<6430> ダイコク電 2092 -10パチンコ・パチスロホール向けシステムのダイコク電機<6430>は11日、第2四半期(4-6月)業績を発表。売上高が前年同期比6.4%減の258.82億円、営業利益が同31.0%減の24.87億円、四半期純利益が同28.7%減の15.43億円だった。10月28日に大幅上方修正を発表しているが、売上高・営業利益・四半期純利益ともに、それぞれ0.31%増、3.62%増、18.69%増と、計画を上振れての着地。また、中間配当については、10月28日公表のとおり1株につき20円(年間配当予想50円)とすることを発表している。

情報システム事業では、新製品リリースの影響が大きかった昨年実績には届かなかったものの、ホール店舗システムと一体となりセキュリティや効率的な運用を評価されたCRユニット「VEGASIA」及び遊技台の多様なゲーム性をファンに分かりやすく伝える情報公開機器「BiGMO」や多彩なイルミネーションの呼出ランプ「IL-X」等が引き続き市場に評価されている。制御システム事業では、企画提案力の強化、及びグループ会社との融合による開発ラインの増強に努めている。

なお、通期については売上高が前期比13.4%減の510億円、営業利益が同43.0%減の40億円、純利益が同51.9%減の20億円とした期初計画を据え置いている。通期計画に対する第2四半期営業利益の進捗率は62.17%となる。

ダイコク電機<6430>は、パチンコ・パチスロホール向けコンピューターシステムおよびパチンコメーカー向け電子部品の製造・販売を行う。ホールコンピュータで国内シェアトップ。ホール向け情報提供サービス「DK-SIS」は業界のデファクトスタンダードとなっている。