NY後場概況-ポンド堅調
NYダウの上げ幅が一時100ドル超まで拡大したものの、ドル円クロス円の反応は限られ全般小幅な値動き。ドル円は引き続き97円30銭付近で膠着状態、またクロス円では原油先物が97ドル台まで買い戻されたことを背景に、豪ドル円が一時93円65銭付近まで反発後、同水準で戻りが一服。ただ、英中銀総栽による『下期成長率は上期より強い予想』との発言が伝わりポンドは対主要通貨で堅調、ポンドドルは1.6210付近まで買われ、ポンド円は157円80銭付近まで値を戻した。4時55分現在、ドル円97.289-299、ユーロ円134.252-272、ユーロドル1.38009-017で推移している。
NY前場概況-資源国通貨軟調
一連の米・経済指標発表後もドル円は97円35銭付近を中心に上下20銭程度のレンジ内取引が継続、ユーロドルは1.3820付近で短期筋の利益確定売りが観測され、欧州時間から続いていた上昇の勢いは一服。一方で豪ドルやNZドルは、原油先物価格の続落を嫌気した売りが持ち込まれ対ドルで本日安値を更新。小幅高で寄付いたNYダウは一時15500ドル台を回復する場面があったものの、リスクオンの動きとはならず戻り局面では売り圧力が強い様子。0時57分現在、ドル円97.365-375、ユーロ円134.449-469、ユーロドル1.38090-098で推移している。
欧州株下落に続き、NYダウも軟調地合いとなっていることでリスク回避の流れが継続、ドル円クロス円は依然として本日安値圏での揉み合い基調。また、下値の堅さが保たれたユーロドルは1.3800付近にオプションが観測されていることから同水準接近局面では売り圧力が強い模様。一方、ドルカナダはBOC声明にて将来の利上げに関する文言が削除されたことを受け主要通貨で売られ、カナダ円は一時93円55銭付近まで急落、対ドルでは一時1.0393付近まで上昇。1時24分現在、ドル円97.248-258、ユーロ円134.063-083、ユーロドル1.37862-870で推移している。
23日のロンドン株式市場は10営業日ぶりに反落。銀行株への売りが相場を下押しした。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は21.18ポイント(0.32%)安の6674.48。
ただ年初以降では13%値上がりしており、今年5月下旬につけた13年ぶり高値まで3%に迫っている。
JNフィナンシャルのトレーダー、リック・ジョーンズ氏は、指数が年末時点で6900─7000ポイントに達する可能性があると予想した。
ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)<RBS.L>が2.7%安。モーゲージ担保証券(MBS)をめぐる米当局の動きに加え、オズボーン財務相がRBSを解体して不良債権の受け皿となる「バッドバンク」を設立することを本格的に検討していると報じられたことが圧迫材料となった。
23日の米国株式市場は反落して寄り付いた。重機大手のキャタピラー<CAT.N>が朝方発表した第3・四半期決算が思わしくなかったことが重しとなった。中国で引き締め観測が出ていることで同国の短期金利が上昇していることも懸念材料となっている。
23日の欧州株式市場では、銀行株<.SX7P>が3.5%値下がりし、相場全体を押し下げている。
欧州中央銀行(ECB)が同日発表したユーロ圏の銀行に対する健全性審査の詳細が圧迫材料。来年実施の同審査は、従来の審査基準より厳格となっており、不足が見つかった銀行は資本の積み増しに迫られる。
中でもイタリア、スペインの銀行の下げが目立っており、銀行へエクスポージャーが比較的大きいイタリア<.FTMIB>、スペイン<.IBEX>の各市場が2カ月ぶりの安値水準をつける勢いだ。
ダイワ・キャピタル・マーケッツのクレジットアナリスト、マイケル・サイモンズ氏は「(審査で求められる自己資本の)8%は一部予想よりも高く、特に周辺国のより小規模な銀行が困難に直面する恐れもある」と話した。
前営業日比 売買代金/出来高概算
上海総合指数<.SSEC>
大引け 2183.107 27.545安 1254.8億元(上海A株)
高値 2226.847
安値 2177.725
前営業日終値 2210.652 18.585安 1343.4億元(上海A株)
ハンセン指数<.HSI>
