10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 21:06:06.87 ID:feiKycjSO
キョン「朝比奈さんのせいで霞んじゃいるがおっぱい大きいな……」
キョン「全裸になってみたりしてだな」
キョン「ハッハッハ、あー、あー」
キョン「声が高くていまいち慣れん」
キョン「鏡、鏡と」
キョン「こ、これはすごい……んじゃないか?」
キョン「……いえーい」
キョン「……う、美しい体だ……!」
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 21:08:54.05 ID:feiKycjSO
キョン「これは……」
キョン「なかなか……」
キョン「……あっはーん?」
キョン「違うな、何かが違う」
キョン「……にひっ」
キョン「!」キュンッ
キョン「お、おお!、可愛い! まるでハルヒじゃないみたいじゃないか!」
キョン「あいつは随分と自分を無駄にしていたんだな……」
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 21:11:24.18 ID:feiKycjSO
キョン「……ヤバい、息子が勃っt」
キョン「……息子がいないのか」
キョン「き、気分がモヤモヤする!! しかし解決方法がわからんっ!!」
キョン「うおおおおお!!」
キョン「ふぅ……」
キョン「まず服を着るかな……っと」
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 21:14:06.48 ID:feiKycjSO
キョン「……ん?」
キョン「……どこだ」
キョン「どこにある?」
キョン「ブラジャーとおパンティをどこに仕舞っているんだあいつは……」
キョン「……無いじゃないか!」
キョン「ないぞ!?」
キョン「わからん、全然わからん」
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 21:25:21.08 ID:feiKycjSO
ハルヒ母「ハルヒ、あなたいつまで寝て……」ガチャ
キョン「ひっ」
ハルヒ母「なんで全裸なのよ」
キョン「し、下着がどこにあるのか……」
ハルヒ母「寝ぼけてるの? 下着はベッドの下、早く着替えて下りてらっしゃい」
キョン「は、ハーイ」
ハルヒ母「…………」パタン
キョン「おぉー、パンツがいっぱいだ!」
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 21:31:23.14 ID:feiKycjSO
キョン「これをハルヒが毎日……」
キョン「黒だと!? けしからん!!」
キョン「む、紫とかあいつは馬鹿か!!」
キョン「やっぱり白だろ白、基本だろコレが」
キョン「……うーん、映えん」
キョン「まあいいか」
キョン「……ブラってどうやってつけるんだこれ」
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 21:35:56.77 ID:feiKycjSO
キョン「なんかAVとかじゃこう、背中に腕を回して……」
キョン「!、ん!?」
キョン「柔らかい、柔らかいぞ!」
キョン「関節がスゴい柔らかい!!」
キョン「おお、背中で合掌できるじゃないか!?」
キョン「脚もスゴいしなやかだ……」
キョン「フンッフンッ!!」ヒュッヒュッ
キョン「体が軽ーい!!」ピョンッピョンッ
キョン「これは暴れたくなる訳だ……ふむ」
キョン「さて、ブラ付けるか……」
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 21:40:57.56 ID:feiKycjSO
キョン「ブラがキツいな……くそ」
キョン「本当にサイズ合ってんのか?これ」
キョン「……まあいい、制服~っと」
キョン「なんか女装してる気分だな、はは」
キョン「おお、可愛い可愛い、俺可愛いなー……」
キョン「寝癖とかどうするか、女の髪のセットなんてわからないしな」ポリポリ
キョン「……」
キョン「おかーさーん!」トタトタトタトタ
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 21:45:48.97 ID:feiKycjSO
ハルヒ母「?」
キョン「おかーさん?」
ハルヒ母「おかーさん?」
キョン「ま、ママ!」
ハルヒ母「フフ、なあに?」
キョン「寝癖治してくれないかしら?」
ハルヒ母「……」
ハルヒ母「いいわよ」ニコッ
キョン(……ハルヒ母に興奮してきた)
ハルヒ母「あなたの髪をいじるのも久しぶりね」
キョン「そ、そうね!」
ハルヒ母「……」
ハルヒ母「ハイッ、出来た」
キョン「あ……」
ハルヒ母「あら、なあに? 不服かしら?」
キョン「ポニーテールで宜しくお願いします」
41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 21:51:00.89 ID:feiKycjSO
キョン「う……わ」
ハルヒ母「フフ、今日も例の彼と何かあるの?」
キョン(俺は今絶世の美女のような気がする!!)
キョン「……はぇ?」
ハルヒ母「まあいいわ、早くご飯食べて学校行きなさい」
キョン「今日ご飯いらないっ!」
ハルヒ母「え?」
キョン「行ってきまーす!」
ハルヒ母「……ふふっ」
ハルヒ母「変なのー」
42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 21:55:15.41 ID:feiKycjSO
キョン「体がっ!」ピョンッピョンッ
キョン「軽いぜっ!」ピョンッピョンッ
キョン「ひょーう!」スッタカター
女生徒「クスクス」
キョン「あ……」
キョン「まあいいか、どうせハルヒだ」
キョン「はっはー!」ピョンッピョンッ
キョン「今なら誰にも負ける気がしないーっひょう!!」ピョンッピョンッピョンッピョンッ
古泉「」
48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 21:59:56.66 ID:feiKycjSO
キョン「ハァッ、ハァッ、腹減った……」
キョン「こいつの体燃費悪すぎだろ……」グュルルルル
キョン「お、谷口おっす」
谷口「WAWA!?」
キョン「んあ?」
谷口「な、なんだ涼宮!」
キョン「いや、だからオスって……あ」
谷口「あ、ああ、おっす」
キョン「忘れろ谷口!」
谷口「はぁ!?」
キョン「うっかりうっかりだな、ハハハ」
50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 22:05:54.27 ID:feiKycjSO
キョン「えーっとあいつの下駄箱はーっと……」
キョン「ん?」
キョン「コレってラブレターじゃないか?」
キョン「うわー……顔は良いからな、こいつ」ムニムニ
女生徒「見て、涼宮さんが変な顔してるー」
女生徒「クスクス」
キョン「……変な注目度がある」
キョン「嫌われてる訳ではないが……」
キョン「だからと言って好かれているという訳でも……」
国木田「~♪」シャカシャカ
キョン「あ、よう国木田!」
国木田「っ!? え?え?」
キョン「あ」
国木田「お、おはよう、涼宮さん」
キョン「……うん、おはよっ」
53:ご飯食べる:2009/10/22(木) 22:11:29.74 ID:feiKycjSO
キョン「……今気が付いたが俺ならこいつの好感度をうなぎ登りにさせる事ができるんじゃないか!」
キョン「あいつも友達が欲しかろう……」
キョン「よーしここは俺が一肌脱い」
男子学生A「オイ涼宮ァ」クッチャクッチャ
男子学生B「ツラぁ貸せや……」
男子学生C「ヒヒッ!」
キョン「……」
61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 22:26:50.63 ID:feiKycjSO
男子学生A「ぐ……」
男子学生B「カヒッ…ヒューッ…カヒッ」
男子学生C「」
キョン「強い、強いぞハルヒ!」
キョン「一方的ッッッ!!」
キョン「圧倒的ッッッ!!」
キョン「正に無敵ッッッ!!」
朝比奈「」
キョン「でもやっぱりハルヒは嫌われてる奴には嫌われてるんだな……気をつけなくては」
キョン「教室いこーっと」
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 22:30:37.75 ID:feiKycjSO
キョン「はよーっす」
阪中「おはようなのねー」
キョン「おう」
阪中「……?」
キョン「ふぅー、さてと……一限は現国か、ふむ」
キョン「腹減ったな……くそう」グュルリュリョリョリョリュー
キョン「……おやすみなさい」
キョン「zzz」
63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 22:34:04.72 ID:feiKycjSO
ハルヒ「zzz、zzん……むふーぁ」
ハルヒ「んー……~っ!と」
ハルヒ「……」ポリポリ
ハルヒ「……ぁふっ」
ハルヒ「……」ポリポリ
ダダダダダダダ
キョン妹「キョン君朝ー!!」ガチャ!!
