寄り付きの東京株式市場で日経平均は反落した。米国株の下落や円安が一服していることに加え、4日の米雇用統計発表を前に、いったん利益を確定する動きが出ている。日本株には短期的な過熱感が出ていると指摘する声もあり、きょうの取引では上値の重い展開が予想されている。

値がさ株のソフトバンク<9984.T>とファーストリテイリング<9983.T>が売られ、指数を押し下げている。

日経平均は3月20日から昨日まで、終値ベースで847円上昇しており、足元での過熱感を指摘する声が出ている。ただ一方で、TOPIX<.TOPX>やJPX日経400インデックス<.JPXNK400>は昨日まで9連騰しており、「きょうも上昇して引ければ投資家の意識が大きく変わる」(国内証券)と期待する向きもある。