独身女真理愛の株ぶろぐ(2014年5月9日)

ukichi777a さん

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日本特殊陶業<5334、株価 - チャート>が8日、14年3月期連結決算と15年3月期業績予想を発表、今期は営業最高利益見通しに4円増配方針を示した。

15年3月期業績は、売上高が3340億円(前期比1.3%増)、営業利益が620億円(同20.0%増)を見込み、07年3月期に記録した過去最高の営業利益524億100万円を8期ぶりに塗り替えることになる。自動車関連事業分野において、米国や中国を中心とした堅調な海外需要が続く見通し。テクニカルセラミックス関連事業分野では、半導体関連で生産委託先への製造移管が進み、今後は開発および販売に特化したファブレス化の推進により、新しいビジネスモデルへの転換を目指し、採算改善を図る。配当は32円(前期は28円)を予定。

14年3月期決算は、売上高が3297億5800万円(前期比8.9%増)、営業利益は516億6100万円(同2.17倍)だった。

8日の終値は、前日比189円高の2475円。

日清食品ホールディングス<2897、株価 - チャート>が8日、14年3月期連結決算と15年3月期業績予想を発表した。

15年3月期業績は、売上高が4400億円(前期比5.4%増)、営業利益は260億円(同6.2%減)を見込む。市場コンセンサスの同利益278億円程度を下回る。国内即席めん事業の成長や、海外での成長戦略により、増収見通しながら、主に国内原料高の影響で利益を圧迫する。

14年3月期決算は、売上高が4176億円2000万円(前期比9.1%増)、営業利益は277億500万円(同15.7%増)だった。

8日の終値は、前日比185円安の4720円。

日本ゼオン<4205、株価 - チャート>が8日、15年3月期の連結業績予想を発表。2ケタ減益見通しを示した。

15年3月期業績は、売上高3100億円(前期比4.6%増)、営業利益250億円(同16.4%減)、純利益170億円(同13.5%減)を予想。前提条件は、為替相場が1ドル=100円、ナフサ価格1キロリットル=6万8000円としている。年間配当は、中間期7円(前期実績7円)、期末7円(同6円)の合計14円(同13円)と増額を計画。市場予想平均の営業利益335億円程度、純利益210億円程度を下回った。

14年3月期決算は、売上高2964億2700万円(前期比18.2%増)、営業利益299億100万円(同26.2%増)、純利益196億5000万円(同33.2%増)だった。

8日の終値は、前日比74円安の839円。

家具製造販売のカッシーナ・イクスシー<2777、株価 - チャート>が8日、14年12月期第1四半期(1-3月)連結決算を発表した。

第1四半期の決算は、売上高が21億5600万円(前期比60.8%増)、営業利益は3億1700万円(同4.95倍)となった。コントラクトビジネス(設計事務所、デザイン事務所などを経由する主に法人向け販売活動)が大幅に伸長したほか、直営店においても来店客数や受注率が増加した。また、前期までに取り組みを強化した百貨店への卸売ビジネスも大きく売上を伸ばした。一方、販管費も増加したが、増収効果で吸収した。

中間期および通期業績予想は据え置かれたが、第1四半期時点での営業利益は中間期計画の2億円を1億1700万円上回ったことになる。

8日の終値は、前日比25円高の625円。

山善<8051、株価 - チャート>が8日、15年3月期の連結業績予想を発表。2ケタ増益見通しに配当の増額計画を示した。

15年3月期業績は、売上高4100億円(前期比3.7%増)、営業利益110億円(同15.0%増)、純利益70億円(同26.9%増)を予想。各種拡販企画の実施、販管費の低減に取り組み競争力の強化を図り、収益の拡大を目指す。消費財分野については、期初は消費増税の駆け込み需要の反動を予想するが、第3四半期(10-12月)以降には持ち直すとみている。年間配当は、中間期8円(前期実績7円)、期末12円(同8円)の合計20円(同15円)に増額する見通し。

14年3月期決算は、売上高3952億4900万円(前期比6.7%増)、営業利益95億6200万円(同2.0%減)、純利益55億1500万円(同11.7%減)だった。

