独身女の個人株投資トレード

ukichi777a さん

2745 PV

4日の東京市場は、引き続きこう着感の強い相場展開になりそうだ。3日の米国株式 相場は下落し、NYダウは節目の15000ドルを割り込んだ。ISM非製造業景況感指数が市 場予想を超える低下となり、米景気の先行き不透明感につながった。また、4日発表 予定の米雇用統計の延期が決まるなど、米財政をめぐる政府機関の閉鎖が続いている ことも市場心理を冷やしている。 シカゴ日経225先物は一時13985円と14000円を割り込んでいる。清算値は大証比60 円安の14080円。日経平均はこの流れを受けて売り優勢の展開になろう。また、3日の 東京市場では自動車株の堅調な値動きが目立っていたが、米株安のほか円相場が1ド ル97円前半で推移するなか、反動安が警戒されそうである。 もっとも、今週の日経平均は米財政不安や債務上限問題を背景に調整が強まってお り、足元ではサポートとして意識される25日線、13週線などを割り込んでいる。既に 節目の14000円や26週線(13970円辺り)が意識されていたこともあり、14000円割れ は想定内だろう。そのため、売り一巡後は底堅さが意識されてくる可能性はある。 また、日銀の金融政策決定会合の結果が注目される。黒田日銀総裁は、増税のネガ ティブインパクトを回避させるため追加の緩和策の方向性などを示してくる可能性。 リップサービスとはなるが、消費増税後の景気腰折れへの警戒は相当織り込まれてい るなか、先行きの追加緩和政策への期待が相場を押し上げてくる可能性がある。 物色としてはムードメーカーの役割を持つソフトバンク<9984>に引き続き関心が集 まりやすいだろう。また、米雇用統計の発表延期によって、返って見極めムード自体 はそれ程強まらないため、売られ過ぎ銘柄に対する押し目拾いの流れが期待される。 個人主体による低位材料株も活発だろう。そのほか、米ツイッターは、新規株式公開 (IPO)の申請書類を公開した。11月にもIPOに踏み切るとみられており、関連銘柄へ の手掛かり材料に。 一方、ノーベル賞候補の関連銘柄としてバイオや酸化チタンなどの材料株物色が強 まっているが、来週7日には医学生理学賞、8日は物理学賞、9日は化学賞が予定され ている。より売買が活発となるか、若しくはポジション調整的な流れから資金流出が 強まるのか、値動きは荒くなりそうだ。 (村瀬智一) [株式市場強弱材料] 強気材料 ・米ツイッター、最大10億ドルのIPO申請 ・上場企業、今期営業利益は前期比27%増の見通し ・ユーロ/円、円高一服(132円49-53銭) ・東証REIT指数、反発 弱気材料 ・シカゴ225先物清算値14080円、大証比60円安 ・NYダウ続落、米国債デフォルト懸念を嫌気 ・米半導体SOX指数、続落 ・米9月ISM非製造業総合景況指数、54.4と市場予想を下回る ・欧州株式市場、米財政問題への懸念が重しとなり ・ドル/円、円高進行(97円23-26銭) ・NY金反落、リスク資産からの資金引き揚げが重し 留意事項 ・政府、米に関税撤廃90%超提示 ・日揮<1963>、米で最大エチレン設備受注 ・米労働省、9月雇用統計の発表を延期 ・NY原油先物、反落(1バレル=103.31ドル) ・米長期金利、下落(10年債利回り2.613%) ・長期金利、横ばい(10年債利回り0.640%) ・日銀金融政策決定会合(2日目) ・黒田日銀総裁、記者会見 ・米9月雇用統計 ・独8月生産者物価指数 ・欧州8月生産者物価指数 ・アジア太平洋経済協力会議(APEC)閣僚会議 [サポート&レジスタンス] 終値 14157 5日移動平均 14406 標準偏差+2σ 15108 転換線 14450 レジスタンス(2) 14291 25日移動平均 14243 レジスタンス(1) 14224 ピボット 14153 サポート(1) 14086 サポート(2) 14016 100日移動平均 14006 基準線 14003 先行スパンA 13820 先行スパンB 13752 標準偏差−2σ 13377 200日移動平均 12907

オリックス<8591、株価 - チャート>は3日、米国でエネルギーサービスを手掛けるEnovity社(カリフォルニア州)を買収したと発表した。

Enovity社はカリフォルニア州で、官公庁施設、大規模なオフィスビルや商業施設などの電力・ガス会社の大口顧客を対象に、建物の省エネルギー設計からエネルギー使用状況の自動管理システムの導入、設備の維持管理まで、高い専門性をもとに建物のライフサイクルすべての、エネルギーコストの最適化を図るサービスを展開している。同社は、Enovity社の米国での事業拡大をサポートするとともに、Enovity社の専門性と同社のアジア各国でのネットワークを生かし、アジアにおける環境エネルギー事業の拡大を図る方針。

3日の終値は、前日比1円安の1531円。

エーザイ<4523、株価 - チャート>は3日、同社の英子会社のエーザイ・リミテッドが提出していた抗てんかん剤「Zonegran」(一般名:ゾニサミド)に関する小児適応の追加申請について、欧州委員会から承認を取得したと発表した。

