神戸製鋼所<5406、株価 - チャート>が小動き。野村証券では29日付で、投資判断「ニュートラル」(中立)を継続、目標株価は180円から200円に引き上げている。
会社側が9月30日に発表した13年9月中間期(4-9月)連結業績見通しの上方修正について、ポジティブな内容とコメント。同証券では従来業績予想を上方修正し、あわせて目標株価を引き上げている。東南アジアの建機や15年3月期以降の日本での建機販売に減速リスクがある点は注意を要するが、14年3月期の収益改善には目を見張るものがあるとしている。また、従来はDCF法に基づき目標株価を算出してきたが、今回予想から税率を平準化した15年3月期予想の修正連結1株利益13.7円に対し、PER14.5倍程度で評価されている。
同証券では連結経常利益について、14年3月期800億円(前期は181億円の赤字、従来750億円、会社側計画は700億円)、15年3月期750億円(従来700億円)、16年3月期900億円(同900億円)と試算している。
30日の終値は、前日比2円安の180円。