ハルヒ「ひぇっ!?」
キョン妹「とおっ」ピョンッ
ハルヒ「きゃあぁぁぁぁぁ!?」
66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 22:37:54.29 ID:feiKycjSO
ハルヒ「え!? 妹ちゃん!?」
キョン妹「なーにー?」
ハルヒ「な、なんで」
キョン妹「朝ご飯だよ!」
ハルヒ「あ、うん……」
キョン妹「早く来てねー!」
ハルヒ「……うん、ん!?」
ハルヒ「キョンの部屋じゃない!?」
ハルヒ「ん!?ん!?」
ハルヒ「き、記憶が……ていうかあいつはどこ居んのよ」
ハルヒ「あ゛? あー、あー……なんか喉が変だわ……声も枯れてるし風邪ひい……」
ハルヒ「……あたし背伸びた?」
68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 22:41:42.56 ID:feiKycjSO
ハルヒ「あ゛ー……なんか変だわ」
ハルヒ「洗面所借りて顔でも洗って……」
キョン母「あら、やっと起きてきたわね」
ハルヒ「あ、すいませんお母様、さ、昨晩お邪魔しちゃったみたいで……」
キョン母「何言ってんのよ、早くキョンもご飯食べて学校行きなさい!」
ハルヒ「は、はあ……いや、私涼宮ハルヒで」
キョン母「朝から馬鹿な事言ってんじゃないの!ほらほら!」
ハルヒ「わっ、わっ!」
73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 22:50:21.45 ID:feiKycjSO
キョン母「ほら、さっさとそのボケた顔洗ってらっしゃい!」
ハルヒ「は、はい」
ハルヒ「…………ん!?」
ハルヒ「ん!?ん!?」ペチペチペチペチ
ハルヒ「何これ!?」むいーん
ハルヒ「あたしキョンになっちゃったわ!」
ハルヒ「夢かしら!? うん、夢ね!!」
ハルヒ「よし、こうなったら今日は楽しむわよ!!」
75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 22:53:33.60 ID:feiKycjSO
ハルヒ「おはよー妹ちゃん!」
キョン妹「おはよー!」
キョン妹「?、キョンくんおまた膨らんでるよ?」
ハルヒ「へ?」
ハルヒ「きゃぁぁぁ!? な、何よコレ!!」
ハルヒ「こ、このっ!直れ!!」ガスッ
ハルヒ「~~っ…!……っ!……~っ!?」
キョン母「……あんた何してるのよ」
79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 23:05:07.64 ID:feiKycjSO
ハルヒ「こ……これが金的……っく」
キョン母「馬鹿やってないでさっさと学校行きなさいよー、あたしももう出るから」
キョン妹「行ってらっしゃーい!」
ハルヒ「い、行ってらっしゃい」
キョン妹「じゃあキョンくん、わたしも行ってくるね!」
ハルヒ「いってらしゃい~」ヒラヒラ
ハルヒ「復活!」
ハルヒ「さて、と……」
ハルヒ「……何しようかしら?」
82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 23:11:34.67 ID:feiKycjSO
ハルヒ「……」モグモグ
ハルヒ「……お皿洗っておいた方がいいわよね……なんとなく」
ハルヒ「~♪」カチャカチャ
ハルヒ「ふー、キョンの部屋行こっと」
ハルヒ「……ちょっと散らかってるわ、全く」
ハルヒ「あの馬鹿は自分の身の回りの世話も……」ブツブツ
一時間後
ハルヒ「何あたしは夢の中で掃除してんのよ!?」
ハルヒ「危なかったわ……リアルすぎてもう現実かと……」
ハルヒ「ていうかこれだけリアルなら夢ももう現実よ、現実ももう夢みたいなもんよ!」
ハルヒ「キョンのエロ本探ししよーっと」
86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 23:15:55.73 ID:feiKycjSO
ハルヒ「……無い」
ハルヒ「有り得ないわ!」
ハルヒ「……やっぱりあれかしら、夢だからあたしが知らない事までは想像出来ないのかしら」
ハルヒ「外行ってしたい事も無いし……」
ハルヒ「……ふぁー~……っふ」
ゴトッ
ハルヒ「あ、携帯」
ハルヒ「……メールチェーック」パカ
88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 23:21:04.68 ID:feiKycjSO
ハルヒ「古泉くん古泉くん古泉くん谷口古泉くん谷口谷口国木田国木田国木田古泉くん谷口国木田国木田谷口谷口古泉くん古泉くんみくるちゃん
みくるちゃん谷口みくるちゃん有希谷口古泉くん古泉くんみくるちゃん有希国木田国木田有希みくるちゃんみくるちゃん古泉くん古泉くん有希谷口国木田国木田谷口有希みくるちゃん
佐々木佐々木佐々木佐々木佐々木佐々木佐々木佐々木佐々木佐々木佐々木みくるちゃん古泉くん佐々木……」
ハルヒ「…………」
ハルヒ「…………」ムカッ
ハルヒ「……あたしもキョンとメールしよっかな」
90:>>87女の彼氏に対する勝手なメールチェックは実は(ry:2009/10/22(木) 23:25:07.31 ID:feiKycjSO
ハルヒ「鏡、鏡」
ハルヒ「……」ジーッ
ハルヒ「……ハルヒ」
ハルヒ「アハハ」
ハルヒ「……涼宮キョン」
ハルヒ「ちょっと変だわ」
ハルヒ「あー、あー」
ハルヒ「ごほん……」
ハルヒ「ハルヒ、す、す」
ハルヒ「……ふぅーっ」
ハルヒ「散歩行こ」
94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 23:28:50.65 ID:feiKycjSO
キョン「zzzふがっ」
キョン「んむー……ん?」
キョン「もう昼飯か……ていうか俺は?」
キョン「国木田ー」
国木田「なに?」
キョン「キョンは?」
国木田「キョンなら休んだみたいだね、なんでだろ」
キョン「……ふーん」
谷口「おい、今日の涼宮おかしくないか?」
国木田「なんか親しみ深い雰囲気だよね、うん」
96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 23:29:24.64 ID:efYa9cPEO
ハルヒかわいい
99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 23:35:13.00 ID:feiKycjSO
キョン「ぜーんーいーんーぶーしーつーにーしゅーうーごーうー!……っと」カチカチ
キョン「送信」ティロリロリン
キョン「さてと、購買で何か買ってくか」
キョン「おばちゃん、チョコチップメロンパンと野菜ジュース」
キョン「……な!? あいつ一文無しかよ!!」
キョン「高校生なのかこいつは……」
女生徒「はい、涼宮さんっ」
キョン「んぇ?」
女生徒「この前のお礼!」