今回の承認により、同剤の部分発作(二次性全般化発作を含む)に対する併用療法としての適応に関して、従来の18歳以上の成人てんかん患者から6歳以上の小児患者まで対象年齢が拡大された。

3日の終値は、前日比5円安の3895円。

奥村組<1833、株価 - チャート>は3日、地球観測(大阪府吹田市)、マック(千葉県市川市)と、山岳トンネル工事において、トンネルの壁面変位を連続的に自動計測し、リアルタイムに監視できる「移動式坑内変位自動計測システム」を共同開発。滋賀県発注の道路トンネル工事に適用し、実用性を確認したと発表。

NATM工法によるトンネル工事では、地山の安定性や支保の妥当性を確認する際に、トンネルの壁面変位を計測することが一般的で、特に地山が脆(ぜい)弱な場合は、掘削した地山の変位が収束しにくいことから、壁面変位の計測頻度を増やすとともに、異常を即座に把握できる監視体制を確立することが求められている。今回開発されたシステムは、トータルステーション(測量機器)の移設が容易で、計測データの安定した転送を可能し、壁面変位の連続計測とリアルタイム監視を実現した。

同社では、今後、地山が脆弱な山岳トンネル工事に対する地山挙動の連続監視技術として、同システムを展開して行く。また、早期開通が求められるリニア中央新幹線や復興道路などの山岳トンネル工事に対し、急速施工にも寄与する技術として積極的に提案する方針。

3日の終値は、前日比7円高の420円。

フジクラ<5803、株価 - チャート>についてクレディ・スイス証券では3日付で、投資判断「アウトパフォーム」(強気)、目標株価500円を継続している。

14年3月期連結業績は、会社側計画を上回る可能性が高くなったと考えているとコメント。同証券では14年3月期連結営業利益について、175億円(前期比2.6倍、会社側計画は160億円)と試算している。

また、アナリストの投資評価は11人中5人が「売り」とするなど同社に対する期待値は極めて低く、良好な第2四半期(13年7-9月)決算が発表されればポジティブサプライズとなろうと指摘している。好調の要因として、主力ユーザーである富士重工業<7270、株価 - チャート>の好調などによりワイヤーハーネス事業が好調であることや、FPC(フレキシブル・プリント回線)事業の新設備導入に伴う生産性向上などを挙げている。

3日の終値は、前日比10円高の400円。

カカクコム<2371、株価 - チャート>についてクレディ・スイス証券では3日付で、投資判断「アウトパフォーム」(強気)、目標株価2250円を継続している。

2日に9月の月次動向を発表。9月のグループ全体の月間アクティブユーザー数の合計は、過去の季節性よりも弱めに見えるものの、強い8月の反動や日並び影響などの一過性要因のため、モメンタムピークアウトとは見ていないとコメント。少なくとも主要2サイトの構造的な競争力の高さは健在であるため、業界平均以上の成長率は維持可能であり、セクター内トップピックを継続するとしている。

3日の終値は、前日比98円安の2101円。

Minoriソリューションズ<3822、株価 - チャート>は金融業、通信業、製造業などの顧客を中心に、情報システムの業務アプリケーション開発、IT基盤構築、システム運用・保守などのサービスを展開している。

14年3月期予想の単体経常利益は前期比7.9%増の7億1000万円と最高益を見込んでいる。「業績の詳細については今月30日に予定している9月中間期決算で明らかにする」(IR担当者)という。アナリスト向け説明会は11月18日を予定している。

顧客企業のコスト削減の動きは強く、投資への慎重姿勢は継続するなか、提案営業を強化。高品質なサービスの提供に努めるとともに効率化も推進し、業績の拡大を目指す。濃淡はあるが、IT化投資の流れは続いていることも追い風となりそうだ。

移動平均線では、25日・75日の両線がサポートラインとして意識され、下値不安は少ない。13年9月中間期(4-9月)決算で好業績を確認できれば、リバウンドの動きを強めてきそうだ。

3日の終値は、前日比12円高の857円。

小野測器<6858、株価 - チャート>は電子計測機器で最大手。自動車開発向けに強みを持つ。

13年12月期予想の連結経常利益は前期比1.9%減の15億1000万円。7月に期初予想に対して3億1000万円減額したが、業績悪化を嫌気した売りも吸収し、売り圧力は後退している。

減額の要因は、12年12月期第4四半期からの受注落ち込みの影響で売上高が未達成となったことや研究開発費の増加、インドや中国(上海)の海外現地法人のコスト上昇が要因。「足元は受注が回復基調にある。詳細は10月23日の第3四半期決算発表で明らかにする」(浜田仁取締役)という。

