中国銀行業監督管理委員会(CBRC)は、銀行に対し不良資産の管理とバランスシート強化を一段と進めるよう求めた。銀行への通知書を引用する形で上海証券報が伝えた。
不良債権比率に注意するよう各行に求めるとともに、近く複数の地域でストレステスト(健全性審査)を実施するとしている。
4日の日経平均株価は前日比66円34銭安の1万5005円54銭で寄り付いたあと、一時1万5000円69銭(前日比71円19銭安)まで下落する場面があった。その後、切り返したが、戻りは限定されている。米国株の上げ一服や直近上昇ピッチの速さから、寄り付きは利益確定売りが先行した。現地4日発表の3月米雇用統計を控えていることも手控えムードにつながっている。3日の米国株式市場では、高値警戒感や米雇用統計の発表を控え、様子見ムードが強まり、NYダウが5日ぶりに小反落し、ナスダック総合指数も5日ぶりに反落した。
業種別では、ソフトバンク<9984、株価 - チャート>、エイチーム<3662、株価 - チャート>などの情報通信株が下落。帝人<3401、株価 - チャート>、東レ<3402、株価 - チャート>などの繊維株もさえず、大日印<7912、株価 - チャート>、バンナムHD<7832、株価 - チャート>などのその他製品株も値を下げている。シチズンHD<7762、株価 - チャート>、テルモ<4543、株価 - チャート>などの精密株も安い。個別では、レシップHD<7213、株価 - チャート>、ナガイレーベン<7447、株価 - チャート>、ファンコミ<2461、株価 - チャート>などが値下がり率上位。
半面、東建物<8804、株価 - チャート>、住友不<8830、株価 - チャート>などの不動産株が上昇。ブリヂス<5108、株価 - チャート>、住友ゴム<5110、株価 - チャート>などのゴム製品株も引き締まっている。九州電<9508、株価 - チャート>、北海電<9509、株価 - チャート>などの電気ガス株も高い。ソニーFH<8729、株価 - チャート>、T&DHD<8795、株価 - チャート>などの保険株も買われている。個別では、独BASFと日本でリチウムイオン電池用正極材の合弁事業に向けた協議を開始したと発表した戸田工<4100、株価 - チャート>が急騰。クスリアオキ<3398、株価 - チャート>、アルテック<9972、株価 - チャート>などの上げも目立つ。
東証寄り付き前段階での主要外国証券経由の注文動向は、「6社ベースで、売り1110万株、買い1610万株で、差し引き500万株の買い越し」(外資系証券)。午前9時25分時点の東京外国為替市場は、1ドル=103円台後半(前日終値は1ドル=103円90銭-91銭)、1ユーロ=142円台半ば(同1ユーロ=142円99銭-143円03銭)で取引されている。
寄り付きの東京株式市場で日経平均は反落した。米国株の下落や円安が一服していることに加え、4日の米雇用統計発表を前に、いったん利益を確定する動きが出ている。日本株には短期的な過熱感が出ていると指摘する声もあり、きょうの取引では上値の重い展開が予想されている。
値がさ株のソフトバンク<9984.T>とファーストリテイリング<9983.T>が売られ、指数を押し下げている。
日経平均は3月20日から昨日まで、終値ベースで847円上昇しており、足元での過熱感を指摘する声が出ている。ただ一方で、TOPIX<.TOPX>やJPX日経400インデックス<.JPXNK400>は昨日まで9連騰しており、「きょうも上昇して引ければ投資家の意識が大きく変わる」(国内証券)と期待する向きもある。
<3686> DLE 3045 +285上場来高値を連日で更新。値動きの軽い直近IPO銘柄として短期資金が流入し、需給面主導での上値追いが続いている。手掛かり材料が乏しい中で、賑わいを見せている中小型株に値幅取り狙いの資金が向かいやすい状況となっており、短期資金が集中する格好に。なお、現時点でマザーズ市場において売買代金トップ、全市場でも上位にランクインしている。
<3382> 7&IHD 3941 -37売り先行。前日に前2月期の決算を発表、営業利益実績は3397億円で前期比15%増益、小売業界では初めてとなる3000億円台乗せとなっている。コンビニ事業の好調が続き、会社計画どおりの着地となった。一方、今期は3560億円で同5%増益にとどまる見通しとなっている。市場コンセンサス3650億円前後を下振れる格好に。保守的な前提にたったものとの見方は強いが、相対的な好業績期待が高い銘柄であり、いったんは出尽くし感などにもつながっているようだ。
<4100> 戸田工 287 +20急伸。独BASFとリチウムイオン電池用正極材を展開する合弁事業に向けた独占交渉を開始と発表している。会社側では、今回の合弁事業によるシナジー効果として、製品開発、性能、コスト、供給規模・能力などを挙げているようだ。リチウムイオン電池関連銘柄としての株式市場における位置づけが、一段と高まる状況になっている。
