富士重工業<7270、株価 - チャート>が反発し、一時97円高の2800円まで買われた。同社は2日、先進運転支援システム「アイサイト(ver.2)」のステレオカメラシステムを全面刷新し、認識性能などを大幅に向上するとともに、操舵制御機能を追加することで、安全性能向上とさらなる運転負荷軽減を実現した次世代「アイサイト」を開発したと発表、好感された。
次世代「アイサイト」は、ステレオカメラの視野角、視認距離をともに約40%拡大。カラー画像化とあわせ、視認範囲拡大、物体認識精度向上、ブレーキランプ点灯・赤信号の認識を可能とすることで、「アイサイト」の衝突回避、衝突被害軽減、運転負荷軽減などの各種性能を向上させた。自動ブレーキによる、自車と対象物との衝突回避もしくは被害の軽減が可能な相対速度を、現行の約30キロメートルから約50キロメートルになる。
同社では、次世代「アイサイト」の機能を14年に国内で発売予定の新型車に搭載し、順次車種を広げて行く予定。
3日の終値は、前日比87円高の2790円。