独身女の個人株投資トレード

ukichi777a さん

2630 PV

https://www.facebook.com/uramiya.honpo/posts/725303627536307:0

13日後場の日経平均株価は前日比21円52銭安の1万4567円16銭と3日ぶりに反落。対ドルでの円強含みやアジア株安が重しとなり、後場寄り付きから売りが先行した。いったん下げ渋ったあとに株価指数先物売りを交えて再び軟化し、午後1時38分には1万4505円25銭(前日比83円43銭安)を付ける場面があった。後半は、買い戻しや押し目買いに下げ幅を縮め、午後2時49分に1万4579円73銭(同8円95銭安)まで引き戻したが、買い進む動きにはつながらず、引けにかけ小安い水準でもみ合った。

東証1部の出来高は26億7749万株。売買代金は2兆10億円。騰落銘柄数は値上がり685銘柄、値下がり931銘柄、変わらず141銘柄。

市場からは「きのうまで連騰していた割には下げ幅は小さく、しっかりした足どりだ。イエレン次期FRB(米連邦準備制度理事会)議長が出席する米上院銀行委員会での公聴会を控え、様子見ムードもあろうが、今期業績予想の下方修正で売られたソニー<6758、株価 - チャート>、日産自<7201、株価 - チャート>、コマツ<6301、株価 - チャート>などがリバウンドの動きを示し、指数寄与度の観点から、この流れが継続するかどうか注目したい」(準大手証券)との声が聞かれた。

業種別では、郵船<9101、株価 - チャート>、商船三井<9104、株価 - チャート>などの海運株に売りが継続。鹿島<1812、株価 - チャート>、大林組<1802、株価 - チャート>などの建設株も引き続き軟調。MS&AD<8725、株価 - チャート>、東京海上<8766、株価 - チャート>などの保険株もさえない。KDDI<9433、株価 - チャート>、ソフトバンク<9984、株価 - チャート>などの情報・通信株も売られた。JR東日本<9020、株価 - チャート>、京急<9006、株価 - チャート>などの陸運株や、JT<2914、株価 - チャート>、日清粉G<2002、株価 - チャート>などの食料品株も安い。

個別では、13年9月中間期の連結決算で営業利益35.6%減のエンシュウ<6218、株価 - チャート>に売りが続き、値下がり率トップのまま。14年3月期の連結業績予想を下方修正し、期末配当3円減額の洋エンジ<6330、株価 - チャート>や、14年3月期の連結利益予想を下方修正した日本化学<4092、株価 - チャート>も値を下げた。キャリアデザイン<2410、株価 - チャート>、ランドビジネス<8944、株価 - チャート>などの下げも目立った。

半面、14年3月期の連結業績予想を上方修正し、期末配当1円増額の太平洋セメ<5233、株価 - チャート>や、黒崎播磨<5352、株価 - チャート>などのガラス土石株に買いが継続。14年3月期の連結業績予想を上方修正し、期末配当10円増額の三井住友<8316、株価 - チャート>や、三菱UFJ<8306、株価 - チャート>などの銀行株も引き続き堅調。オリックス<8591、株価 - チャート>、日本取引所(JPX)<8697、株価 - チャート>などのその他金融株も引き締まった。国際帝石<1605、株価 - チャート>などの鉱業株や、出光興産<5019、株価 - チャート>などの石油株もも高い。

個別では、逆日歩継続のレオン自機<6272、株価 - チャート>が100円ストップ高。13年9月中間期の連結決算で営業利益69.3%増の日成ビルド<1916、株価 - チャート>は値上がり率トップ。13年9月中間期の連結決算で上ブレ着地のパイオニア<6773、株価 - チャート>も上昇。13年12月中間期の連結利益予想と14年6月期の純利益予想を上方修正し、きのうストップ高のアルバック<6728、株価 - チャート>も連騰。CVSベイ<2687、株価 - チャート>、ラウンドワン<4680、株価 - チャート>などの上げも目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、18業種が上昇した。

香港株式市場は続落して前場の取引を終えた。一時は2カ月ぶりの安値を付けた。前日閉幕した中国共産党の重要会議「三中全会」は改革に関する具体的な内容に乏しかったと受け止められ、投資家の失望売りを誘った。