<6077> N・フィールド 18500 +1970大幅反発。4月30日を基準日として、1:5の株式分割を実施すると発表したことが材料視されている。株式分割の実施に伴って最低投資単位が引き下がることにより、投資家層の拡大や流動性の向上に期待感が高まる格好に。また、株式分割によって少額投資非課税制度(NISA)を通じた投資も可能となり、新規資金の流入期待も。
<3082> きちり 447 +4きちり<3082>は2日、大阪 淀屋橋に本格イタリアン・レストラン「Ristrante Orobianco(リストランテ オロビアンコ)」をオープンすると発表した。
同社は、2013年4月に業務提携した「OROBIANCO SRL(オロビアンコ)」と共同プロディースし、同年4月に「Orobianco」の世界感を表現した本格イタリアン・レストラン「Osteria Orobianco(オステリア オロビアンコ)」をオープンしている。イタリアン・レストランとしてランチ及びディナーだけではなく、レストランウェディングの需要も高く、新たな付加価値を提供している。
今回はファッションブランドとしてだけではなく、「衣・食・住・遊」といった総合ライフスタイルにかかわるブランドの構築を行うというOROBIANCO SRL のビジョンのもと、日本国内におけるオロビアンコのライフスタイルブランドの更なる確立を図り、また同社のプラットフォーム事業の拡大を企図して、大阪 淀屋橋に「リストランテ オロビアンコ」をオープンする。
コンセプトは幅広い年齢層をターゲットにしたカジュアルイタリアンレストランである「オステリア オロビアンコ」とは異なる顧客層をターゲットとしており、オロビアンコの世界観と迎賓館を思わせる気品と高級感で溢れる空間を演出。また本場イタリアで長年経験を積んだシェフを料理長に据えるなど、「Orobianco」の世界感を形にした料理を提供する。
きちりは女性客層をターゲットとした居酒屋「KICHIRI」を関西、首都圏で展開する。厳選された食材とおしゃれ感を演出した店舗、「おもてなし」の接客が支持を集めて成長を続ける。育成中のプラットフォームシェアリング事業(PFS事業)は、自社で利用している情報システムを同業他社に提供するサービスで、利用企業にとっては店舗運営コスト削減などのメリットがあり、特に食材コストに関して導入メリットは大きい。
<3382> 7&IHD 3954 -242015年2月期の連結純利益が前期比5%増の1840億円になる見通しだと発表した。3期連続で過去最高を更新する。サプライズ感はないとの見方だが、プライベートブランドなどオリジナル商品で他社に先行し、増税後に同社の競争力はさらに高まるとの見方もされている。一目均衡表では雲下限レベルでの攻防に。
<9984> ソフトバンク 7981 -159揺るやかなリバウンドをみせており、一目均衡表では雲上限を突破してきている。遅行スパンについても上方転換シグナル発生と、好転している。ただし、米雇用統計を控えるなか、市場全体がやや模様眺め気分が高まりやすい環境のなかでは、上値追いは期待しづらい。週末要因もあって利食いも出やすく、雲上限レベルでの攻防か。
<4842> USEN 369 +17買い先行。上期売上高は前年同期比3.5%増の345.0億円、営業利益は同21.6%増の52.2億円と大幅増益で着地したことが好感されている。スマホ向け定額音楽配信サービス「スマホでUSEN」を投入するなど、主力の音楽配信事業が堅調だった。通期の営業利益は前期比0.4%増の87.0億円が見込まれており、順調な上期業績が前向きに評価されている。
<4350> メディシス - -メディカルシステムネットワーク<4350>は1日、コンビニエンスストア(コンビニ)一体型店舗の1号店「ファミリーマート+なの花薬局新宿百人町店」(東京都新宿区)をオープンしたと発表した。2013年5月に発表したファミリーマート<8028>との業務提携契約に基づくもの。
処方せんの受付を行うほか、一般用医薬品を販売する。病院の近くに位置することから、ガーゼや包帯、健康食品などの品揃えを充実させており、コンビニ・調剤薬局双方の特長を両立した店舗となっている。コンビニ機能付き調剤薬局のビジネスノウハウを確立し、全国の調剤薬局を対象にフランチャイズ展開を目指す。
また、同日には、通常の調剤薬局1店舗(愛知県名古屋市)を株式譲受けにより取得、2店舗(東京都練馬区、江東区)を閉店し、グループ全体の店舗数(調剤薬局、ドラッグストア含む)が336店になったと発表した。
