ポルトガルのPSI20指数<.PSI20>は187.33(2.65%)安の6889.55。
一方、ドイツの成長率は前期比0.8%増と底堅く、独クセトラDAX指数<.GDAXI>は一時9810.29と過去最高値を更新した。その後、他の欧州市場の相場に足を引っ張られ98.34ポイント(1.01%)安の9656.05で取引を終えた。
欧州中央銀行(ECB)が6月に追加緩和に踏み切るとの観測で、欧州の株式市場はここ数週間、押し上げられてきた。ただ、ある市場関係者は、15日発表された域内の指標はまちまちで今後の株式市場が不安定になるリスクがあると指摘。投資家の不安心理の度合いを示すユーロSTOXX50ボラティリティ指数<.V2TX>は9.9%上昇の17.45ポイントで引けた。
<ユーロ圏債券> ギリシャ国債の利回りが約2カ月ぶりの水準に急上昇。ギリシャ国債を保有する外国投資家に対するキャピタルゲイン税に関する文書が明るみに出たことを受け、キャピタルゲイン税が過去に遡って課税されるとの警戒感が広がった。
ギリシャ財務省は同文書について、2012年2月から2013年末までにギリシャ債を保有していた外国投資家に対するキャピタルゲイン課税が2012年の税制に基づくことを明確にすることが目的で、遡及的に課税することはないと説明した。