ハンセン指数<.HSI>は296.11ポイント(1.29%)安の2万2605.30。一時、取引時間中としては9月5日以来となる安値を付けた。

ハンセン中国企業株指数(H株指数)<.HSCE>は203.65ポイント(1.93%)安の1万0357.96。

中国株式市場は反落して前引け。

上海総合指数<.SSEC>は17.088ポイント(0.80%)安の2109.684。

大型株中心で深セン上場銘柄を含む滬深300指数<.CSI300>は25.891ポイント(1.11%)安の2314.109。

中国本土系銀行株の下げがきつかったほか、投資家らは中国国有企業株に対して持っていたロングポジション解消に動いた。

三中全会が改革に向けた具体策に欠ける内容となったことを受け、交銀国際チーフストラテジストの洪コウ氏は、中国本土の景気減速を示すデータや、米緩和策縮小が予想よりも早く開始される可能性が浮上する中、世界的な売りに投資家らは短期的に備える必要があると指摘した。

時価総額で世界最大の銀行、中国工商銀行(ICBC)<1398.HK><601398.SS>は香港市場で2.8%安、上海市場で0.5%安。

中国銀行業監督管理委員会(銀監会)は13日、9月末時点の銀行の不良債権比率が0.97%と発表した。6月末の0.96%から0.01%ポイント上昇した。

中国石油化工(シノペック)<600028.SS><0386.HK>は香港市場で1.9%安、上海市場で1.7%安。

太平洋セメント<5233、株価 - チャート>が反発し、一時19円高の430円まで買われている。12日引け後、14年3月期連結業績予想の上方修正と期末配当の増額を発表し、材料視された。

通期の業績予想で、売上高7980億円から8240億円(前期比10.2%増)へ、営業利益を480億円から640億円(同57.4%増)へ、純利益を130億円から210億円(同85.4%増)に引き上げた。国内のセメント、資源品などの販売数量が増加したことで、業績予想の修正に進んだ。

同時に、期末配当予想を従来の2円から3円(前期実績2円)に増額し、中間期配当2円(同2円)と合わせ、年間配当は5円(同4円)とする。

13年9月中間期(4-9月)決算は、売上高3984億1100万円(前年同期比12.7%増)、営業利益274億3800万円(同2.6倍)、純利益101億7600万円(同18.9倍)だった。

午後2時時点の株価は、前日比16円高の427円。

ファーストエスコ(FESCO)<9514、株価 - チャート>が、前日比1万円ストップ高の6万7800円カイ気配となっている。午後2時5分時点では、差し引き6000株超の買い物。12日引け後、14年6月期第1四半期(13年7-9月)の連結決算を発表。大幅な増益を達成したことを好感した。

第1四半期決算は、売上高20億4300万円(前年同期比52.6%増)、営業利益3億5900万円(同3.4倍)、純利益4億5500万円(同56.9倍)と大幅な増収増益を達成した。省エネルギー支援事業は、固定価格買取制度で太陽光発電の買い取り価格が引き下げられたものの、太陽光発電設備の受注が好調に推移。既存のオンサイト自家発電、業務系省エネの既存プロジェクトも堅調だった。純利益は、自家発電設備の稼働低下による減損損失や借入金の期限前返済によるスワップ契約解約損などの特別損失を計上。一方で、持分法適用会社だった白河ウッドパワーを連結子会社化したことで、負ののれん発生益を計上して特別損失を吸収し、上ブレにつながった。

14年6月期予想は、売上高71億円(前期比17.1%増)、営業利益8億8000万円(同58.2%増)、純利益7億5000万円(同3.9倍)を据え置き。同社では、最近の業績動向などを踏まえさまざまな影響を精査中で、修正が必要の場合には、速やかに公表するとした。

また、12月31日を基準日、14年1月1日を効力発生日として1株を100株に分割し、14年1月1日を効力発生日として1単元を100株とする単元株制度を採用すると発表。東証の売買単位は12月26日から100株単位に変更される。

<6135> 牧野フ 794 +35朝方から強い動きが目立つ。前日発表された工作機械受注が前年同月比で18ヶ月ぶりにプラス転換したことを背景に、工作機械各社には買いが先行する展開へ。とりわけ、同社に関しては野村が投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げしており、評価の高まる状況となっている。目標株価は890円に設定されているようだ。航空機や自動車向けに受注が堅調、来年度業績の大幅な回復につながっていく見通しとしている。

