独身女の個人株投資トレード

ukichi777a さん

2745 PV

前場の東京株式市場で日経平均は3日続伸。9月米雇用統計が市場予想を大きく下回り、来年にかけて米量的緩和が維持されるとの見方から前日の欧米株が上昇。投資家はリスクテイクの動きを強め、日経平均は一時86円高となった。日本電産<6594.T>など好業績銘柄への物色も指数上昇を支援した。

ただ、外為市場での円安一服感に加え、上値では戻り待ちの売りや利益確定売りも出やすく、日経平均は買い一巡後に伸び悩んだ。

9月の米雇用統計では非農業部門雇用者数が14万8000人増にとどまり、市場予想の18万人増を大きく下回った。米景況感の失速を示唆する内容となり、米連邦準備理事会(FRB)が緩和縮小開始時期をめぐって慎重姿勢を強めるとの見方から、前日の欧米株が上昇。S&P総合500種<.SPX>は連日の過去最高値更新となった。世界的な株高基調を受け、東京市場も序盤は買い優勢となり、日経平均は1万4800円に接近する場面があった。

ただ、米緩和縮小時期の先送り観測から外為市場では対ドルで円安一服感が強まっている。取引時間中に円相場が強含むと、日経平均が下げに転じる場面もあった。岡三証券・日本株式戦略グループ長の石黒英之氏は「円の先安観が後退するなか、足元ではアジアや米国向けの輸出数量指数が落ちており、日本の輸出環境が悪化している。輸出企業の下期業績に対する警戒感が株価の上値を抑えている」と指摘する。日経平均1万4800円より上では戻り待ちの売りや利益確定売りが強まりやすいといい、薄商いが続く限り9月高値更新は難しいとの見方は多い。

個別銘柄では、ソフトバンク<9984.T>が連日の年初来高値更新。1銘柄で日経平均を約30円押し上げた。海外投資家からの資金流入が観測されている。22日に業績予想と配当予想の上方修正を発表した日本電産も年初来高値を更新。2014年3月期業績予想を上方修正した加賀電子<8154.T>はストップ高買い気配となっている。

半面、TDK<6762.T>や村田製作所<6981.T>、太陽誘電<6976.T>などアップル<AAPL.O>関連株の一角が弱含んだ。米アップルが従来の「iPad(アイパッド)」より薄くて軽い「アイパッド・エア」を発表したが、前日のアップルの株価は10日ぶりに反落し、関連銘柄への物色も限定された。

東証1部の騰落数は、値上がり964銘柄に対し、値下がりが586銘柄、変わらずが203銘柄だった。

(杉山容俊)

日経平均<.N225>

前場終値 14739.92 +26.67

寄り付き 14784.41

安値/高値 14711.50─14799.28

東証出来高(万株) 122802

東証売買代金(億円) 9033.27

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優待より豪華なおみやげが

株主総会でもらえることも

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そして株主優待株は下落に強い傾向あり

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業種別では、住友鉱<5713、株価 - チャート>、住友電工<5802、株価 - チャート>などの非鉄金属株が上昇し、値上がり率トップ。ソフトバンク<9984、株価 - チャート>や、13年9月中間期の連結業績予想を上方修正したISID<4812、株価 - チャート>などの情報通信株が堅調。オリックス<8591、株価 - チャート>、芙蓉リース<8424、株価 - チャート>などのその他金融株も買われた。経口アンドロゲン受容体阻害剤「エンザルタミド」の臨床試験で良好な結果が得られたアステラス薬<4503、株価 - チャート>や、中外薬<4519、株価 - チャート>などの医薬品株も物色され、共英製鋼<5440、株価 - チャート>、山陽特鋼<5481、株価 - チャート>などの鉄鋼株も高い。

個別では、13年9月中間期および14年3月期の連結業績予想を上方修正した加賀電子<8154、株価 - チャート>がストップ高カイ気配。13年9月中間期の連結最終損益が黒字浮上と伝えられた東急建設<1720、株価 - チャート>や、逆日歩拡大の学情<2301、株価 - チャート>が急騰。ネクスト<2120、株価 - チャート>、MORESCO<5018、株価 - チャート>、アジア投資<8518、株価 - チャート>などの上げも目立った。

