<3800> ビーエスピー 1835 0ビーエスピー<3800>は、上期(4-9月期)決算を発表した。連結業績は、売上高が前年同期比14.8%増の22.79億円、営業利益が同53.3%増の8.12億円、経常利益が同54.0%増の8.43億円、純利益が同40.7%増の5.04億円と上場来最高売上と大幅増益を達成した。

売上高については、プロダクト事業とメインフレーム事業が牽引役となり、増収となった。利益面では、プロダクト事業とメインフレーム事業の増収効果に加え、プロダクト事業における採算性の改善、経費削減等により大幅増益となった。

中期経営計画の2期目である今期は、下期に向けて、従来のプロダクト販売型事業から新たにサービス提供型事業へと移行するため、引き続き「運用レス2.0」をコンセプトに事業を推進する。具体的には、「新規事業の早期立ち上げ」として、サービス提供型事業のプラットフォーム「Be.Cloud」における新メニューをラインナップさせる。「運用BPOサービス」事業の展開にあたっては、ベテラン技術者を重点配置することで、既存事業部の「組織の若返り」と組み合わせて取り組む。「既存ビジネスの再成長、再構築」では、運用自動化分野の主力製品「A-AUTO」について、新機能を統合した新バージョンを10月に発売するなどして、顧客のコストダウンニーズの取り込みと技術支援案件の拡大を引き続き推進する。メインフレーム事業では、既存顧客のシステム更改時期を見据えた計画的な営業活動を引き続き進め、技術サービス料を獲得する施策を強化する。

通期業績は5月に発表した期初計画を据え置き、売上高が前期比6.8%増の42.00億円、営業利益が同8.0%増の11.60億円、経常利益が同9.4%増の12.00億円、純利益が同5.7%増の7.50億円としている。通期計画に対する上期の営業利益進捗率は70.0%と順調な進捗といえよう。

同社は、企業の基幹業務系ITシステムを運用管理するためのソフトウェア製品の開発・販売・サポートを主に手掛ける。オープン系製品を取り扱う「プロダクト事業」、メインフレーム系製品を取り扱う「メインフレーム事業」及び運用コンサルティングや人材育成等を行う「ソリューション事業」を展開する。