アステラス製薬<4503、株価 - チャート>が3日、精神・神経疾患に対する治療薬創製を目指し、米非営利法人のリーバー脳発達研究所(メリーランド州)が設立するコンソーシアムへ参加すると発表した。同コンソーシアムには、同社のほか、イーライリリー、ファイザー、ロシュ、ランドベックの合わせて5社が参加する。

同社は、今回の参加により、同コンソーシアムで実施される広範な脳部位の解析が、米研究所で行っている解析を補完するものになるとみている。同社はすでに12年から、リーバー脳発達研究所と、遺伝子改変モデルマウスと統合失調症/双極性障害患者の脳における遺伝子発現の比較解析を通じて、精神・神経疾患領域における画期的な新薬の創製を目指す共同研究に取り組んでいる。

3日の終値は、前日比9円安の1205円。