キョン「あ? え?」
女生徒「いいからいいから!」
キョン「お、おお、ありがと」
女生徒「ねえ、良かったら一緒に食べない?」
キョン「……うん」
102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 23:41:28.00 ID:feiKycjSO
女生徒A「初めましてー」
女生徒B「わ~生涼宮さんだぁ~」
女生徒「これ、友達のAとBね!」
キョン「は、はじめましてー」
女生徒「あの時は痴漢から助けてくれて本当にありがと!」
キョン「え!?」
女生徒A「変態露出狂にソバットかますなんてさっすが涼宮さんだよねぇー!」
キョン「あは、は……」
女生徒B「わーほんとに可愛い~ふわふわ~」
キョン「ふひゃっ!?」
女生徒「じ、実は前から知り合いたいと思ってたんだけどさ! あの、えと」
女生徒A「あたしもあたしもー、メアド教えてー」
女生徒B「わ~い、赤外線ーピッ」ティロリン
キョン「あ、どもー」
104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 23:45:01.01 ID:feiKycjSO
女生徒「じゃーねー!」
女生徒A「またメールするねー!」
女生徒B「ばいば~い」フリフリ
キョン「じゃ、またー」フリフリ
キョン「……」フリフリ
キョン「……なんだあいつ、変な人気があるもんだな」
キョン「まあ俺がわざわざ世話するまでも無いって事か……」
キョン「うん、いい傾向じゃないか」
キョン「……部室だ部室!」スッタカ
105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 23:49:31.75 ID:feiKycjSO
古泉「ええ、僕も今朝涼宮さんがぴょんぴょん跳ねながら登校する所を……」
朝比奈「わたしも涼宮さんが不良の人三人と『野良犬相手に表道具は用いぬ』、とか言って中庭で闘ってるの見ました~!」
朝比奈「キョンくんは……」
古泉「どうやら今日は登校していないみたいですね……」
長門「……」ペラッ
キョン「おっはよー!みんな!」バタン!!
古泉「!」
朝比奈「!」
長門「……」
106:お風呂入る:2009/10/22(木) 23:54:27.42 ID:feiKycjSO
キョン「実はみんなに聞いて欲しい事があるのよ」
古泉「おや、楽しみですね」
キョン「いい加減その嘘臭い笑いやめたら? 超能力者の古泉くん?」
古泉「」
朝比奈「そ、それで聞いて欲しい事っていうのは」
キョン「未来から来たあなたなら知ってるんじゃない? 未来人のみくるちゃん?」
朝比奈「」
キョン「宇宙人の有希もちょっと位反応したらどう? 異常事態じゃない?」
長門「…… … …」ペラッペラペラッ、ペラッ
108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 23:56:07.03 ID:jNJ3PxEzO
長門wwww
153:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 00:49:31.77 ID:1O76a6dyO
キョン「……っはっはっは!」
古泉「!?」
長門「……」
朝比奈「!!」
キョン「冗談だ、冗談」
朝比奈「ふぇー?」
古泉「ふむ、なるほど……どういう事ですか?」
キョン「さあな、俺にもさっぱりだ」
朝比奈「あ、キョンくんー!」
キョン「そうですよ朝比奈さん」
162:良い風呂であった:2009/10/23(金) 00:54:26.07 ID:1O76a6dyO
キョン「朝起きたらこうだったんだ」
朝比奈「ふぇー、涼宮さんがキョンくんの口調で喋ってます」
古泉「やはり涼宮さんの力でしょうか」
キョン「さあな」
長門「情報統合思念体にも観測できていなかった」
キョン「すごい焦りようだったな」
長門「……不覚」
古泉「あなたの体はどこに?」
キョン「さあな、今朝から見てない、ついでにこの体の中身も見てない」
朝比奈「やっぱり涼宮さんがキョンくんの体に入ってるんでしょうかねぇ」
163:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 01:00:38.44 ID:1O76a6dyO
キョン「ふっふっふ、それより見ろ古泉」
古泉「なんですか?」
キョン「この美しさを」
古泉「……あなたは一体何を、それは涼宮さんの体であってあなたが誇れるものでは」
キョン「まあ聞け、古泉」
古泉「なんですか」
キョン「確かにこの体はハルヒのだ、だがしかしハルヒではこの体の美しさを完璧に魅せこなしていない」
古泉「……」
キョン「しかしその点俺は完璧にこの肉体の美しさを把握し魅せこなしている……」
キョン「つまり、この体を一番巧く操れるのはこの俺だ!」バァァン
古泉「……」
朝比奈「ふぇー?」
166:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 01:05:11.91 ID:1O76a6dyO
古泉「だから戻りたくないと?」
キョン「いやそういう事じゃない、正直ポニーテールを堪能できて満足だ」
朝比奈「なんか確かにいつもより可愛い雰囲気ですねぇ~」
キョン「ハハッ、照れますね」
古泉「ジョークはほどほどにして、早急に元に戻る手段を模索しましょう」
キョン「どうやってだ?」
古泉「……が、頑張ってですよ」
キョン「な……あ、朝比奈さん」
朝比奈「頑張ってくださぁい」
キョン「……長門!」
長門「……頑張って」
169:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 01:10:43.11 ID:1O76a6dyO
キョン「OMG」
古泉「今回ばかりはどうしようも……しかしこちらでもしもの為にあなたの体を探しておきます」
キョン「おい、もしもってなんだ、どういう事だオイ」
古泉「あははははははははは」
キョン「オイ、古泉おい、わらってんじゃねえ」
古泉「あなたの肉体が死体になっていた時の事を考慮してですね」
キョン「やめろぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
朝比奈「なんだか斬新な涼宮さんですぅ~」
長門「安心していい」
キョン「長門……」
長門「あなたの肉体が死体になっている可能性は極めて低いと思われる」
キョン「そうか」
長門「恐らくあなたの肉体には涼宮ハルヒが入って居る……よって不用意に接触を計るべきではない」
175:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 01:15:44.60 ID:1O76a6dyO
キョン「そいつは何故だ」もぞもぞ
長門「涼宮ハルヒに安易に刺激を与えるのは危険、混乱を招く必要がある」
古泉「確かに」