半面、JR東日本<9020、株価 - チャート>、阪急阪神<9042、株価 - チャート>などの陸運株が下落し、値下がり率トップ。9月売上速報が市場予想に届かなかった日東電<6988、株価 - チャート>や、日本ペイント<4612、株価 - チャート>などの化学株も売られた。富士通<6702、株価 - チャート>、パイオニア<6773、株価 - チャート>などの電機株も安い。明治HD<2269、株価 - チャート>、カルビー<2229、株価 - チャート>などの食料品株や、住江織<3501、株価 - チャート>、ダイニク<3551、株価 - チャート>などの繊維製品株もさえない。

個別では、13年9月中間期および14年3月期の連結業績予想を下方修正したココカラF<3098、株価 - チャート>と大紀アルミ<5702、株価 - チャート>が売られ、13年9月中間期の連結業績予想を下方修正したゼンリン<9474、株価 - チャート>も下落。神栄<3004、株価 - チャート>、ASB機械<6284、株価 - チャート>などの下げも目立つ。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、28業種が上昇した。

日経平均は続伸。26.67円高の14739.92円(出来高概算12億2000万株)で前場の取引 を終えている。22日の米国株式相場は、米量的金融緩和の縮小が始まるタイミングがず れ込む可能性があるとして終日堅調だった。シカゴ先物清算値は14770円、高いところ では14840円を付けており、これにサヤ寄せする格好から始まった。ただし、寄り付き 直後に14799.28円を付けた後は上げ幅を縮めており、直近戻り高値水準でのこう着をみ せている。 東証1部の騰落銘柄は値上がり数が過半数を占め、規模別指数では大型、中型、小型 株指数ともに上昇。ただし、日経平均構成銘柄は高安まちまちであり、連日で年初来高 値を更新しているソフトバンク<9984>がけん引している格好である。セクターでは非鉄 金属、その他金融、情報通信、医薬品、鉄鋼、その他製品がしっかり。半面、陸運、化 学、電気機器などが小安い。 日経平均はソフトバンク<9984>がけん引する格好であり、全体としては手掛けづらさ はありそうだ。為替市場では対ドル、対ユーロともに円高に振れてきており、自動車や ハイテク株などの上値の重しとして意識されそうである。ただし、ソフトバンクの強い 値動きによって投資家心理は良好であり、先高感は強いとみられる。このところは、後 場に入るとETFに絡んだ資金流入観測から強含む傾向にあることも売り込みづらくさせ よう。 また、パピレス<3641>、イーブック<3658>など電子書籍関連が動意付くなど、個人主 体による売買は引き続き活発である。循環的なテーマ物色のため資金の逃げ足も速いだ ろうが、資金回転が利いている状況とみられる。好需給環境が相対的に出遅れている銘 柄への物色にも向かわせており、結果的には全体相場の底上げにつながる展開が期待さ れる。

日本取引所グループ(JPX)<8697.T>傘下の大阪証券取引所は23日、超長期国債先物取引を来年4月7日の午前立会から開始すると発表した。来年3月24日のデリバティブ市場統合を条件に同取引を再開する。

また大阪証券取引所は、インドの主要な株価指数を対象とした「CMX Nifty先物取引」を導入すると発表した。同取引は来年3月24日に開始する予定。

<4348> インフォコム 1000 +515営業日続伸で5月以来の4ケタを回復している。5月高値1069円(分割修正)が射程に。パピレス<3641>がストップ高をつけたほか、イーブック<3658>が大幅高となるなど、電子書籍関連の一角が動意付いている。米アップルのタブレット端末の新機種「iPad Air(アイパッド・エア)」を発表を受けて、電子書籍関連への物色が強まる格好か。

関係筋によると、米金融大手JPモルガン・チェース<JPM.N>は、金融危機前に販売したリスクの高い住宅ローン担保証券をめぐる問題で、60億ドルを機関投資家のグループに支払うことで合意に近づいている。

同筋によれば、JPモルガンと投資家側の代表者が18日に合意について協議したが、正式合意はまだ成立していないという。

JPモルガンはMBS事業をめぐる訴訟で米司法省や他の政府機関と暫定合意を結んだが、機関投資家グループとは別個に協議を行っている。

<9984> ソフトバンク 7850 +230大幅続伸で連日の高値更新。アリババの上場接近期待、積極的な大型買収、アップルの新製品発表など買い手掛かり材料が豊富なほか、需給妙味なども強い状況と捉えられる。株価上昇に伴う時価総額の一段の増加を受けて、持たざるリスクも台頭していることから、ポートフォリオでのウェイトを高める動きも強まっていると見られる。