大引け 22999.95 316.04安 719.4億香港ドル
高値 23505.79
安値 22970.52
前営業日終値 23315.99 122.16安 589.4億香港ドル
ST指数(シンガポール)<.FTSTI>
大引け 3204.80 5.41安 27.77億株
高値 3235.25
安値 3198.96
前営業日終値 3210.21 14.45高 32.77億株
KLSE総合指数(クアラルンプール)<.KLSE>
大引け 1814.11 10.53高 17.11億株
高値 1817.93
安値 1805.64
前営業日終値 1803.58 0.97高 18.52億株
SET指数(バンコク)<.SETI>
休場
前営業日終値 1457.36 8.82高 349億バーツ
総合株価指数(ソウル)<.KS11>
大引け 2035.75 20.37安 3.55億株
高値 2063.28
安値 2035.75
前営業日終値 2056.12 3.11高 3.70億株
加権指数(台湾)<.TWII>
大引け 8393.62 24.65安 758.7億台湾ドル
高値 8438.95
安値 8380.15
前営業日終値 8418.27 1.05安 773.7億台湾ドル
総合株価指数(ジャカルタ)<.●●SE>
大引け 4546.499 33.756高 7.21兆ルピア
高値 4609.109
安値 4530.136
前営業日終値 4512.743 65.435安 6.35兆ルピア
総合株価指数(マニラ)<.PSI>
大引け 6635.11 31.51高 N/A
高値 6648.08
安値 6603.23
前営業日終値 6603.60 6.04高 N/A
SENSEX指数(ムンバイ)<.BSESN>
大引け 20767.88 97.09安 2.24億株
高値 20922.32
安値 20589.72
前営業日終値 20864.97 28.92安 2.48億株
ベトナム株価指数(ホーチミン)<.VNI>
大引け 504.05 3.48高 N/A
高値 504.81
安値 501.41
前営業日終値 500.57 1.00安 N/A
<中国・香港株式市場> 中国株式市場は続落し、1%超下げて引けた。中国人民銀行(中央銀行)が近く流動性引き締めに動く可能性があると政府系メディアがこの日伝えたことから、短期金利が急上昇。これを受け、今年に入ってアウトパフォームしていた銘柄に利益確定の売りが出た。
香港株式市場も続落。中国株式市場の下落に圧迫された。
<東南アジア株式> クアラルンプール市場が石油・ガスサービス会社サプラクンチャナ・ペトロリアム<SKPE.KL>株の上昇にけん引され、終値ベースの史上最高値で引けた。その他の市場も大半が上昇したが、中国の金融引き締めに対する懸念から序盤の上げ幅を削った。
<ソウル株式市場> 一時上昇していたものの、反落して引けた。中国当局が流動性引き締めに向けた措置を検討しているとみられることを受け、地合いが悪化した。
海外投資家は39営業日連続で買い越し、相場を下支えた。この日の買い越し額は2255億ウォン(2億1257万ドル)。
<台湾株式市場> 続落。米アップルは22日(現地時間)、タブレット型多機能携帯端末「iPad(アイパッド)」の薄型モデルや、処理速度を向上させたパソコン「Mac(マック)」を発表。しかし、同社製品の組み立て請負会社や部品関連会社の株価は序盤の上昇から一転、値を下げて取引を終えた。
23日の東南アジア株式市場は、クアラルンプール市場が石油・ガスサービス会社サプラクンチャナ・ペトロリアム<SKPE.KL>株の上昇にけん引され、終値ベースの史上最高値で引けた。その他の市場も大半が上昇したが、中国の金融引き締めに対する懸念から序盤の上げ幅を削った。
クアラルンプール市場の総合株価指数(KLCI)<.KLSE>は0.58%高の1814.11で終了。トムソン・ロイターのデータによると、7月24日に付けた1810.00を上回り、終値ベースで史上最高値を更新した。
サプラクンチャナ株は5.4%高と市場全体の伸びを上回った。同社は米ニューフィールド・エクスプロレーションがマレーシア国内に保有する石油・ガス関連資産を8億9800万ドルで買収することで合意した。
その他の市場は小幅高で引けた。前日発表された低調な米雇用統計を受けて米経済の失速に対する懸念が上値を抑えた。
