独身女真理愛の株ぶろぐ(2014年5月16日)

ukichi777a さん

29 PV

<為替> 低調な米経済指標を受けて米国債利回りが低下したのに伴い、ドルが対円で下落した。一方でユーロは一時、円とドルに対して11週間ぶりの安値をつけた。

ドル/円<JPY=>は一時、2カ月ぶりの安値となる101.30円まで下落し、終盤は0.33%安の101.53円。ユーロ/ドル<EUR=>は朝方につけた2月27日以来の安値から持ち直し、直近は前日比ほぼ横ばいの1.3715ドルで推移している。ユーロ/円<EURJPY=>は一時、11週間ぶりの安値となる139.02円をつけ、終盤は0.34%安の139.19円となった。

<債券> 国債価格が商いを伴い上昇し、10年債利回りは昨年10月以来の水準に、30年債利回りは昨年6月以来の水準にそれぞれ低下した。朝方発表された経済指標は一部底堅い内容となったものの、市場ではもっぱら投機的な買い戻しが大量に入ったために、利回りの下振れが大きくなったとみられている。

<株式> 続落し、ダウとS&P500種は1カ月ぶりの大幅な下げとなった。小売最大手ウォルマート・ストアーズ<WMT.N>のさえない決算が嫌気されたほか、小型株がこの日も売られた。

ウォルマートは2.4%安。2─4月期の売上高が約5年ぶりの低い伸びにとどまったほか、5─7月期の利益見通しが市場予想に届かなかった。

半面、米ネットワーク機器大手シスコシステムズ<CSCO.O>は6.0%上昇。前日発表した2─4月期決算で売上高が市場予想ほど落ち込まなかったことから買われた。

中小型株のラッセル2000指数<.TOY>は0.7%低下。一時は3月初旬につけた過去最高値(終値ベース)からの下落率が調整局面入りとされる10%を超えた。

<金先物> 良好な内容の米経済指標などを背景に、反落した。中心限月の6月物は前日終値比12.30ドル安の1オンス=1293.60ドルで終了した。

指標発表を受け、米経済が物価安定の下で順調に拡大しているとの見方が強まり、金が売られた。このほか、心理的な節目である1300ドルを割り込んだことから、テクニカルな売りも誘われたもよう。

<米原油先物> 国内原油在庫の積み上がりを嫌気した売りなどに圧迫され、4営業日ぶりに反落した。米国産標準油種WTIの中心限月6月物は、前日終値比0.87ドル安の1バレル=101.50ドルで終了。7月物は0.61ドル安の101.13ドルで引けた。

米エネルギー情報局(EIA)が前日公表した在庫週報によると、5月9日までの1週間の国内生産量が1986年以来の規模に膨らむ中、原油在庫は90万バレル増の3億9850万バレルに拡大。前日引け後はこれに着目した売りが台頭し、朝方にかけて102ドル近辺を弱含みに推移した。

15日の米国株式市場は続落し、ダウとS&P500種は1カ月ぶりの大幅な下げとなった。小売最大手ウォルマート・ストアーズ<WMT.N>のさえない決算が嫌気されたほか、小型株がこの日も売られた。

ダウ工業株30種<.DJI>は167.16ドル(1.01%)安の1万6446.81ドル。

ナスダック総合指数<.IXIC>は31.34ポイント(0.76%)安の4069.29。

S&P総合500種<.SPX>は17.68ポイント(0.94%)安の1870.85。

ウォルマートは2.4%安。2─4月期の売上高が約5年ぶりの低い伸びにとどまったほか、5─7月期の利益見通しが市場予想に届かなかった。

半面、米ネットワーク機器大手シスコシステムズ<CSCO.O>は6.0%上昇。前日発表した2─4月期決算で売上高が市場予想ほど落ち込まなかったことから買われた。

中小型株のラッセル2000指数<.TOY>は0.7%低下。一時は3月初旬につけた過去最高値(終値ベース)からの下落率が調整局面入りとされる10%を超えた。

主要3指数がそろって2日連続で下げ、S&P総合500種・Emini先物の商いが膨らんでいることから、市場では売りの流れが続くとの見方が一部で浮上している。

プラチナム・パートナーズのプレジデント、ウリ・ランデスマン氏は「(株式相場は)天井を形成し始めている。小型株は売り込まれており、リスクが高いと受け止められているところから逃げ出す動きが続くだろう」と述べた。

