住友林業<1911、株価 - チャート>は22日、住友化学<4005、株価 - チャート>子会社の住友共同電力(愛媛県新居浜市)と、未利用の林地残材や間伐材などを利用したバイオマス発電会社、および発電所に供給する燃料チップ製造会社の2社を合弁で設立し、北海道紋別市においてバイオマス発電事業を開始することを決定したと発表した。

紋別市にバイオマス発電を行う紋別バイオマス発電と燃料チップ製造会社オホーツクバイオエナジーを設立する。16年8月からの試運転、同12月からの営業運転を目指す。同市が所有する紋別港埠頭内の工業用地に、発電規模50メガワットのバイオマス発電施設を建設。燃料は、発電施設に隣接して設置する燃料チップ製造会社から供給を受けるほか、地域の他社チップ工場からも購入し、一部石炭も利用する見込み。林業と発電事業が連係した仕組みの構築を図る。

住友林の22日終値は14円高の1104円。