コマツ<6301、株価 - チャート>が続落。UBS証券では22日付で、投資判断「Sell」(売り)、目標株価2150円を継続している。

同証券では28日発表予定の13年9月中間期(4-9月)連結決算について、売上高9150億円(前年同期比2%減)、営業利益1100億円(同1%減)と予想。円安はプラスでも、用途で鉱山機械、地域で北米、アジアの下ブレを、日本や中国などの好調でカバーできなかった公算が高いと指摘。また、アジアもインドネシアなどの回復が弱めとみているという。

一方で、事業環境が厳しいなかでも、粟津工場の生産合理化や「環境」や「ICT化」にフォーカスしたハイブリッド建機やICT建機を拡販するなど自助努力を進めている点は評価できるとし、「普及を広めたKOMTRAXとの融合で工事施工の効率化がさらに進む。事業環境が改善した時、大きな力になろう」とコメントしている。

23日の終値は、前日比29円安の2371円。