バリュエーション(予想PER11倍台、PBR0.8倍台、予想配当利回り年3.4%台)面での割安さも目立ち、押し目買い好機となりそうだ。

3日の終値は、前日比変わらずの435円。

マルカキカイ<7594、株価 - チャート>が3日、13年11月期第3四半期(12年12月-13年8月)の連結決算を発表した。

第3四半期決算は、売上高345億1800万円(前年同期比11.9%増)、営業利益16億3500万円(同4.5%減)、純利益10億7500万円(同13.6%増)だった。主力の産業機械部門では、タイが洪水特需の反動もあり減少となったが、アメリカは円安メリットの享受で増加したほか、前年に新設したメキシコも好調に推移し、同部門の売上高は294億4000万円(同10.9%増)となった。ただ、営業部門の人員増加により人件費が増加し、営業利益は19億6700万円(同5.8%減)となった。

13年11月期予想は、売上高445億円(前期比6.0%増)、営業利益24億円(同3.8%増)、純利益14億円(同2.5%増)を据え置き。第3四半期決算の通期業績予想に対する進ちょく率は、営業利益で68.1%、純利益で76.8%となっている。

3日の終値は、前日比33円安の1385円。

ドル/円    終値    97.24/30

始値    97.65/69

前営業日終値    97.35/37

ユーロ/ドル  終値   1.3618/20

始値   1.3597/99

前営業日終値   1.3577/82

30年債<US30YT=RR>

(2105GMT)     98*17.50(‐0*02.00)=3.7057%

前営業日終盤     98*19.50(+0*08.00)=3.7022%

10年債<US10YT=RR>

(2105GMT)     99*03.00(+0*04.00)=2.6046%

前営業日終盤     98*31.00(+0*08.50)=2.6191%

5年債<US5YT=RR>

(2105GMT)     100*02.75(+0*03.50)=1.3571%

前営業日終盤     99*31.25(+0*07.50)=1.3799%

2年債<US2YT=RR>

(2105GMT)     99*28.00(+0*00.50)=0.3131%

前営業日終盤    99*27.50(+0*00.75)=0.3209%

ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>

終値         14996.48(‐136.66)

前営業日終値    15133.14(‐58.56)

ナスダック総合<.IXIC>

終値         3774.34(‐40.68)

前営業日終値    3815.02(‐2.96)

S&P総合500種<.SPX>

終値         1678.66(‐15.21)

前営業日終値    1693.87(‐1.13)

COMEX金(12月限)(ドル/オンス)<2GCZ3><GCZ3><0#GC:>

終値    1317.6(‐3.1)

前営業日終値    1320.7(+34.6)

COMEX銀(12月限)(セント/オンス)<2SIZ3><SIZ3><SIcv1><0#SI:>

終値    2178.6(‐11.1)

前営業日終値    2189.7(+72.2)

北海ブレント原油先物(11月限)(ドル/バレル)<LCOX3><LCOc1><0#LCO:>

終値    109.00(‐0.19)

前営業日終値    109.19(+1.25)

米WTI原油先物(11月限)(ドル/バレル)<2CLX3><CLX3><CLc1><0#CL:>

終値    103.31(‐0.79)

前営業日終値    104.10(+2.06)

CRB商品指数(ポイント)<.TR●●RB>

終値    285.5524(‐0.8913)

前営業日終値    286.4437(+2.4236)

<為替> 米政府機関閉鎖が世界経済に与える影響への懸念からドルが主要通貨バスケットに対して5営業日続落し、一時8カ月ぶりの安値に沈んだ。

<債券> 国債価格が小幅高。米債務上限の引き上げをめぐる交渉の行方を見守る展開となった。

長期債利回りは小幅な動きにとどまる一方、1カ月物短期証券(Tビル)利回りが前年11月以来の水準に上昇したほか、米国債のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)も上昇するなど、債務上限問題をめぐる懸念は確実に表れ始めている。

米国が実際にデフォルト(債務不履行)に陥る可能性は依然低いとみられているものの、市場は徐々に神経質になりつつあるという。

1年物Tビルの利回りは上昇、債務上限の引き上げで揺れた2011年7月以来の水準をつけた。

<株式> 続落。政府機関の一部閉鎖が3日目に入り、財政協議をめぐる米議会のこう着状態が連邦政府債務の上限引き上げに影響するとの不安が高まった。

午後に首都ワシントンの連邦議会付近で発砲事件があり、議会が一時閉鎖されたことを受け、株価は下げ幅を拡大する場面もあった。

一方で米紙ニューヨーク・タイムズは、ベイナー米下院議長が米国のデフォルト(債務不履行)を阻止する意向を共和党議員に伝えたと報道。株価が下げ渋る要因となった。

<金先物> 小反落。前日の急反発を受けた利益確定の売りで安寄り。その後量的緩和が当面継続されるとの見方や安値拾いの買いも入り、寄り付き近辺水準を安値に、じりじりと下落幅を縮小した。

<米原油先物> 米財政問題への懸念や米景気指標の悪化を受け反落。政府機関閉鎖の長期化に伴う石油需要減退への不安が広がった。

3日の米株式市場で、ヘルスケア関連銘柄の株価が上昇している。医療保険改革法(オバマケア)のもと1日に始動したオンライン保険取引所(エクスチェンジ)にアクセスが殺到し、国民から強い関心が示されたことを受け、健康保険加入者が増加するとの期待が高まった。

