トムソン・ロイターのデータによると、国内の機関投資家が株式13億バーツ(4014万ドル)相当を売り越した一方、海外勢は12億バーツ(3705万ドル)相当を買い越した。

タイ憲法裁判所がインラック首相(当時)の権力乱用を認定し、失職を命じる判決を言い渡したことを受け、前日の海外勢の売越額は20億バーツに上っていた。

長引く不透明な政治情勢への不安を反映し、4月のタイの消費者信頼感指数は13カ月連続で低下。トムソン・ロイターのデータによると、この日のバンコクのパフォーマンスはアジア市場でホーチミンに次いで悪かった。ホーチミン市場のVN指数<.VNI>は5.87%安の527.09。

インドネシア中央銀行が政策金利の中銀レートを予想通り7.50%に据え置いたことを受け、ジャカルタ市場はほぼ変わらずで引けた。総合株価指数<.JKSE>は0.02%安の4860.89。

マニラ市場の主要株価指数PSEi<.PSI>は0.25%高の6765.21、クアラルンプール市場の総合株価指数<.KLSE>は0.13%高の1862.84で終了。両市場ともボックス圏の動きだった。引け後、両国の中銀は市場の予想通り政策金利の据え置きを決めた。

シンガポール市場のストレーツ・タイムズ指数(STI)<.FTSTI>は0.35%高の3247.69で取引を終えた。