8日の終値は、前日比20円高の666円。

警備事業大手のALSOK<2331、株価 - チャート>が8日、15年3月期の連結業績予想を発表した。

15年3月期業績は、売上高3650億円(前期比11.2%増)、営業利益278億円(同46.8%増)、純利益160億円(同46.1%増)を予想。業者間の競争激化が想定されるなか、グループシナジーをより一層高め、主力のセキュリティ事業に注力する。年間配当は、中間期17.5円(前期実績12.5円)、期末17.5円(同17.5円)の合計35円(同30円)に増額する。

14年3月期決算は、売上高3282億900万円(前期比4.0%増)、営業利益189億3200万円(同60.6%増)、純利益109億5500万円(同27.8%増)だった。

8日の終値は、前日比130円高の2246円。

三菱商事<8058、株価 - チャート>が8日、14年3月期連結決算(米国会計基準)と15年3月期業績予想(IFRS基準)を発表、同時に自社株買いと今期2円増配方針を明らかにした。

自社株買いの概要は、取得株数上限で4000万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.4%)、取得金額上限で600億円。取得期間は5月9日-7月31日。

14年3月期決算は、純利益で4447億9300万円(前期比23.5%増)となり、市場コンセンサスの4300億円強を上回った。豪州資源関連子会社における前年度のストライキの反動や、為替要因、新規連結などが寄与。保有株式売却などにより、有価証券損益も改善した。

15年3月期は、IFRS基準に基づき、純利益4000億円を見込む。配当予定額は70円(前期68円)に増額する。

8日の終値は、前日比119円高の1938円。

クラボウ<3106、株価 - チャート>が8日、15年3月期の連結業績予想を発表した。

15年3月期業績は、売上高1760億円(前期比6.5%増)、営業利益47億円(同55.0%増)、純利益30億円(同86.6%増)を見込む。事業別では、繊維や化成品での大幅増益を想定。増益を同社の強みである技術や開発力を生かした商品・サービスの開発・提供を推進する。

14年3月期決算は、売上高1652億2800万円(前期比12.4%増)、営業利益30億3200万円(同13.5%増)、純利益16億800万円(同88.7%増)だった。

8日の終値は、前日比7円高の175円。

<為替> ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が来月の追加緩和の可能性を示唆したことを受けて、ドルが対ユーロで上昇した。

総裁はECB理事会後の会見で、インフレ見通しに基づき妥当と判断されれば、理事会は6月に行動することに違和感はないと感じていると述べた。

ドラギ総裁はユーロ高の進行にも懸念を表明した。ユーロは過去半年間に対ドルで4%以上上昇し、すでに目標を下回っているインフレがさらに弱まる要因となった。

イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の上院予算委員会での証言もドルが下げる要因になった。議長は前日に続き、米労働市場のスラック(需給の緩み)が相当な程度であることから実質ゼロ金利が当面続く可能性が高いとの見解を示した。

<債券> 30年債が下落。160億ドルの30年債入札がさえない結果に終わったことを嫌気した。

30年債入札の最高落札利回りは0.3440%に達し、WI(発行前)取引水準を2ベーシスポイント(bp)上回った。応札倍率は2.09倍と、最近の平均である2.36倍を下回り、2011年8月に実施された入札以来の低水準となった。

FRB議長の上院予算委員会証言も注目された。議長は、FRBが適切なバランスシートの規模について決定を急がない考えを示し、危機前の水準に戻すには10年近く要する可能性があると指摘した。

<株式> エネルギー関連株と公益事業株に売りが出たことで、ナスダック総合とS&P総合500種が下落して終了した。ナスダック総合の3日続落は4月初め以来だった。

午前中は、最近下げていたインターネット関連株が上向きに転じたことからナスダック総合が押し上げられた。米新規失業保険週間申請件数が減少して労働市場の改善を示し、株式市場全般を支えた面もあった。

しかし取引終盤になってこのところ最も堅調だった公益やエネルギーが売られると、ナスダック総合とS&P500がこの日の安値に沈んだ。

<金先物> 3日続落。追加緩和観測の強まりを背景としたユーロ安・ドル高に圧迫された。ウクライナ情勢が引き続き緊張状態にあることから下値は固い。

<米原油先物> 3日ぶりに反落。ドル高や利益確定の売りに押された。中国の4月の貿易統計やリビアの主要石油港の再開をめぐり、反政府勢力がミティグ新首相との協議を拒否したと報じられたことは下値を支えた。

