東建コーポレーション<1766、株価 - チャート>は建設事業が主力で、不動産賃貸住宅の運営も手掛ける。「日本プロゴルフツアー開幕戦」の主催者として今年は22年目を迎える。
14年4月期予想の連結経常利益は前期比6.3%増の103億円、2期連続増益を見込む。会社側は「受注は回復基調にある」(広報IR室)という。消費増税前の駆け込み需要は中間期に、反動減は第3四半期決算に反映済みで、足元では税率8%に引き上げ後の受注活動に力を注いでいる。
建設事業では、労務費の上昇や資材価格の高止まりが利益を圧迫するが、不動産賃貸事業では、管理件数の増加に伴うサブリース経営代行システム(一括借り上げ制度)による入居者からの家賃収入が増加。入居仲介の促進に向けた積極的な施策展開で高い住居率を維持している。
移動平均線では、25日・75日の両移動平均線をすでに回復し、上げ足に弾みをつけている。5100円前後にまとまっている戻り待ちの売りを消化できれば、年初来高値(5150円、1月14日)奪回が早そうだ。
3日の終値は、前日比45円の4900円。