東急建設<1720、株価 - チャート>が大幅続伸。一時前日比60円高の621円まで買われている。東証1部値上がり率上位。

13年4-9月期連結最終損益が黒字に浮上した、と23日付日本経済新聞が報じており、材料視されている。建築工事の採算が改善し、3億円程度の黒字(前年同期は20億円の赤字)になったという。会社計画は11億円の赤字。

東急建設は23日午前に、「発表したものではない」とのコメントを出した。

江崎グリコ<2206、株価 - チャート>が続伸。一時前日比35円高の1067円まで買われている。

22日引け後に、13年9月中間期(4-9月)連結業績が計画を上回り、純利益が前年同期比約2.5倍の75億8800万円になったもようだと発表した。従来予想は同33.8%増の41億円。売上高が計画を上回ることに加え、海外子会社の採算改善や経費の削減などが寄与した。

江崎グリコ<2206、株価 - チャート>が続伸。一時前日比35円高の1067円まで買われている。

22日引け後に、13年9月中間期(4-9月)連結業績が計画を上回り、純利益が前年同期比約2.5倍の75億8800万円になったもようだと発表した。従来予想は同33.8%増の41億円。売上高が計画を上回ることに加え、海外子会社の採算改善や経費の削減などが寄与した。

<5214> 日電硝子 482 +9買い優勢。米コーニングが決算速報を発表、株価は約20%の急騰となっており、刺激材料につながっているようだ。コーニングの決算は、7-9月期は想定線となり、10-12月期は光ファイバ需要の減速を言及しているもよう。ただ、20億ドルの自社株買い発表が好感されたほか、サムソンディスプレイとの合弁の株式を取得することで、今後のEPS増加につながるとの見方にもなり、株価の上昇につながったようだ。

日経平均は10月8日(火)から17日(木)まで7連騰した後、18日(金)に8日ぶりに小反落したものの、翌営業日の21日(月)は早速反発しました。22日前場も小幅ながら続伸です。

 ちなみに米国では上院に続き、下院は16日夜(日本時間17日午前)の本会議で、連邦政府債務の上限引き上げ問題をめぐる暫定案を賛成多数で可決しました。そして、オバマ大統領が、来年2月7日まで連邦政府の国債発行などを認める財政関連法案に署名、同法が成立しました。確かにこれで投資家がリスクオンになり易くなったことは事実です。

好材料出尽くしなのに続伸する異様な強さ

 しかし、前述のように日経平均は17日まで7日続伸して、18日には小幅とはいえ8日ぶりに反落したことからも、当面の好材料は出尽くしとみるのが妥当だと考えていました。しかしながら、21日に反発し22日前場も続伸したことで、相場の異様な強さが際立っています。

 この背景は、欧州株の回復とアジア株の復調が挙げられます。ドイツやフランスの株価指数が18日に相次ぎ今年の高値を更新し、アジアでは韓国や台湾が高値を更新しました。MSCI世界株指数(ドルベース)は年初来高値を連日更新し、18日には5年5カ月ぶりの水準まで上昇しました。

 欧州の株高に関しては、欧州圏の景気が最悪期を脱したとの見方が背景のようです。

 実際、ドラギECB総裁は12日、「ユーロ圏の経済活動は2013年前半に底入れし、今後は徐々にその勢いが強まりそうだ」と、ユーロ圏の景気回復に自信を示しているようです。一方、アジア株高に関しては、米財政問題が決着を来年に先送りする形になり、完全な収束まではFRBは緩和縮小に動きにくいとの観測が強まり、新興国からマネーが逆流する不安が後退してきたことが背景です。

日銀のバランスシート膨張は日本株にプラス

 ところで市場では、日米欧の中央銀行のバランスシートに関心が集まっています。

<7270> 富士重 2780 +21反発。米インディアナ州の工場で自社車両の生産能力を年37万台に倍増する検討に入ったと報じられたことが手掛かり材料になっている。また、昨日は外資系証券の弱気カバレッジが嫌気されて大幅な下げとなったが、結果的には10月前半の下落局面と同様、上昇する25日線がサポートとして機能する格好でのリバウンドに。