8日の米国株式市場は、エネルギー関連株と公益事業株に売りが出たことで、ナスダック総合とS&P総合500種が下落して終了した。ナスダック総合の3日続落は4月初め以来だった。

ダウ工業株30種<.DJI>は32.43ドル(0.20%)高の1万6550.97ドル。

ナスダック総合指数<.IXIC>は16.17ポイント(0.40%)安の4051.50。

S&P総合500種<.SPX>は2.58ポイント(0.14%)安の1875.63。

S&P公益株指数は1.2%、同エネルギー株指数は1.3%それぞれ下落した。

オンライン旅行代理店のプライスライン・ドット・コム<PCLN.O>は2.1%安。第2・四半期の利益見通しが予想より低かったことが嫌われた。

電気自動車のテスラ<TSLA.O>も、7日に発表した第2・四半期の業績見通しが一部投資家の失望を誘ったことが尾を引き、11.3%下げた。

4月22日以降で14%余り下げていたグローバル・X・ソーシャル・メディア・インデックスETF<SOCL.O>は0・8%上昇。構成銘柄のツイッター<TWTR.N>は4.2%高、グルーポン<GRPN.O>は6.1%高となった。

午前中は、最近下げていたインターネット関連株が上向きに転じたことからナスダック総合が押し上げられた。米新規失業保険週間申請件数が減少して労働市場の改善を示し、株式市場全般を支えた面もあった。

しかし取引終盤になってこのところ最も堅調だった公益やエネルギーが売られると、ナスダック総合とS&P500がこの日の安値に沈んだ。

オニール・セキュリティーズのNYSEフロア部門ディレクター、ケン・ポルカリ氏は「またしてもテクニカルな動きだったと思う。われわれはすぐに抵抗線にぶつかり、それに挑んだが突破するだけの勢いがなかった」と指摘した。

BATSグローバル・マーケッツのデータによると、米取引所の合算出来高は約67億株で、過去5営業日平均の61億株を上回った。

(カッコ内は前営業日比)

ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>

     終値(非公式)    16550.97(+ 32.43)

前営業日終値    16518.54(+117.52)

ナスダック総合<.IXIC>

     終値(非公式)    4051.50(‐16.17)

前営業日終値    4067.67(‐13.09)

S&P総合500種<.SPX>

     終値(非公式)    1875.63(‐ 2.58)

前営業日終値    1878.21(+10.49)

<為替> 欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が、6月にも追加金融緩和に踏み切る可能性を示唆したことで、ドルがユーロに対して上昇した。

ユーロ/ドル<EUR=>は0.26%下落の1.3874ドルだった。早い時間帯につけた約2年半ぶりの高値となる1.3992ドルから反落した。ドル/円<JPY=>は0.14%上昇の101.75円。主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は0.15%上昇の79.32だった。

ドラギ総裁は8日の記者会見で、6月時点の経済見通しに基づいてECB理事会がさらなる緩和策を講じる準備があるとした。市場関係者はECBが物価上昇率の見通しを下方修正するとみており、その場合、追加の流動性供給や利下げなどの景気刺激策が採用される可能性がある。

<株式> ロンドン株式市場は、FT100種総合株価指数<.FTSE>が42.81ポイント(0.63%)高の6839.25と、2月24日以来の高値で取引を終えた。銀行大手のバークレイズ<BARC.L>がリストラ計画を発表したことや、欧州中央銀行(ECB)が追加緩和に踏み切る可能性を示唆したことが好感された。

バークレイズは、3年で社員1万9000人を削減するほか、非中核資産を管理・売却する「バッドバンク」を創設すると発表したことを受け、株価が7.9%上昇。FT100種の中で最も大幅な伸びとなった。

スーパー大手WMモリソン<MRW.L>も、通年の利益見通しをこれまで通りに維持したことを手掛かりに4.2%と大幅に上昇した。一方、情報サービスのセージ<SGE.L>は、会長退任の発表が嫌気され5.6%下落した。