病院経営のテネット・ヘルスケア<THC.N>は一時6%超、HCAホールディングス<HCA.N>は1.6%、コミュニティ・ヘルス・システムズ<CYH.N>は2%それぞれ上昇した。

州・連邦政府によると、オンライン保険取引所の運用開始後24時間で数百万件の閲覧があったという。大量のアクセスに対処しきれず、多くのサイトが不通の状態に陥った。

ガベリのポートフォリオ・マネジャー、ジェフ・ジョナス氏は「一連のウェブサイトの停止や障害は、国民からの関心が極めて高いことを示していると受け取られた」と述べた。

米国株式市場は続落。政府機関の一部閉鎖が3日目に入り、財政協議をめぐる不安が高まった。

ダウ工業株30種<.DJI>は136.66ドル(0.90%)安の1万4996.48ドル。

ナスダック総合指数<.IXIC>は40.68ポイント(1.07%)安の3774.34。

S&P総合500種<.SPX>は15.21ポイント(0.90%)安の1678.66。

1308GMT     2日終盤

ユーロ/ドル <EUR=> 1.3594     1.3576

ドル/円   <JPY=> 97.640      97.330

ユーロ/円  <EURJPY=> 132.70     132.15

3日終値    前営業日終値

株 FT100    6449.04(+11.54)  6437.50

クセトラDAX   8597.91(‐31.51)  8629.42

金 現物午後値決め  1316.00       1306.25

先物清算値

3カ月物ユーロ(12月限)   99.74 (+0.01) <FEIZ3>

独連邦債2年物(12月限)  110.42 (+0.01) <FGBSZ3><0#FGBS:>

独連邦債5年物(12月限)  124.32 (‐0.02) <FGBMZ3><0#FGBM:>

独連邦債10年物(12月限) 140.23 (‐0.09) <FGBLZ3><0#FGBL:>

独連邦債30年物(12月限) 124.08 (‐0.60) <FGBXZ3><0#FGBX:>

現物利回り

独連邦債2年物       0.161 (0.166) <DE2YT=TWEB><0#DE2YT=TWEB>

独連邦債5年物       0.688 (0.687) <DE5YT=TWEB><0#DE5YT=TWEB>

独連邦債10年物      1.799 (1.801) <DE10YT=TWEB><0#DE10YT=TWEB>

独連邦債30年物      2.653 (2.637) <DE30YT=TWEB><0#DE30YT=TWEB>

<為替> ドルが主要通貨バスケットに対し下落し、一時8カ月ぶりの安値をつけた。3日目に突入した米政府機関の一部閉鎖が重しとなっている。

政府機関の閉鎖が長期化すれば、米連邦準備理事会(FRB)が量的緩和縮小を遅らせる可能性があり、短期的にドルへの圧迫材料となる恐れがある。

主要6通貨に対するICEフューチャーズUSドル指数<.DXY>は一時、2月以来の低水準となる79.740をつけた。その後はほぼ変わらずの79.874で推移している。

また、同日発表された9月の米ISM非製造業総合指数が前月から低下したことを受け、ドルは対ユーロで下げ幅を拡大。ユーロは対ドルで8カ月ぶり高値をつけた。

ドルは対円でも上げ幅を縮小した。

<株式>  ロンドン株式市場は小反発。エネルギー大手BP<BP.L>などに買いが入った。

2010年に米メキシコ湾で起きた英BPの大規模原油流出事故の損害賠償をめぐり、米ルイジアナ州ニューオーリンズの第5巡回区控訴裁判所は2日、賠償支払いの基準を見直し、より厳格にするよう指示した。BPの賠償負担が数10億ドル減少する可能性がある。BPは2012年に、原油流出事故を起因とする経済的損失について賠償することで合意している。ただ、支払いの基準が厳格でないと訴えていた。同社株は1.1%高。

大手スーパーのテスコ<TSCO.L>は2%高。前日はさえない四半期決算を受け大きく値下がりしていたが、この日はシティが投資判断を「売り」から「中立」に引き上げたことなどが材料となった。

欧州株式市場は続落。政府機関の一部閉鎖を引き起こした米財政問題をめぐる懸念が圧迫した。また、仏シュナイダー・エレクトリック<SCHN.PA>が投資評価引き下げを嫌気し大幅安となり、相場を押し下げた。

FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は4.96ポイント(0.40%)安の1242.18。

DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は16.19ポイント(0.55%)安の2902.12。

シュナイダーは3.2%安。エクサーヌBNPパリバが同銘柄の投資判断を「アウトパフォーム」から「ニュートラルに」引き下げたことが響いた。

セントラル・マーケッツ・インベストメント・マネジメントの取引主任ダレン・コトニークック氏は、米債務問題をめぐる不透明性が足元相場への圧迫材料になると予想した。

ゴールドマン・サックスの経済アナリスト、ノア・ワイスバーガー氏は、米債務問題に絡む株価下落は比較的短命に終わるとの見通しを示した。「経済指標やわれわれの見通し、過去の政府機関閉鎖を踏まえると、総じて現在の懸念が短期的である公算が大きいことを示している」と述べた。