<5702> 大紀アルミ 285 -19下落率2位。前日に発表した業績予想の下方修正が嫌気される。上半期経常利益は10.4億円から9億円に、通期では26.6億円から12.7億円に減額修正へ。第1四半期の大幅増益や上半期計画比での進捗率から、下方修正には意外感も強まる形へ。子会社における為替差損の発生や輸入原料の高騰などが下振れの背景に。

<9502> 中部電力 1480 +38買い優勢。メリルでは投資判断を「アンダーパフォーム」から「買い」に、一気に2段階格上げしている。目標株価も1280円から1890円に引き上げへ。2016年から家庭用の電気事業が新規参入者へ解放されるが、同社が基盤とする名古屋では域内に強力な競合が存在せず、シェア喪失は限定的と捉えている。一方、関東、関西の大都市圏が近隣地域となるため、新規参入者となる東京ガスや大阪ガスなどへの卸供給が、新たな収益拡大余地になると期待しているもよう。

<6988> 日東電 5450 -280下げ目立つ。前日に発表した9月の月次動向が弱材料視される格好に。月次売上高は前年同月比11%増、8月の同9%増よりも増加率は高まる格好に。注目度の高い情報機能材料も9月は同8%増となっている。ただ、とりわけ情報機能材料は市場想定比で伸び率は限定的にとどまったもよう。野村では、7-9月の情報機能材料は会社計画1061億円に対して940億円程度にとどまったと推定している。収益性の高い分野であるため、収益の下振れ懸念が強まる状況のようだ。

23日の日経平均株価は前日比71円16銭高の1万4784円41銭で寄り付いたあと、午前9時1分に1万4799円28銭(前日比86円03銭高)まで上昇した。その後は上げ一服となっている。米国株高を受け、買いが先行した。22日の米国株式市場では、9月米雇用統計が市場予想を下回ったことで、量的金融緩和縮小への動きが後退するとの見方が強まり、NYダウが反発し、ナスダック総合指数は5日続伸した。ただ、円相場が対ドルでやや円高に振れていることもあり、上値の重しとして意識されているもよう。

業種別では、オリックス<8591、株価 - チャート>、芙蓉リース<8424、株価 - チャート>などのその他金融株や、MS&AD<8725、株価 - チャート>、ソニーFH<8729、株価 - チャート>などの保険株が上昇。郵船<9101、株価 - チャート>、飯野海<9119、株価 - チャート>などの海運株も堅調。住友鉱<5713、株価 - チャート>、三井金属<5706、株価 - チャート>などの非鉄金属株も引き締まっている。三菱地所<8802、株価 - チャート>、東建物<8804、株価 - チャート>などの不動産株も高い。ブリヂス<5108、株価 - チャート>、住友ゴム<5110、株価 - チャート>などのタイヤ株も値を上げている。

個別では、13年9月中間期および14年3月期の連結業績予想を上方修正した加賀電子<8154、株価 - チャート>がカイ気配。14年3月期の連結業績予想を上方修正し、年間配当増額の日電産<6594、株価 - チャート>や、東急建設<1720、株価 - チャート>、GCA<2174、株価 - チャート>、アキレス<5142、株価 - チャート>なども高い。

半面、JR東日本<9020、株価 - チャート>、阪急阪神<9042、株価 - チャート>などの陸運株がさえない。個別では、13年9月中間期および14年3月期の連結業績予想を下方修正したココカラF<3098、株価 - チャート>と大紀ア<5702、株価 - チャート>が売られ、13年9月中間期の連結業績予想を下方修正したゼンリン<9474、株価 - チャート>も急落。日東電<6988、株価 - チャート>、ASB機械<6284、株価 - チャート>などの下げも目立つ。


東証寄り付き前段階での主要外国証券経由の注文動向は、「6社ベースで、売り810万株、買い1530万株で、差し引き720万株の買い越し」(外資系証券)。午前9時25分時点の東京外国為替市場は、1ドル=98円台前半(前日終値は1ドル=98円31銭-32銭)、1ユーロ=135円台前半(同1ユーロ=134円48銭-52銭)で取引されている。