キョン「難しいな……ばったり会っちまう可能性があるだろ」もぞもぞ
長門「問題が発生すれば知らせる」
キョン「有り難い」もぞもぞ
古泉「……先程から何をしているのですか?」
キョン「あぁ、いやちょっとな」
179:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 01:20:29.13 ID:1O76a6dyO
古泉「はい?」
キョン「なんかブラを上手く付けれなくてな」
古泉「なっ、ブ、ブラってあなた……」
キョン「ちょっと窮屈なんだ」
朝比奈「あぁー、もしかしたらちゃんと付けれてないのかもですねぇ」
キョン「そうかも知れません」
朝比奈「慣れてない人にはよくあるんですよぅ、ちょっとキツかったり……」
キョン「ちょっと見てもらえませんか?」
朝比奈「いいですよ~」
キョン「じゃあ」バッ
古泉「ちょっ、ちょちょ、ちょまっ」
181:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 01:25:47.06 ID:1O76a6dyO
キョン「ああ古泉、居たのか」
古泉「もう少し気を遣って下さい、涼宮さんの体なんですよ?」
キョン「まあいいじゃないの」
古泉「よくありません、では僕は外でお待ちしています」
キョン「おー、すまんな」
パタン
古泉「……」
朝比奈『じゃあ早速~』
キョン『お願いします、朝比奈さん』
朝比奈『はい、あぁ、やっぱりですねぇ』
キョン『へ?』
朝比奈『ここが、ちょっとですね』
キョン『わ、わ!』
朝比奈『えいっ、えいっ』
キョン『ちょ、まっ』
182:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 01:29:51.34 ID:1O76a6dyO
古泉「……」
キョン『おお、確かにピッタリですね』
朝比奈『可愛いですよ~』
長門『……』
キョン『どうしたんだ?長門』
長門『……私も見て欲しい』
朝比奈『いいですよぉ』
長門『最近……少し窮屈になったと思った』
朝比奈『あ、やっぱりちょっと付け方変ですねぇ~』
長門『』
キョン『まぁ……な』
朝比奈『よいしょ、よいしょ』
長門『』
朝比奈『どうですか?』
長門『……ジャストフィット』
古泉「……」ずずずっ
184:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 01:34:19.40 ID:1O76a6dyO
キョン『……ドンマイドンマイ』
長門『……』
朝比奈『それにしても柔らかい雰囲気の涼宮さんっていいですねぇ~』
キョン『ははっ、あいつはちょっとツンケンしてる所がありますからね』
朝比奈『可愛いですぅ~』
キョン『……なんですか?』
朝比奈『ぎゅぅ、ってしていいですかぁ?』
キョン『なんと』
朝比奈『実は前から涼宮さんに抱きついたりしてみたかったんですけどちょっと怖くて~』
キョン『ウェルカム』
古泉「……」
191:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 01:41:19.62 ID:1O76a6dyO
朝比奈『じゃあ前から失礼しますね……』
キョン『どうぞ』
朝比奈『ぎゅぅ~』
キョン『うほっ』
朝比奈『ふぇ?』
キョン『あ、いえ、どうぞ』
朝比奈『あったかいです~』
キョン『……え』
朝比奈『……』
キョン『ちょ、朝比奈さ』
朝比奈『……』
キョン『どこ触って、ちょ、朝比奈さん、朝比奈さん!?』
朝比奈『涼宮さん可愛いですぅ!』
古泉「あのすいませんもういいですかねぇ!?」
191:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 01:41:19.62 ID:1O76a6dyO
朝比奈『じゃあ前から失礼しますね……』
キョン『どうぞ』
朝比奈『ぎゅぅ~』
キョン『うほっ』
朝比奈『ふぇ?』
キョン『あ、いえ、どうぞ』
朝比奈『あったかいです~』
キョン『……え』
朝比奈『……』
キョン『ちょ、朝比奈さ』
朝比奈『……』
キョン『どこ触って、ちょ、朝比奈さん、朝比奈さん!?』
朝比奈『涼宮さん可愛いですぅ!』
古泉「あのすいませんもういいですかねぇ!?」
194:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 01:44:29.97 ID:j+w9CQH6i
古泉wwwwwwww
196:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 01:46:33.17 ID:1O76a6dyO
朝比奈「ちょっとしたスキンシップですよぅ」
キョン「なんか女の子のスキンシップって行き過ぎてません?」
朝比奈「あのくらい普通ですよ?」
キョン「えー……」
朝比奈「でも涼宮さんそういうの慣れてなさそうですし……」
キョン「俺の方が慣れてませんよ」
古泉「まあその話はその辺で、今は解決策の方です」
キョン「そうは言ってもだな、そもそも接触したら危ないんじゃ」
古泉「んふっ、この前の白雪姫作戦も使えませんしね」
キョン「……」
古泉「涼宮さんの顔でそう睨まないでください、正直チビりそうです」
200:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 01:50:00.60 ID:1O76a6dyO
長門「今は様子見を推奨する」
キョン「まあそうなるだろうな」
古泉「歯がゆいですが、手が無いのも確かです」
朝比奈「あ、そろそろ予鈴ですよ?」
キョン「そうですね、それじゃ」
朝比奈「はぁい」
古泉「それでは、『お身体を大切に』」
キョン「イヤミなヤツだ」
204:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 01:58:06.95 ID:1O76a6dyO
ハルヒ「……本当に夢かしら?」トコトコ
ハルヒ「もしかして本当にあたしとキョンが入れ替わってたり……」
ハルヒ「はぁ……まさかね」
きゃぁぁぁ!
ハルヒ「!」
露出狂「うぃーはーwwwwwwwwwww」
「変態っ!変態っ!変態っ!変態っ!変っっ態っっ!!」
露出狂「はっぽぬいけろんぷwwwwwwwwwww」
ハルヒ「またアンタか、死ねこの……とりゃ!」
露出狂「あぎょ」
露出狂「うぃべろんぱwwwwwwwwwww」
ハルヒ「逃げんなコラァ!!……チッ」
ハルヒ「あの、大丈夫ですか?」
橘「は、はい、ありがとうございま……げっ」
ハルヒ「え?」
242:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 08:12:27.94 ID:1O76a6dyO
ハルヒ「げっ、て言われても」
橘「あ、危ない所を助けて頂き感謝します」
ハルヒ「いえ、まあ……」
ハルヒ(誰だったかしら?)