日経平均は小幅反落。前日に先物主導で日経平均が約300円の急伸となった反動で、 全般に軟調な展開となった。好決算を発表した三井住友<8316>などメガバンクが下支 え要因となったものの、直近で上昇が目立っていた通信株などを中心に利益確定売り に押された。 大引けの日経平均は前日比21.52円安の14567.16円となった。東証1部の売買高は26億 7749万株、売買代金は2兆10億円。業種別では、海運や建設、保険、情報・通信、陸 運、サービス、医薬品、鉄鋼などが軟調。一方、ガラス・土石やその他金融、銀行、 鉱業、非鉄金属などが上昇した。 個別では、ソフトバンク<9984>やKDDI<9433>などが軟調。また、大成建<1801>や 鹿島<1812>など、ゼネコン株が総じて売り優勢に。その他、郵船<9101>や商船三井 <9104>などもさえない動きとなった。一方、三井住友や三菱UFJ<8306>などメガバ ンクが堅調。また、決算発表を受けて、パイオニア<6773>やセイコーHD<8050>など が大幅高となった。

<2429> ワールドIT 682 -1連日の年初来高値更新で2008年6月以来の700円を回復。飲食店や介護施設が接客や介護の現場に派遣社員を活用する動きが広がっていると報じられているなか、「人材・教育ビジネス(人材派遣・業務請負)」事業の成長期待が高まっている。また、「不動産ビジネス」を展開していることもあり、足元で緩和メリットや内需系への物色が強まってきている波及も意識される。700円乗せでいったん利食いも出ているようだが、先高期待は大きい。

<6773> パイオニア 201 +357月22日以来の200円を回復している。上期のコンセンサスを上回る決算内容が好感されているが、後場に入っても強含みの展開が続いている。出来高は年初来高値をつけた5月14日以来の高水準に膨れており、短期筋の値幅取り狙いの資金が集中。一目均衡表では雲下限から一気に雲上限、転換線、基準線を上放れており、チャート妙味も大きく。

<3632> グリー 864 +37反発。きょう13日に決算発表が予定されている。同業のDENA<2432>の決算において、減益決算は織り込まれている感はある。25日線をサポートとした緩やかなリバウンド、一目均衡表では雲上限を捉えている。信用倍率は1倍を割り込む売り長の需給状況が慢性化しており、アク抜けとなるかが注目されるところ。

<6330> 洋エンジ 390 -18後場は急速な伸び悩みへ。前引け後に上半期の決算を発表、営業損益は44.8億円の赤字となり、通期営業利益は100億円から20億円にまで大幅な下方修正を行っている。

7-9月期も赤字幅が拡大する状況となった。期末配当金も従来の6円から3円に引き下げへ。新規案件の受注ずれ込みに加えて、インドネシアプロジェクトにおける追加費用の計上などが業績下振れの背景に。

<8935> FJネクスト 556 -5首都圏で資産運用型の分譲マンションを扱うエフ・ジェー・ネクスト<8935>は、5日に上期(4-9月期)決算を発表した。連結業績は、売上高が前年同期比6.1%増の157.32億円、営業利益が同11.2%減の16.63億円、経常利益が同10.6%減の16.39億円、純利益が同42.1%増の14.63億円と増収かつ最終増益を確保した。前年同期比でみると減益となっている利益項目もあるが、9月に上方修正を発表した上期計画をいずれの項目も上振れる良好な着地となった。

不動産開発事業においてワンルームマンションの販売が期初計画を上回って推移したことや、販売費及び一般管理費を抑制したことが計画上振れに貢献した。なお、同社は経営指標として売上高経常利益率10%以上の安定的な達成を目指しており、上期実績も同10.4%とクリアしている。

通期業績予想は9月に発表した計画を据え置き、売上高が前期比19.7%増の373.00億円、営業利益が同15.4%増の45.00億円、経常利益が同16.5%増の44.50億円、純利益が同27.1%増の28.00億円としている。

下期に向けて、期初に掲げた経営課題に引き続き取り組んでいく。具体的には、(1)自社開発物件の安定供給の実現、(2)顧客ニーズを尊重した販売体制・サービス体制の確立、(3)財務基盤の維持・充実、(4)コンプライアンス経営の推進、(5)人材育成の強化・推進を進めていく。

