モバイル端末向けの広告、コンテンツ配信などを手掛けるユナイテッド<2497、株価 - チャート>が反発。700円高の4125円で高値引けした。2日引け後、スマートフォン(多機能携帯電話)向けアプリケーション「ココッパ」が全世界で累計1500万ダウンロードを突破したと発表。材料視された。
「ココッパ」はスマートフォンの画面体裁を自由に着せ替えできる素材をユーザー同士で共有できる無料の「きせかえコミュニティアプリ」。昨年7月にリリースし、国内企業のアプリとしては珍しく海外主導で10-20代女性中心に人気を集めており、リリース後約10カ月で累計800万ダウンロードを達成していた。
このほど、リリースから約14カ月経過した9月30日時点で1500万ダウンロードを突破。普及が勢いづいてきていることが確認された。9月末にかけて機能リニューアルを行っており、引き続きハイペースの普及が続く可能性がある。会社側は有料課金コンテンツの提供による収益化を目指しており、業績への好影響も見込まれる。
ユナイテッド株は「ココッパ」の人気を受けてスマートフォンアプリの有力銘柄として脚光を浴び、5月末ごろから7月中旬にかけ大相場を演じた経緯がある。その後は調整してきたが改めて「ココッパ」関連の材料を手掛かりに仕切り直しの動きを鮮明にしてきた。