中国で金融引き締めが進むとの見方も重しとなった。中国政府はインフレ率や不動産価格の予想外の上昇が銀行間市場への資金流入の一因ではないかと懸念を抱いている。
ジャカルタ市場の総合株価指数<.●●SE>は金融株が主導し、0.75%高の4546.50で終了。マニラ市場の主要株価指数PSEi<.PSI>は0.48%高の6635.11と2カ月超ぶりの高値で引けた。
ホーチミン市場のVN指数<.VNI>は0.70%高の504.05と8月下旬以来の高値。アナリストらによると、経済の先行きの明るさが相場を押し上げた。
シンガポール市場のストレーツ・タイムズ指数(STI)<.FTSTI>は0.17%安の3204.80で終了。序盤で一時3235.25と1カ月ぶり高値を付けたものの、通信会社シンガポール・テレコム(シングテル)<STEL.SI>が0.8%安と下げを主導した。
バンコク市場は祝日のため休場だった。
レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値
<外為市場>
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後5時現在 97.38/40 1.3752/56 133.93/97
NY午後5時 98.11/13 1.3781/83 135.21/25
午後5時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点と比べ、ドル安/円高の97円前半。リスク回避の動きが進む中で円は全面高となり、ドル/円、ユーロ/円とも下落した。米10年債利回りは一時2.48%台まで低下、日経平均<.N225>は前日比287円安の安値引けとなった。
<株式市場>
日経平均 14426.05円(287.20円安)
14426.05円─14799.28円
東証出来高 27億2733万株
東証売買代金 2兆2048億円
東京株式市場で日経平均は3日ぶりに大幅反落。終値は前日比287円安の安値引けで1週間ぶりに節目の1万4500円を下回った。米量的緩和が維持されるとの見方から前日の欧米株が上昇。朝方は投資家のリスク許容度が高まり、一時86円高まで上昇した。日本電産<6594.T>など好業績銘柄への物色も指数上昇を支援した。だが、昼休み中に円高が進行すると、日経平均は後場寄りから下げに転じた。先物安が裁定解消売りを誘い、為替と連動する形で大引けにかけて下げ幅が拡大した。
東証1部騰落数は、値上がり233銘柄に対し、値下がりが1452銘柄、変わらずが69銘柄だった。
<短期金融市場> 17時11分現在
無担保コール翌日物金利 0.078%(速報ベース)
3カ月物国庫短期証券流通利回り ──
ユーロ円3カ月金利先物(2014年9月限) 99.780(+0.005)
安値─高値 99.780─99.785
無担保コール翌日物の加重平均レートは0.078%と前日(0.070%)に比べて上昇した。当座預金残高が再び100兆円規模に膨らむ中、金融機関の資金需要は限定的。地銀・信託・証券を主な取り手に、実需ベースで0.065─0.07%が取引の中心だった、一部で観測された試し取りの動きが加重平均レートを押し上げた。
ユーロ円3カ月金利先物は債券高を受けてしっかり。中心限月2014年9月限は前日清算値比0.5ティック高の99.785。
<円債市場>
10年国債先物中心限月・12月限(東証) 144.91(+0.12)
安値─高値 144.86─145.00
10年最長期国債利回り(日本相互証券引け値) 0.600%(─0.015)
安値─高値 0.610─0.600%
国債先物中心限月12月限は前日比12銭高の144円91銭と続伸して引けた。前日に発表された9月米雇用統計が雇用改善ペースの鈍化を反映した内容となり、米緩和政策が長期化するとの思惑から米債が買われた流れを引き継いだ。円高・株安に加えて、日銀買入による需給引き締まりが意識されて、先物12月限は一時145円ちょうどと5月2日以来、約5カ月半ぶりの水準に上昇した。
現物市場でも利息収入確保を狙った買いが現物長期・超長期ゾーンを中心に観測。同ゾーンには、銀行、アクティブ系年金、公的投資家などから買いが入った。10年最長期国債利回り(長期金利)は同1.5bp低い0.600%と5月9日以来の水準に低下。5年利付国債利回りは一時同0.5bp低い0.200%と4月12日以来、20年超長期国債利回りは一時同2.5bp低い1.445%と5月2日以来、30年超長期国債利回りは一時同3bp低い1.575%と5月2日以来の水準に低下した。
