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<3800> ビーエスピー 1835 0ビーエスピー<3800>は、上期(4-9月期)決算を発表した。連結業績は、売上高が前年同期比14.8%増の22.79億円、営業利益が同53.3%増の8.12億円、経常利益が同54.0%増の8.43億円、純利益が同40.7%増の5.04億円と上場来最高売上と大幅増益を達成した。
売上高については、プロダクト事業とメインフレーム事業が牽引役となり、増収となった。利益面では、プロダクト事業とメインフレーム事業の増収効果に加え、プロダクト事業における採算性の改善、経費削減等により大幅増益となった。
中期経営計画の2期目である今期は、下期に向けて、従来のプロダクト販売型事業から新たにサービス提供型事業へと移行するため、引き続き「運用レス2.0」をコンセプトに事業を推進する。具体的には、「新規事業の早期立ち上げ」として、サービス提供型事業のプラットフォーム「Be.Cloud」における新メニューをラインナップさせる。「運用BPOサービス」事業の展開にあたっては、ベテラン技術者を重点配置することで、既存事業部の「組織の若返り」と組み合わせて取り組む。「既存ビジネスの再成長、再構築」では、運用自動化分野の主力製品「A-AUTO」について、新機能を統合した新バージョンを10月に発売するなどして、顧客のコストダウンニーズの取り込みと技術支援案件の拡大を引き続き推進する。メインフレーム事業では、既存顧客のシステム更改時期を見据えた計画的な営業活動を引き続き進め、技術サービス料を獲得する施策を強化する。
通期業績は5月に発表した期初計画を据え置き、売上高が前期比6.8%増の42.00億円、営業利益が同8.0%増の11.60億円、経常利益が同9.4%増の12.00億円、純利益が同5.7%増の7.50億円としている。通期計画に対する上期の営業利益進捗率は70.0%と順調な進捗といえよう。
同社は、企業の基幹業務系ITシステムを運用管理するためのソフトウェア製品の開発・販売・サポートを主に手掛ける。オープン系製品を取り扱う「プロダクト事業」、メインフレーム系製品を取り扱う「メインフレーム事業」及び運用コンサルティングや人材育成等を行う「ソリューション事業」を展開する。
<7502> プラザクリエ 570 -10写真のDPE店及びモバイル店を展開するプラザクリエイト<7502>は8日、第2四半期(4-9月)業績を発表。売上高が前年同期比0.1%増の82.18億円、営業損失は3.25億円(前年比2.44億円改善)、四半期純損失は3.13億円(前年比2.99億円改善)であった。
イメージング事業・モバイル事業ともに、新しい商品・サービスの投入及び前期に実施した生産体制の見直し効果、経営の効率化等により、従来計画に対して売上高が7.18億円上回ったほか、営業損失は1.75億円、四半期純利益は2.37億円改善と、大幅に計画を上回っての着地となった。
イメージング事業においては、創立25周年記念の一環として、全国で展開する「パレットプラザ」「55ステーション」の商品・サービスを拡充するクーポンブック「THE TIME SALE(ザ・タイムセール)」のサービスを開始。店舗スペースでは扱えなかったアイテムも多く搭載し、アイテム別に期間限定・特別価格のクーポンを付けたことが奏功。モバイル事業においては、新機種のスマートフォンなどを中心に販売台数が順調に推移した。
併せて通期計画の修正を発表。売上高が前期比0.7%減の185億円(従来は180億円)、営業利益が同67.6%増の5億円(同3.1億円)、純利益が同67.0%増の3億円(同2億円)に、それぞれ上方修正している。モバイル事業の好調が維持できる見込みであるほか、イメージング事業においても、第3四半期の最大の商戦である年賀状プリントの需要をしっかり捉え収益を確保できる取り組みを行うことから、前回予想を上回る見込み。
プラザクリエイト<7502>は写真のDPE店を展開。日本最大級の店舗ネットワークを持つ。フォトサービスショップの「パレットプラザ」「55ステーション」、「証明写真BOX」。オンライン・プリントサービスの「Digipri」、スタジオ撮影サービスの「スタジオパレット」。その他、モバイリング事業、ブライダル事業を展開。