同社は、中小調剤薬局向け医薬品等ネットワーク運営と調剤薬局運営を主な事業とする。店舗の収益性向上につながるという強みを活かして医薬品ネットワーク加盟店数の増加を進めていくと同時に、M&Aを活用しながら調剤薬局事業の一段の成長を図る。10年後に連結売上高で3,000億円規模を目指す。
[株式市場強弱材料] 強気材料 ・欧州株式市場、ECB総裁発言で追加緩和期待高まり堅調 ・ドル/円、円安進行(103円91-94銭) ・LMEニッケル、続伸 弱気材料 ・シカゴ225先物清算値15075円、大阪比5円安 ・NYダウ小幅反落、割高目立つハイテクや小型株に売り広がる ・米半導体SOX指数、小幅反落 ・米3月ISM非製造業総合景況指数、53.1と市場予想を下回る ・米新規失業保険申請件数、32.6万件と市場予想よりも悪化 ・ユーロ/円、円高進行(142円54-58銭) ・NY金反落、ECB総裁発言を受けたユーロ安が重し ・バルチック海運指数、8日続落 ・東証REIT指数、小幅反落 留意事項 ・7&IHD<3382>、増税でもコンビニ好調で今期最高益 ・欧州中銀(ECB)、金利据え置き ・NY原油先物、反発(1バレル=100.29ドル) ・米長期金利、低下(10年債利回り2.804%) ・長期金利、上昇(10年債利回り0.640%) ・3月車名別新車販売、車名別軽自動車販売 ・EU外相理事会(5日まで) ・米3月非農業部門雇用者数、失業率 [サポート&レジスタンス] 終値 15072 5日移動平均 14867 標準偏差+2σ 15327 レジスタンス(2) 15259 レジスタンス(1) 15165 先行スパンB 15158 100日移動平均 15100 ピボット 15071 サポート(1) 14977 サポート(2) 14883 先行スパンA 14816 基準線 14758 25日移動平均 14739 転換線 14696 200日移動平均 14562 標準偏差−2σ 14150
精神疾患患者を対象とした訪問看護事業を手掛けるN・フィールド<6077、株価 - チャート>が3日、4月末割り当てで1対5の株式分割を実施すると発表した。
分割の基準日は4月30日、効力発生日は5月1日。3日終値は1万6530円で、単純計算で最低投資金額は165万円から33万円まで低下する。幅広い投資家層を呼び込むことが期待される。
Nフィールドは13年8月29日にIPO(新規上場)した銘柄で、初値は公開価格の2倍に相当する3100円となり、セカンダリー(流通市場)ではファンドの買いなどを手掛かりに大化けしていた。
不二越<6474、株価 - チャート>が3日、14年11月期第1四半期(13年12月-14年2月)の連結決算を発表した。
第1四半期は、売上高が580億2900万円(前年同期比46.7%増)、営業利益は48億3600万円(同2.1倍)と大幅な増収増益で着地した。決算期末を従来の9月から11月に変更した海外の連結子会社の収益が5カ月分計上され、売上高が約100億円、営業利益は5億円程度余分に押し上げられた。ただ、この影響を除いても、営業利益は前年同期比80%前後の増益だったもよう。国内外での設備投資拡大を背景に、「油圧機器やベアリングが好調だった」(会社側)としている。
また、為替の円安も収益の追い風となった。第1四半期は1ドル=101円(前年同期は81円)、1ユーロ=138円(同105円)で推移し、前提条件(1ドル=100円、1ユーロ=135円)に対してもやや円安。1円円安にフレた場合の同社の営業利益の感応度(通期ベース)は、対ドルでプラス1億6000万円、対ユーロでプラス5000億円と推測される。
14年11月期の業績予想は、売上高2050億円(前期比16.7%増)、営業利益170億円(同37.8%増)、純利益100億円(同49.1%増)は据え置いている。
3日の終値は、前日比7円高の694円。
ハイデイ日高<7611、株価 - チャート>が3日に発表した15年2月期3月度の既存店売上高は前年同月比0.9%増だった。客数はやや落ち込んだが、「季節メニューを中心に客単価が上昇した」(経営企画室)という。4日に14年2月期単体決算、8日にはアナリスト向け説明会も開催する予定。
3日の終値は、前日比6円高の2132円。
JFEホールディングス<5411、株価 - チャート>傘下のJFEエンジニアリングは3日、新電力会社(PPS)アーバンエナジー社を設立し、電力小売り業に参入したと発表。
アーバンエナジーはまず、福山リサイクル発電(広島県福山市)から年間8万メガワットアワーの電力を調達し、JFEグループ鶴見地区の工場やオフィスに小売りを行う。今後は、廃棄物発電プラントを中心に電源の確保と販売先の拡大を同時に進め、電力小売が完全自由化される16年に年間50万メガワットアワー規模の販売量を目指し
JFEエンジニアリングは、これまで全国各地で都市ごみを利用した破棄物発電プラントの建設を手掛けてきたほか、それらのプラント運営やメンテナンスなどを受託するなどの実績を持つ。
