決まった時間に食事を摂る人は太るかも!?

何時になったら食事をするというのは、実は太りやすい習慣かもしれません。その理由と太る原因についてまとめました。

トールビョーン さん

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「習慣」で食事を摂ると太りやすい理由とは?

皆さんは食事をいつ取っていますでしょうか?朝食は朝起きたらすぐに、昼食は12時、夕食は19時というように決まった時間に食べてはいないでしょうか?実は、ダイエットのことを考えると、決まった時間に食べるよりもお腹がすいた時に食べる方が痩せれる可能性があります。

ほとんどの人は、「時間だから食べる」という習慣があります。
特に、会社員の方は、お昼休みの時間が決まっているので、おなかがすいていようが、食欲がなかろうが、12時になったらお昼ごはんを食べざるを得ません。

でも、ダイエットの観点からは、この「時間だから食べる」というのは、避けたい習慣です。

なぜなら、「おなかがすいていないから」

おなかがすいていない時に食べると、非常に体に悪く、しかも太りやすいのです。

人は食べ物を見て「美味しそう!」とか「今しか食べられない」などという考えが起こった時に、本当はお腹が空いていないにもかかわらず「お腹がすいた」気分を感じてしまうそうです。

実際はお腹がすいているわけでは無いのに、「ごはんを食べる時間だから」という理由で食事を摂る習慣の人が多くいます。
お腹がすいていないのに、その時間が来ると習慣で自然とお腹がすきます。
これは太りやすい原因です。

時間になるとお腹が空いたと感じる「偽の空腹」

「お腹が減る」と「お腹が減ったと感じる」はノット・イコールです。

これはどういうことかというと、お腹が減ったと感じるのは、ただ単に血糖値が下がっている状態のことであり、実際にお腹がすっからかんで空っぽになっているかどうかは関係ないということです。

胃は食後1~2時間経っていると少しスペースができて、本当はお腹が空いてなくても食事をすることが出来、こういうときは「本当にお腹がすいた」ということではなく「まだ入るスペースがある」といった感じだそうです。これが「偽の空腹」で、脳が混乱して嘘をついている状態なのです。

ドーパミンやセロトニンの分泌などがスムーズに行われていれば問題ないのですが、食べ過ぎやすい人や早食いの人の場合、満腹中枢の働きが鈍い傾向が高いそう!
「本物の空腹感とニセの空腹感を見分ける」メカニズムが衰えてる傾向が強く、
脳は常に「お腹が減った」「食べたい」という信号を出し続け、そのため、「まだ食べたい。まだお腹が減ってる・・・」とニセの空腹を感じ続けることで、過食傾向に走ってしまいやすいんです。

会社でのお昼ごはんは仕方ないとしても、せめて自分の意志で食事を選べる時は、「おなかがすいてから食べる」これを意識してみてください。
かなり痩せやすくなることは、間違いありません

偽の空腹が起こる原因

【糖分の摂り過ぎ】
砂糖のたっぷり入った料理やスイーツ、清涼飲料水を摂り過ぎると、ホルモンのバランスの崩れを引き起こしてしまいます。
そうすると、食欲を抑制するホルモン「レプチン」の分泌が鈍り、空腹感を伝えるホルモン「グレリン」の分泌が活発になってしまいます。
カロリー制限だけでなく、食欲コントロールのためにも、糖分の摂り過ぎにはよく気を付けましょう。

【喉の渇き】
喉が渇いていると、脳がそれを空腹と勘違いしてしまうことがあります。
日頃から、こまめに水分を摂るよう心掛けておくといいでしょう。

【睡眠不足】
睡眠不足になると、空腹を感じやすくなるという研究結果があります。
ダイエットをするなら、夜遅くまでダラダラと起きているのはNG。早めにベッドに入って十分な睡眠をとるようにしましょう。

【ストレス】
ストレスが溜まると、空腹を伝えるホルモン「グレリン」の分泌が急増してしまいます。
それも、ストレスが強くなるに従ってその傾向が強くなるそう。 なんとなくイライラして食べ物に手を出す前に、ストレスの原因を探してみたり、別の方法でストレス解消を試みてはいかがでしょう。

お腹が空いていなかったら「食べない」

会社でのお昼ごはんは仕方ないとしても、せめて自分の意志で食事を選べる時は、「おなかがすいてから食べる」これを意識してみてください。
かなり痩せやすくなることは、間違いありません

お腹が空くまで食べない、ということと、お腹が空き次第食べるということは同じではありません。
決まった時間に三食食べるとして、食事の時間が来てもお腹が空いていなければ次の決まった時間の食事まで何にも食べないということです。
これを続けていると徐々に一日ニ食に収斂して行きます。

個人的には一日ニ食というのは各食事の量を減らせばたちまち体重が落ちますので、ウェイトコントロールの方法としては大変合理的だと思います。

「お腹が空いてから食べる」がもたらす良い効果とは

【食べたものがすぐにエネルギーに転換される】
お腹が空いているときは体内がエネルギー不足になっているときです。ということは、エネルギーを摂取したらすぐに消費されるということです。つまり、摂取した食べ物がすぐにエネルギーとして転換されるため、脂肪として体内に蓄積されにくくなるというわけですね。

逆にお腹が空いてないのに食事の時間が来たからといって、食事をしてしまうとエネルギーとして消費されずに、脂肪が体内に蓄積されやすくなってしまいます。

【体内がエネルギー過多にならない】
空腹になるまで食べないということは、余分なエネルギーを体内に入れないということを意味します。人の体はエネルギー過多になると脂肪を蓄積させやすくなりますから、空腹までエネルギーを摂取しない方が太りにくいということですね。

生活リズムがしっかり出来ている人ほど「時間が来たからご飯を食べる」という習慣があります。

お腹がすいていないのに食べてしまうというのは、余分な食事を摂っているという事です。

お腹が空いていないのに常に胃に食べ物がある状態は健康的にもよくありませんし、胃への負担も高くなります。

偽の食欲に騙されないよう、「本当にお腹がすいているのか?」を確かめてから食事を摂りましょう。

また、「最近太ったな…」と感じる方はお腹がすいてからご飯を食べるを意識するだけで体重も減るかもしれません。

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