<6430> ダイコク電 2092 -10パチンコ・パチスロホール向けシステムのダイコク電機<6430>は11日、第2四半期(4-6月)業績を発表。売上高が前年同期比6.4%減の258.82億円、営業利益が同31.0%減の24.87億円、四半期純利益が同28.7%減の15.43億円だった。10月28日に大幅上方修正を発表しているが、売上高・営業利益・四半期純利益ともに、それぞれ0.31%増、3.62%増、18.69%増と、計画を上振れての着地。また、中間配当については、10月28日公表のとおり1株につき20円(年間配当予想50円)とすることを発表している。
情報システム事業では、新製品リリースの影響が大きかった昨年実績には届かなかったものの、ホール店舗システムと一体となりセキュリティや効率的な運用を評価されたCRユニット「VEGASIA」及び遊技台の多様なゲーム性をファンに分かりやすく伝える情報公開機器「BiGMO」や多彩なイルミネーションの呼出ランプ「IL-X」等が引き続き市場に評価されている。制御システム事業では、企画提案力の強化、及びグループ会社との融合による開発ラインの増強に努めている。
なお、通期については売上高が前期比13.4%減の510億円、営業利益が同43.0%減の40億円、純利益が同51.9%減の20億円とした期初計画を据え置いている。通期計画に対する第2四半期営業利益の進捗率は62.17%となる。
ダイコク電機<6430>は、パチンコ・パチスロホール向けコンピューターシステムおよびパチンコメーカー向け電子部品の製造・販売を行う。ホールコンピュータで国内シェアトップ。ホール向け情報提供サービス「DK-SIS」は業界のデファクトスタンダードとなっている。
12日の日経平均株価は前日比20円03銭高の1万4289円87銭で寄り付いたあと、一時1万4313円25銭(前日比43円41銭高)を付ける場面があった。11日の米国株式市場でNYダウが連日の最高値更新となり、円相場が前日終値に比べて円安水準にあることを受け、買いが先行した。ただ、買い進む動きに乏しく、上値は限定されている。
業種別では、三菱UFJ<8306、株価 - チャート>、三井住友<8316、株価 - チャート>などのメガバンク株が堅調。地銀株では、13年9月中間期の連結決算で純利益62.3%増となり、自社株買い発表の紀陽銀行<8370、株価 - チャート>や、千葉銀<8331、株価 - チャート>なども上昇。LIXILG<5938、株価 - チャート>、東プレ<5975、株価 - チャート>などの金属製品株や、上組<9364、株価 - チャート>、トランコム<9058、株価 - チャート>などの倉庫運輸関連株も引き締まっている。丸井G<8252、株価 - チャート>、スタートトゥ<3092、株価 - チャート>などの小売株も高い。
個別では、13年12月中間期の連結利益予想と14年6月期の純利益予想を上方修正したアルバック<6728、株価 - チャート>がストップ高。13年12月期の連結業績予想を上方修正し、期末一括配当2円増額の福田組<1899、株価 - チャート>や、13年12月期の連結利益予想を上方修正した第一パン<2215、株価 - チャート>が急騰。14年3月期の連結業績予想を上方修正したアーレスティ<5852、株価 - チャート>や、きのうストップ高したヘリオスHD<6927、株価 - チャート>などの上げも目立つ。
半面、13年9月期の連結営業利益が従来予想に届かなかったと伝えられた大林組<1802、株価 - チャート>や、鹿島<1812、株価 - チャート>などの建設株が軟調。大王紙<3880、株価 - チャート>などの紙パルプ株も売られている。商船三井<9104、株価 - チャート>、川崎汽<9107、株価 - チャート>などの海運株もさえない。個別では、14年3月期の連結業績予想を下方修正したワイエイシイ<6298、株価 - チャート>がウリ気配。14年3月期の連結業績予想を下方修正した太陽誘電<6976、株価 - チャート>が急落。13年9月中間期および14年3月期の連結業績予想を下方修正した林兼<2286、株価 - チャート>や、14年3月期の連結業績予想を下方修正したチノー<6850、株価 - チャート>も下落している。
東証寄り付き前段階での主要外国証券経由の注文動向は、「6社ベースで、売り860万株、買い830万株で、差し引き30万株の売り越し」(外資系証券)。午前9時25分時点の東京外国為替市場は、1ドル=99円台前半(前日終値は1ドル=98円96銭-97銭)、1ユーロ=132円台後半(同1ユーロ=132円35銭-39銭)で取引されている。