<ユーロ圏債券>  ユーロ圏の経済指標が好調だったことを受け、高格付けのユーロ圏債券が売られた。

マークイットが発表した9月のユーロ圏購買担当者景気指数(PMI)改定値は総合が52.2に上昇し、2011年6月以来の高水準となった。欧州連合(EU)統計局発表の8月のユーロ圏小売売上高は前月比0.7%増と、予想の0.2%増を大きく上回った。

サンライズ・ブローカーズの債券リサーチ部門責任者のジャンルカ・ジグリオ氏は、「ユーロ圏の経済指標は良好だった。特に小売売上高が予想以上に好調だったことが、債券市場の重しとなった」と述べた。

この日はスペイン、フランス、英国が国債入札を実施。独金融市場が祝日のために休場となっていることで薄商いとなるなか、市場の重しとなる場面もあった。

独10年債利回りは1.1ベーシスポイント(bp)上昇の1.81%。独連邦債先物は9ティック安の140.23で清算した。

仏10年債利回りは2bp上昇の2.36%。この他、べルギー、オランダ、オーストリアなどの高格付けを得ている国の国債利回りも上昇した。

格付けが低い国の国債では、アイルランド10年債利回りが2bp低下の3.78%。

スペイン10年債利回りは横ばいの4.26%。イタリア10年債利回りも横ばいの4.38%となった。



市場では、米議会で暫定予算案が不成立となったことを受け、米政府機関が1日から一部閉鎖される事態となっていることも懸念事項となっている。サンライズ・ブローカーズのジグリオ氏は、「米連邦債務上限引き上げ合意期限の17日までに解決に向けた進展が見られなければ、市場の懸念は高まる」と述べた。

米財務省は、7日に350億ドルの13週間物財務省短期証券(Tビル)と300億ドルの26週間物Tビルの入札を実施すると発表した。

発行日はともに10日。

償還日は13週間物が2014年1月9日、26週間物が14年4月10日。

3日午前の米株式市場の取引で、電気自動車(EV)メーカーのテスラ・モーターズ<TSLA.O>の株価が続落し、一時7%超値を下げた。主力の電気自動車「モデルS」のバッテリー火災を受け、アナリストの間で販売が落ち込む公算が大きいとの見方が広がっている。

「モデルS」の出火は1日午前、ワシントン州シアトル近郊で発生。同車が炎上している写真やビデオがインターネット上に掲載されたことを受け、テスラの株価は前日、6.2%下落した。

RWベアードのアナリスト、ベン・カリョ氏は、今回の問題が引き金となり、販売ペースが減速するとの見方が広がるとの見方を示した。同氏は2日、同銘柄の投資判断を株価水準を理由に「ニュートラル」に引き下げている。

テスラの広報担当は、「大きな金属製の物体が、モデルSのバッテリーパック内にある16モジュールのひとつにぶつかったことが出火の原因」と確認。そのうえで、出火による損傷を限定的にするデザインによって、火災は車両前方部の一部にとどまったと説明した。

地元消防局の報告書によると、火はいったん消し止められたものの、車体の下部で再び発火。消防隊はバッテリーパックに複数の穴を開け水を注入し、消火に至った。

「モデルS」のバッテリーを供給しているパナソニック<6752.T>はコメントを差し控えている。

自動車メーカーの間では、リチウムイオンバッテリーの使用が広がっている。米ゼネラル・モーターズ(GM)<GM.N>のプラグイン・ハイブリッド車(HV)「シボレー・ボルト」や、フォード・モーター<F.N>の「Cマックス」などにも搭載されている。

3日午前の米国金融市場で、米連邦債務引き上げに対する懸念が高まるなか、1カ月物短期証券(Tビル)利回りが前年11月以来の水準に上昇した。

議会で暫定予算案が不成立となったことを受け政府機関が1日から一部閉鎖される事態となるなか、市場では連邦債務上限引き上げが17日とされる期限までに合意されない可能性もあるとの懸念が出ている。

R.W.プレスプリッチの国債トレーディング部門責任者のラリー・ミルステイン氏は、政府機関閉鎖よりも債務上限引き上げ問題の方が「かなり大きな懸念となっている」と述べた。

こうしたなか、17日から月末にかけて償還期限を迎える財務省証券の利回りが上昇。31日に期限を迎える1カ月物Tビル の利回りは一時0.17%と、前年11月以来の水準に上昇した。

翌週に償還を迎えるTビルの利回りは0.04%近辺となっている。

前営業日比  売買代金/出来高概算

上海総合指数<.SSEC>

休場

前営業日終値  2174.665 14.638高 886.1億元(上海A株)