橘「さ、さ佐々木さんからあなたには出来るだけ懇意にするように言われています!」
ハルヒ「そうですか」
橘「はい」
ハルヒ「……」
橘「……」
ハルヒ「……?」
橘「なので先程のお礼も兼ねてあなたを私達のお茶にお招きしたいと思うのです」
ハルヒ「……私『達』?」
橘「あ、組織とは関係ないお茶会ですよ?」
ハルヒ「組織?」
橘「はい?」
244:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 08:20:12.32 ID:1O76a6dyO
橘「どうしたんですか?」
ハルヒ「いや、えーと……まあいいや、あたしもご一緒させてもらうわ!」
橘「……お、オカマさんですか?」
ハルヒ(き、キョンってどういう喋り方だっけ)
ハルヒ「んふっ、面白そうですね」
橘「物真似でも始めたんですか?」
ハルヒ(……あいつどんなだっけ、印象が薄すぎるわ)
245:おはよう:2009/10/23(金) 08:25:07.67 ID:1O76a6dyO
ハルヒ(脳みそ足りてなさそうで……)
ハルヒ(女の子大好きそうで……)
ハルヒ(……あと所々微妙にほんのちょっと優しい感じかしら)
ハルヒ「あー、冗談だ、俺もご一緒させてもらおう」
橘「どうぞです、きっと佐々木さんもお喜びになります」
ハルヒ「げっ」
橘「げっ?」
ハルヒ「あ、いや、佐々木さんも来るのか……あはは、わーい」
橘「……そのノリはなんですか?」
248:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 08:31:00.64 ID:1O76a6dyO
佐々木「やあキョン、先週ぶりだね」
ハルヒ「先週!?」
佐々木「おや、僕の記憶違いかな?」
ハルヒ「あ、いや……確かにその通りだ、うん」
佐々木「くっくっく、どうしたんだい? 様子が変だよ?」
橘「今日は最初から変なのです」
周防「―――――――」
ハルヒ(誰だろ、この子)
251:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 08:41:15.12 ID:1O76a6dyO
佐々木「しかしキョン、君が痴漢を撃退するとはね」
橘「まるでムエタイの選手の様な見事なハイキックがですね、痴漢のこめかみをずぱー!っと打ち抜いたのです!」
佐々木「ハハハ、それはすごいね」
佐々木「大事な友人を助けてくれた事に僕からも謝辞を述べさせてもらうよ……正直惚れ直したよ、キョン」
ハルヒ「ほ、惚れ!?」
佐々木「くっくっく、もちろん友人としての意味さ……男女として、の方を期待していたのかい?」
ハルヒ「な!?」
佐々木「あはは、冗談だよキョン、冗談さ」
ハルヒ「な、なんだ冗談か……あ、あはは、は」
253:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 08:46:54.90 ID:1O76a6dyO
ハルヒ「なんだ冗談かー……」イライラ
佐々木「つまらないジョークだよ」
ハルヒ「ほんとつまらない」イライラ
佐々木「えっ……」
ハルヒ「あ……いや、あはは、すまん、冗談だ」
橘「……ところで話は変わりますが、こっち側に来てくれませんか?」
ハルヒ「へ?」
橘「涼宮ハルヒは間違っています! 私達にはあなたが必要なのです!!」
ハルヒ「はぁ!?」
254:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 08:58:12.68 ID:1O76a6dyO
ハルヒ(いきなりあたしを否定した上に告白!?)
橘「ですから涼宮ハルヒを捨ててですね!」
ハルヒ「ちょっと、どういう意味よそr」
佐々木「橘さん!!」
橘「あぅ……」
佐々木「……今日は仕事の話はしないって言ってたのは嘘?」
ハルヒ「?」
橘「ご、ごめんなさい佐々木さん……」
佐々木「……謝るべき相手は私だけじゃないでしょ?」
橘「……すみません、キョンさん」
ハルヒ「あ、ああ……構わない」
佐々木「いいかい、橘さん? 私は今日あなたと仕事とは関係なくお茶を楽しめると思って期待していたんだよ?」
橘「しゅ、しゅみません佐々木」
佐々木「それをこんな形で裏切ってくれるとは……正直失望させてもらうよ」
橘「あぅあぅあぅあぅ」
佐々木「約束を違えればその人の信頼は大きく削がれる事になる……あなたはそれにも気が付かなかった?」
橘「ご、ごべんなさい、ひっく」
259:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 09:03:02.96 ID:1O76a6dyO
橘「う、うぅ……ぐす」
佐々木「……すまないね、キョン」
ハルヒ「あ、あぁ……」
佐々木「今日は折角お茶に招いたのにこんな事になってしまって……」
ハルヒ「いや、気にするな」
280:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 10:40:08.75 ID:1O76a6dyO
佐々木「僕も本当に今日は楽しむつもりで来ていたんだ……」
ハルヒ「ま、まあそんないじめてやるな、な?」
橘「ぅ……」
佐々木「場も白けてしまったし……今日はここまでにしよう」
橘「すいません……」
ハルヒ「ああ」
橘「あ、あの……」
佐々木「……」
橘「さ、佐々木さ……ご、ごめ、ひっく」
佐々木「……私は今少し機嫌が悪いんだ」
ハルヒ「お、おい佐々木さん」
佐々木「……ん?」
283:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 10:50:25.78 ID:1O76a6dyO
ハルヒ「あ、いや……」
佐々木「まあ、ここはキョンに免じて許そう」
橘「佐々木さぁぁぁぁ~~ん!」
佐々木「全く、やれやれだよ」
ハルヒ「あ、あはは」
佐々木「キョン、後で僕にこの埋め合わせをさせては貰えないかい?」
ハルヒ「え」
佐々木「だめ……かい?」
ハルヒ「か、歓迎するぜ」
佐々木「……よしっ」
ハルヒ「……」
佐々木「今晩またメールするよ」
ハルヒ「ああ、うん」
佐々木「じゃあ、また」
橘「さようならー」
周防「―――――――」
ハルヒ「じゃーねー」
橘「……私の事ダシにしました?」
佐々木「くっくっく、何のことかな?」
286:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 10:55:26.04 ID:1O76a6dyO
ハルヒ「……くそう、女狐め」トコトコ
ハルヒ「策士よ、策士の目だったわ!」
ハルヒ「あんなんじゃキョンなんてコロッと転がっちゃうに決まってるじゃない!!」
ハルヒ「……ま、まあ、別に、うん」
ハルヒ「それが何か?みたいな話なんだけど?」
ハルヒ「……ん?」
はふっ、はふっ
ハルヒ「お肉屋さんの前に居るあの人は……確か夏の合宿で……」
288:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 11:00:17.30 ID:1O76a6dyO
森「はふっ、はふっ、もぐもぐ」
ハルヒ「こんにちわ」
森「え? ふわっは!?」ビクン
ハルヒ「え?」
森「あ、お、お久しぶりです!」
ハルヒ「お久しぶりです、夏以来ですね」
森「え?夏?」
ハルヒ「え?」
森「……あれ……え?」
ハルヒ「えーと、この辺に住んでたんですね!」
森「あ……え? はぁ、この前ウチに来ませんでしたっけ?」
ハルヒ「……は?」
293:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 11:17:46.65 ID:1O76a6dyO
ハルヒ「そ、そうでしたっけ」
森「そうじゃないですか」
ハルヒ「あ、あは、あはは」
森「ふふ、おかしいです」
ハルヒ「今日はお休みですか?」
森「はい、最近おかげさまで涼宮さんの機嫌がよろしいみたいなので……」
ハルヒ(……あたしの?)