寄り付きの東京株式市場で日経平均は続伸して始まった。前日の米ダウ工業株30種が小幅に過去最高値を更新したほか、為替も1ドル99円台とやや円安傾向にあるなど外部環境の落ち着きを背景に小口買いが先行した。銀行、小売、電機などがしっかり。半面、建設、パルプ・紙はさえない。
買い先行後は手がかり材料に乏しく上値が重い。戻り待ちの売りや株式の軽減税率廃止を控えた個人の売りなどが需給面での圧迫要因となっている。テクニカル上の抵抗線となっている25日移動平均線(1万4311円01銭=11日)が意識されているほか、午後の取引時間中に発表される大手ゼネコン決算を見極めたいとの声も出ている。
(河口浩一)
寄り付き 前営業日比
日経平均<.N225> 14289.87 +20.03
日経平均先物中心限月<2JNIc1> 14310 +30
<6079> エナリス 1289 -151売り気配スタートで大幅続落。昨日第3四半期決算を発表し、1-9月期営業利益は4.2億円で着地した。7-9月期営業損益は5400万円の赤字となったほか、通期計画の8.6億円に対する進捗率も約50%に留まり、ネガティブ材料視されている。損益面については、人件費や採用費、販売促進費などの先行投資費用の増加、上場関連費用の発生などが重しとなったようだ。
<6976> 太陽誘電 1100 -172売り先行。昨日の決算発表銘柄の中では、ネガティブなインパクトが強かったとみられる。上半期営業利益は72億円で前年同期比4.9倍となったが、事前予想100億円は下振れる着地に。通期予想も200億円から140億円に下方修正している。下振れ懸念はあったなかだが、下振れ幅は想定以上となる格好に。村田製が好決算を発表していただけに、マイナスイメージも強まる状況か。
<4464> ソフト99 670 -2自動車用・家庭用製造販売のソフト99コーポレーション<4464>は8日、第2四半期(4-9月)業績を発表。売上高が前年同期比2.5%減の107.73億円、営業利益が同11.8%減の9.30億円、四半期純利益が同3.5%減の6.61億円だった。ほぼ、従来計画の沿った着地であり、純利益については計画を上回っている。
セグメント別では、ファインケミカル事業は主力の自動車ボディお手入れ製品の販売が、新製品を中心とした店頭での積極的な営業活動により、春の最需要期を中心に販売が好調に推移。梅雨が短かったことでガラス用コーティング剤は苦戦したが、夏場の洗車需要期にあわせたガラス用クリーナー、主力の自動車ボディ・ガラスお手入れ製品の販売が好調に推移した。また、業務用製品販売では、輸入車ディーラーを中心とした新規開拓により、OEM製品の受注も順調に推移した。
海外では、中国市場での販売が順調なほか、韓国やモンゴル向け販売が増加。東南アジア地域も、円安基調が続く中で受注が回復し、タイ・マレーシア・インドネシア等の既存仕向け先への販売が順調に推移したものの、ロシア向け販売の苦戦で減収に。
ポーラスマテリアル(産業資材)では、半導体業界向け製品販売全体では前期を下回る結果。一方、ハードディスク業界向け製品の販売では、海外得意先の開拓により販売が増加し、ほぼ前期並みの売上高を確保している。生活資材では、夏季商材が苦戦。自動車関連サービスについては、損害保険の料率改定の影響により、保険を利用した事故車修理の需要減少の動きが見られている。不動産賃貸事業は、所有する一部物件で入居が増加したことで、前期を上回る結果となった。
なお、通期については第2四半期が計画通りに進捗していることもあり、売上高が前期比5.7%増の230億円、営業利益が同7.4%増の21億円、純利益が同3.5%増の14億円とする、期初計画を据え置いている。
ソフト99コーポレーション<4464>は、自動車用・家庭用ケミカル用品の製造販売を行う「ファインケミカル事業」のほか、PVAスポンジの製造・販売を行う「ポーラスマテリアル事業」、オートサービス事業や自動車教習事業を行う「サービス事業」、不動産賃貸事業や温浴事業を行う「不動産関連事業」を手がける。
<1802> 大林組 576 -30売り優勢。上半期営業利益は前年同期比37%減の75億円程度になったもようとの観測報道が伝わっている。労務費の上昇や資材価格の高騰などで、採算が悪化しているもようであり、従来予想の80億円は下振れの見通しと。本日決算発表予定、他の建設株同様に期待感が高まっていたとみられるだけに、ネガティブなインパクトが強まる格好へ。