ハンセン指数<.HSI>

大引け     23214.40 229.92高 532.6億香港ドル

高値      23241.50

安値      23126.99

前営業日終値  22984.48 124.62高 551.5億香港ドル

ST指数(シンガポール)<.FTSTI>

大引け     3144.79 7.79安 34.12億株

高値      3155.06

安値      3135.60

前営業日終値   3152.58 28.92安 36.22億株

KLSE総合指数(クアラルンプール)<.KLSE>

大引け     1771.37 1.02高 18.43億株

高値      1773.29

安値      1768.15

前営業日終値  1770.35 1.32高 18.99億株

SET指数(バンコク)<.SETI>

大引け     1429.18 20.19高 400億バーツ

高値      1432.45

安値      1417.72

前営業日終値  1408.99 0.80高 284億バーツ

総合株価指数(ソウル)<.KS11>

休場

前営業日終値  1999.47 0.60高 2.34億株

加権指数(台湾)<.TWII>

大引け     8359.02 142.50高 1140.5億台湾ドル

高値      8376.79

安値      8231.68

前営業日終値  8216.52 29.50高 785.2億台湾ドル

総合株価指数(ジャカルタ)<.●●SE>

大引け     4418.643 31.039高 3.77兆ルピア

高値      4422.780

安値      4395.748

前営業日終値  4387.604 41.705高 4.03兆ルピア

総合株価指数(マニラ)<.PSI>

大引け     6387.65 25.39高 N/A

高値      6418.15

安値      6300.20

前営業日終値  6362.26 164.42高 N/A

SENSEX指数(ムンバイ)<.BSESN>

大引け     19902.07 384.92高 1.63億株

高値      19929.24

安値      19583.97

前営業日終値  19517.15 137.38高 1.61億株

ベトナム株価指数(ホーチミン)<.VNI>

大引け     492.30 2.09安 N/A

高値      495.00

安値      491.59

前営業日終値  494.39 2.15高 N/A

<中国・香港株式市場> 香港株式市場は続伸して取引を終了した。この日の上昇幅は2週間ぶりの大きさとなった。中国株式市場は国慶節のため休場。中国本土での大型連休に伴う売り上げ増への期待感から、マカオのカジノ関連銘柄や中国の消費関連銘柄が上昇した。

<東南アジア株式> おおむね上伸して取引を終えた。フィリピンの格上げを受け、マニラ市場は1週間ぶり高値を付けた。バンコク市場とジャカルタ市場は大型株の回復をはやして3日続伸した。

<ソウル株式市場> 休場

<台湾株式市場> 続伸。ハイテク株と銀行株が上げを主導した。

レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値

<外為市場>

ドル/円  ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後5時現在 97.83/85  1.3604/08  133.10/14

NY午後5時 97.35/37  1.3577/82  132.18/22

午後5時のドル/円は、前日のニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル高/円安の97円後半。日経平均株価<.N225>が上げ幅を拡大させる場面ではドルが上昇したが、米財政協議をめぐる不透明感もあり、上値は限られた。ドル安地合いとアジア株高を背景にユーロ/ドルは8カ月ぶりの高値をつけた。---

<株式市場>

日経平均    14157.25円(13.24円安)

14082.31円─14219.89円

東証出来高   24億2350万株

東証売買代金  2兆0396億円

東京株式市場で日経平均は小幅続落。前日の米国株安に加え、外為市場で一時、8月下旬以来となる1ドル97円台前半まで円高が進んだことが嫌気され、売りが先行した。節目の1万4000円に接近すると値ごろ感から押し目買いが入り、プラスに浮上する場面もあったが、買いが続かなかった。米財政協議の混迷が重しとなり、株価は終日上値の重い展開だった。東証1部売買代金は前日比で減少したものの、2兆円台を維持した。

<短期金融市場> 17時22分現在

無担保コール翌日物金利             0.068%(速報ベース)

3カ月物国庫短期証券流通利回り            ──

ユーロ円3カ月金利先物(2014年6月限)    99.775(+0.005)

安値─高値     99.770─99.775

無担保コール翌日物の加重平均金利は0.068%とほぼ前日並みになった。地方銀行や信託銀行などが資金調達に踏み切った。一方、国庫短期証券の入札では新発3カ月物利回りが前回より上昇した。入札ラッシュを控えて荷もたれを警戒する動きが出たため。もっとも、利回り水準は0.05%前後と依然として低く、「入札そのものは無難」との評価が多い。

<円債市場>

10年国債先物中心限月・12月限(東証)   144.49(+0.14)

安値─高値   144.27─144.50

10年最長期国債利回り(日本相互証券引け値) 0.635%(─0.005)

安値─高値     0.655─0.635%

長期国債先物は続伸した。店頭超長期ゾーンで連日の買いが観測され、需給引き締まりの思惑が先物相場に波及した。20年物利回りは一時1.495%と、今年5月8日以来5カ月ぶりに節目の1.5%を割り込んだ。買いの主体は銀行勢との見方が多いが、なおはっきりしないという。午前の取引で「長期売り」が出た場面では先物相場も一時、前日終値を割り込んだ。中期ゾーンも強含みの展開だった。

国債先物の中心限月12月限の大引けは、前日より14銭高い144円49銭。長期金利の指標10年債利回りは0.635%。

<クレジット市場>

政保債(地方公)10年 4.0─4.5bp

銀行債(みずほ) 5年 12─13bp

地方債(都債) 10年 4.5─5.0bp

電力債(東電)  5年 280─310bp

クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場で、指標のiTraxxJapanシリーズ20は小動き。気配は91─93ベーシスポイント(bp)と、前日引けの気配(91─95bp)とほほ同じ水準で推移。米暫定予算案や連邦債務上限引き上げ問題をめぐって対立する米議会の成り行きを見守る展開が続いているという。