寄り付きの東京株式市場で日経平均は3日続伸した。9月米雇用統計が市場予想を大きく下回り、来年にかけて米量的緩和が維持されるとの見方から前日の欧米株が上昇。東京市場では金融株や不動産株のほか、海運、鉄鋼、非鉄金属などを中心に幅広く買われ、日経平均は1万4800円に接近している。

一方、外為市場では対ドルで円安一服感が強まっており、日本株の重しとして意識されやすい。日経平均が1万4800円を上回る場面では戻り待ちの売りなどが上値を抑えるとみられている。

(前営業日比)

日経平均<.N225> 14784.41 +71.16

日経平均先物中心限月<2JNIc1> 14780 +70

<9984> ソフトバンク 7730 +110続伸。前日に10月7日以来の年初来高値を更新している。ダブルトップレンジを上放れたことにより、資金回転が利いてくるほか、トレンドが一段と強まりやすくなりそうだ。アリババのIPOのほか、海外での成長戦略を背景に、先高期待は大きいとみられる。

<4751> サイバエージ 2985 +30反発。米国でベンチャー企業への投資を始めると報じられている。第一弾として、米グーグルのOBが設立したスマートフォン向け広告会社に出資し、年間15社程度に資金を供与する方針と伝えている。株価は強いトレンドが継続しており、2006年1月高値(分割修正)を意識。

<3668> コロプラ 2925 +67買い先行。スマホ専用クイズ&カードバトルRPG「クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ」が、累計1000万ダウンロード突破したと発表したことが材料視されている。4日から3回目となるテレビCM放映を実施したことで、ダウンロード数はさらに拡大した。なお、11日に900万ダウンロードを達成してから9日間での1000万ダウンロード達成となっている。

<6594> 日本電産 8960 +200買い先行。前日に決算を発表、上半期営業利益393億円で前年同期比6%減、会社計画350億円、市場コンセンサスの375-380億円を上回る着地となった。通期予想は第1四半期に続いての上方修正、750億円から800億円に増額している。市場予想の水準、815-820億円には未達だが、依然として保守的な想定との見方にもなっており、ストレートに実績値の上振れを評価する動きに。また、本日は説明会が開催予定、説明会後の評価が高まりやすい銘柄でもあるため、期待感が先行する流れにも。

<6594> 日本電産 8940 +180反発。2014年3月期の連結純利益見通しを550億円(前期の6.9倍)に上方修正。従来予想は535億円だった。主力の精密モーターが、ハードディスク駆動装置(HDD)向けで復調と。これを受けて、ADR(米国預託証券)では東証比較で2%超の上昇に。

<6702> 富士通 414 -3汚染された水の浄化に光触媒を活用する技術を開発したと報じられている。表面に光触媒を使うことで、水中にあるウイルスや細菌、有機性の汚染物質を引き寄せる機能を持たせたのが特徴と伝えている。水処理装置メーカーに技術をライセンス供与し、今後1-2年で実証実験に乗り出すようだ。株価は足下でリバウンドが強まり、トレンドは転換してきている。