[株式市場強弱材料] 強気材料 ・シカゴ225先物清算値14320円、大証比40円高 ・NYダウ続伸、中国経済指標を好感し連日で史上最高値更新 ・欧州株式市場、医薬品セクターなどを中心に上昇 ・ドル/円、円安進行(99円19-22銭) ・ユーロ/円、円安進行(132円95-99銭) ・電通<4324>、国内の広告出稿回復で今期業績予想を上方修正 ・東証REIT指数、7日ぶり反発 弱気材料 ・米半導体SOX指数、下落 ・10月街角景気、住宅駆け込み購入一巡などで2ヵ月ぶり悪化 ・大林組<1802>、4-9月期営業利益は75億円程度と従来予想を下回るとの観測 ・NY金3日続落、量的緩和の早期縮小観測で利益確定売りが継続 ・LMEニッケル、続落 ・バルチック海運指数、3日続落 留意事項 ・政府、トルコと武器技術を開発 ・中国13年新車販売台数、初めて2000万台超 ・主要10地銀、4-9月期最終利益は前年同期比2割増 ・米サード・ポイント、ソニー<6758>の第5位株主に ・楽天<4755>、日本一セールで価格不当表示1045商品 ・NY原油先物、続伸(1バレル=95.14ドル) ・米国債券市場、ベテランズデーの祝日で休場 ・長期金利、上昇(10年債利回り0.590%) ・10月マネーストック ・小泉元首相、エネルギー政策などについて記者会見 ・9月移動電話国内出荷 ・10月消費動向調査 ・10月工作機械受注統計 ・英10月住宅価格指数 ・英10月小売物価指数 ・米9月シカゴ連銀全米活動指数 [サポート&レジスタンス] 終値 14270 5日移動平均 14230 標準偏差+2σ 14761 レジスタンス(2) 14357 レジスタンス(1) 14313 25日移動平均 14311 転換線 14277 基準線 14274 ピボット 14261 先行スパンA 14226 サポート(1) 14217 サポート(2) 14165 100日移動平均 14089 先行スパンB 14004 標準偏差−2σ 13861 200日移動平均 13413
福田組<1899、株価 - チャート>は11日引け後に、13年12月期業績予想と配当予想を上方修正した。連結業績予想は前年同期比11.1%減の25億円から同17.3%増の33億円に引き上げた。建設受注高が計画を上回り工事施工も順調に推移しているほか、工事採算も向上している。
年間配当予想(期末一括)を普通配当で3円から5円に引き上げた。前期実績は普通配当3円に記念配当1円を加えた4円だった。
13年12月期第3四半期累計(1-9月)連結営業利益は前年同期比31.1%増の30億8500万円となった。
11日の終値は、前週末比1円高の404円。
大王製紙<3880、株価 - チャート>は11日、13年9月中間期(4-9月)の連結決算を発表した。
中間期の営業利益は前年同期比3.7%増の52億7600万円。期初想定の44億円を上回り増益に転じた。円安で原料価格は上昇したが、利益率の高いロシア、中国向けの輸出が好調、コストダウン効果が効いた。
14年3月期予想は前期比25.2%増の145億円。期初想定の165億円を下回る見通し。古紙価格の上昇や板紙・段ボール販売が弱含みで推移するとみている。
11日の終値は、前週末比6円高の784円。
三ツ星ベルト<5192、株価 - チャート>が11日、14年3月期連結が一転増益となり、営業利益が前期比13.0%増の59億円になるとの見通しを示した。従来予想は同4.2%減の50億円。
13年9月中間期(4-9月)業績が計画を上回ったことに加え、第3四半期以降も製品の需要がアジア圏を中心に堅調なほか、為替も円安基調で推移すると見込んでいる。
中間期連結営業利益は前年同期比10.3%増の30億9800万円。従来予想は同14.6%減の24億円だった。
11日の終値は、前週末比23円高の533円。
オリンパス<7733、株価 - チャート>についてクレディ・スイス証券では11日付で、投資判断「ニュートラル」(中立)、目標株価2900円を継続している。
8日に13年9月中間期(4-9月)連結業績、14年3月期連結業績見通しを発表。営業利益は第2四半期(13年7-9月)には203億円(前年同期比27%増)で通過、通期見通しは725億円(前期比2倍、従来710億円)に引き上げられている。
同証券では、「第2四半期利益の弱含み感に加え、通期ガイダンスの上方修正幅の小ささなどが嫌気され、期待値とのギャップから株価は短期的にややネガティブなリアクションを示す可能性があると考える」とコメント。今後は、映像のミラーレス販売状況、医療の保守性の見極め、などが焦点となってこようとしている。
11日の終値は、前週末比70円安の3000円。
