場での円安進行など外部環境の改善を背景に主力株中心に買いが先行。上値では戻り売りや利益確定売りなどが重しとなったが、好業績銘柄への買いが支援しているという。

米連邦公開市場委員会(FOMC)が現状の金融緩和を維持するとの見方から、米国では経済指標がさえない中で株価が上昇する「金融相場」の色彩が強くなっている。ダウ工業株30種<.DJI>が約1カ月半ぶりに過去最高値を更新したほか、1ドル98円台への円安進行などが追い風となった。国内主力株には海外年金筋の資金流入が観測された。グローバル投資家のリスク選好度が高まった結果、株式へ資金流入だけでなく、懸念された円高も進まずに日本株の支えになった。

本格化する企業決算を受けて好業績を評価する動きも日本株を押し上げている。2014年3月期(米国会計基準)連結業績予想の上方修正を好感したオムロン<6645.T>は前日比6%超上昇し、年初来高値を更新。13年4─9月期が営業最高益と報じられたソフトバンク<9984.T>も堅調だった。「投資家の目は企業業績に向かっており、好業績銘柄には継続的に買われている」(かざか証券・市場調査部長の田部井美彦氏)との声が出ていた。

個別銘柄では、JT<2914.T>が続伸。NHKは30日朝のニュースで、JTがたばこの生産体制を縮小する方針を固めたと報じた。来年度末をめどに人員削減や国内4工場を閉鎖することが明らかになったとしている。合理化による収益力向上を期待する買い入った。半面、決算内容がさえなかったファナック<6954.T>やアドバンテスト<6857.T>は売られた。

東証1部騰落数は、値上がり1067銘柄に対し、値下がりが598銘柄、変わらずが89銘柄だった。

(杉山容俊)

日経平均<.N225>

終値      14502.35 +176.37

寄り付き    14464.67

安値/高値   14425.58─14526.88

東証出来高(万株) 348076

TOPIX<.TOPX>

終値       1204.5 +11.00

寄り付き     1202.81

安値/高値    1200.68─1207.6

東証売買代金(億円) 27213.62

<6954> ファナック 15780 -380 売り優勢。前日に発表した決算内容が嫌気材料視されている。上半期営業利益は前年 同期比26.5%減益の749億円、従来計画620億円を大きく上回ったほか、市場コンセン サスも上回ったとみられる。ただ、今回公表した通期計画1478億円は市場想定の1600 億円程度を下振れ、ネガティブ視される格好に。7-9月期の受注高は1015億円にとど まり、4-6月期の1141億円からは減少、下期の見通しは保守的との見方にもつながり にくくなっているようだ。 <6645> オムロン 3830 +220 買い優勢。昨日の決算でポジティブなインパクトが強かった銘柄。上半期営業利益は 308億円で前年同期比71%増益、従来予想の225億円を大幅に上回る着地となった。通 期予想も580億円から650億円にまで上方修正へ。市場コンセンサスは上半期が260- 270億円レベル、通期が630-640億円レベルであったとみられる。もともと好業績期待 は高かった銘柄だが、制御機器事業の利益率改善などが想定以上に進む格好になって いるようだ。 <6395> タダノ 1372 +191 急伸。昨日決算を発表した銘柄の中では、ポジティブなインパクトが目立った銘柄と 捉えられる。上半期営業利益は103億円で前年同期比2.4倍、従来予想の73億円を大幅 に上回った。また、通期予想は155億円から192億円に、市場予想を上回る水準まで上 方修正している。年間配当金の引き上げも発表しており、想定以上の好決算がストレ ートに好感される流れへ。 <3064> MonotaRO 2356 -274 大幅安。前日に第3四半期の決算を発表、通期予想は下方修正しており、高成長銘柄 としての位置づけが高まっていたことから、失望売りが集まる展開になっている。第 3四半期累計営業利益は30億円で前年同期比41.6%増益、上半期の44.8%増益に対し て、7-9月期では36.7%増益と、増益率はやや鈍化の方向に。通期予想は従来の40.5 億円から37.7億円に下方修正している。中小製造業を中心とした既存顧客の需要が回 復に至っていないもよう。 <4997> 日本農薬 1221 +116 買い優勢。野村では投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げ、目標株価も 790円から1500円にまで引き上げており、評価材料につながっている。チョウ目害虫 用殺虫剤であるフェニックスの販売が大きく拡大、13 年の同剤世界販売額は従来の 242百万米ドルから約460百万米ドルに大幅に引き上げられており、来年はさらに2割 の増加が予想されるようだ。株式市場は同商品の成長性を過小評価しているとの指 摘。 <7276> 小糸製作所 1806 -104 下げ目立つ。昨日発表の決算内容がネガティブ視されている。上半期営業利益は163 億円で前年同期比6.9%減益、第1四半期決算時に上方修正したレベルでの着地となっ ている。一方、通期予想は420億円から400億円に下方修正、自動車部品セクターは業 績上振れ期待が高かっただけに、ネガティブなインパクトが強まっている。北米の生 産性低下、中国での販売回復の遅延などが下振れの背景と見られている。 <4319> TAC 313 +80 ストップ高。前日に発表した上半期の業績上方修正がポジティブなサプライズにつな がっている。営業利益は従来予想の6.9億円から14.9億円、前年同期比3倍にまで増額 修正。公務員講座や金融・不動産分野の想定以上の堅調推移などが背景になってい る。第2四半期の収益水準は低下が想定されていただけに、インパクトは強まる状況 のようだ。