3日の終値は、前日比4円安の1972円。
東建コーポレーション<1766、株価 - チャート>は建設事業が主力で、不動産賃貸住宅の運営も手掛ける。「日本プロゴルフツアー開幕戦」の主催者として今年は22年目を迎える。
14年4月期予想の連結経常利益は前期比6.3%増の103億円、2期連続増益を見込む。会社側は「受注は回復基調にある」(広報IR室)という。消費増税前の駆け込み需要は中間期に、反動減は第3四半期決算に反映済みで、足元では税率8%に引き上げ後の受注活動に力を注いでいる。
建設事業では、労務費の上昇や資材価格の高止まりが利益を圧迫するが、不動産賃貸事業では、管理件数の増加に伴うサブリース経営代行システム(一括借り上げ制度)による入居者からの家賃収入が増加。入居仲介の促進に向けた積極的な施策展開で高い住居率を維持している。
移動平均線では、25日・75日の両移動平均線をすでに回復し、上げ足に弾みをつけている。5100円前後にまとまっている戻り待ちの売りを消化できれば、年初来高値(5150円、1月14日)奪回が早そうだ。
3日の終値は、前日比45円の4900円。
日本エアーテック<6291、株価 - チャート>はクリーンエアシステム関連機器大手。ITやバイオ業界向けにクリーンルームの製造・販売を得意分野としている。
14年12月期予想の単体経常利益は前期比3.2%増の1億6000万円。「前期は製薬会社向けの大型案件でコストが増え、利益を圧迫したが、今期は受注時に精査して対応することで利益を確保していく」(大重一義取締役)という。
半導体、液晶などの設備投資の回復、太陽電池関連やハイブリッド・電気自動車用などのリチウムイン電池の製造関連設備への投資が増加。さらに「食に対する安全性」への要求の高まりに伴う製造工程の清浄化、防虫対策のほか、製薬、病院・医療分野への設備投資の増加などが追い風となる見通し。既存製品に加え、「新型エアーシャワー」などの新製品の拡販にも注力。据え付け工事、サービスの内製化比率の向上などコスト抑制も継続し、増収増益を目指す見通しだ。期末一括配当の10円は据え置く。
移動平均線では、25日線を回復し、75日線を射程圏にとらえてきた。戻りをこなしながら年初来高値(545円、1月10日)を目指す展開。
3日の終値は、前日比5円高の485円。
アステラス製薬<4503、株価 - チャート>が3日、精神・神経疾患に対する治療薬創製を目指し、米非営利法人のリーバー脳発達研究所(メリーランド州)が設立するコンソーシアムへ参加すると発表した。同コンソーシアムには、同社のほか、イーライリリー、ファイザー、ロシュ、ランドベックの合わせて5社が参加する。
同社は、今回の参加により、同コンソーシアムで実施される広範な脳部位の解析が、米研究所で行っている解析を補完するものになるとみている。同社はすでに12年から、リーバー脳発達研究所と、遺伝子改変モデルマウスと統合失調症/双極性障害患者の脳における遺伝子発現の比較解析を通じて、精神・神経疾患領域における画期的な新薬の創製を目指す共同研究に取り組んでいる。
3日の終値は、前日比9円安の1205円。
シャープ<6753、株価 - チャート>は3日、同社のプラズマクラスター技術が、黄砂に付着している細菌・カビの抑制効果およびPM2.5に含まれている有機化学物質の除去効果を有していることを実証したと発表した。
同社によると、微生物学的検査、食品成分分析などを手掛ける食環境衛生研究所(群馬県前橋市)に委託した試験において、プラズマクラスター技術が、黄砂に付着している食中毒の原因となるバチルス・セレウス菌とアレルギーを引き起こすといわれているカビの一種であるビルカンデラ菌を99%以上抑制することを実証したとする。また、住友化学<4005、株価 - チャート>子会社の住化分析センター(東京都文京区)への委託分析では、PM2.5に含まれている酸性雨の原因物質である芳香族カルボン酸(安息香酸)を約98%除去、自動車などの排ガスに含まれている物質であるアルカン(ヘキサデカン)を約99%除去することを実証したとしている。
3日の終値は、前日比5円高の326円。
ドル/円 終値 103.92/94
始値 103.96/98
前営業日終値 103.87/89
ユーロ/ドル 終値 1.3719/21
始値 1.3756/59
前営業日終値 1.3766/68
30年債
米東部時間17時05分 99*31.50=3.6257%
前営業日終盤 99*20.00=3.6455%
10年債
米東部時間17時05分 99*19.00=2.7972%
前営業日終盤 99*17.50=2.8027%
5年債
米東部時間17時05分 99*06.00=1.7960%
前営業日終盤 99*06.50=1.7926%
2年債