古河機械金属<5715、株価 - チャート>が11日、13年9月中間期(4-9月)連結決算の上ブレ着地とともに、14年3月期業績予想の上方修正を発表した。
通期業績見通しでは、売上高が前回予想の1500億円から1600億円(前期比3.3%減)へ、営業利益は同47億円から57億円(同69.5%増)に引き上げられた。業績予想の前提となる為替レートを通期の1ドル=85円から、下期は同=95円に変更。金属部門で円安の影響により増収を見込み、おう盛な復興需要を背景にユニック部門が好調を持続する見通しで収益拡大につながる。
中間期決算は、売上高が785億5700万円(前年同期比5.7%減)、営業利益は27億6900万円(同2.06倍)だった。前回予想に対し、それぞれ5億5700万円、6億6900万円の上積みとなった。
11日の終値は、前週末比6円高の202円。
丸紅<8002、株価 - チャート>についてクレディ・スイス証券では11日付で、投資判断「アウトパフォーム」(強気)、目標株価920円を継続している。
13年9月中間期(4-9月)は純利益は過去最高となったものの、第2四半期(13年7-9月)からPL連結化されたGavilon事業利益が6億円にとどまり、14年3月期の利益寄与も「150億円超」から54億-55億円へ下方修正されたことから、印象はややネガティブとコメント。12日開催予定の決算説明会で、既存食品ビジネスとのシナジー効果を含め、15年3月期以降にGavilon事業がばん回・成長できるかが今後の焦点と指摘している。
11日の終値は、前週末比31円安の716円。
東京製綱<5981、株価 - チャート>が11日、14年3月期連結業績予想を上方修正し、最終損益予想を15億円の黒字(前年同期は288億2700万円の赤字)へ引き上げた。従来予想は10億円の黒字。13年9月中間期(4-9月)業績が計画を上回ったほか、下期も鋼索鋼線部門、開発製品部門を中心に堅調に推移すると見込んでいる。
中間期連結の最終損益は7億6000万円の黒字(前年同期は27億6900万円の赤字)となった。従来予想は1億円の黒字。鋼索鋼線部門で受注、売上が想定以上となったほか、開発製品部門では海外向け案件が増加した。また、特別利益に投資有価証券売却益2億6700万円を計上した。
11日の終値は、前週末比2円安の168円。
日本トムソン<6480、株価 - チャート>が11日、13年9月中間期(4-9月)連結決算の下ブレ着地とともに14年3月期業績予想の下方修正を発表した。
通期業績見通しでは、売上高が前回予想の420億円から390億円(前期比8.4%増)へ、営業利益は同30億円から12億円(同1.3%増)に引き下げられた。上期以降に緩やかな需要回復を見込んでいたが、その回復力は鈍く計画達成は困難と判断した。
中間期決算は、売上高が193億7200万円(前年同期比1.1%増)、営業利益は6億500万円(同36.9%減)だった。
11日の終値は、前週末比45円安の468円。
(カッコ内は前営業日比、%は利回り)
ドル/円 終値 99.15/17
始値 99.19/20
前営業日終値 99.07/10
ユーロ/ドル 終値 1.3407/09
始値 1.3392/93
前営業日終値 1.3368/69
30年債 US30YT=RR 休場
前営業日終盤 96*02.00=3.8481%
10年債 US10YT=RR 休場
前営業日終盤 97*27.50=2.7514%
5年債 US5YT=RR 休場
前営業日終盤 99*06.75=1.4151%
2年債 US2YT=RR 休場
前営業日終盤 99*28.00=0.3138%
ダウ工業株30種(ドル) .DJI
終値 15783.10(+21.32)
前営業日終値 15761.78(+167.80)
ナスダック総合 .IXIC
終値 3919.79(+0.56)
前営業日終値 3919.23(+61.90)
S&P総合500種 .SPX
終値 1771.89(+1.28)
前営業日終値 1770.61(+23.46)
COMEX金(12月限)(ドル/オンス)<2GCZ3><GCZ3><0#GC:>
終値 1281.1(‐3.5)
前営業日終値 1284.6(‐23.9)
COMEX銀(12月限)(セント/オンス)<2SIZ3><SIZ3><SIcv1><0#SI:>
終値 2128.2(‐3.5)
前営業日終値 2131.7(‐34.0)
北海ブレント原油先物(12月限)(ドル/バレル)<LCOZ3><LCOc1><0#LCO:>
