<4464> ソフト99 670 -2自動車用・家庭用製造販売のソフト99コーポレーション<4464>は8日、第2四半期(4-9月)業績を発表。売上高が前年同期比2.5%減の107.73億円、営業利益が同11.8%減の9.30億円、四半期純利益が同3.5%減の6.61億円だった。ほぼ、従来計画の沿った着地であり、純利益については計画を上回っている。
セグメント別では、ファインケミカル事業は主力の自動車ボディお手入れ製品の販売が、新製品を中心とした店頭での積極的な営業活動により、春の最需要期を中心に販売が好調に推移。梅雨が短かったことでガラス用コーティング剤は苦戦したが、夏場の洗車需要期にあわせたガラス用クリーナー、主力の自動車ボディ・ガラスお手入れ製品の販売が好調に推移した。また、業務用製品販売では、輸入車ディーラーを中心とした新規開拓により、OEM製品の受注も順調に推移した。
海外では、中国市場での販売が順調なほか、韓国やモンゴル向け販売が増加。東南アジア地域も、円安基調が続く中で受注が回復し、タイ・マレーシア・インドネシア等の既存仕向け先への販売が順調に推移したものの、ロシア向け販売の苦戦で減収に。
ポーラスマテリアル(産業資材)では、半導体業界向け製品販売全体では前期を下回る結果。一方、ハードディスク業界向け製品の販売では、海外得意先の開拓により販売が増加し、ほぼ前期並みの売上高を確保している。生活資材では、夏季商材が苦戦。自動車関連サービスについては、損害保険の料率改定の影響により、保険を利用した事故車修理の需要減少の動きが見られている。不動産賃貸事業は、所有する一部物件で入居が増加したことで、前期を上回る結果となった。
なお、通期については第2四半期が計画通りに進捗していることもあり、売上高が前期比5.7%増の230億円、営業利益が同7.4%増の21億円、純利益が同3.5%増の14億円とする、期初計画を据え置いている。
ソフト99コーポレーション<4464>は、自動車用・家庭用ケミカル用品の製造販売を行う「ファインケミカル事業」のほか、PVAスポンジの製造・販売を行う「ポーラスマテリアル事業」、オートサービス事業や自動車教習事業を行う「サービス事業」、不動産賃貸事業や温浴事業を行う「不動産関連事業」を手がける。