「パーソナル」は日本語だと「個人の」という意味なので、その言葉通り一人のお客様に対して一人のトレーナーが専属でサポートを行います。
パーソナルトレーナーは元々アスリートや著名人など限られた人を指導することが多かったのですが、健康ブームやダイエットブームなどもあり「効率的に、確実に体を変えたい」という人が増えてきて、一般市場にも広まっていきました。
日本でもフィットネス人口は増加していて、パーソナルジムの店舗数やパーソナルトレーナーの数も増えています。
初心者で筋トレにチャレンジしてみたい、トレーニングのやり方が分からない、ひとりで続けられる自信がない、お金をかけてでも必ず成果を出したいという人はパーソナルジムが適しているでしょう。
パーソナルジムでは専属トレーナーがひとりひとりの目的や体質に応じて理想の体型づくりを目指し、丁寧にサポートしてくれます。
しかし、目標のトレーニング量を十分にこなしていない場合は、ダイエットの効果が得られにくくなります。
パーソナルジムに通い始めた頃はトレーニングに慣れるのが精一杯ですから、目標のトレーニング量にはまだ達していないでしょう。短期間通っても十分な効果を実感するのは難しいので、中長期的に通って根気強く続けることが肝心です。
パーソナルジムでは、ダイエット効果を高めて美しいプロポーションに変えるために、筋肉量を増やすためのトレーニングが行われることもあります。筋肉の量を増やすためには、ある程度は体の一部に負荷がかかるトレーニングも必要となってくるでしょう。
筋肉量を増やすことで代謝がアップして効果的にダイエットできるでしょう。トレーニングに慣れてきたらモチベーションも上がり、目標のトレーニング量に達する日もそう遠くはないでしょう。
痩せるために食事はとても重要な役割です。パーソナルトレーニングを行っても痩せない人の多くの原因は、食事管理がしっかりできていないのです。
効率よく痩せるためには、1日で摂れる栄養素(タンパク質、脂質、糖質)の量を設定します。設定した量をオーバーする食生活を続けていては、いくらトレーニングを頑張っていても痩せることは難しいでしょう。反対に、必要な摂取量を大きく下回る食事量では、基礎代謝が下がり、効率よく痩せることはできません。
食事をコントロールすることは大変ですが、パーソナルトレーナーのアドバイスをしっかり聞き入れることで、決められた摂取量の中で食事管理をすることができます。また、体調を加味しながら食事の摂取量を調整してくれるので、安心して食事を管理できます。
ダイエットによくありがちな間違った常識として、「運動量を増やして食事の摂取量を増やせば短期間で痩せられる」といった認識をする人が多いです。
しかし、ダイエットを行う上で自然に痩せやすい時期もあれば、停滞期に差し掛かり、痩せにくい時期もあります。ダイエットをしていても痩せにくい時期のことを停滞期と言い、この時期に無理なダイエットをすると、かえって体に負担をかけてしまい、逆効果になることもありますので、注意が必要です。
それでは、ダイエットをしている時に停滞期になるのでしょうか。そもそもわたしたち人間の身体は体重が減ってくると、「痩せてきたのでしっかり栄養を蓄えておかなければ」と脳から指令が出るようになります。そのため、脳の判断により体内にしっかり栄養を補給しようという働きになり、体脂肪を減らすのが難しくなるといったメカニズムです。
ダイエット期間中に停滞期が来る時期やタイミングは、その人の体重や食生活、体質によってもそれぞれ違いがあるようです。パーソナルジムには真面目に通っていて、食事指導も守っているのに痩せる気配がないからと、ここで諦めてしまっては何の意味もありません。停滞期にはスランプに陥ることもあるとは思いますが、「この時期を乗り越えたら自然に痩せやすい体質を目指せる」と前向きなポジティブ志向に気持ちを切り替えると良いでしょう。
停滞期で困っている方は、専属のトレーナーやサポーターに相談してみると良いでしょう。話を聞いてもらうことで心も軽くなり、ダイエット中のストレスを軽減させることもできるでしょう。
パーソナルトレーニングジムに入会しても痩せなかった…という声を深掘りしてみると出てくるのは、ストレスによる挫折が原因だったということもあります。
特に過度な食事制限、厳しいトレーニング、カツカツなスケジュールでパーソナルトレーニングを行ってしまった場合、ストレスを溜めすぎてしまい、挫折の原因となるだけでなく、ストレスの反動によるリバウンドの可能性も。
特に真面目な方が高すぎる目標を立ててしまうと、なかなか目標が達成できずにストレスがたまり、途中で挫折してしまうこともあります。
パーソナルトレーニングで効果を出すためには継続が大切です。
広告などで「2ヶ月で20kg痩せた」「1週間でウエスト-5cm」などを見ると、誰でも達成できそうに思ってしまいますが、人によってその道のりは異なるため、トレーナーと相談しながら自分に合わせたトレーニング内容と期間で行いましょう。
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