フェイス<4295、株価 - チャート>が急反発し、一時120円高の1147円を付ける場面があった。午前10時10分時点で97円高の1124円となり、東証1部値上がり率4位にランクされている。前週末8日引け後に13年9月中間期(4-9月)の連結業績予想と14年3月期の利益予想を上方修正し、見直し買いを誘発した。

中間期の業績見通しは、売上高が前回予想の31億円から31億7000万円(前年同期比7.1%減)へ、最終損益が同1億5000万円の赤字から3億3000万円の黒字(前年同期は5億900万円の黒字)に浮上する。着メロディなどのコンテンツ配信サービスの売上が予想を上回る見込みとなった。また、音楽ストリーミング配信などの新規サービスで、販売費などの費用が想定を下回り、損益改善につながる。

通期の業績見通しでは、売上高が70億円から67億円(前期比0.5%減)に目減りするが、純利益は2億円から3億8000万円(同65.8%減)に引き上げられ、減益幅が縮小する。新規サービスは下期に持ち越して展開する予定から、売上の立ち上がりが計画を下回る見通し。損益面では、配信サービスの収益が予想以上で、コスト削減にも取り組む。