15日のロンドン株式市場は、FT100種総合株価指数<.FTSE>が37.60ポイント(0.55%)安の6840.89と、早い時間帯に一時つけた約14年ぶりの高値から下落して取引を終えた。航空株が重しとなり全体水準を押し下げた。

ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)を傘下に持つインターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)<ICAG.L>と格安航空のイージージェット<EZJ.L>は、ここ1年で株価が約4割上昇しており利益確定の売りに押された。

市場関係者は、北海ブレント原油の価格が約2週間半ぶりの高値となる1バレル=110ドル超となるなど、原油相場の上昇を航空株の重しの一因として挙げた。

イージージェットが夏場の乗客動向について、ブラジルで開催されるサッカー・ワールドカップ(W杯)出場チームの成績に左右されると発表したことを理由に、カナダロイヤル銀行(RBC)は同社の目標株価を引き下げた。

家電販売のディクソンズ<DXNS.L>と携帯電話販売のカーフォン・ウェアハウス<CPW.L>は、両社の合併協議が長引くとの観測から、売られた。