<クレジット市場>
政保債(地方公)10年 4.0─4.5bp
銀行債(みずほ) 5年 13─14bp
地方債(都債) 10年 4.5─5.0bp
電力債(東電) 5年 320─350bp
クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場で、指標のiTraxxJapanシリーズ20が小幅タイト化。プレミアムは85ベーシスポイント(bp)と、前日引けの気配(仲値で86bp付近)から1bp低い水準で取引される場面があった。9月米雇用統計が市場予想を下回ったため、米量的緩和維持、低金利継続の見通しが強まり、タイト化優勢の流れになったという。
個別銘柄については、好決算が見込まれるうえ、クレジット・リンク・ノートやローンの組成需要で、タイト化の勢いが増したとの見方があった。
<スワップ市場>スワップ金利(16時50分現在の気配)
2年物 0.26%─0.16%
3年物 0.29%─0.19%
4年物 0.33%─0.23%
5年物 0.39%─0.29%
7年物 0.54%─0.44%
10年物 0.79%─0.69%
アルミ2次合金地金大手の大紀アルミニウム工業所<5702、株価 - チャート>が大幅に下落し、一時前日比27円安の277円まで売られた。22日引け後に14年3月期の業績予想を下方修正し、悪材料視された。
14年3月期の連結営業利益は22億円(前期比4.8倍)と急回復するものの、従来予想の29億4000万円には届かない見通しとなった。インドネシアの子会社の米ドル建て借入金について、為替のインドネシアルピア安・ドル高の影響で為替差損が発生。同社によれば、連結ベースでは通期で7億円近くの営業減益要因になるという。また、ルピア安は現地での原材料の輸入コストも押し上げ利益を圧迫した。
一方、単体ベースの14年3月期営業利益は18億1000万円(前期比5.2倍、従来予想は15億8000万円)に膨らむ見通し。国内事業は原材料と製品の価格差が改善し、粗利益率が予想以上に回復している。
23日の終値は、前日比22円安の282円。
電通国際情報サービス(ISID)<4812、株価 - チャート>が3日続伸し、一時60円高1150円まで買われた。22日引け後、13年9月中間期(4-9月)の連結業績予想を上方修正し、材料視された。
中間期業績予想で、売上高を349億円から350億8700万円(前年同期比3.6%増)へ、営業利益を9億2000万円から12億4900万円(同15.4%減)へ、純利益を6億3000万円から9億3100万円(同1.6%減)に引き上げた。売上高が想定を上回ったことに加え、受託システム開発を中心とした売上総利益率の改善や販管費の抑制策が寄与した。
14年3月期予想は、売上高755億円(前期比3.8%増)、営業利益44億6000万円(同6.4%増)、純利益28億7000万円(同9.5%増)を据え置いている。
23日の終値は、前日比37円高の1127円。
アステラス製薬<4503、株価 - チャート>が3日ぶりに反発し、一時200円高の5380円を付けた。22日引け後、同社が米国でメディベーション社と共同で開発・商業化を進めている経口アンドロゲン受容体阻害剤「エンザルタミド」について、グローバル第3相臨床試験において良好な結果が得られたと発表、好感された。
アンドロゲン除去療法が無効となった化学療法施行歴のない転移性前立腺がん患者1700名以上と対象としたグローバル第3相臨床試験について、独立モニタリング委員会(IDMC)が中間解析を実施。主要評価項目である全生存期間と画像診断による無憎悪生存期間において認められた同剤の臨床的有用性、また安全性プロファイルから、IDMCは良好なベネフィット・リスクが示されたとの結論を下した。また、IDMCは、試験を早期に終了し、プラセボ(偽薬)群の患者に同剤による治療を提案するように勧告している。
23日の終値は、前日比110円高の5290円。
イワブチ<5983、株価 - チャート>が一時80円ストップ高の499円を付け、5月20日の年初来高値425円を更新した。