同社は首都圏を中心とする不動産デベロッパーである。主な4事業として、(1)主に資産運用型のマンション「ガーラマンションシリーズ」、及びファミリーマンションの自社ブランド「ガーラ・レジデンスシリーズ」の企画・開発・分譲、(2)分譲したマンションを中心に賃貸・建物管理を手掛ける不動産管理事業、(3)自社開発物件を含む建物の設計や施工などを手掛ける建設事業、(4) 静岡県伊東市の温泉旅館「伊東遊季亭」の経営を手掛ける旅館事業を展開する。

なお、10月22日付けで東証2部から東証1部へと指定替えしている。

<5234> デイシイ 795 +51買い優勢。本日の取引時間中に決算発表を予定しており、期待感が先行する展開になっているようだ。前日には太平洋セメントが市場予想を上回る好決算を発表しているが、同社は太平洋セメントに販売を委託しているセメント関連会社であるため、業績は連動しやすいとの見方が優勢のようだ。なお、第1四半期営業利益実績6.1億円に対して、現在の上半期計画は7億円となっている。

<3765> ガンホー 59100 +2200買い優勢。株式分割を考慮後の年初来高値を5月14日に付けて以降は調整基調が続いているが、信用取引の高値期日の通過による需給改善に期待感が高まっているようだ。第3四半期決算の発表後は一段と調整色が強まる中で、いったんは自律反発狙いの動きも。なお、8日時点の信用買い残は約51万6000株と、依然として高水準となっている。

三井住友フィナンシャルグループ<8316、株価 - チャート>が3日続伸。一時110円高の4975円まで買われ、5月13日に付けた年初来高値4995円を視界にとらえている。12日引け後、14年3月期の連結利益予想を上方修正し、好感された。

通期予想で、経常利益を1兆300億円から1兆2800億円(前期比19.2%増)へ、純利益を5800億円から7500億円(同5.5%減)に増額した。傘下の三井住友銀行での与信関係費用の改善や、その他の連結子会社の増益などを織り込んだ。

同時に発表した13年9月中間期(4-9月)決算は、経常収益2兆3630億6500万円(前年同期比14.3%増)、経常利益8359億2600万円(同78.5%増)、純利益5057億900万円(同52.8%増)だった。傘下のSMBC日興証券やSMBCフレンド証券で投資信託や債券の販売が好調に推移。三井住友銀行で、国債など債券損益が減益となった一方、保有する株式インデックス投信の評価益実現、アセット投入に伴うローン関係手数料の増加およびシンジケーション関連手数料の増加などで業務粗利益が増加し、連結粗利益が1兆5100億円(同10.1%増)となった。9月末のTier1比率(速報値)は12.13%と3月末の10.93%から1.20%ポイント上昇した。

14年3月期末配当予想を見直し、従来の55円から65円(前期は普通配当60円と記念配当10円の合計70円)に引き上げ、中間期配当55円(前期実績50円)と合わせ120円(同120円)にするとした。

午後1時3分時点の株価は、前日比75円高の4940円。

富士重工業<7270、株価 - チャート>が3日続伸し、一時39円高の2748円を付けている。13日午前8時、米Polaris Industries(ポラリス社)の株式を現地12日に売却し、特別利益を計上すると発表、材料視された。

売却株数は396万株で売却額は493億9400万円。14年3月期第3四半期の連結決算において、投資有価証券売却益471億1800万円を特別利益に計上する。それに伴い、14年3月通期の純利益予想を1780億円から2070億円(前期比73.1%増)に引き上げた。

午後零時50分時点の株価は、前日比23円高の2732円。

<1933> 西シス建 280 0NTT<9432>関連の通信設備工事を手掛ける西日本システム建設<1933>は、8日、上期(4-9月期)決算を発表した。連結業績は、売上高が前年同期比12.5%増の126.86億円、営業利益が同2.4倍の4.62億円、経常利益が同80.9%増の6.00億円、純利益が同36.9%増の3.64億円だった。受注体制の充実、施工体制の強化、コストの低減、業務の効率化などが奏功し、前年同期比で大幅な増収増益を達成した。