ECBは8日の理事会で金利を据え置いたが、ドラギ総裁は会見で6月にもさらなる緩和策を講じる可能性を強く示唆。CMCマーケッツのシニア市場アナリスト、マイケル・ヒューソン氏は「インフレ率が改善する兆候が見られなければ、利下げなどの対策があると見越して市場は動くだろう」と述べ、FT100種は2013年の最高値である6875ポイントを超え、6900に届えるかもしれないと予想する。

欧州株式市場は代表的な指標であるFTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>がおよそ6年ぶりの高値をつけた。欧州中央銀行(ECB)が、追加金融緩和に踏み切る可能性を示唆したことでイタリアやスペインの銀行株が上昇し全体水準を押し上げた。

FTSEユーロファースト300種指数の終値は14.26ポイント(1.06%)高の1358.91。一時2008年6月以来の高値となる1359.07をつけた。

DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は44.63ポイント(1.41%)高の3204.30。

ECBは8日の理事会で金利を据え置いたが、ドラギ総裁は経済見通しに基づいて6月にも追加緩和策を講じる可能性を強く示唆した。

これを受けて、イタリア銀行株指数<.TRXFLDITPBANK>は4.10%上昇。スペインの銀行株指数<.TRXFLDESPBANK>も2.48%上昇した。

ECBが利下げや金融資産購入などの追加緩和に乗り出せば、借り入れコストが低下し、多額の負債や利益低迷に苦しむ企業を支援するとの見方が広まった。こうした見方からテレコム・イタリア<TLIT.MI>の株価も1.1%高となった。

企業決算も好調だった。ドイツの小売りメトロ<MEOG.DE>は利益が市場予想を上回ったことから株価が2.7%の上昇。ドイツのメディアグループであるプロジーベンSAT1<PSMGn.DE>も第1・四半期のコア利益が9.5%増だったと発表し、株価が5.9%上昇した。

<ユーロ圏債券> 国債利回りが総じて低下した。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁がインフレ見通しに基づき妥当と判断されれば、景気支援に向け6月にも金融緩和に動くと明確に示したことで、スペインとイタリアの10年債利回りは過去最低水準を更新、独連邦債利回りも11年ぶりの低水準に迫った。

スペイン10年債<ES10YT=RR>利回りは7ベーシスポイント(bp)低下の2.90%、イタリア10年債<IT10YT=RR>利回りも7bp低下し2.94%と、過去最低水準を更新。ポルトガル10年債<PT10YT=RR>は8年ぶりの低水準となった。

独10年債<DE10YT=RR>利回りは3bp低下の1.45%。今週につけた11年ぶり低水準に迫った。

ECBは今回の理事会で、主要政策金利であるリファイナンス金利を0.25%に、下限金利の中銀預金金利を0.0%に、上限金利の限界貸出金利を0.75%に、それぞれ据え置いた。ただドラギ総裁は理事会後の記者会見で、「理事会は次回行動することに違和感はないが、その前に6月初旬に公表されるスタッフ予想の内容を見極めたい」と述べた。

コメルツ銀行のストラテジスト、デビッド・シュナウツ氏は、「ドラギ総裁は明白に6月(の緩和)の可能性について語った。従来よりも明らかな示唆だったため、ユーロ圏債券に買いが入った」と述べた。

ECBが低インフレ状況に対処するためにいずれは緩和に動くとの見方が出ていることにより、年初からユーロ圏債券の利回りが低下する傾向が続いている。

市場ではECBがリファイナンス金利を引き下げると同時に、中銀預金金利をマイナス圏に引き下げるとの予想が出ている。

このほか、ECBは国債買い入れの不胎化を停止する可能性があるとの見方も出ている。不胎化が停止されれば、銀行システム内の流動性は1675億ユーロ増加する。

<ロンドン株式市場> FT100種総合株価指数<.FTSE>が42.81ポイント(0.63%)高の6839.25と、2月24日以来の高値で取引を終えた。銀行大手のバークレイズ<BARC.L>がリストラ計画を発表したことや、欧州中央銀行(ECB)が追加緩和に踏み切る可能性を示唆したことが好感された。

バークレイズは、3年で社員1万9000人を削減するほか、非中核資産を管理・売却する「バッドバンク」を創設すると発表したことを受け、株価が7.9%上昇。FT100種の中で最も大幅な伸びとなった。