22日引け後に、14年3月期業績予想を上方修正し、連結営業利益予想を前期比84.7%増の8億600万円に引き上げた。従来予想は同10.2%減の3億9200万円。上期業績を踏まえて予想を修正した。一転して増益見通しとなる。
13年9月中間期(4-9月)業績は計画を上回り、連結営業損益は3億8400万円の黒字(前年同期は2億200万円の赤字)となったもよう。従来予想は2300万円の黒字。電気通信事業者が進めている光伝送路工事や移動体アンテナ設置工事が好調に推移したことに加え、電話関連で老朽化したコンクリート柱の建て替え工事などが好調だった。
23日の終値は、前日比67円高の486円。
大和証券は22日付でマルエツ<8178、株価 - チャート>の投資判断(5段階・1が最上位)を「4」(アンダーパフォーム)から「3」(中立)に引き上げた。業績は最悪期を脱し、穏やかに回復するとみている。目標株価(6カ月)は290円から320円に引き上げた。
23日の終値は、前日比3円高の318円。
高松コンストラクショングループ<1762、株価 - チャート>が3日続伸。一時前日比90円高の1910円まで買われ、年初来高値を連日で更新した。
22日引け後に、13年9月中間期(4-9月)が計画を上回り、営業利益が前年同期比2.1倍の18億円になったもようだと発表した。従来予想は同15.5%増の10億円。受注が順調に推移しており、これらの受注案件が早期に着工に結びついていることから、売上高が想定以上に伸びた。
下期も順調に推移すると想定しているものの、資材価格や労務費などの動向が不透明であるとして、14年3月期予想は修正していない。
23日の終値は、前日比63円高の1883円。
コマツ<6301、株価 - チャート>が続落。UBS証券では22日付で、投資判断「Sell」(売り)、目標株価2150円を継続している。
同証券では28日発表予定の13年9月中間期(4-9月)連結決算について、売上高9150億円(前年同期比2%減)、営業利益1100億円(同1%減)と予想。円安はプラスでも、用途で鉱山機械、地域で北米、アジアの下ブレを、日本や中国などの好調でカバーできなかった公算が高いと指摘。また、アジアもインドネシアなどの回復が弱めとみているという。
一方で、事業環境が厳しいなかでも、粟津工場の生産合理化や「環境」や「ICT化」にフォーカスしたハイブリッド建機やICT建機を拡販するなど自助努力を進めている点は評価できるとし、「普及を広めたKOMTRAXとの融合で工事施工の効率化がさらに進む。事業環境が改善した時、大きな力になろう」とコメントしている。
23日の終値は、前日比29円安の2371円。
山田コンサルティンググループ<4792、株価 - チャート>が23日、前日比400円ストップ高配分の2016円。
22日引け後に、14年3月期連結業績予想を上方修正し、営業利益予想を前期比6.1%増の14億8000万円に引き上げた。従来予想は同3.1%減の13億5000万円。経営コンサルティング事業が上期に続いて順調に推移するほか、資本・株式・株主に関するコンサルティング事業で大型案件の売上計上を見込んでいる。
13年9月中間期(4-9月)連結業績は計画を上回り、営業利益は前年同期比16.7%増の8億1600万円となったもよう。従来予想は同19.9%減の5億6000万円だった。
また、中間期配当予想を2500円から3500円に引き上げた。期末配当予想は35円を据え置いた。同社は13年10月1日付で1対100の株式分割を実施した。分割を考慮しない場合の修正後の年間配当予想は7000円となる。前期年間配当実績は5000円(中間期1500円、期末3500円)。
日本郵船<9101、株価 - チャート>がしっかり。野村証券では22日付で、投資判断を「ニュートラル」(中立)から「Buy」(買い)に、目標株価を315円から390円にそれぞれ引き上げた。
コンテナ船、ドライバルク船の市況前提を変更し、業績予想を上方修正した結果、割安感が強まったと判断し、投資判断を「Buy」に引き上げるとしている。コンテナ船の回復は見込みづらいものの、ドライバルク船は市況の緩やかな回復、高額用船の返船などで増益をけん引できると考えているという。
目標株価はROE(自己資本利益率)が15年3月期予想で5.2%(従来4.3%)、16年3月期予想で6.3%(同5.9%)に上方修正したことを踏まえ、ターゲットのPBR倍率を15年3月期予想基準で0.9倍程度(従来は14年3月期予想基準で0.8倍程度)に引き上げて設定されている。