23日の東京市場は、狭いレンジながらもリバウンドを意識した展開が見込まれる。 22日の米国株式相場は、9月雇用統計で雇用者数が予想を下回ったことで、米量的金 融緩和の縮小が始まるタイミングがずれ込む可能性があるとして終日堅調だった。シ カゴ日経225先物清算値は大証比60円高の14770円、高いところでは14840円を付けて いる。 この流れを受けて日経平均は9月戻り高値水準を意識した展開となろう。大証225先 物の9月戻り高値は14880円であり、決算シーズンを迎えて市場参加者が限られ薄商い のなか、先物主導で戻り高値を一気に突破する可能性も意識しておきたいところ。一 方、米量的緩和縮小の時期が後ずれすることで円安には振れづらく、輸出関連への重 しとなる。 また、9月の戻り高値接近により、いったんは利益確定の動きも出やすい。特に本 格化する決算を前に、先行していた銘柄などには利益確定の売りが出やすいとみられ る。もっとも、相対的に出遅れている銘柄などへは、見直す動きもみられており、リ バランス的な動きが出てきそうである。そのほか、決算シーズン特有の幕間つなぎ的 な面もあり、出遅れ感のある低位材料株などには、短期筋の資金が集中しやすい需給 状況のようである。 (村瀬智一) [株式市場強弱材料] 強気材料 ・シカゴ225先物清算値14770円、大証比60円高 ・NYダウ反発、雇用統計を受けて量的緩和縮小懸念が後退 ・欧州株式市場、米量的緩和縮小懸念の後退で堅調 ・ドル/円、円安進行(98円12-14銭) ・ユーロ/円、円安進行(135円21-25銭) ・和食、ユネスコ機関が登録勧告で世界の文化遺産に ・NY金大幅続伸、米量的緩和縮小懸念後退に伴う余剰資金流入期待で ・LMEニッケル、大幅続伸 弱気材料 ・米9月非農業部門雇用者数、前月比14.8万人増と市場予想を下回る ・米半導体SOX指数、反落 ・バルチック海運指数、4日続落 ・東証REIT指数、反落 留意事項 ・米アップル、従来より3割軽いiPadと高精細iPad miniを発表 ・東電<9501>、調達・発注方式を見直し調達費用1000億円減 ・政府がコメ減反見直し議論、大規模生産者に競争力つける狙い ・10月月例報告、景気基調判断を据え置きへ ・NY原油先物、下落(1バレル=97.80ドル) ・米長期金利、低下(10年債利回り2.515%) ・長期金利、低下(10年債利回り0.615%) ・米MBA住宅ローン申請指数(前週分) ・米9月輸入物価指数 ・米8月FHFA住宅価格指数 ・ユーロ圏4-6月期政府債務残高 ・ユーロ圏10月消費者信頼感 ・米決算、ボーイング、キャタピラー [サポート&レジスタンス] 終値 14713 5日移動平均 14604 標準偏差+2σ 14988 レジスタンス(2) 14807 レジスタンス(1) 14760 ピボット 14701 サポート(1) 14654 サポート(2) 14595 25日移動平均 14431 基準線 14283 転換線 14250 先行スパンB 14071 100日移動平均 13942 先行スパンA 13930 標準偏差−2σ 13875 200日移動平均 13175

ロイターが22日、プライマリーディーラー(政府証券公認ディーラー)を対象に行った調査によると、米連邦準備理事会(FRB)による量的緩和の縮小開始は来年3月以降になるとの回答が大半を占めた。

政府機関の一部閉鎖や連邦債務上限の引き上げをめぐる与野党間の対立で、縮小時期に顕著な影響が出たとの回答が目立った。

この日発表された9月の雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予想を大きく下回り、景気の失速を示唆したことも、緩和縮小が先送りされるとの見方をいっそう強める結果となった。

調査では、15社中9社がFRBの量的緩和縮小開始は来年3月になるとの見方を示した。2社は1月28─29日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、別の2社は来年第1・四半期に緩和縮小が発表されると予想。1社は1月以降、残る1社は来年6月以降と見通した。

9月上旬に実施した調査では、18社中13社が9月17─18日のFOMCでの縮小決定を見込んでいた。9月の調査は、さえない結果となった8月の雇用統計発表後に行われた。

この日の調査では15社中8社が、米議会での先の予算協議の難航や債務上限引き上げをめぐる与野党の対立がFRBの資産買い入れ縮小時期に著しい影響を及ぼしたと回答した。

ジェフリーズの短期金融市場エコノミスト、トーマス・サイモンズ氏は「(財政問題による)影響は大きかった」と述べ、「財政協議の難航がなければFRBは既に縮小を開始していたかもしれない」との見方を示した。

そのうえで、2月7日に期限を迎える次回の債務上限の引き上げをめぐる不透明感を踏まえると、FRBが1月28─29日のFOMCより前に買い入れ縮小を発表する可能性は低いとした。

一方、ダイワ・セキュリティーズ・アメリカの首席エコノミスト、マイケル・モーラン氏は、先の政府機関閉鎖と債務上限引き上げをめぐる危機が年明けも繰り返される公算は比較的小さいとし、財政問題がFRBの政策に及ぼす影響は今年よりも小さくなる可能性があるとの見方を示した。