森「ありがとうございます」
ハルヒ「いえいえ」
317:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 13:09:32.78 ID:1O76a6dyO
ハルヒ(あたしの機嫌で休みになるってどんな仕事よ)
森「あのぅ、キョンさんは今日学校では?」
ハルヒ「あぁ自主休校ですよ、自主休校」
森「だ、ダメじゃないですか!」
ハルヒ「え」
森「学校にはちゃんと行かなきゃダメです、そもそも学生の本分は勉強であってですね……」
ハルヒ「す、すいません」
森「……でも、まああなたにも息抜きが必要ですよね、すいません、偉そうな口きいちゃって」
森「お礼にメンチカツ奢ってあげます」
ハルヒ「あ、ども」
321:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 13:20:07.55 ID:1O76a6dyO
森「私お肉屋さんのメンチカツが大好きでですね、仕事中でもたまにここ寄っちゃうんですよ……~~」テクテク
ハルヒ(プライベートの森さんは案外おしゃべりなのね)テクテク
森「それでこの前同僚が結婚するらしいんですけどやっぱり焦るべきでは無いと思うんですよ……~~」
ハルヒ(いいお天気ー)もぐもぐ
森「そろそろマンション買おうかなって思ってて、やっぱりペット可のマンションがいいですよね……~~」
ハルヒ「はふはふ」
森「ほら、このパンフレットに載ってるシーズー?っていうんですか?この子がすごい可愛くって……でもアイリッシュ・ウルフハウンドっていう子も可愛いいんですよねぇ……~~」
ハルヒ「……ふわぁぁ……っふ」
324:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 13:26:31.77 ID:1O76a6dyO
森「あ、お昼済ませました?」
ハルヒ「いえ、まだですけど?」
森「私もまだなんで、久しぶりにウチで食べませんか?ご馳走しますよ?」
ハルヒ「なん……だと……?」
森「あれ、用事入ってましたか?」
ハルヒ「い、いえ別に」
森「じゃあ決まりですね! ついでにこれから買い物に行っちゃいましょう!」
ハルヒ「ま、まさかキョンと森さん付き合って」
森「へ?」
327:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 13:37:38.90 ID:1O76a6dyO
ハルヒ「あの……」
森「なんですか? あ、にんじんにんじん」
ハルヒ「俺達って付き合ってましたっけ?」
森「へ?」
ハルヒ「……え?」
森「あ、ああの、えと、そそそそういった間柄ではありませんがあ、ぁああなたがそうしたいならわわわわ私も仕事上もやむもめまみ」
ハルヒ「アメリカジョー~ク」
森「……なんだアメリカジョークですか、はあ」
ハルヒ「そうです」
森「あ、そういえばナプキンも切れてたかな……」
ハルヒ「へ」
森「ちょっと持ってきてくれませんか?」
ハルヒ「」
森「……?」
ハルヒ「いや、あの」
森「あぁ、ソフィのはだおもいです」
ハルヒ「あ、同じですね……ってそうじゃなく」
328:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 13:39:16.31 ID:ecZGzmr80
どんな間柄なんだよw
333:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 13:53:25.93 ID:1O76a6dyO
ハルヒ「けぷ」
ハルヒ「うぅー、お腹が苦しいわ」
ハルヒ「彼氏でもない男を気軽に部屋に上げるし、男に自分の生理用品買いに走らせるし、部屋の中に下着ぶら下がってるし、家の中だと下パンツいっちょだし」
ハルヒ「……キョンだから?」
ハルヒ「ま、まあね! あいつ男を感じさせないのよ、フェロモンが足らないんだわ!」
ハルヒ「……ご飯美味しかったなー」
ハルヒ「こんな美味しい手料理食べさせられたらキョンみたいなアホは犬よりも簡単に餌付けられて……まあ、だからなに?って話なんだけど」
ハルヒ「でも料理が上手いのはいいお嫁さんの条件よね、やっぱり」
ハルヒ「……お姉さんの魅力かー」
335:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 13:59:07.65 ID:1O76a6dyO
ハルヒ「お部屋をいい匂いにするのは出来る女っぽいわね、なんとなく」
ブロロロロ
ハルヒ「……わー黒い車の列だ、ヤクザね、きっと」
ガチャ
「お嬢、午後からは会議が入って」
「分かってるよ」
「お嬢、例の件ですが」
「ああ……例の件、ね」
ハルヒ「あ」
338:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 14:07:14.76 ID:1O76a6dyO
「ん?」
「あっれあれ~!?」
「お、お待ち下さい、お嬢!」
鶴屋「キョンくんじゃないっかいっ?」
ハルヒ「こんにちわ、鶴屋さん」
鶴屋「こんな時間にうろついてどうしたんだいっ? 学校は?」
ハルヒ「自主休校ですよ、はは」
鶴屋「ふふん、キョンくん不良にょろ~、でもたまにはいいんじゃないっかなっ!」
ハルヒ「そういう鶴屋さんはどうしたんです?」
鶴屋「あ、あたしかいっ? え~っとそうだね……んー~……ちょっと野暮用だよっ」
345:今晩9時頃:2009/10/23(金) 14:13:47.61 ID:1O76a6dyO
黒服「お嬢、そろそろお時間が……」
鶴屋「んー、今日のお仕事は終わりっ!」
黒服「」
鶴屋「鶴屋さんはめがっさ大事な用が入ったんさ!」
黒服「」
鶴屋「君達も家に帰って寝ていいよっ、社長命令っさ!」
黒服「し、しかし……」
鶴屋「ん? 返事が聞こえないよっ?」
黒服's「めがっさにょろにょろ!!」
鶴屋「じゃぁー解散っ!」
鶴屋「さて、あたしたちも行くよキョンくんっ!」
ハルヒ「ちょ、え、どこにですかっ!?」
鶴屋「ふふーん、鶴屋さんとでぇとにょろ!」
437:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 21:09:39.37 ID:1O76a6dyO
ハルヒ「で、デートですか!?」
鶴屋「……お姉さんとデート嫌かな?」
ハルヒ「いや、ていうかさっき重要そうな話が」
鶴屋「そんなのいいにょろっ! キョンくんとのデートの方が大事な用事さっ!」
ハルヒ「キョン……大事……」
鶴屋「どうしたにょろ?」
ハルヒ「い、いや……別に」
鶴屋「元気がないね?」
ハルヒ「そんな事は……」
鶴屋「お姉さんの豊満な胸を貸してあげようか?」
ハルヒ「け、結構です!」
鶴屋「つれない事は言いっこ無しっさ!」
ハルヒ「!?」
鶴屋「頭ってのは抱きしめてると安心するにょろ~」ポン、ポン
ハルヒ「」
441:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 21:16:45.06 ID:1O76a6dyO
鶴屋「みくるにも良くハグはするけど、男の子は男の子の匂いがするねっ!」
ハルヒ「っ!」
鶴屋「おっ、とっと?」ヨロ
ハルヒ「あ、危ない!」スッ
鶴屋「チャンスにょろっ!」バッ
ハルヒ「」
鶴屋「くんかくんか」
ハルヒ「」
鶴屋「落ち着くにょろ~」すんすん
ハルヒ「」
鶴屋「……?、あわわっ!?」
ハルヒ「え……きゃっ!?」
鶴屋「キ、キョンくんおいたはダメっさ!」
ハルヒ「す、すいませんすいません! こ、んなもの!!」ガッ
鶴屋「キョンくんっ!?」
ハルヒ「っー――――――――――っくはぁ!?」
446:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 21:28:08.75 ID:1O76a6dyO
鶴屋「鶴屋さんも調子に乗り過ぎちゃったよ……ごめんね?」
ハルヒ「ァオァオ………」
鶴屋「えーと……お、お姉さんが撫でてあげようかっ?」
ハルヒ「鶴屋さんっ!」
鶴屋「じょ、冗談にょろっ!」
鶴屋「もうお昼ご飯は済んだのかい?」
ハルヒ「ええ」
鶴屋「そっかぁ……デザートは?」
ハルヒ「あ、えと、まだ……ですけど……」
鶴屋「あたしはお昼まだだけどお腹に入ればなんでも同じだよねっ」
ハルヒ「え?」
鶴屋「この前仕ご……友達と遊んだ時に行った美味しいお店があるんさ、一緒に行かないっかな?」
ハルヒ「え、と……甘い物は好きですけどちょっと無駄肉が……」
鶴屋「にく?」
ハルヒ(……いやこれ夢じゃない)
ハルヒ「ガッツリいかせて頂きます」
鶴屋「鶴屋さんにお任せにょろっ!」
447:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 21:35:59.39 ID:1O76a6dyO
ハルヒ「お、美味しいです!」
鶴屋「へへへっ、喜んで貰えてめがっさ嬉しいよっ」
鶴屋「店員さーん」
鶴屋「これとこれとこれと、あとこれもよろしくねっ」
アッー!