終値 106.40(+1.28)
前営業日終値 105.12(+1.66)
米WTI原油先物(12月限)(ドル/バレル)<2CLZ3><CLZ3><CLc1><0#CL:>
終値 95.14(+0.54)
前営業日終値 94.60(+0.40)
CRB商品指数(ポイント)<.TR●●RB>
終値 274.7781(+0.3924)
前営業日終値 274.3857(+1.2237)
<為替> 11日終盤のニューヨーク外為市場では、投資家の間で利益確定の動きが広がったことを受けてドルが対ユーロで3営業日ぶりに反落した。米国がベテランズ・デーの祝日のため様子見ムードの投資家が多く、商いは薄い。
ユーロ/ドルは最近の下落分をいくらか取り戻したが、先週末に発表された予想外に強い内容の10月の米雇用統計で米連邦準備理事会(FRB)が12月にも量的金融緩和の縮小に踏み切るのではないかとの観測が高まっており、上値は重かった。
<債券> 11日の米金融・債券市場はベテランズデーのため休場。
<株式> 11日の米国株式市場は小幅続伸し、ダウ終値が過去最高値を更新した。ベテランズデーの祝日のために取引は低調だった。バイオ医薬品会社バイロファーマ<VPHM.O>は25.5%急伸。ロンドン証券取引所に上場している医薬品のシャイア<SHP.L>がバイロファーマを買収すると発表したことに反応した。短文投稿サイト運営大手ツイッター<TWTR.N>も3%上がった。
<金先物> 11日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、材料難で静かな商い。中心限月12月物は3営業日続落して引けた。 この日は米ベテランズデー(退役軍人の日)に伴い、外国為替、債券の両市場の取引が休みだったほか、経済指標などの手掛かり材料にも欠け、商いは閑散。市場では、前週末8日に発表された10月の米雇用統計をきっかけとした売り圧力が持続し、早朝の電子取引では1278.10ドルまで下落する場面もあったが、立会取引開始後は1280ドル台前半の極めて狭いレンジを推移した。
<米原油先物> 11日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、イランの核開発問題をめぐる合意持ち越しを受けて買われ、続伸した。国際原子力機関(IAEA)とイランが署名した核問題解決に向けた共同宣言で、ウラン鉱山への査察官立ち入りが容認されるなど新たな進展が見られたことが相場を下押しし、原油相場は安寄りした。ただ、週末に行われた欧米など6カ国とイランの核開発をめぐる交渉が合意に至らなかったことなどから切り返し、電子取引で一時95.38ドルまで上昇した。終盤は上昇を支える新規材料不足からいったん値を削ったものの、最終的にはプラス圏で引けた。
11日の米国株式市場は小幅続伸し、ダウ終値が過去最高値を更新した。ベテランズデーの祝日のために取引は低調だった。
投資家の関心は米連邦準備理事会(FRB)による量的緩和の縮小開始時期に集まり、先週末に発表された10月の雇用統計が強い内容だったことでFRBは予想より早めに緩和縮小に動くかもしれないとの観測が再燃している。
ダウ工業株30種<.DJI>は21.32ドル(0.14%)高の1万5783.10ドル。
ナスダック総合指数<.IXIC>は0.56ポイント(0.01%)高の3919.79。
S&P総合500種<.SPX>は1.28ポイント(0.07%)高の1771.89。
バイオ医薬品会社バイロファーマ<VPHM.O>は25.5%急伸。ロンドン証券取引所に上場している医薬品のシャイア<SHP.L>がバイロファーマを買収すると発表したことに反応した。
短文投稿サイト運営大手ツイッター<TWTR.N>も3%上がった。
海洋掘削受託世界最大手のトランスオーシャン<RIG.N>は3.6%高。同社は1株当たり3ドルの配当を支払い、取締役会の最大定数を14人から11人に減らすことで、米著名投資家カール・アイカーン氏と合意したと明らかにした。
今週増益を発表するとの期待が出ている小売りのメーシーズ<M.N>とウォルマート<WMT.N>はそれぞれ1.9%と1.4%上昇した。
一方でアップル<AAPL.O>は0.3%下落するなど大型ハイテク銘柄が値下がりしてナスダック総合指数の上値を抑えた。
FRBの量的緩和についてロイターが米プライマリーディーラーを対象に実施した調査では、縮小開始時期は来年3月よりも前になるとの予想が増加した。