下期に向けて、引き続き現場、現物、現実の3つの現を重視する「三現主義」により、顧客に信頼される技術と品質を提供する総合エンジニアリング企業を目指し、「経営基盤の強化・拡充」「新たな価値の創造」「信頼性と透明性の確立」の3つを戦略の柱として取り組んでいく。具体的には、利益率を重視した受注や成長領域への経営資源のシフト、品質・営業力・技術力などを強化するため>の人材育成、新規成長分野への挑戦による新たなコアビジネスの創出などを進める。

通期業績予想は5月に発表した期初計画を据え置き、売上高が前期比0.5%増の265.00億円、営業利益が同8.6%減の5.50億円、経常利益が同2.6%減の8.00億円、純利益が同3.5%減の5.00億円としている。通期計画に対する上期の営業利益の進捗率は84.0%となっている。前年同期は上期で同34.9%、通期では上振れたことを考えると今上期の進捗は順調といえ、通期計画の上振れ着地も視野に入ってこよう。

同社は、NTT<9432>関連の通信設備工事の受注を中心とする情報電気通信事業、及び民間企業や官公庁関連の通信設備工事や電気設備工事の受注を中心とする総合設備事業などを展開する。一般土木工事の受注や、電気通信機器等の販売、情報処理サービスなども手掛ける。

個人投資家好みの銘柄は流動性が枯渇し始めた

 日経平均が前週末比183.04円高の1万4269.84円で取引を終えた11日(月)、私の知り合いの個人投資家達の愚痴は本当に凄かったです。

 「久々にこれだけやられた」「今日の損金を計算するのも嫌になる」「フルボッコだよ」「イヤー、久々にストップ安で投げたよ」「どこにこんな売り物があったんだよwwwってくらい、売り物が湧いてきたよ」「別に悪い決算でもないのに、出た瞬間に20ティック下がったよ、なんなんだよ・・・」などなどです。

 とりわけ興味深かったのは、「ある株をたった10万株、買い代金1500万円くらい2週間前に買ったんだけど、今日は板が薄過ぎて、投げるになげれなかったよ。もちろん、ストップ安付近まで叩き売れば売り切れるんだろうけど、さすがにそれはできなかった。結局、今日は3万株しか売れなかった。買うときは一瞬で買えたんだけどなぁ・・・」という友人の嘆きです。

 そうなんです。主力株はともかく、個人投資家好みの銘柄に関しては、極端に流動性が枯渇しつつあるんです。というか、買い板が極端に薄いのです。買い板の薄い主因は、当然、多くの個人投資家が上がらないと思っているから、敢えて、買い指値を入れる必要はないと判断してのことでしょう。

株価の下落時には「信用売り残」をチェックする

 まず、個人のみならず、日本株の相場全体としては、アベノミクスの第3の矢の成長戦略への期待感の後退が痛いですね。足元では、法人実効税率の引き下げや岩盤規制の緩和が骨抜きになるのではないかとの懸念が強まっています。

 次に、株式の需給面では5月23日の信用期日到来に伴う信用需給悪に加え、証券優遇税制の年内終了に伴う個人の節税売り、さらには、5日からの空売り規制緩和が影響しているようです。

前場の東京株式市場で日経平均は小反落。前日に300円を超す大幅上昇となった反動で利益確定売りが先行した。円安に一服感が出たことも重しとなった。

売り一巡後は手がかり材料に乏しく、方向感のない値動きとなったが、下値には海外投資家とみられる買いが入り前引けにかけて下げ渋った。海運、建設、保険などが軟調。半面、銀行、非鉄、不動産などはしっかり。TOPIXはプラス圏で前場を終えた。

米連邦準備理事会(FRB)による量的緩和策の縮小開始時期をめぐる観測が交錯する中、米連邦準備理事会(FRB)次期議長に指名されたイエレン氏による上院銀行委員会での指名承認公聴会を14日に控え、市場には様子見ムードが漂っている。

ただ、今後の円安期待や政策期待は維持しており下値も限定的だった。市場では「先物への仕掛け的な売りで裁定解消売りを誘う動きが出たものの、海外勢のインデックス買いが入り、TOPIXは底堅さを維持している。欧州系の中長期資金が下値での買い意欲を見せているようだ」(岡三オンライン証券チーフストラテジストの伊藤嘉洋氏)との声が出ていた。

個別銘柄では、三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>が続伸。12日に2014年3月期の連結当期利益予想を前年比5.5%減の7500億円に上方修正したことを好感した。半面、鹿島<1812.T>、大成建設<1801.T>は売られた。

