市場関係者は、北海ブレント原油の価格が約2週間半ぶりの高値となる1バレル=110ドル超となるなど、原油相場の上昇を航空株の重しの一因として挙げた。
イージージェットが夏場の乗客動向について、ブラジルで開催されるサッカー・ワールドカップ(W杯)出場チームの成績に左右されると発表したことを理由に、カナダロイヤル銀行(RBC)は同社の目標株価を引き下げた。
家電販売のディクソンズ<DXNS.L>と携帯電話販売のカーフォン・ウェアハウス<CPW.L>は、両社の合併協議が長引くとの観測から、売られた。
欧州株式市場は下落して取引を終えた。欧州連合(EU)統計局が発表した第1・四半期域内総生産(GDP)でポルトガルとイタリアの落ち込みが嫌気され、両国の株式市場の値下がりが先導する形で、全体水準を押し下げた。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3> は、早い時間帯に1372.81と、6年ぶりの高値をつけた後、10.87ポイント(0.79%)安の1357.51で引けた。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は47.20ポイント(1.47%)安の3163.22。
イタリアの主要株価FTSE・MIB指数<.FTMIB>は764.98ポイント(3.61%)安の2万0419.62と、1日の下落率としては2013年2月以来の大きさだった。