13日前場の日経平均株価は前日比13円68銭安の1万4575円と3日ぶりに小反落。朝方は、12日のNYダウ反落の流れを受け、売りが先行。直近2日間で500円超の上昇となり、利益確定売りも出やすく、午前9時1分に1万4514円21銭(前日比74円47銭安)まで下落した。売り一巡後は、買い戻しや押し目買いに上げ転換する場面もあったが、円相場が対ドルで強含むにつれ、株価指数先物売りを交えて押し戻され、下げ幅を拡大。午前10時24分には、この日の安値となる1万4490円92銭(同97円76銭安)を付けた。その後は終盤にかけて下げ渋ったが、総じて方向感に欠ける展開となった。
東証1部の出来高は14億6707万株。売買代金は1兆543億円。騰落銘柄数は値上がり813銘柄、値下がり764銘柄、変わらず180銘柄。
市場からは「直近の上昇で利益確定売りが出ているが、日経平均は瞬間1万4500円割れ後に戻し、下値も固いようだ。ただ、現地13日のバーナンキFRB(米連邦準備制度理事会)議長の講演や、14日のイエレン次期議長の米上院銀行委員会での公聴会を控え、見極めたいとの空気があり、主力株物色は手控えられている」(中堅証券)との声が聞かれた。