東証1部の騰落数は、値上がり813銘柄に対し、値下がりが764銘柄、変わらずが180銘柄だった。

アイ・オー・データ機器<6916、株価 - チャート>が大幅高に3日続伸。前場は一時前日比79円高の598円まで買われ、同51円高の570円で引けた。

12日引け後に、13年12月中間期(7-12月)と14年6月期の連結業績予想を上方修正しており、好感されている。

中間期連結の営業利益予想を3億円から6億円(前年同期は1億1100万円の赤字)へ引き上げた。法人市場を中心にしたIT投資の復調とWindowsXPの移行需要の立ち上がりや経費圧縮の進展などにより、第1四半期が計画を上回り、連結営業損益は2億7500万円の黒字(前年同期は6億800万円の赤字)となった。

通期連結の営業利益予想を前期比44.0%増の9億円から同76.0%増の11億円へ引き上げた。第3四半期に向けてIT投資案件の増加とWindowsXPの移行需要本格化を見込んでいる。

<4680> ラウンドワン 708 +82連日の急伸。決算発表後は買い進まれる展開が続いている。いちよしでは、レーティング「A」を継続で、ファバリューを900円から1200円に引き上げている。国内事業のテコ入れに伴う今期以降の業績見通し上方修正、財務リストラの一段落に伴う借入金の減少期待などを背景としている。

リゾートトラスト<4681、株価 - チャート>が続伸。一時前日比130円高の3745円まで買われている。

12日引け後に、12月31日を基準日、14年1月1日を効力発生日として普通株式1株を2株に分割すると発表した。

同時に年間配当予想を修正し、中間期配当30円、期末配当予想16円の46円とした。分割実施を考慮しない場合は、中間期30円、期末32円の62円となる。従来予想は中間期、期末各30円の60円。前期実績は中間期25円、期末30円の55円だった。

また、13年9月中間期(4-9月)連結決算を発表し、営業利益は前年同期比19.6%増の83億6900万円となった。10月15日に、メディカル会員権「グランドハイメディック倶楽部」などの会員権販売やホテル稼動などが好調であるとして、中間期と14年3月期連結業績予想を上方修正している。通期連結予想は上方修正後の数値を据え置いており、営業利益は前期比16.1%増の140億円を見込む。

アール・エス・シー<4664、株価 - チャート>が80円ストップ高の363円を付けたあと、同値カイ気配。

12日引け後に、原価管理の徹底や販売管理費の削減により、13年9月中間期(4-9月)が利益面で計画を上回ったもようだと発表した。連結純利益は前年同期比2.3倍の3700万円となったもよう。従来予想は同6.5%減の1500万円だった。

<8316> 三井住友 4945 +80しっかり。年初来高値、2008年10月以来の5000円台回復などが視野に入る状況となっている。前日には上半期の決算を発表している。純利益は前年同期比53%増益の5057億円、通期予想は5800億円から7500億円に上方修正へ。先に上半期業績のみ上方修正を行っており、通期上方修正へのインパクトは限定的と捉えられる。むしろ、年間配当予想を110円から120円に引き上げていることなど、株主還元策を評価する流れと見られる。

13日前場の日経平均株価は前日比13円68銭安の1万4575円と3日ぶりに小反落。朝方は、12日のNYダウ反落の流れを受け、売りが先行。直近2日間で500円超の上昇となり、利益確定売りも出やすく、午前9時1分に1万4514円21銭(前日比74円47銭安)まで下落した。売り一巡後は、買い戻しや押し目買いに上げ転換する場面もあったが、円相場が対ドルで強含むにつれ、株価指数先物売りを交えて押し戻され、下げ幅を拡大。午前10時24分には、この日の安値となる1万4490円92銭(同97円76銭安)を付けた。その後は終盤にかけて下げ渋ったが、総じて方向感に欠ける展開となった。

東証1部の出来高は14億6707万株。売買代金は1兆543億円。騰落銘柄数は値上がり813銘柄、値下がり764銘柄、変わらず180銘柄。

市場からは「直近の上昇で利益確定売りが出ているが、日経平均は瞬間1万4500円割れ後に戻し、下値も固いようだ。ただ、現地13日のバーナンキFRB(米連邦準備制度理事会)議長の講演や、14日のイエレン次期議長の米上院銀行委員会での公聴会を控え、見極めたいとの空気があり、主力株物色は手控えられている」(中堅証券)との声が聞かれた。