一方、サラーン・キャピタルのアダム・サラーン最高経営責任者(CEO)は、ラッセル2000の下落について「市場の今後の方向を指し示しているのか、一時的なものか、まだはっきりしない」とした。

この日発表の米経済指標は強弱まちまち。新規失業保険週間申請件数は約7年ぶりの水準に減少、4月の消費者物価指数(CPI)は10カ月ぶりの伸びを記録し、景気の復調を示した。しかし4月の鉱工業生産指数は約1年半ぶりの大幅な落ち込みとなり、 冬季に減速した米経済が急回復するとの期待に水を差した。

米ヘッジファンド、アポロッサ・マネジメントを率いるデビッド・テッパー氏が14日に株式投資に慎重な見方を示したことも弱気な見方をあおる要因になった。

(カッコ内は前営業日比)

ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>

     終値(非公式)    16446.81(‐167.16)

前営業日終値    16613.97(‐101.47)

ナスダック総合<.IXIC>

     終値(非公式)    4069.29(‐31.34)

前営業日終値    4100.63(‐29.54)

S&P総合500種<.SPX>

     終値(非公式)    1870.85(‐17.68)

前営業日終値    1888.53(‐8.92)

<為替> ユーロ圏の域内総生産(GDP)速報値が市場予想を下回ったことや、インフレ率予測が下方修正されたことで、ユーロがドルと円の両方に対し下落した。

その後、朝方に発表された米鉱工業生産指数が1年8カ月ぶりの大きな低下率となり、米住宅建設業者指数も市場予想を下回るとユーロは対ドルでやや持ち直した。

ユーロ/ドル<EUR=>は一時0.47%下落の1.3647ドルと2月27日以来の安値をつけた後、米国の統計を受け1.3684ドルまで戻した。

ユーロ/円<EURJPY=R>も0.47%下落の139.02円と、11週間ぶりの安値をつけた。

ドル/円<JPY=>は、102.11円をつけた後、0.24%下落の101.62円で取引された。

欧州連合(EU)統計局が15日発表したユーロ圏の第1・四半期GDPは、前期比0.2%増と、市場予想の0.4%増を下回る結果だった。

ロイターは14日、関係筋の話として欧州中央銀行(ECB)が6月の理事会に向けて全種類の金利引き下げや中小企業への融資促進策などを組み合わせた政策パッケージを準備していると伝えた。またECBのメルシュ専務理事は15日、対応策としてマイナス金利を含めた様々な政策手段があると述べた。

米指標の弱さを受け、米国債が買われ長期金利の指標である10年債利回りは低下、ドルはユーロに対する上昇幅を縮めた。

<株式> ロンドン株式市場はFT100種総合株価指数<.FTSE>が37.60ポイント(0.55%)安の6840.89と、早い時間帯に一時つけた約14年ぶりの高値から下落して取引を終えた。航空株が重しとなり全体水準を押し下げた。

ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)を傘下に持つインターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)<ICAG.L>と格安航空のイージージェット<EZJ.L>は、ここ1年で株価が約4割上昇しており利益確定の売りに押された。

市場関係者は、北海ブレント原油の価格が約2週間半ぶりの高値となる1バレル=110ドル超となるなど、原油相場の上昇を航空株の重しの一因として挙げた。

イージージェットが夏場の乗客動向について、ブラジルで開催されるサッカー・ワールドカップ(W杯)出場チームの成績に左右されると発表したことを理由に、カナダロイヤル銀行(RBC)は同社の目標株価を引き下げた。

家電販売のディクソンズ<DXNS.L>と携帯電話販売のカーフォン・ウェアハウス<CPW.L>は、両社の合併協議が長引くとの観測から、売られた。

欧州株式市場は下落して取引を終えた。欧州連合(EU)統計局が発表した第1・四半期域内総生産(GDP)でポルトガルとイタリアの落ち込みが嫌気され、両国の株式市場の値下がりが先導する形で、全体水準を押し下げた。

FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3> は、早い時間帯に1372.81と、6年ぶりの高値をつけた後、10.87ポイント(0.79%)安の1357.51で引けた。

DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は47.20ポイント(1.47%)安の3163.22。