<スワップ市場>スワップ金利(16時23分現在の気配)

2年物 0.29%─0.19%

3年物 0.32%─0.22%

4年物 0.37%─0.27%

5年物 0.43%─0.33%

7年物 0.58%─0.48%

10年物 0.84%─0.74%

証券取引等監視委員会は3日、アブラハム・プライベートバンク(東京都港区)が海外ファンドの商品を実質的に無登録で販売し金融商品取引法に違反したなどとして、行政処分を科すよう金融庁に勧告したと発表した。

関係筋によると、金融庁は、これを受けて業務の一部停止命令を軸に処分内容を検討する。

監視委によると、同社取締役が国外に設立した会社を通じ、アブラハムの顧客によるファンドの購入額に応じた報酬を海外ファンドから受領し、持株会社のアブラハム・グループ・ホールディングスがその都度、同じ額の債権を計上していた。

アブラハム・プライベートバンクの社員が持株会社からの出向のため、3社は実質的に一体となって無登録でファンド販売を手がけていたと監視委は認定した。遅くとも2010年8月から13年5月までに、2792人の顧客が海外ファンドを取得した。

アブラハムは「当社の主な収益は個人投資家に対するサービスの対価であり、海外ファンドから一切金銭を受領していない」とコメントしている。

同社はウェブサイトでも「金融機関や運用会社から販売手数料はもらっていない」と記載。同社より低い手数料のサービスの存在を知りながら同社の手数料を「最安値」と表示するなどしており、監視委は「著しく事実に相違したり、誤認させるような表示の広告」だとして、この点についても金商法違反を認定した。

一方、同社は投資実績に不満を持った顧客からの依頼で2年分の報酬約900万円を免除しており、これも顧客に追加して利益を提供することを禁じる金商法違反に当たると判断した。

同社は顧客の資金は預かっておらず「顧客資金が消失するおそれはない」(監視委幹部)という。同社の主力商品についても、発行体の経営状況やコンプライアンス体制、運用パフォーマンスなどで「特段の問題を認識していない」(監視委幹部)という。

同社は2007年に投資助言・代理業を登録。「月5万円で自分年金1億円を目指せる」などと広告し、顧客が海外ファンドを直接購入できるよう支援するサービス「いつかはゆかし」を提供している。13年6月末時点の投資助言契約額の合計は746億円としている。

富士重工業<7270、株価 - チャート>が反発し、一時97円高の2800円まで買われた。同社は2日、先進運転支援システム「アイサイト(ver.2)」のステレオカメラシステムを全面刷新し、認識性能などを大幅に向上するとともに、操舵制御機能を追加することで、安全性能向上とさらなる運転負荷軽減を実現した次世代「アイサイト」を開発したと発表、好感された。

次世代「アイサイト」は、ステレオカメラの視野角、視認距離をともに約40%拡大。カラー画像化とあわせ、視認範囲拡大、物体認識精度向上、ブレーキランプ点灯・赤信号の認識を可能とすることで、「アイサイト」の衝突回避、衝突被害軽減、運転負荷軽減などの各種性能を向上させた。自動ブレーキによる、自車と対象物との衝突回避もしくは被害の軽減が可能な相対速度を、現行の約30キロメートルから約50キロメートルになる。

同社では、次世代「アイサイト」の機能を14年に国内で発売予定の新型車に搭載し、順次車種を広げて行く予定。

3日の終値は、前日比87円高の2790円。

東京電力<9501、株価 - チャート>が3日続落し、一時30円安の550円まで売られた。同社は2日夜、福島第一原子力発電所の汚染水を貯留するタンクから新たに漏えいが発見されたと発表、嫌気された。

当該タンク上部天板部から漏えいした水は堰内に滴下しているほか、当該タンク外周に設置されている点検用の足場を介して堰外へも滴下していることを確認したとしている。たまっていた水の分析を行ったところ、ベータ線などを出す放射性物質が1リットルあたり20万ベクレル、セシウム134が同18ベクレル、セシウム137で同54ベクレルとなっているとした。

3日の終値は、前日比28円安の552円。

電通<4324、株価 - チャート>が4日ぶりに反発し、一時115円高の3700円まで買われた。2日引け後、海外本社の電通イージス・ネットワークが傘下のイージス・メディア・ロシアを通じて、ロシアのトラフィック社を買収すると発表、材料視された。

トラフィック社は、デジタルメディア戦略、メディアプラニングおよび広告枠の買い付け、広告制作、調査・分析、ソーシャルメディア・マーケティングなどデジタル領域全般のコミュニケーションを統合したサービスに強みを持つ。同社はすでにデジタル領域のサービスを、アイソバー傘下のアドウォッチ・アイソバーで行っているが、今回の買収により、同国デジタル広告市場におけるシェアは30%程度となる見込み。買収手続き完了には、ロシア独禁法当局の承認が必要で、およそ1カ月程度を要するとしている。