米東部時間15時49分 99*26.75=0.4580%
前営業日終盤 99*26.75=0.4579%
ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>
終値 16572.55(‐0.45)
前営業日終値 16573.00(+40.39)
ナスダック総合<.IXIC>
終値 4237.74(‐38.72)
前営業日終値 4276.46(+8.42)
S&P総合500種<.SPX>
終値 1888.77(‐2.13)
前営業日終値 1890.90(+5.38)
COMEX金(6月限)(ドル/オンス)
終値 1284.6(‐6.2)
前営業日終値 1290.8(+10.8)
COMEX銀(5月限)(セント/オンス)
終値 1980.5(‐24.5)
前営業日終値 2005.0(+36.2)
北海ブレント原油先物(5月限)(ドル/バレル)
終値 106.15(+1.36)
前営業日終値 104.79(‐0.83)
米WTI原油先物(5月限) (ドル/バレル)
終値 100.29(+0.67)
前営業日終値 99.62(‐0.12)
TR/CC‐CRB指数(ポイント)<.TR●●RB>
終値 303.0995(+1.8020)
前営業日終値 301.2975(‐0.5662)
<為替> ユーロがドルと円に対して下落。欧州中央銀行(ECB)が金利を据え置き、ドラギECB総裁が低インフレに対して非伝統的措置を導入することもあり得ると述べたことでユーロが売られた。
ユーロ/ドルはこのところ1.40ドル近辺で推移していたが、この日はドラギ総裁の発言を受けて下げ、1.37ドルを割り込む場面もあった。終盤は0.36%安の1.3716ドル。
ユーロは対ポンドでは0.18%、対円でも0.33%それぞれ下落した。
<債券> 期間が長めの国債利回りが低下した。朝方発表された新規失業保険申請件数が市場予想以上に増加したことを受け、3月雇用統計の発表を4日に控え警戒感が広がり、債券への逃避買いが優勢となった。
3月29日終了週の新規失業保険週間申請件数は前週比1万6000件増の32万6000件となった。市場予想は31万7000件だった。
2月の貿易赤字が拡大したことも、長期債利回り低下の一因となった。
米供給管理協会(ISM)が発表した3月の非製造業部門総合指数(NMI)が53.1と、前月から上昇したものの、利回り上昇にはつながらなかった。
<株式> 下落。バイオテク株やモメンタム銘柄が売り込まれ、ナスダック総合は1%近く値を下げた。ナスダック・バイオテクノロジー株指数<.NBI>は2.7%下落した。
モメンタム株の中では電気自動車大手テスラ・モーターズ<TSLA.O>が2.1%安、オンライン動画配信大手ネットフリックス<NFLX.O>が2.3%安となった。交流サイト(SNS)大手のフェイスブック<FB.O>も5.2%下げた。
投資家は4日の雇用統計の発表を前に、大きな賭けに出ることには消極的だった。ロイター調査によると、エコノミストは3月の非農業部門の雇用者数を20万人増と見込んでいる。
2月の貿易収支は輸出が5カ月ぶりの低水準となったことから423億ドルの赤字となり、赤字幅が予想外に拡大。第1・四半期の米経済成長率が予想を下回る可能性が示唆された。
<金先物> 反落。対ユーロでのドル高や米景気拡大期待を背景に売られた。
<米原油先物> 4日ぶりに反発。リビア産原油の輸出回復に懐疑的な見方が広がった。米メディアによると、反政府部族勢力幹部が支配下にある一部主要港を開放するとの報道を否定。取引半ば以降は買い戻しの動きが広がり、相場は引け直前に一時100.34ドルの高値を付けた。
米連邦準備理事会(FRB)が実施した調査から、民間機関が発行した住宅ローン担保証券(MBS)への需要が過去数カ月で高まったことが明らかになった。
銀行融資担当者を対象とした四半期調査によると、大手行の約半分が、昨年12月から2月にかけ、民間機関が発行するMBSへの需要が拡大したと報告した。
米住宅市場への民間資本の流入が拡大している可能性や、投資家のリスク選好度および米経済への信頼感が高まっている兆候を示唆した。
3日の米国株式市場は下落。バイオテク株やモメンタム銘柄が売り込まれ、ナスダック総合は1%近く値を下げた。
ウォーレン・フィナンシャル・サービスの最高投資責任者(CIO)、ランディ・ウォーレン氏は「われわれの見方では、ここが買いのチャンスだ。(バイオテクノロジー株は)再び勢いづくと考える。1年間だけ上昇してそれで終わりということにはならない」と話した。
モメンタム株の中では電気自動車大手テスラ・モーターズ<TSLA.O>が2.1%安、オンライン動画配信大手ネットフリックス<NFLX.O>が2.3%安となった。交流サイト(SNS)大手のフェイスブック<FB.O>も5.2%下げた。