イタリアの主要株価FTSE・MIB指数<.FTMIB>は764.98ポイント(3.61%)安の2万0419.62と、1日の下落率としては2013年2月以来の大きさだった。

ポルトガルのPSI20指数<.PSI20>は187.33(2.65%)安の6889.55。

一方、ドイツの成長率は前期比0.8%増と底堅く、独クセトラDAX指数<.GDAXI>は一時9810.29と過去最高値を更新した。その後、他の欧州市場の相場に足を引っ張られ98.34ポイント(1.01%)安の9656.05で取引を終えた。

欧州中央銀行(ECB)が6月に追加緩和に踏み切るとの観測で、欧州の株式市場はここ数週間、押し上げられてきた。ただ、ある市場関係者は、15日発表された域内の指標はまちまちで今後の株式市場が不安定になるリスクがあると指摘。投資家の不安心理の度合いを示すユーロSTOXX50ボラティリティ指数<.V2TX>は9.9%上昇の17.45ポイントで引けた。

<ユーロ圏債券> ギリシャ国債の利回りが約2カ月ぶりの水準に急上昇。ギリシャ国債を保有する外国投資家に対するキャピタルゲイン税に関する文書が明るみに出たことを受け、キャピタルゲイン税が過去に遡って課税されるとの警戒感が広がった。

ギリシャ財務省は同文書について、2012年2月から2013年末までにギリシャ債を保有していた外国投資家に対するキャピタルゲイン課税が2012年の税制に基づくことを明確にすることが目的で、遡及的に課税することはないと説明した。

また、ギリシャ世論調査で、反ユーロを掲げる政党の人気の高まりが示されたことを受け、一部市場関係者の間では現政権への支持が低下し解散総選挙につながるとの懸念が強まった。

ギリシャ10年債利回り<GR10YT=RR>は0.5%ポイント上昇し、6.83%。3月終盤以来の高水準となった。

同日発表された第1・四半期のユーロ圏の域内総生産(GDP)速報値が市場予想を下回り、欧州中央銀行(ECB)による追加緩和観測が高まる中、他のユーロ圏周辺国債利回りは一時過去最低水準をつけていたものの、ギリシャをめぐる懸念に圧迫され、上昇に転じた。

イタリア10年債利回り<IT10YT=RR>は18ベーシスポイント(bp)上昇し、3.10%。一時、過去最低水準となる2.89%をつけていた。

スペイン10年債利回り<ES10YT=RR>は16bp上昇し、3.02%、アイルランド10年債利回り<IE10YT=RR>も5bp上昇し2.69%。ともに、一時つけていた過去最低水準から押し戻された。

独連邦債10年物利回り<DE10YT=TWEB>は7bp低下し、1年ぶりの低水準となる1.31%となった。

来週予定される欧州議会選をめぐる警戒感も、周辺国債への重しとなった。

<ロンドン株式市場> FT100種総合株価指数<.FTSE>が37.60ポイント(0.55%)安の6840.89と、早い時間帯に一時つけた約14年ぶりの高値から下落して取引を終えた。航空株が重しとなり全体水準を押し下げた。

ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)を傘下に持つインターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)<ICAG.L>と格安航空のイージージェット<EZJ.L>は、ここ1年で株価が約4割上昇しており利益確定の売りに押された。

市場関係者は、北海ブレント原油の価格が約2週間半ぶりの高値となる1バレル=110ドル超となるなど、原油相場の上昇を航空株の重しの一因として挙げた。

イージージェットが夏場の乗客動向について、ブラジルで開催されるサッカー・ワールドカップ(W杯)出場チームの成績に左右されると発表したことを理由に、カナダロイヤル銀行(RBC)は同社の目標株価を引き下げた。

家電販売のディクソンズ<DXNS.L>と携帯電話販売のカーフォン・ウェアハウス<CPW.L>は、両社の合併協議が長引くとの観測から、売られた。

<欧州株式市場> 下落して取引を終えた。欧州連合(EU)統計局が発表した第1・四半期域内総生産(GDP)でポルトガルとイタリアの落ち込みが嫌気され、両国の株式市場の値下がりが先導する形で、全体水準を押し下げた。

FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3> は、早い時間帯に1372.81と、6年ぶりの高値をつけた後、10.87ポイント(0.79%)安の1357.51で引けた。

DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は47.20ポイント(1.47%)安の3163.22。

イタリアの主要株価FTSE・MIB指数<.FTMIB>は764.98ポイント(3.61%)安の2万0419.62と、1日の下落率としては2013年2月以来の大きさだった。

ポルトガルのPSI20指数<.PSI20>は187.33(2.65%)安の6889.55。

一方、ドイツの成長率は前期比0.8%増と底堅く、独クセトラDAX指数<.GDAXI>は一時9810.29と過去最高値を更新した。その後、他の欧州市場の相場に足を引っ張られ98.34ポイント(1.01%)安の9656.05で取引を終えた。

欧州中央銀行(ECB)が6月に追加緩和に踏み切るとの観測で、欧州の株式市場はここ数週間、押し上げられてきた。ただ、ある市場関係者は、15日発表された域内の指標はまちまちで今後の株式市場が不安定になるリスクがあると指摘。投資家の不安心理の度合いを示すユーロSTOXX50ボラティリティ指数<.V2TX>は9.9%上昇の17.45ポイントで引けた。

15日の欧州株式市場は、下落して取引を終えた。欧州連合(EU)統計局が発表した第1・四半期域内総生産(GDP)でポルトガルとイタリアの落ち込みが嫌気され、両国の株式市場の値下がりが先導する形で、全体水準を押し下げた。

FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3> は、早い時間帯に1372.81と、6年ぶりの高値をつけた後、10.87ポイント(0.79%)安の1357.51で引けた。

DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は47.20ポイント(1.47%)安の3163.22。

イタリアの主要株価FTSE・MIB指数<.FTMIB>は764.98ポイント(3.61%)安の2万0419.62と、1日の下落率としては2013年2月以来の大きさだった。

ポルトガルのPSI20指数<.PSI20>は187.33(2.65%)安の6889.55。

一方、ドイツの成長率は前期比0.8%増と底堅く、独クセトラDAX指数<.GDAXI>は一時9810.29と過去最高値を更新した。その後、他の欧州市場の相場に足を引っ張られ98.34ポイント(1.01%)安の9656.05で取引を終えた。

欧州中央銀行(ECB)が6月に追加緩和に踏み切るとの観測で、欧州の株式市場はここ数週間、押し上げられてきた。ただ、ある市場関係者は、15日発表された域内の指標はまちまちで今後の株式市場が不安定になるリスクがあると指摘。投資家の不安心理の度合いを示すユーロSTOXX50ボラティリティ指数<.V2TX>は9.9%上昇の17.45ポイントで引けた。

15日のロンドン株式市場は、FT100種総合株価指数<.FTSE>が37.60ポイント(0.55%)安の6840.89と、早い時間帯に一時つけた約14年ぶりの高値から下落して取引を終えた。航空株が重しとなり全体水準を押し下げた。

ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)を傘下に持つインターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)<ICAG.L>と格安航空のイージージェット<EZJ.L>は、ここ1年で株価が約4割上昇しており利益確定の売りに押された。

市場関係者は、北海ブレント原油の価格が約2週間半ぶりの高値となる1バレル=110ドル超となるなど、原油相場の上昇を航空株の重しの一因として挙げた。

イージージェットが夏場の乗客動向について、ブラジルで開催されるサッカー・ワールドカップ(W杯)出場チームの成績に左右されると発表したことを理由に、カナダロイヤル銀行(RBC)は同社の目標株価を引き下げた。

家電販売のディクソンズ<DXNS.L>と携帯電話販売のカーフォン・ウェアハウス<CPW.L>は、両社の合併協議が長引くとの観測から、売られた。

<中国・香港株式市場> 中国市場は続落で取引を終了した。月初来の大幅な下げとなった。これまで値動きが堅調だった不動産株や鉱山株が売られた。

香港市場ではハンセン指数が続伸し、約1カ月ぶり高値となった。中国インターネットサービス大手の騰訊控股(テンセント・ホールディングス)<2988.HK>が押し上げた。

<東南アジア株式市場> バンコクで発生した暴力行為や選挙期日を決める会合の中断を受けてタイ株が下落した。一方、当初は上昇していたホーチミン市場のVN指数も値を消して前日比マイナス圏に転落。ベトナムで反中国暴動が広がる中、遅い時間帯に売りが出て、1.03%安の524.05で引けた。

