ファーストエスコ(FESCO)<9514、株価 - チャート>が、前日比1万円ストップ高の6万7800円カイ気配となっている。午後2時5分時点では、差し引き6000株超の買い物。12日引け後、14年6月期第1四半期(13年7-9月)の連結決算を発表。大幅な増益を達成したことを好感した。
第1四半期決算は、売上高20億4300万円(前年同期比52.6%増)、営業利益3億5900万円(同3.4倍)、純利益4億5500万円(同56.9倍)と大幅な増収増益を達成した。省エネルギー支援事業は、固定価格買取制度で太陽光発電の買い取り価格が引き下げられたものの、太陽光発電設備の受注が好調に推移。既存のオンサイト自家発電、業務系省エネの既存プロジェクトも堅調だった。純利益は、自家発電設備の稼働低下による減損損失や借入金の期限前返済によるスワップ契約解約損などの特別損失を計上。一方で、持分法適用会社だった白河ウッドパワーを連結子会社化したことで、負ののれん発生益を計上して特別損失を吸収し、上ブレにつながった。
14年6月期予想は、売上高71億円(前期比17.1%増)、営業利益8億8000万円(同58.2%増)、純利益7億5000万円(同3.9倍)を据え置き。同社では、最近の業績動向などを踏まえさまざまな影響を精査中で、修正が必要の場合には、速やかに公表するとした。
また、12月31日を基準日、14年1月1日を効力発生日として1株を100株に分割し、14年1月1日を効力発生日として1単元を100株とする単元株制度を採用すると発表。東証の売買単位は12月26日から100株単位に変更される。