投資家は4日の雇用統計の発表を前に、大きな賭けに出ることには消極的だった。ロイター調査によると、エコノミストは3月の非農業部門の雇用者数を20万人増と見込んでいる。
ダウ工業株30種<.DJI>は0.45ドル(0.00%)安の1万6572.55ドル。
ナスダック総合指数<.IXIC>は38.72ポイント(0.91%)安の4237.74。
S&P総合500種<.SPX>は2.13ポイント(0.11%)安の1888.77。
ナスダック・バイオテクノロジー株指数<.NBI>は2.7%下落した。
一方、モメンタム株の売りはまだ続くとみるアナリストもいる。
オプション市場もモメンタム株に注目しており、テスラ株は投機筋に2日連続で選好された。午後の取引までにオプショの出来高は通常より3割程度増えた。
書店チェーン、バーンズ・アンド・ノーブル<BKS.N>は13.5%の大幅安。メディア大手リバティ・メディア<LMCA.O>が持ち株のほとんどを売却したと発表し、バーンズ・アンド・ノーブルが電子書籍販売の有力販売会社として再浮上するとの見方に終止符が打たれた形。
この日発表された景気指標では、2月の貿易収支は輸出が5カ月ぶりの低水準となったことから423億ドルの赤字となり、赤字幅が予想外に拡大。第1・四半期の米経済成長率が予想を下回る可能性が示唆された。
米バイオ製薬大手ギリアド・サイエンシズ<GILD.O>は0.1%高。ソバルディのブランド名で米国で販売されているC型肝炎治療薬ソフォスブビルの臨床試験で、この治療薬が安全なことや日本の患者によく見られるウイルスの治療に有効なことが示された。
BATSグローバル・マーケッツのデータによると、ニューヨーク証券取引所、ナスダック、NYSE MKTの3市場の出来高は約60億株と今月の平均である64億株を下回った。
ニューヨーク証券取引所は下げ1772に対して上げが1220、ナスダックは下げ1837に対して上げが775だった。
(カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>
終値 16572.55(‐0.45)
前営業日終値 16573.00(+40.39)
ナスダック総合<.IXIC>
終値 4237.74(‐38.72)
前営業日終値 4276.46(+8.42)
S&P総合500種<.SPX>
終値 1888.77(‐2.13)
前営業日終値 1890.90(+5.38)
1344GMT 2日終盤
ユーロ/ドル<EUR=> 1.3725 1.3766
ドル/円<JPY=> 104.0600 103.8500
ユーロ/円<EURJPY=> 142.81 143.02
3日終値 前営業日終値
株 FT100 6649.14(‐9.90)6659.04
クセトラDAX 9628.82(+5.46)9623.36
金 現物午後値決め 1284.00 1292.00
*GMT:18時00分
先物清算値
3カ月物ユーロ(6月限) 99.69 (‐0.02) <FEIM4>
独連邦債2年物(6月限) 110.36 (+0.01) <FGBSM4><0#FGBS:>
独連邦債5年物(6月限) 125.18 (+0.13) <FGBMM4><0#FGBM:>
独連邦債10年物(6月限) 142.92 (+0.14) <FGBLM4><0#FGBL:>
独連邦債30年物(6月限) 127.78 (‐0.14) <FGBXM4><0#FGBX:>
現物利回り
独連邦債2年物 0.187 (0.192) <DE2YT=TWEB><0#DE2YT=TWEB>
独連邦債5年物 0.660 (0.686) <DE5YT=TWEB><0#DE5YT=TWEB>
独連邦債10年物 1.604 (1.618) <DE10YT=TWEB><0#DE10YT=TWEB>
独連邦債30年物 2.488 (2.481) <DE30YT=TWEB><0#DE30YT=TWEB>
<為替> ユーロが下落。欧州中央銀行(ECB)は同日開いた理事会で金利を据え置き、域内の低インフレに対応するため、必要に応じ非標準的措置を講じていく姿勢を鮮明にした。
ドラギECB総裁の会見が進行する中、ユーロは1.3711ドルまで下落。その後、0.4%安の1.3716ドル付近で推移した。対ポンドや円でも下落した。
ドラギ総裁は「ECB理事会は、低インフレの長期化リスクに効果的に対処するため、責務の範囲内において非標準的手段を活用するコミットメントで一致している」と語った。
ユーロ安はドル上昇につながり、主要6通貨に対するICEフューチャーズUSドル指数<.DXY>は0.27%上昇した。
ドル/円は一時、1月23日以来の高値となる104.06円をつけた後、103.95円付近で推移した。
<株式> ロンドン株式市場は小反落。一時は3週間ぶり高値をつけたが、さえない米指標を嫌気し、結局マイナス圏で取引を終えた。
