シチズンホールディングス<7762、株価 - チャート>が3営業日ぶりに急反発し、一時66円高の740円を付け、10月22日の年初来高値724円を更新した。午前10時57分時点で56円高の730円となり、日経225採用銘柄のなかで値上がり率トップに立っている。前週末8日引け後、13年9月中間期(4-9月)連結決算の上ブレ着地と14年3月期業績予想の上方修正を発表し、評価機運が高まった。

中間期決算は、売上高が1467億800万円(前年同期比8.1%増)、営業利益は95億1100万円(同23.0%増)だった。前回予想に対し、それぞれ32億800万円、15億1100万円の上乗せとなった。工作機械事業は低調だったが、時計事業、デバイス事業、電子機器事業は順調に推移し、収益拡大につながった。また、円安効果もあり、経常・純利益も押し上げた。

上期実績を踏まえ、通期業績見通しは、売上高が2945億円から3010億円(前期比10.6%増)へ、営業利益が195億から210億円(同81.8%増)に増額された。なお、下期の為替レートは1ドル=95円、1ユーロ=125円を想定している。