シャープ<6753、株価 - チャート>は3日、同社のプラズマクラスター技術が、黄砂に付着している細菌・カビの抑制効果およびPM2.5に含まれている有機化学物質の除去効果を有していることを実証したと発表した。
同社によると、微生物学的検査、食品成分分析などを手掛ける食環境衛生研究所(群馬県前橋市)に委託した試験において、プラズマクラスター技術が、黄砂に付着している食中毒の原因となるバチルス・セレウス菌とアレルギーを引き起こすといわれているカビの一種であるビルカンデラ菌を99%以上抑制することを実証したとする。また、住友化学<4005、株価 - チャート>子会社の住化分析センター(東京都文京区)への委託分析では、PM2.5に含まれている酸性雨の原因物質である芳香族カルボン酸(安息香酸)を約98%除去、自動車などの排ガスに含まれている物質であるアルカン(ヘキサデカン)を約99%除去することを実証したとしている。
3日の終値は、前日比5円高の326円。