鶴屋「にょろ?」
店長「しゃ、しゃしゃ」
ハルヒ「んむ?」もぐもぐ
店長「社ちょグパンッ」
ハルヒ「」もぐもぐ
店長「」
鶴屋「……あまりの美味しさにモンブランも空を飛ぶにょろっ」
451:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 21:46:58.75 ID:1O76a6dyO
ハルヒ「鶴屋さんは……」もぐもぐ
鶴屋「にょ、にょろーん」
ハルヒ「社長だったんですね」もむもむ
鶴屋「……引かないかい?」
ハルヒ「なんでですか?」
鶴屋「い、言い訳を聞いては」
ハルヒ「なんで言い訳が必要なんですか?」
鶴屋「イヤミな奴かと思われたら、あ、あたしは」
ハルヒ「カッコイいじゃないですか」
鶴屋「へ?」
ハルヒ「あまり踏み込んだ事は聞きませんけど、凄いと思います」もぐもぐ
鶴屋「そう……かな」
ハルヒ「ええ、素敵ですよ」
鶴屋「へっ?」
ハルヒ「イヤミな奴だ、なんて思う奴がいたらあたしがぶっ殺してきますよ」もむもむ
鶴屋「あ、う……えと、あの、う、なんか、嬉しいっさ」
ハルヒ「だから、安心してください」
鶴屋「にょろ?」
ハルヒ「鶴屋さんは素敵な女性です」
鶴屋「あわわわわ」
454:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 21:57:34.01 ID:1O76a6dyO
鶴屋「ちょ、ちょっと、お、おおお花摘みに行ってくるっさ!」
ハルヒ「?、どうしたのかしら……?」もぐもぐ
ハルヒ「……あ、完璧に忘れてたわ……これ下手したら告白に受け取れない事もないじゃない!?」
ハルヒ「……まあ……いっか、どうせ夢だしね!」
ハルヒ「あまーいっ」もぐもぐ
鶴屋「もしもし? あ、あたしっさ!」
鶴屋「……え? そんな事は今問題じゃないにょろ!」
鶴屋「うちって、お、お婿さん……え?許婚?」
鶴屋「いや……うん」
鶴屋「顔」
鶴屋「……」パタン
鶴屋「めがっさやったーぁ!」
463:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 22:09:27.74 ID:1O76a6dyO
鶴屋「し、しつれいしたにょろ」
ハルヒ「おかえりなはーい」もぐもぐ
鶴屋「えー、こほん」
ハルヒ「……ん」ムズムズ
鶴屋「ちゅ、つ、ちゅるや家としましてはっ!」
ハルヒ「ぅー」モゾモゾ
鶴屋「きょ、きょんくんをだねっ!」
ハルヒ「~~」ムズムズ
鶴屋「お、おでゅっ、ひ、舌噛んだっさー!!」
471:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 22:14:15.80 ID:1O76a6dyO
鶴屋「あーっもうっ!」
ハルヒ「ちょ……」ムズムズ
鶴屋「キョンくん!」ガッ
ハルヒ「は、はひっ!?」ビクンッ
鶴屋「キョンくんはあたしのお婿さんになっ……」
ハルヒ「~~」
鶴屋「……どうしたにょろ?」
ハルヒ「と、トイレ行かせてくださひ」
鶴屋「」
ハルヒ「すぐ戻りますっ!」スッタカ
鶴屋「」
ハルヒ「あわわわわ」
ちょ、あなた!!
ハルヒ「間違えたっ!」
478:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 22:21:02.54 ID:1O76a6dyO
ハルヒ「ふ、ふぃ~……えっと……」カチャカチャ
ハルヒ「よいしょ」
ハルヒ「」ポロン
ハルヒ「な、何コレ!?」プルン
ハルヒ「触るの?触るの?コレを?」プルン
ハルヒ「ひ……ぎ……お、お●●●でちゃう……」
ハルヒ「んっ」
ショワワワワワワワワ
ハルヒ「わ、わわわわわわっ、め、命中精度が!」
ハルヒ「と、とぶ!! とびちるわ!!」ショワワワワワワワワ
ハルヒ「……はふぅ~~」ショワワワワワワワワ
ハルヒ「なんかエイリアンみたい」ショワワワワワワワワ
ハルヒ「……」プルン、プルンッ
ハルヒ「……なかなか悪くないわね、簡単に済むし」カチャカチャ
ハルヒ「~♪」ジャバジャバ
490:ご飯:2009/10/23(金) 22:35:47.25 ID:1O76a6dyO
鶴屋「」
鶴屋「やっぱりダメっさ……」
鶴屋「まず自分で起業した会社くらい成功させるんさっ!」
鶴屋「そして自信が付いたあたしはキョンくんの肩を抱き寄せ囁くにょろ……」
鶴屋「……んふ……ふふふ」
鶴屋「そして会社の株を全て売り払ったお金全てでキョンくんに婚約指輪を……」
鶴屋「……パー~フェクト!」ガタッ!
ハルヒ「!?」ビクンッ
鶴屋「あ」
ハルヒ「えーと、何の話でしたっけ?」
鶴屋「……ふふ、なんでもないっさ」
ハルヒ「?」
鶴屋「ただ……」
ハルヒ「んふ~♪」もぐもぐ
鶴屋「待ってて欲しいにょろ……あたしが、あたしに自信が付くまで……」
鶴屋「三年、いや二年で十分っさ!!」
鶴屋「めがっさやる気にょろにょろーっ!!」
ハルヒ「ん~?」もぐもぐ
491:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 22:37:31.50 ID:RqefSCXP0
結婚指輪ではなく婚約指輪に金をかけるのか・・・
494:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 22:39:46.89 ID:1O76a6dyO
あれ?婚約じゃなかったけ?
496:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 22:40:46.38 ID:y1FSQH330
むしろそんな金かかる指輪あるの?
497:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 22:42:38.83 ID:Lb8vEFJP0
がんばればあるんじゃない?
506:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 22:47:43.22 ID:Lb8vEFJP0
鶴屋さん可愛いもん
514:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 23:03:28.32 ID:1O76a6dyO
ハルヒ「ふはー、ごちそうさまでしたー」
鶴屋「いい食いっぷりさ! や、やっぱり鶴屋家を背負って立つ男は食いっぷりも見事じゃないとね!」
ハルヒ「?」
鶴屋「じゃあ会計はこれで」スッ
ハルヒ「ぶ、ブラック!」
鶴屋「アァーエッ!」
ハルヒ「……?」
鶴屋「……ん?」
ハルヒ「なんですか?」
鶴屋「あっはははは!」
ハルヒ「へ? え、えへへへへ?」
516:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 23:06:33.19 ID:1O76a6dyO
鶴屋「さて次……は……おっとと」
ハルヒ「わ、大丈夫ですか?」
鶴屋「全然大丈夫っさ」
ハルヒ「……顔が真っ青ですけど」
鶴屋「う……ちょっと緊張が解けて……」
ハルヒ「病気ですか!?」
鶴屋「い、5日ほど……」
ハルヒ「……え?」
鶴屋「5日ほど寝てないにょろ」
524:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 23:15:45.52 ID:1O76a6dyO
鶴屋家
――鶴屋部屋
鶴屋「ごめんね……せっかくのデートが……」
ハルヒ「い、いえ」
鶴屋「その上膝枕までしてもらっちゃって」
ハルヒ「……いえ」
鶴屋「へへへへへ」
鶴屋「はぁ~……」
ハルヒ「眠いんですか?」
鶴屋「……ちょっとね」
ハルヒ「どうぞ」
鶴屋「ん……」
鶴屋「……キョンくんは……必ず……あたしの手に」
鶴屋「……鶴屋家……家訓…だからー……」
鶴屋「……zzz」
ハルヒ「……」
ハルヒ「お邪魔しました」
「あら、もうお帰りに?」
ハルヒ「はい」
529:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 23:27:00.78 ID:1O76a6dyO
ハルヒ「……」トボトボ
ハルヒ「はぁー……」
ハルヒ「……あーあ」
ハルヒ「なんだこれ……」
ハルヒ「なんだこれー!」ウオー
ハルヒ「……出来るお姉さん、か」
ハルヒ「もう……」
ハルヒ「あー!」
ハルヒ「あぁー!」
ハルヒ「はぁ……」
534:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 23:35:04.48 ID:1O76a6dyO
キョン「zzz」
キョン「zzz」
キョン「ダメだ、午前中寝過ぎてもう寝れん」
キョン「……授業でも受けるか」
キョン「ふんふ~♪」パラパラ
キョン「……ん!?」
キョン「お、おお……」
キョン「あいつのノートまるで頭が良い人間の書いたノートじゃないか」
536:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 23:41:52.06 ID:1O76a6dyO
キョン「すごい、すごいぞ! 教科書にカラーペンで線がひいてある!」
教師「……涼宮ぁ」
キョン「は、はい」
教師「静かに、な」
キョン「……はい」
キョン「はー、授業は全然わからん」
540:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 23:48:10.19 ID:1O76a6dyO
「きりーつ」
「きょーっけー」
「れーぇ」
「っしゃたー」
教師「したー」
キョン「したー」
キョン「ふー終わった終わった」
キョン「なんか腹痛い気がするな」
キョン「……うんこしに行こ」
キョン「……んお!?」
キョン「朝比奈さん朝比奈さん朝比奈さん朝比奈さん長門ー!!」
545:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/23(金) 23:56:35.01 ID:1O76a6dyO
谷口「な、なんだ涼宮……急に騒ぎだして」
キョン「うっさい谷口! お前は呼んじゃいねぇ!」
谷口「なぁ!?」
阪中「どうしたのね?」
キョン「阪中!」
阪中「え?」
キョン「~~でだな」
阪中「……どうしよう?」
キョン「どうしようね」
阪中「まずその……血をどうにかするのね」
キョン「どうやって?」
阪中「ど、どうやってって……ん~?」
546:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/24(土) 00:01:54.38 ID:bDOmDHfqO
朝比奈「鶴屋さん今日はお休みなのかなぁ……」
ピロン
朝比奈「あ、涼宮さんからメール……」パクン
朝比奈「……えー」
長門「……」
ヴヴ、ヴヴ、ヴヴ
長門「……」パクン
長門「……」
長門「……」ガタッ
教師「な、長門さん? いまHR中で……」
長門「……トイレ」
教師「あ、はい」
長門「……すぐ戻る」
教師「は、は~い」
549:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/24(土) 00:09:00.97 ID:bDOmDHfqO
キョン「うぇ……なんか気持ち悪い感触が……」
阪中「だ、大丈夫なのね?」
キョン「まあ気分は悪いが体調は案外……」
キョン「長門……たすけて……」
ガラッ
国木田「あ、長門さんが来たよ、涼宮さん」
キョン「長門ぉぉぉぉ!」
長門「§ΦωΦ§≪ттψψ⇔⇔Å♭」
キョン「ん?」
長門「椅子と下着は綺麗にした」
キョン「ありがたい」
長門「……これを」スッ
谷口「そ、それはっ!?」
国木田「谷口、うるさいよ」
キョン「タン……ポン……」
555:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/24(土) 00:12:43.68 ID:bDOmDHfqO
キョン「いや、これはちょっと……」
長門「そう」
谷口「な、長門さんはいつもそれなのか?ハァハァ」
長門「……」
国木田「谷口、キモいよ」
キョン「セイッ!」パァン!
谷口「腿がっ、腿がぁっ!!」
キョン「うちの団員を変な目で見るな」
560:長門は利便性を追求したあまりセルフ非●●:2009/10/24(土) 00:17:45.69 ID:bDOmDHfqO
朝比奈「涼宮さぁ~ん」パタパタ
キョン「朝比奈さん!」
谷口「うぉぉぉ! 校内ランカーが三人も一つの教室にぃぃぃ!!」
国木田「谷口うるさいよ」
朝比奈「はぁ、はぁ、ふぅ」
キョン「すいません、お呼びたてして」
朝比奈「いえ~、えと……はい、どうぞ」
キョン「……? なんですか、このポーチ」
朝比奈「あ、や、ここで開けないでください~!」
谷口「興奮してきた」
国木田「谷口キモいよ」
561:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/24(土) 00:22:00.85 ID:bDOmDHfqO
キョン「じゃあちょっくら行ってきますね」
朝比奈「いってらっしゃぁい」
長門「……」
教師「おい、お前ら自分の教室に帰れ」
キョン「しっかしこれ、俺にどうしろと……」スルスル
キョン「……ん?」
キョン「んー~……」
キョン「どうやって使うんだ、コレ」
564:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/24(土) 00:29:13.29 ID:bDOmDHfqO
キョン「謎だ……謎過ぎる」
キョン「すいません」
朝比奈「付け終わりましたか?」
長門「……」
キョン「いや、実はですね……付け方がどうにも」
朝比奈「ぁあ~そっかぁ」
長門「……」スッ
キョン「いや、それは遠慮する」
朝比奈「じゃあ私が付けてあげますよ」
キョン「え?」
朝比奈「私が、その、付けてあげようかと」
キョン「……いえ、遠慮します」
朝比奈「え~なんでぇ~?」
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