スーパー大手WMモリソン<MRW.L>も、通年の利益見通しをこれまで通りに維持したことを手掛かりに4.2%と大幅に上昇した。一方、情報サービスのセージ<SGE.L>は、会長退任の発表が嫌気され5.6%下落した。

ECBは8日の理事会で金利を据え置いたが、ドラギ総裁は会見で6月にもさらなる緩和策を講じる可能性を強く示唆。CMCマーケッツのシニア市場アナリスト、マイケル・ヒューソン氏は「インフレ率が改善する兆候が見られなければ、利下げなどの対策があると見越して市場は動くだろう」と述べ、FT100種は2013年の最高値である6875ポイントを超え、6900に届えるかもしれないと予想する。

<欧州株式市場> 代表的な指標であるFTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>がおよそ6年ぶりの高値をつけた。欧州中央銀行(ECB)が、追加金融緩和に踏み切る可能性を示唆したことでイタリアやスペインの銀行株が上昇し全体水準を押し上げた。

FTSEユーロファースト300種指数の終値は14.26ポイント(1.06%)高の1358.91。一時2008年6月以来の高値となる1359.07をつけた。

DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は44.63ポイント(1.41%)高の3204.30。

ECBは8日の理事会で金利を据え置いたが、ドラギ総裁は経済見通しに基づいて6月にも追加緩和策を講じる可能性を強く示唆した。

これを受けて、イタリア銀行株指数<.TRXFLDITPBANK>は4.10%上昇。スペインの銀行株指数<.TRXFLDESPBANK>も2.48%上昇した。

ECBが利下げや金融資産購入などの追加緩和に乗り出せば、借り入れコストが低下し、多額の負債や利益低迷に苦しむ企業を支援するとの見方が広まった。こうした見方からテレコム・イタリア<TLIT.MI>の株価も1.1%高となった。

企業決算も好調だった。ドイツの小売りメトロ<MEOG.DE>は利益が市場予想を上回ったことから株価が2.7%の上昇。ドイツのメディアグループであるプロジーベンSAT1<PSMGn.DE>も第1・四半期のコア利益が9.5%増だったと発表し、株価が5.9%上昇した。

8日の欧州株式市場は、代表的な指標であるFTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>がおよそ6年ぶりの高値をつけた。欧州中央銀行(ECB)が、追加金融緩和に踏み切る可能性を示唆したことでイタリアやスペインの銀行株が上昇し全体水準を押し上げた。

FTSEユーロファースト300種指数の終値は14.26ポイント(1.06%)高の1358.91。一時2008年6月以来の高値となる1359.07をつけた。

DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は44.63ポイント(1.41%)高の3204.30。

ECBは8日の理事会で金利を据え置いたが、ドラギ総裁は経済見通しに基づいて6月にも追加緩和策を講じる可能性を強く示唆した。

これを受けて、イタリア銀行株指数<.TRXFLDITPBANK>は4.10%上昇。スペインの銀行株指数<.TRXFLDESPBANK>も2.48%上昇した。

ECBが利下げや金融資産購入などの追加緩和に乗り出せば、借り入れコストが低下し、多額の負債や利益低迷に苦しむ企業を支援するとの見方が広まった。こうした見方からテレコム・イタリア<TLIT.MI>の株価も1.1%高となった。

企業決算も好調だった。ドイツの小売りメトロ<MEOG.DE>は利益が市場予想を上回ったことから株価が2.7%の上昇。ドイツのメディアグループであるプロジーベンSAT1<PSMGn.DE>も第1・四半期のコア利益が9.5%増だったと発表し、株価が5.9%上昇した。

8日のロンドン株式市場は、FT100種総合株価指数<.FTSE>が42.81ポイント(0.63%)高の6839.25と、2月24日以来の高値で取引を終えた。銀行大手のバークレイズ<BARC.L>がリストラ計画を発表したことや、欧州中央銀行(ECB)が追加緩和に踏み切る可能性を示唆したことが好感された。

バークレイズは、3年で社員1万9000人を削減するほか、非中核資産を管理・売却する「バッドバンク」を創設すると発表したことを受け、株価が7.9%上昇。FT100種の中で最も大幅な伸びとなった。

