日本特殊陶業<5334、株価 - チャート>が8日、14年3月期連結決算と15年3月期業績予想を発表、今期は営業最高利益見通しに4円増配方針を示した。

15年3月期業績は、売上高が3340億円(前期比1.3%増)、営業利益が620億円(同20.0%増)を見込み、07年3月期に記録した過去最高の営業利益524億100万円を8期ぶりに塗り替えることになる。自動車関連事業分野において、米国や中国を中心とした堅調な海外需要が続く見通し。テクニカルセラミックス関連事業分野では、半導体関連で生産委託先への製造移管が進み、今後は開発および販売に特化したファブレス化の推進により、新しいビジネスモデルへの転換を目指し、採算改善を図る。配当は32円(前期は28円)を予定。

14年3月期決算は、売上高が3297億5800万円(前期比8.9%増)、営業利益は516億6100万円(同2.17倍)だった。

8日の終値は、前日比189円高の2475円。