<中国・香港株式市場> 中国株式市場は反発して取引を終えた。投資家らは当局が景気刺激策を発表すると期 待している。
香港株式市場も反発して引けた。ただ、中国がマカオでの不正な支払いについて調査 を開始したことを背景にカジノ株が売られ、大型通信株の上昇分が相殺された。
<東南アジア株式市場> バンコク市場が1月以来の大きさとなる下げ幅を記録した。タイ国家汚職追放委員会(NACC)がインラック前首相をコメ担保融資制度に絡む職務怠慢で上院に弾劾請求することを決めたのを受けた。一方、ホーチミン市場も中国との南シナ海の領有権をめぐる対立を受け、ほぼ13年ぶりの下げ幅となった。
<ソウル株式市場> ソウル株式市場は、9営業日ぶりに反発した。外国人投資家の売りや、オプション期 日のプログラム売りが出たものの、4月の中国貿易統計を好感した買いが優勢となった。
<台湾株式市場> 台湾株式市場は反発。加権指数 .TWII は前日終値比37.68ポイント(0.42 %)高の8930.90で引けた。
通信会社の亜太電信 3682.TW が1.15%高。同社をめぐっては、食品・流通大手 の頂新国際集団と電子機器受託製造(EMS)大手の鴻海科技集団が買収合戦を繰り広げ ているとロイターが報じた。