スーパー大手WMモリソン<MRW.L>も、通年の利益見通しをこれまで通りに維持したことを手掛かりに4.2%と大幅に上昇した。一方、情報サービスのセージ<SGE.L>は、会長退任の発表が嫌気され5.6%下落した。

ECBは8日の理事会で金利を据え置いたが、ドラギ総裁は会見で6月にもさらなる緩和策を講じる可能性を強く示唆。CMCマーケッツのシニア市場アナリスト、マイケル・ヒューソン氏は「インフレ率が改善する兆候が見られなければ、利下げなどの対策があると見越して市場は動くだろう」と述べ、FT100種は2013年の最高値である6875ポイントを超え、6900に届えるかもしれないと予想する。

8日の東南アジア株式市場では、バンコク市場が1月以来の大きさとなる下げ幅を記録した。タイ国家汚職追放委員会(NACC)がインラック前首相をコメ担保融資制度に絡む職務怠慢で上院に弾劾請求することを決めたのを受けた。

一方、ホーチミン市場も中国との南シナ海の領有権をめぐる対立を受け、ほぼ13年ぶりの下げ幅となった。

バンコクのSET指数<.SETI>は1.68%安の1379.02と、終値ベースで約6週間ぶりの安値を記録。携帯電話大手アドバンスト・インフォ・サービス(AIS)<ADVANC.BK>などの大型株が下げを主導した。

トムソン・ロイターのデータによると、国内の機関投資家が株式13億バーツ(4014万ドル)相当を売り越した一方、海外勢は12億バーツ(3705万ドル)相当を買い越した。

タイ憲法裁判所がインラック首相(当時)の権力乱用を認定し、失職を命じる判決を言い渡したことを受け、前日の海外勢の売越額は20億バーツに上っていた。

長引く不透明な政治情勢への不安を反映し、4月のタイの消費者信頼感指数は13カ月連続で低下。トムソン・ロイターのデータによると、この日のバンコクのパフォーマンスはアジア市場でホーチミンに次いで悪かった。ホーチミン市場のVN指数<.VNI>は5.87%安の527.09。

インドネシア中央銀行が政策金利の中銀レートを予想通り7.50%に据え置いたことを受け、ジャカルタ市場はほぼ変わらずで引けた。総合株価指数<.●●SE>は0.02%安の4860.89。

マニラ市場の主要株価指数PSEi<.PSI>は0.25%高の6765.21、クアラルンプール市場の総合株価指数<.KLSE>は0.13%高の1862.84で終了。両市場ともボックス圏の動きだった。引け後、両国の中銀は市場の予想通り政策金利の据え置きを決めた。

シンガポール市場のストレーツ・タイムズ指数(STI)<.FTSTI>は0.35%高の3247.69で取引を終えた。

<中国・香港株式市場> 中国株式市場は反発して取引を終えた。投資家らは当局が景気刺激策を発表すると期 待している。

香港株式市場も反発して引けた。ただ、中国がマカオでの不正な支払いについて調査 を開始したことを背景にカジノ株が売られ、大型通信株の上昇分が相殺された。

<東南アジア株式市場> バンコク市場が1月以来の大きさとなる下げ幅を記録した。タイ国家汚職追放委員会(NACC)がインラック前首相をコメ担保融資制度に絡む職務怠慢で上院に弾劾請求することを決めたのを受けた。一方、ホーチミン市場も中国との南シナ海の領有権をめぐる対立を受け、ほぼ13年ぶりの下げ幅となった。

<ソウル株式市場> ソウル株式市場は、9営業日ぶりに反発した。外国人投資家の売りや、オプション期 日のプログラム売りが出たものの、4月の中国貿易統計を好感した買いが優勢となった。

<台湾株式市場> 台湾株式市場は反発。加権指数 .TWII は前日終値比37.68ポイント(0.42 %)高の8930.90で引けた。

通信会社の亜太電信 3682.TW が1.15%高。同社をめぐっては、食品・流通大手 の頂新国際集団と電子機器受託製造(EMS)大手の鴻海科技集団が買収合戦を繰り広げ ているとロイターが報じた。

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