FT100種総合株価指数<.FTSE>終値は9.90ポイント(0.15%)安の6649.14。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が理事会後の会見で緩和スタンスを強調したことで、午後の取引では一時3月12日以来の高値をつけたが、予想を下回る米指標を受けて、米株に連れ安する流れとなった。
鉱山株指数<.FTNMX1770>が0.8%下落し、相場を圧迫した。中国が発表した景気支援策が期待されていたほど大規模でなかったことを嫌気し、銅価格が下落したことが重しとなった。リオ・ティント<RIO.L>、アングロ・アメリカン<AAL.L>が下げを主導した。
一方、タロー・オイル<TLW.L>は6.2%急伸。UBSが同社の投資判断を「ニュートラル」から「買い」に引き上げたことが支援材料。
キングフィッシャー<KGF.L>は3%高。フランスの競合社、ムッシュ・ブリコラージュ<MBRI.PA>に対して総額2億7500万ユーロ(3億7862万ドル)の買収提案を行ったことが好感された。
欧州株式市場は続伸。ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁がデフレ回避に向け、非標準的措置による追加緩和実施に道を開いたことが追い風となった。
ECBは政策金利の据え置きを決定したが、ドラギ総裁は「低インフレが過度に長期化するリスクに効果的に対処するため、理事会は責務の範囲内で非標準的措置も活用する決意で一致している」と表明。低インフレが長期化すれば、行動する考えをあることを強調した。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>終値は1.78ポイント(0.13%)高の1345.18。8日続伸し、連騰記録としては昨年10月以来の長さとなった。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は19.31ポイント(0.61%)高の3206.76と、5年半ぶりの高値をつけた。
スペイン株が域内市場全体をアウトパフォームした。
サービスセクターの購買担当者景気指数(PMI)が市場予想を上回り、回復加速への期待が高まった。
銀行株が上げを主導。BBVA<BBVA.MC>は3.6%、バンコ・ポピュラール<POP.MC>は3.9%それぞれ上昇した。
スペインの主要株価指数IBEX<.IBEX>は1.4%高の1万0584.1で終了し、およそ3年ぶり高値をつけた。
他のユーロ圏銀行株も値を上げた。ナティクシス<CNAT.PA>は4.3%高、ウニクレディト<CRDI.MI>も2.8%高となった。
<ユーロ圏債券> イタリア、ギリシャ国債などの周辺国債券の利回りが急低下した。
欧州中央銀行(ECB)は同日の理事会ですべての政策金利の据え置きを決定した。ドラギ総裁は理事会後の会見で「低インフレが過度に長期化するリスクに効果的に対処するため、理事会は責務の範囲内で非標準的措置も活用する決意で一致している」とし、量的緩和(QE)を含む追加緩和の選択肢があることを強調した。
市場は当初、この発言にさほど大きく反応せず、非標準的措置の実施をめぐり懐疑的な見方が根強いことを示唆した。
ただ、ドラギ総裁が、ユーロ高によってインフレがさらに目標から遠ざかる可能性があるとして懸念を表明した後、ユーロは安定化したほか、イタリア10年債利回りは8年半ぶりの低水準となる3.25%をつけた。
INGのアレサンドロ・ジアンサンティ氏は「今回初めてQEに関する率直な議論が行われた」と指摘。「QEによって、周辺国の中で最大の債券市場を抱えるイタリアとスペインが恩恵を受けることになる」と述べた。
ドラギ総裁の発言を受け、金融市場は全般的に落ち着きを見せたものの、過去のECB理事会後にみられた動きに比べると限定的となった。
ドラギ総裁が、ユーロ高が輸出や景気を圧迫する恐れがあり、ECBがユーロの一段高を望んでいないことをあらためて強調したことについて、DZ銀の金利ストラテジスト、クリスチャン・レンク氏は「市場ではすでに大方織り込まれていた見方」とし、「ECBはマネーを注入せずに市場を感化しようとしている。小手先の対応に過ぎない」と述べた。
ギリシャ国債はアウトパフォームした。利回りはほぼすべての期間で4年ぶりの低水準をつけた。同国は2年前に行われた債務再編以来初めてとなる国債発行を計画している。
独連邦10年債利回りは1ベーシスポイント(bp)低下し、1.61%となった。ドラギ総裁の会見前は1.63%で推移していた。
FT100種総合株価指数(ロンドン)<.FTSE>
終値 6649.14(‐9.90)
前営業日終値 6659.04(+6.43)
クセトラDAX指数(フランクフルト)<.DAX>
