日本農薬<4997、株価 - チャート>が反発。野村証券では29日付で、投資判断を「ニュートラル」(中立)から「Buy」(買い)に、目標株価を790円から1500円にそれぞれ引き上げている。
同証券では業績予想を上方修正、あわせて投資判断を引き上げている。株価はチョウ目害虫用殺虫剤フルベンジアミドの成長性を十分に織り込んでおらず、上昇余地が大きいとしている。目標株価の算出根拠は従来のDCF法からPERに変更。フルベンジアミドなど近年の世界的な農薬需要の拡大を考慮すると、安定キャッシュフローよりも収益の成長性を評価する局面に入ったと考えるとコメントしている。
同証券では連結営業利益について、13年9月期74億円(前期比80%増、従来63億円、会社側計画は74億円)、14年9月期91億円(従来66億円)、15年9月期100億円(同70億円)と試算している。
30日の終値は、前日比116円高の1221円。