8日の東南アジア株式市場では、バンコク市場が1月以来の大きさとなる下げ幅を記録した。タイ国家汚職追放委員会(NACC)がインラック前首相をコメ担保融資制度に絡む職務怠慢で上院に弾劾請求することを決めたのを受けた。

一方、ホーチミン市場も中国との南シナ海の領有権をめぐる対立を受け、ほぼ13年ぶりの下げ幅となった。

バンコクのSET指数<.SETI>は1.68%安の1379.02と、終値ベースで約6週間ぶりの安値を記録。携帯電話大手アドバンスト・インフォ・サービス(AIS)<ADVANC.BK>などの大型株が下げを主導した。