終値 9628.82(+ 5.46)
前営業日終値 9623.36(+19.65)
CAC40種平均指数(パリ)<.FCHI>
終値 4449.33(+18.47)
前営業日終値 4430.86(+ 4.14)
<ロンドン株式市場> 小反落。一時は3週間ぶり高値をつけたが、さえない米指標を嫌気し、結局マイナス圏で取引を終えた。
FT100種総合株価指数<.FTSE>終値は9.90ポイント(0.15%)安の6649.14。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が理事会後の会見で緩和スタンスを強調したことで、午後の取引では一時3月12日以来の高値をつけたが、予想を下回る米指標を受けて、米株に連れ安する流れとなった。
鉱山株指数<.FTNMX1770>が0.8%下落し、相場を圧迫した。中国が発表した景気支援策が期待されていたほど大規模でなかったことを嫌気し、銅価格が下落したことが重しとなった。リオ・ティント<RIO.L>、アングロ・アメリカン<AAL.L>が下げを主導した。
一方、タロー・オイル<TLW.L>は6.2%急伸。UBSが同社の投資判断を「ニュートラル」から「買い」に引き上げたことが支援材料。
キングフィッシャー<KGF.L>は3%高。フランスの競合社、ムッシュ・ブリコラージュ<MBRI.PA>に対して総額2億7500万ユーロ(3億7862万ドル)の買収提案を行ったことが好感された。
<欧州株式市場> 続伸。ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁がデフレ回避に向け、非標準的措置による追加緩和実施に道を開いたことが追い風となった。
ECBは政策金利の据え置きを決定したが、ドラギ総裁は「低インフレが過度に長期化するリスクに効果的に対処するため、理事会は責務の範囲内で非標準的措置も活用する決意で一致している」と表明。低インフレが長期化すれば、行動する考えをあることを強調した。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>終値は1.78ポイント(0.13%)高の1345.18。8日続伸し、連騰記録としては昨年10月以来の長さとなった。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は19.31ポイント(0.61%)高の3206.76と、5年半ぶりの高値をつけた。
スペイン株が域内市場全体をアウトパフォームした。
サービスセクターの購買担当者景気指数(PMI)が市場予想を上回り、回復加速への期待が高まった。
銀行株が上げを主導。BBVA<BBVA.MC>は3.6%、バンコ・ポピュラール<POP.MC>は3.9%それぞれ上昇した。
スペインの主要株価指数IBEX<.IBEX>は1.4%高の1万0584.1で終了し、およそ3年ぶり高値をつけた。
他のユーロ圏銀行株も値を上げた。ナティクシス<CNAT.PA>は4.3%高、ウニクレディト<CRDI.MI>も2.8%高となった。
3日の欧州株式市場は続伸。ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁がデフレ回避に向け、非標準的措置による追加緩和実施に道を開いたことが追い風となった。
ECBは政策金利の据え置きを決定したが、ドラギ総裁は「低インフレが過度に長期化するリスクに効果的に対処するため、理事会は責務の範囲内で非標準的措置も活用する決意で一致している」と表明。低インフレが長期化すれば、行動する考えをあることを強調した。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>終値は1.78ポイント(0.13%)高の1345.18。8日続伸し、連騰記録としては昨年10月以来の長さとなった。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は19.31ポイント(0.61%)高の3206.76と、5年半ぶりの高値をつけた。
スペイン株が域内市場全体をアウトパフォームした。
サービスセクターの購買担当者景気指数(PMI)が市場予想を上回り、回復加速への期待が高まった。
銀行株が上げを主導。BBVA<BBVA.MC>は3.6%、バンコ・ポピュラール<POP.MC>は3.9%それぞれ上昇した。
スペインの主要株価指数IBEX<.IBEX>は1.4%高の1万0584.1で終了し、およそ3年ぶり高値をつけた。
他のユーロ圏銀行株も値を上げた。ナティクシス<CNAT.PA>は4.3%高、ウニクレディト<CRDI.MI>も2.8%高となった。
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