<ソウル株式市場> はほぼ横ばいで取引を終了した。一時5カ月強ぶり高値を付ける場面もあった。前日まで5営業日連続で相場が上昇していたため、利益確定の売りが出た。

15日の東南アジア株式市場では、バンコクで発生した暴力行為や選挙期日を決める会合の中断を受けてタイ株が下落した。一方、当初は上昇していたホーチミン市場のVN指数も値を消して前日比マイナス圏に転落。ベトナムで反中国暴動が広がる中、遅い時間帯に売りが出て、1.03%安の524.05で引けた。

バンコク市場のSET指数<.SETI>はボックス圏で推移した後、0.06%安の1395.21で終了。一時は8日以来の高値となる1396.84を付けた。政治的な緊張でタイ航空などの観光株が下げた。

タイのニワットタムロン首相代行はやり直し総選挙の期日をめぐり選挙管理委員会と協議していたが、会場となった空軍施設の敷地内に反政府デモ隊が乱入。首相代行が避難する事態となった。

協議が中断する数時間前には何者かが反政府デモ隊を銃撃し、3人が死亡する事件が発生した。

ただ、ティスコ証券のストラテジスト、ヴィワット・テチャプーンフォル氏によると、一部の投資家は長引いている政治危機の解決は近いとみており、このような見方が市場の下げ幅を抑えたという。

同氏は「海外勢の引き合いは引き続き弱いが、地合いに関して言えば、政治問題の先行きがはっきりしてくることへの期待感が少しはある」と述べた。

マニラ市場の主要株価指数PSEiは3日ぶりに反落し、0.45%安の6849.33で終了。証券取引所のデータによると、海外勢の買越額は3億0560万ペソ(700万ドル)と3日連続の買い越しとなったが、国内の投資家が売りを出した。

野村証券は14日付のリポートで、シンガポール株とマニラ株を推奨する一方、東南アジア諸国連合(ASEAN)市場全体については、割高感や成長見通しの低下、外部の資金調達圧力によって生じるリスクの再来などを理由に警戒感を表明。マニラ市場について「長期的な潜在力はあるとみられるが、短期的な見通しは割高感や足元のより逼迫(ひっぱく)した資金状況から見て複雑だ」と指摘した。

シンガポール市場のストレーツ・タイムズ指数(STI)<.FTSTI>は続伸し、0.41%高の3272.49と3週間ぶりの高値で終了。海外勢が1億4000万リンギ(4349万ドル)を買い越したクアラルンプール市場の総合株価指数<.KLSE>は0.03%高の1879.83で引けた。

ジャカルタ市場<.●●SE>は祝日のため休場。取引は16日に再開される。

米財務省が15日に発表した3月の海外投資家による対米証券投資統計では、米財務省証券投資の買い越し額は前月から大きく減少したものの、ベルギーが継続的に買い進め、中国と日本に次ぐ3位の保有国に浮上したことが分かった。

一方、ロシアは短期証券を中心に258億ドル売却。統計に含まれる国のなかで最大となった。3月の米財務省証券投資の買い越し額は259億ドルとなり、2月の925億ドルから大きく減少した。ただベルギーは402億ドルの買い越し。同国の過去5カ月間の買い越し額は約2011億ドルに達している。

3月時点のベルギーの米財務省証券保有高は3814億ドル。中国(1兆2721億ドル)、日本(1兆2002億ドル)に次ぐ3位に浮上した。

ベルギーは前年11月から今年の3月にかけての5カ月間、短期証券を中心に買い入れた。同期間に68億2000万ドルの米長期債を売却している。

ベルギーの米財務省証券買い入れの背景に何があるのか現時点では不明。 CRTキャピタルのシニア国債ストラテジスト、イアン・リンゲン氏は「第3国がベルギーに本拠を構える証券保管機関を通じて購入する動きを引き続き示している」との見方を示した。

ベルギーには欧州の清算機関、ユーロクリアの本部がある。

  全体の株式スワップなどを除く米長期有価証券投資の買い越し額は40億ドルと、前月の903億ドルから縮小。対米証券投資は1261億ドルの売り越し。2月は1759億ドルの買い越しだった。

株式は144億ドルの売り越しとなり、売り越し額は2013年8月以来の高水準となった。

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