同証券では連結経常利益について、14年3月期519億円(前期比2.9倍、従来378億円、会社側計画は500億円)、15年3月期615億円(従来491億円)、16年3月期766億円(同689億円)と試算している。
23日の終値は、前日比変わらずの329円。
10月23日の主な指標スケジュール
10/23 予想 前回
09:30(豪)四半期消費者物価(CPI)前期比(7-9月期)0.8% 0.4%
09:30(豪)四半期消費者物価(CPI)前年比(7-9月期)1.8% 2.4%
14:00(シ)消費者物価指数(CPI)前年比(9月)2.0% 2.0%
15:45(仏)企業景況感指数(10月) 98 97
17:00(南ア)消費者物価指数(CPI)前年比(9月)6.0% 6.4%
17:00(南ア)消費者物価指数(CPI)前月比(9月)0.5% 0.3%
17:30(英)英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
20:00(米)MBA住宅ローン申請指数 前週比 N/A 0.3%
21:30(米)輸入物価指数 前月比(9月) 0.2% 0.0%
21:30(米)輸出物価指数 前月比(9月) N/A -0.5%
22:00(米)住宅価格指数 前月比(8月) 0.8% 1.0%
23:00(カ)カナダ銀行 政策金利 1.00% 1.00%
23:00(EU)消費者信頼感(速報値)(10月)-14.5 -14.9
NY後場概況-ドル売り一服
NYダウが一時15500ドル台へ上昇する中、膨らんでいたユーロドルのロングポジションを手仕舞う動きが見られ、対主要通貨で強まったドル売りが一服。ユーロ円もユーロドルにつられ135円20銭付近へ小反落。米・雇用統計後ということもあり、ドル円クロス円全般材料難から小動きとなる一方、ドルスイスが一時0.8939付近まで下落し年初来安値を更新、スイス円も先月つけた23年振りの高値を上抜け109円60銭付近で高止まりするなど、スイスフランは高値圏で推移。5時25分現在、ドル円98.111-121、ユーロ円135.213-233、ユーロドル1.37820-828で推移している。
NY前場概況-ユーロドル年初来高値更新
注目された米雇用統計では非農業部門雇用者数が予想を下回り、量的緩和継続の思惑からマーケットは株高・ドル売り・クロス通貨買いで反応。1.37ドル付近にオプションが観測されていたユーロドルは、1.3680ドル付近から1.3785ドル付近まで急騰し、一気に年初来高値を更新したほか、ユーロ円は2009年11月以来の高値水準となる135円50銭付近まで上値を伸ばし、他クロス円の上昇を牽引。ドル円もクロス円の堅調地合いに支えられ98円台を維持している。1時10分現在、ドル円98.161-171、ユーロ円135.268-288、ユーロドル1.37833-841で推移している。
米・新規失業保険申請件数
前回:37.4万件 予想:33.5万件 今回:35.8万件
カナダ・8月対カナダ証券投資額
前回:+60.9億CAD 予想:N/A 今回:+20.7億CAD
欧州後場概況-ドル軟調
米政府機関の一時閉鎖が米国経済にマイナスの影響を及ぼすとの見方から、米金融緩和継続への期待で加速したドル売りの流れは一服。ただ、ドル円は97円後半で戻りの鈍い動き、ユーロドルは午前の高値を若干上抜け一時1.3660付近まで上昇し、ドル軟調地合いは継続。またドルストレートでの動きの中、クロス円は方向感が定まらずユーロ円は133円半ばで小動きとなっている。21時13分現在、ドル円97.861-871、ユーロ円133.668-688、ユーロドル1.36608-616で推移している。
欧州前場概況-ドル円一時98円割れ
米・財政協議決着後の欧州勢はユーロ買いで参入、ユーロドルは欧州実需の買いなどからストップロスを巻き込み1.3635付近まで上昇。ユーロドルでのドル売りが波及したドル円は米10年債利回りの低下も背景に下げ足を速め、一時98円を割り込み97円80銭付近まで下落。またユーロ円は133円40銭レベルから133円75銭付近まで急上昇後、ドル円の下落が影響し上げ幅を消した。17時50分現在、ドル円98.047-057、ユーロ円133.549-569、ユーロドル1.36216-224で推移している。