異物 針金状の金属製異物
小豆を煮る釜の洗浄に使用している金属たわしの繊維が釜の洗浄作業中に千切れ、そのまま餡の製造が行われたために、餡の中に混入した。
食品の異物混入を防げ!対策を施して安心安全な製造を実現
食品製造に携わる人が最も注意しなければならないのが、異物混入です。
異物混入についてはネットやテレビでも大々的に取り上げられるため、大きく信用を落としてしまいます。
ここでは異物混入の原因から対策などを紹介していくので、参考にしてみると良いでしょう。
rakibkcp262 さん
彼はこのサンドイッチをニューヨークのサブウェイで購入。仕事をしながら、何も見ずにサンドイッチを口にしたところ、変な味がすると感じました。
中身を見てみるとその中には、鋭利なナイフが入っていたのです。
彼にケガは無かったものの、数時間後、腹痛になったため病院へ向かいました。
ツナ缶
スーパーで購入したツナ缶を帰宅して開封したところ、15mm程度の「ゴキブリ」がでてきた。
保健所食品衛生課の立ち入り調査により、工場の老朽化で原料などを運び込むためのビニール製のシートが破損していることが発覚、そこからゴキブリが混入したのではないかとされている。
法人向けの賠償責任保険では、工場や店舗といった施設内で発生した事故、製造した部品や機械、提供した料理に起因する問題、従業員による人為的ミス、他にも輸送中のトラブルなど、業種や規模に応じて、仕事に関わる様々なリスクをまとめてカバーしてくれる賠償責任保険が人気を集めています。
原料から入ってくる場合
食品そのものに付着しているものが、製造工程を通り抜けて入り込んでしまう場合です。
例えば野菜や果物類だと、小石や殻などが異物としてよくあります。
ボールペンをポケットに差すフックが欠けて、弁当製品に混入した事例もありました。
胸のポケットからボールペンを抜いたときに、力がかかってプラスチックのフックが折れ、食材に落下したと考えられます。
食品工場内では、製造工程で食材や製品がむき出しになる箇所があります。
その箇所をプロダクトゾーンと言いますが、舞いあがったほこりや落ちたゴミや従業員から落ちた毛髪やまつ毛がもっとも異物混入しやすい場所と言えます。
手作業の工程がある工場では避けられない部分です。
プロダクトゾーンは清潔な区画とそうでない区画をしっかりと分ける必要があります。
きちんと分けることができていないと、清潔であるはずの区画で異物が混入してしまうようになるのです。
段ボールは虫がつきやすいので、調理室への持ち込みを禁止することが望ましいといえます。
虫に気付いたときの見て見ぬふりは、異物混入クレームに直結します。
(1)発見したらすばやく虫を捕獲する。
(2)捕獲した後は、その虫がどの経路から入ったのか等を調べ、対策を講じる。
割れるものは、プラスチック、ガラス等だが、これらはないほうがいいが、すべて無くすことはなかなか難しい。
そこで、工場内にあるこれらのものをすべて調べてリスト化し、これらを2つに分ける。
一つは、欠けないものに替える。
もう一つは、欠けないものに替えられないものだが、これは毎日の点検項目に入れてチェックする。
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