業種別では、郵船<9101、株価 - チャート>、商船三井<9104、株価 - チャート>などの海運株が下落。鹿島<1812、株価 - チャート>、大林組<1802、株価 - チャート>などの建設株も軟調。MS&AD<8725、株価 - チャート>、東京海上<8766、株価 - チャート>などの保険株も安い。KDDI<9433、株価 - チャート>、ソフトバンク<9984、株価 - チャート>などの情報通信株も売られた。JT<2914、株価 - チャート>、日清粉G<2002、株価 - チャート>などの食料品株もさえない。個別では、13年9月中間期の連結決算で営業利益35.6%減のエンシュウ<6218、株価 - チャート>が急落し、値下がり率トップ。14年3月期の連結利益予想を下方修正した日本化学<4092、株価 - チャート>も下落。14年3月期の連結業績予想を上方修正し、期末配当1円増額のUSS<4732、株価 - チャート>は直近で年初来高値圏に位置していたこともあり、利益確定売りが優勢となった。

半面、14年3月期の連結業績予想を上方修正し、期末配当1円増額の太平洋セメ<5233、株価 - チャート>や、黒崎播磨<5352、株価 - チャート>などのガラス土石株が上昇。14年3月期の連結業績予想を上方修正し、期末配当10円増額の三井住友<8316、株価 - チャート>や、三住トラスト<8309、株価 - チャート>などの銀行株も堅調。オリックス<8591、株価 - チャート>、日本取引所(JPX)<8697、株価 - チャート>などのその金融株も引き締まった。国際帝石<1605、株価 - チャート>などの鉱業株も高い。

個別では、レオン自機<6272、株価 - チャート>が96円高の605円を付けたあと100円ストップ高カイ気配。13年12月中間期の連結利益予想と14年6月期の純利益予想を上方修正し、きのうストップ高のアルバック<6728、株価 - チャート>も連騰。14年3月期の連結利益予想を上方修正したセイコーHD<8050、株価 - チャート>や、13年9月中間期の連結決算で上ブレ着地のパイオニア<6773、株価 - チャート>も上昇。日成ビルド<1916、株価 - チャート>、ラウンドワン<4680、株価 - チャート>、パスコ<9232、株価 - チャート>などの上げも目立った。なお、東証業種別株価指数は全33業種中、22業種が上昇した。

<1812> 鹿島 374 -15続落。昨日発表した通期業績下方修正を嫌気した失望売りの流れが継続する格好に。

営業利益は310億円から180億円に下方修正となっている。大和では、ネガティブな大手ゼネコンの決算の中でも、同社や大成建設の下方修正は下期見通しを大幅に下方修正するものでありネガティブサプライズと指摘。現在のレーティング「2」は再考したいとしている。

<8050> セイコーHD 510 +51急伸。上半期営業利益は86.6億円で前年同期比43%増益、従来予想の45億円を大きく上振れての着地となっている。通期予想は100億円から130億円に上方修正。利益率の高いウオッチ事業の売上拡大が収益上伸のけん引役となった。通期新予想は市場コンセンサスも上回っているとみられ、ストレートに上振れ決算を評価する動きとなっている。

リアルコム<3856、株価 - チャート>が一時前日比1万5000円ストップ高の9万5300円。午前10時48分時点は同1万1600円高の9万1900円。

12日引け後に、14年6月期第1四半期(13年7-9月)決算短信において「継続企業の前提に関する重要事象等」の記載を解消しており、材料視されている。

第1四半期連結の純利益は前年同期比3.6%増の2500万円となった。13年12月中間期(13年7-12月)、通期連結予想は従来見通しを据え置いた。中間期連結純利益予想が前年同期比48.9%増の1億3600万円、通期連結純利益予想は前期比3.9倍の4億5200万円。

<4208> 宇部興 208 +10買い優勢。シティでは投資判断を「2」から「1」に格上げ、目標株価は180円から240円に引き上げている。堺工場の設備停止によるカプロラクタムの収益改善、医薬品の国内プラスグレルの拡大、ポリイミドフィルムの伸長などにより、来期業績は大幅に回復すると予想しているもよう。来期の営業利益は380億円、今期予想比46%増を見込んでいるようだ。