FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3> は、早い時間帯に1372.81と、6年ぶりの高値をつけた後、10.87ポイント(0.79%)安の1357.51で引けた。

DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は47.20ポイント(1.47%)安の3163.22。

イタリアの主要株価FTSE・MIB指数<.FTMIB>は764.98ポイント(3.61%)安の2万0419.62と、1日の下落率としては2013年2月以来の大きさだった。

ポルトガルのPSI20指数<.PSI20>は187.33(2.65%)安の6889.55。

一方、ドイツの成長率は前期比0.8%増と底堅く、独クセトラDAX指数<.GDAXI>は一時9810.29と過去最高値を更新した。その後、他の欧州市場の相場に足を引っ張られ98.34ポイント(1.01%)安の9656.05で取引を終えた。

欧州中央銀行(ECB)が6月に追加緩和に踏み切るとの観測で、欧州の株式市場はここ数週間、押し上げられてきた。ただ、ある市場関係者は、15日発表された域内の指標はまちまちで今後の株式市場が不安定になるリスクがあると指摘。投資家の不安心理の度合いを示すユーロSTOXX50ボラティリティ指数<.V2TX>は9.9%上昇の17.45ポイントで引けた。