クレーン大手のタダノ<6395、株価 - チャート>が反発。一時210円高の1391円まで買われた。29日引け後、14年3月期の連結業績予想を上方修正し、材料視された。
通期予想で、売上高を1550億円から1750億円(前期比29.8%増)へ、営業利益を155億円から192億円(同75.7%増)へ、純利益を95億円から120億円(同63.5%増)に引き上げた。13年9月中間期(4-9月)決算が上ブレ着地したことを織り込んでいる。また、年度後半は、主力の建設用クレーンが、北米で一服感が見られるものの、堅調な中東・東南アジアでカバーし、国内では老朽化や消費増税前の駆け込み需要による、売上増加を見込む。
13年9月中間期決算は、売上高867億5400万円(前年同期比38.9%増)、営業利益103億1300万円(同2.4倍)、純利益73億5900万円(同3.4倍)だった。
30日の終値は、前日比191円高の1372円。