<為替> 低調な米経済指標を受けて米国債利回りが低下したのに伴い、ドルが対円で下落した。一方でユーロは一時、円とドルに対して11週間ぶりの安値をつけた。
ドル/円<JPY=>は一時、2カ月ぶりの安値となる101.30円まで下落し、終盤は0.33%安の101.53円。ユーロ/ドル<EUR=>は朝方につけた2月27日以来の安値から持ち直し、直近は前日比ほぼ横ばいの1.3715ドルで推移している。ユーロ/円<EURJPY=>は一時、11週間ぶりの安値となる139.02円をつけ、終盤は0.34%安の139.19円となった。
<債券> 国債価格が商いを伴い上昇し、10年債利回りは昨年10月以来の水準に、30年債利回りは昨年6月以来の水準にそれぞれ低下した。朝方発表された経済指標は一部底堅い内容となったものの、市場ではもっぱら投機的な買い戻しが大量に入ったために、利回りの下振れが大きくなったとみられている。
<株式> 続落し、ダウとS&P500種は1カ月ぶりの大幅な下げとなった。小売最大手ウォルマート・ストアーズ<WMT.N>のさえない決算が嫌気されたほか、小型株がこの日も売られた。
ウォルマートは2.4%安。2─4月期の売上高が約5年ぶりの低い伸びにとどまったほか、5─7月期の利益見通しが市場予想に届かなかった。