ユーロ/円<EURJPY=R>も0.47%下落の139.02円と、11週間ぶりの安値をつけた。

ドル/円<JPY=>は、102.11円をつけた後、0.24%下落の101.62円で取引された。

欧州連合(EU)統計局が15日発表したユーロ圏の第1・四半期GDPは、前期比0.2%増と、市場予想の0.4%増を下回る結果だった。

ロイターは14日、関係筋の話として欧州中央銀行(ECB)が6月の理事会に向けて全種類の金利引き下げや中小企業への融資促進策などを組み合わせた政策パッケージを準備していると伝えた。またECBのメルシュ専務理事は15日、対応策としてマイナス金利を含めた様々な政策手段があると述べた。

米指標の弱さを受け、米国債が買われ長期金利の指標である10年債利回りは低下、ドルはユーロに対する上昇幅を縮めた。

<株式> ロンドン株式市場はFT100種総合株価指数<.FTSE>が37.60ポイント(0.55%)安の6840.89と、早い時間帯に一時つけた約14年ぶりの高値から下落して取引を終えた。航空株が重しとなり全体水準を押し下げた。

ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)を傘下に持つインターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)<ICAG.L>と格安航空のイージージェット<EZJ.L>は、ここ1年で株価が約4割上昇しており利益確定の売りに押された。