BB&Tウエルス・マネジメントのシニアバイスプレジデント、バッキー・ヘルウィグ氏は「注目はFRBに戻った。市場の考えは恐らく、緩和縮小が前倒しされるというものだ。多分縮小が始まるのは来年3月ではなく、来月だろう」と述べた。
多くのアナリストは、FRBが早ければ来月にも緩和縮小を決めれば株式市場は年内に反落に向かう可能性があると懸念している。ただ、ヘルウィグ氏は「これまでの株式市場の勢いの強さに議論の余地はなく、現在はまだ上昇トレンドに乗っているように見受けられる」と強調した。
BATS取引所のデータによると、ニューヨーク証券取引所とナスダック、NYSE MKTの合算出来高は約47億6000万株で、5日平均の約66億2000万株を下回った。
ニューヨーク証取の騰落銘柄比率は15対14、ナスダックはおよそ12対13だった。
(カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>
終値(非公式) 15783.10(+ 21.32)
前営業日終値 15761.78(+167.80)
ナスダック総合<.IXIC>
終値(非公式) 3919.79(+ 0.56)
前営業日終値 3919.23(+61.90)
S&P総合500種<.SPX>
終値(非公式) 1771.89(+ 1.28)
前営業日終値 1770.61(+23.46)
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<4680> ラウンドワン 603 +87急伸。先週末に上半期の決算を発表、営業利益は49億円で前年同期比18%減、従来計画の54億円を下振れている。また、純損益は17億円の黒字予想に対して107億円の赤字となった。下期に計画しているセール・アンド・リースバックに伴う損失207億円を、減損として特別損失に計上したことが背景に。対象店舗の売却見込みの確度が高まったことで、バランスシートの改善方向などが評価される格好に。
<2489> ADWAYS 1611 -154大幅続落。同社やコロプラ<3668>、サイバーエージ<4751>、Dガレージ<4819>など、ネット関連株の下落が目立っている。米ツイッターの上場を通過しネット関連には出尽くし感が意識されているほか、新興市場全体の売買代金も減少傾向となる中で、資金流出が続いている。なお、マザーズ市場の主力株が総じて軟調となり、マザーズ指数は約1%の逆行安に。
フェイス<4295、株価 - チャート>が急反発し、一時120円高の1147円を付ける場面があった。午前10時10分時点で97円高の1124円となり、東証1部値上がり率4位にランクされている。前週末8日引け後に13年9月中間期(4-9月)の連結業績予想と14年3月期の利益予想を上方修正し、見直し買いを誘発した。
中間期の業績見通しは、売上高が前回予想の31億円から31億7000万円(前年同期比7.1%減)へ、最終損益が同1億5000万円の赤字から3億3000万円の黒字(前年同期は5億900万円の黒字)に浮上する。着メロディなどのコンテンツ配信サービスの売上が予想を上回る見込みとなった。また、音楽ストリーミング配信などの新規サービスで、販売費などの費用が想定を下回り、損益改善につながる。
通期の業績見通しでは、売上高が70億円から67億円(前期比0.5%減)に目減りするが、純利益は2億円から3億8000万円(同65.8%減)に引き上げられ、減益幅が縮小する。新規サービスは下期に持ち越して展開する予定から、売上の立ち上がりが計画を下回る見通し。損益面では、配信サービスの収益が予想以上で、コスト削減にも取り組む。
ティラド<7236、株価 - チャート>が続落し、一時41円安の259円を付ける場面があった。午前11時7分時点で35円安の265円となり、東証1部値下がり率2位にランクされている。前週末8日引け後に13年9月中間期(4-9月)連結決算の下ブレ着地と14年3月期業績予想の下方修正を発表し、嫌気された。
中間期決算は、営業利益が19億500万円(前年同期比9.7%増)、最終損益は2700万円の赤字(前年同期は6億9000万円の黒字)だった。前回予想に対し、それぞれ2億9400万円、11億2700万円の減額となった。売上は若干の計画未達だが、特に米司法省との司法取引契約締結に伴い、罰金13億5200万円を計上したことが響き、最終赤字に陥った。