<6857> アドテスト 1177 -90 大幅続落。前日に上半期の決算を発表、大幅赤字決算を嫌気する動きになっている。 先に通期業績の下方修正は発表していたが、上半期の赤字額は想定以上との見方にな っている。7-9月期営業赤字は47億円、4-6月期比較で14億円の損益悪化となってい る。また、7-9月期の受注高は214億円で前四半期比46%減、会社計画を約150億円下 回っているもよう。通期計画の下振れ懸念なども強まる状況のようだ。 <9115> 明治海運 443 +27 一時ストップ高。後場に入って業績の上方修正を発表、その後急伸する展開になって いる。上半期経常利益は従来予想の9億円から44億円に増額修正、修正幅の大きさに インパクトが強まる形へ。為替差益の計上が業績上振れの主因とみられる。ただ、第 1四半期の段階で31.7億円を計上していたため、大幅な上方修正は想定内とも捉えら れる状況か。なお、通期予想は従来の12億円から28億円に増額している。 <8515> アイフル 482 -14 後場は一時下げが目立つ。同社の他にもアコム<8572>やJトラスト<8508>など消費者 金融株の下げが目立っている。本日、東京地裁による武富士訴訟の判決言渡の期日と なっているもよう。詳細は不明ながら、思惑的な動きにつながっていると受け止める 声が多いもようだ。また、金融庁による3メガ一斉検査報道なども警戒材料視。 <3632> グリー 852 +21 ガンホー<3765>の急落を受けてゲーム関連が全般さえない中で、相対的に強い動きが 目立っている。SMBC日興証券が投資判断を「3」から「2」に格上げしており、 ショートカバーなども誘っているとみられる。SMBC日興証券では、セクター内に おける相対的な割高感が後退したこと、広告費や人件費の抑制で営業利益の減少に歯 止めが掛ってきたとみられることなどを格上げの背景に。ちなみに、7-9月期営業利 益は前四半期比で4%の増益を予想しているようだ。 <5401> 新日鉄住金 331 -9 軟調。場中に決算を発表、その後は売りが優勢の展開となっている。上半期経常利益 は1737億円で前年同期比8.9倍、従来計画の1500億円を上振れる着地となった。市場 コンセンサスも上回ったと見られる。一方、通期予想は従来の3000億円から3400億円 に上方修正、3700億円前後であった市場コンセンサスには届かなかった。サプライズ は限定的ながら、目先の出尽くし感にもつながって手仕舞い売りが優勢となってい る。

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