3日の終値は、前日比40円高の3625円。

ブラザー工業<6448、株価 - チャート>がしっかり。一時は13円高の1088円を付ける場面があった。クレディ・スイス証券は2日付で、セクター平均PERの切り上がりに伴い、目標株価を1100円から1200円に引き上げた。投資判断「ニュートラル」(中立)は継続。

同証券では、第2四半期(13年7-9月)は前四半期(第1四半期=13年4-6月)比で減益を見込んでいたとみられる社内計画よりも上ブレしているもようした。そのうえで、株価と相関性の高い工作機械での受注拡大の動きはまだ見られず、しばらく様子見局面が続くだろうとの見方を示している。

3日の終値は、前日比5円安の1070円。

モバイル端末向けの広告、コンテンツ配信などを手掛けるユナイテッド<2497、株価 - チャート>が反発。700円高の4125円で高値引けした。2日引け後、スマートフォン(多機能携帯電話)向けアプリケーション「ココッパ」が全世界で累計1500万ダウンロードを突破したと発表。材料視された。

「ココッパ」はスマートフォンの画面体裁を自由に着せ替えできる素材をユーザー同士で共有できる無料の「きせかえコミュニティアプリ」。昨年7月にリリースし、国内企業のアプリとしては珍しく海外主導で10-20代女性中心に人気を集めており、リリース後約10カ月で累計800万ダウンロードを達成していた。

このほど、リリースから約14カ月経過した9月30日時点で1500万ダウンロードを突破。普及が勢いづいてきていることが確認された。9月末にかけて機能リニューアルを行っており、引き続きハイペースの普及が続く可能性がある。会社側は有料課金コンテンツの提供による収益化を目指しており、業績への好影響も見込まれる。

ユナイテッド株は「ココッパ」の人気を受けてスマートフォンアプリの有力銘柄として脚光を浴び、5月末ごろから7月中旬にかけ大相場を演じた経緯がある。その後は調整してきたが改めて「ココッパ」関連の材料を手掛かりに仕切り直しの動きを鮮明にしてきた。

ニチイ学館<9792、株価 - チャート>が7営業日ぶりに急反発し、一時40円高の990円を付ける場面があった。介護・医療施設に運用対象を限定したREIT(不動産投資信託)が来年にも初めて上場する、と3日付の日本経済新聞が伝え、材料視された。政府が来年度に同専門のREIT創設を解禁する方針を受け、施設介護に強みを持ち、医療事務受託を手掛ける同社株に思惑買いが先行した。

3日の終値は、前日比18円高の968円。

三菱地所<8802、株価 - チャート>が続落。野村証券では2日付で、投資判断「ニュートラル」(中立)、目標株価3030円を継続している。

2日に中・長期的な経営環境、経営方針に関する社長ミーティングが開催されている。同証券では、「2020年に東京オリンピックが行われることで、商業施設やホテルなどで直接的なメリットがあるとともに、経済の活性化による間接的なメリットもあることが示されたが、同社としては、東京オリンピックに向けて経営や投資の優先順位を変えたり、プロジェクトを前倒しで開発するなどの考えはないようである」とコメント。ビルが一時的に大量に供給されるということがないようにスケジュール通り開発を行う方針であるとし、中・長期的な同社への見方や、短期業績は変更せず、投資判断、目標株価も継続するとしている。

3日の終値は、前日比15円安の2814円。

イオン北海道<7512、株価 - チャート>が反発し、一時35円高の586円を付け、今月1日の年初来高値570円を更新した。2日引け後に発表した13年8月中間期(3-8月)の単体決算が上ブレ着地となり、評価機運が高まった。

中間期決算は、売上高が770億7200万円(前年同期比3.0%増)、営業利益は39億6600万円(同13.3%増)となった。期初計画はそれぞれ756億円、35億円だった。今上期は、冷凍食品部門が品ぞろえの拡大により、前年同期比14.4%増と大きく伸び、食品売上の底上げに貢献。ベビー部門も同6.4%増収を確保した。

なお、14年2月期の単体業績予想に変更はなく、売上高1543億円(前期比1.5%増)、営業利益81億円(同0.6%増)を見込む。

3日の終値は、前日比29円高の580円。

任天堂<7974、株価 - チャート>が反発。SMBC日興証券では2日付で、投資判断を「2」(中立)から「3」(アンダーパフォーム)に、目標株価を1万2000円から1万500円にそれぞれ引き下げている。

目標株価引き下げの要因として、(1)14年3月期-16年3月期の同証券連結営業利益予想を下方修正(2)日本株リスクプレミアムが従来よりも上昇したことを反映しWACCを従来の7.0%から8.1%に見直したこと――を挙げている。また、欧州市場で「Wii U」の値下げを行ったことにより、会社側予想未達の確度が高まったことなどから、投資判断も「3」に引き下げたとしている。

同証券では連結営業利益について、14年3月期480億円(前期は364億1000万円の赤字、従来570億円、会社側計画は1000億円)、15年3月期790億円(従来1020億円)、16年3月期400億円(同840億円)と試算している。

3日の終値は、前日比20円高の1万890円。