シチズンホールディングス<7762、株価 - チャート>が3営業日ぶりに急反発し、一時66円高の740円を付け、10月22日の年初来高値724円を更新した。午前10時57分時点で56円高の730円となり、日経225採用銘柄のなかで値上がり率トップに立っている。前週末8日引け後、13年9月中間期(4-9月)連結決算の上ブレ着地と14年3月期業績予想の上方修正を発表し、評価機運が高まった。
中間期決算は、売上高が1467億800万円(前年同期比8.1%増)、営業利益は95億1100万円(同23.0%増)だった。前回予想に対し、それぞれ32億800万円、15億1100万円の上乗せとなった。工作機械事業は低調だったが、時計事業、デバイス事業、電子機器事業は順調に推移し、収益拡大につながった。また、円安効果もあり、経常・純利益も押し上げた。
上期実績を踏まえ、通期業績見通しは、売上高が2945億円から3010億円(前期比10.6%増)へ、営業利益が195億から210億円(同81.8%増)に増額された。なお、下期の為替レートは1ドル=95円、1ユーロ=125円を想定している。
ニッパツ<5991、株価 - チャート>が続伸し、一時102円高の1138円を付ける場面があった。午前10時49分時点で73円高の1109円となり、東証1部値上がり率10位にランクされている。前週末8日引け後、14年3月期の連結利益予想の上方修正とともに、未定としていた配当で増配方針を示し、好感された。
通期業績見通しは、前回予想の売上高5700億円(前期比12.2%増)を据え置いたうえで、営業利益を380億円から400億円(同33.2%増)に上積みした。為替の影響や固定費削減が利益増加につながる。配当は中間期に10円(前中間期は8円)、期末に10円(前期末は8円)とし、年間で4円の増配となる。
同時に発表された13年9月中間期(4-9月)決算は、売上高が2752億2400万円(前年同期比9.8%増)、営業利益が172億1000万円(同10.0%増)だった。
今週(11─15日)の米国株式市場は、次期米連邦準備理事会(FRB)議長に指名されたイエレン副議長など、FRB要人の発言に左右される展開が予想される。量的緩和の縮小開始が予想より早いと受け取れる発言が出れば、相場に水を差す可能性がある。
今週はFRB要人の講演がいくつか予定されている。13日(日本時間14日朝)にはバーナンキ議長が「Teaching andLearning About the FederalReserve」という題目で講演する。目玉は14日のイエレン氏の次期FRB議長指名公聴会だ。
ハト派のイエレン氏は、公聴会で超緩和政策の副作用を懸念する共和党議員から批判を受けると予想されている。だが、最終的には承認される公算が大きい。
アナリストの間では、量的緩和の縮小開始は来年になってから、という予想が大勢だったが、8日の米雇用統計を受け、開始時期はそれより早いのではないかとの見方が台頭した。
2週間前にロイターが実施したプライマリーディーラー(米政府証券公認ディーラー)調査では、3月に縮小開始との見方が過半数だったが、予想より強い雇用統計発表後の調査では、3月開始予想が7社、1月開始予想が6社とほぼ同数だった。
株式市場はこのところ、強い経済指標が出る度に景気回復のメリットと量的緩和の早期縮小開始の影響を天秤(てんびん)にかける状況になる。
ウェルズ・ファーゴ(ネブラスカ)のキャメロン・ハインズ地域最高投資責任者は「FRB内の討議の結果はいずれ明らかになるが、少なくとも12月か1月の縮小開始の可能性が再び検討される」との見方を示した。
経済指標では、10月の鉱工業生産や9月の貿易収支などが今週発表される。
企業決算は、小売りに注目だ。S&P総合500種指数<.SPX>構成銘柄のメーシーズ<M.N>、コールズ<KSS.N>、ウォルマート・ストアーズ<WMT.N>、ノードストローム<JWN.N>の4社が発表する。
ロイターがまとめた予想は、ウォルマートとメーシーズが増益、コールズとノードストロームが減益となっている。
小売り決算は、年末商戦を占う手掛かりにもなる。アナリストの間では、今年の年末商戦はここ数年で最も不振と予想する声もある。
<6908> イリソ電子 3795 -340大幅反落。先週末に発表した上期営業利益は25.1億円となり、従来予想であった18.6億円を大きく上回って着地した。同時に、通期の営業利益見通しを40.1億円から50.0億円へと上方修正している。ただし、コンセンサスでもほぼ同水準が見込まれており、好材料出尽くし感が意識される格好に。なお、足元では車載分野が中国や米国で好調に推移しているほか、円安進行も業績押し上げ要因となっているようだ。