ジェフリーズのサイモンズ氏は、政局以外に経済指標も緩和縮小時期を左右する要素になると指摘した。

ドイツ銀行証券のシニアエコノミスト、カール・リッカドンナ氏は「9月の雇用統計発表前は今年12月と来年3月の買い入れ縮小の可能性が五分五分とみていたが、同指標の軟調なトーンを受けて3月縮小の公算が高まった」と語った。

買い入れ規模の縮小幅は、15社の予想中央値で月額150億ドルと、9月調査時の水準と変わらなかった。予想レンジは100億─200億ドル。9月調査時は100億─250億ドルだった。

縮小の対象となる証券については見方が分かれ、米国債の買い入れ縮小が住宅ローン担保証券(MBS)の買い入れ縮小よりも大幅になるとの回答が若干半数を上回った。

資産買い入れの終了時期に関しては、15社中13社が2014年下期と予想した。

利上げ時期の予想は15社中13社が2015年、残りの2社は2016年とした。

米JPモルガン・チェース<JPM.N>が住宅ローン担保証券(MBS)事業をめぐる訴訟で米司法省などと暫定合意した和解金の支払いについて、関係筋は、税控除の適用により同行の負担が大幅に減少する可能性があるとの見方を示した。

JPモルガンはMBS事業をめぐる訴訟で司法省や他の政府機関と130億ドルの和解金を支払うことで暫定的に合意しているが、関係筋によると、税控除が適用された場合、同行の負担額は大幅に減少し90億ドル程度になる可能性がある。

同行は政府と現在、和解金に対する課税措置について交渉している。

関係筋によると、和解金のうち20億ドルは罰金で、これは税控除の対象とはならない。ただ、40億ドルは住宅ローン利用者の支援向けでこれは、制度上税控除の対象になる。

残りの70億ドルについてはどうなるか明らかになっていないが、大半はMBSへの投資で損失を被った投資家への補償にあてられるとみられ、税控除の対象となる公算が大きい。

税控除は法律違反による罰金の支払いには適用されないが、和解金にはしばしば適用される。

税の専門家、ロバート・ウィレンズ氏は投資家への補償について、通常は、家電メーカーなどの不良品に対する賠償支払いと同様、控除の対象になると指摘。仮に110億ドルに38%の税率が適用されたとすれば、控除額は最大で41億8000万ドルになるとの見方を示した。

ただ、同氏によると、政府は例外措置として、JPモルガンに対し一部の額に対する控除適用除外に応じるよう求めることができる。

JPモルガンと米政府の交渉の結果は、同行への負担、社会の受け止め方、住宅ローンをめぐる他の訴訟の前例になるのかといった点で重要な意味をもつ可能性がある。

ジェイテクト<6473、株価 - チャート>は22日引け後、13年9月中間期(4-9月)の連結業績予想を修正した。トヨタ自動車<7203、株価 - チャート>系の軸受大手。

営業利益は前年同期比56.2%増の240億円、経常利益は同2.2倍の270億円となる見通し。7月31日時点に対して営業利益は45億円、経常利益は55億円の増額となる。為替レートが円安に推移したことや、自動車部品(ステアリング、駆動系部品など)の売上が好調だった。

純利益は前年同期比38.5%減の30億円となる見通し。同時点に対して95億円の減額となる。米国司法省との合意につく罰金を特別損失に計上するため。

中間期決算の発表は10月31日を予定している。

22日終値は前日比5円高の1398円。

住友林業<1911、株価 - チャート>は22日、住友化学<4005、株価 - チャート>子会社の住友共同電力(愛媛県新居浜市)と、未利用の林地残材や間伐材などを利用したバイオマス発電会社、および発電所に供給する燃料チップ製造会社の2社を合弁で設立し、北海道紋別市においてバイオマス発電事業を開始することを決定したと発表した。

紋別市にバイオマス発電を行う紋別バイオマス発電と燃料チップ製造会社オホーツクバイオエナジーを設立する。16年8月からの試運転、同12月からの営業運転を目指す。同市が所有する紋別港埠頭内の工業用地に、発電規模50メガワットのバイオマス発電施設を建設。燃料は、発電施設に隣接して設置する燃料チップ製造会社から供給を受けるほか、地域の他社チップ工場からも購入し、一部石炭も利用する見込み。林業と発電事業が連係した仕組みの構築を図る。

住友林の22日終値は14円高の1104円。