JFEホールディングス<5411、株価 - チャート>のグループ会社ジャパンマリンユナイテッドは15日、パナマ船主との間で、1万4000TEU型コンテナ船8隻の建造契約を締結したと発表した。
今回受注した8隻の建造は呉事業所(広島県呉市)で行われ、16年から18年にかけて順次竣工する計画で、日本郵船<9101、株価 - チャート>により定期用船される予定。
ジャパンマリンユナイテッドは、ユニバーサル造船とIHIマリンユナイテッドの2社が統合して誕生。JFEが45.93%、IHI<7013、株価 - チャート>が45.93%、日立造船<7004、株価 - チャート>が8.15%を出資する。
JFEの15日の終値は、前日比35円高の1911円。
東陽テクニカ<8151、株価 - チャート>が15日、14年3月中間期(13年10月-14年3月)連結業績が計画を上回り、純利益が前年同期比37.3%増の16億円になったもようだと発表した。従来予想は同7.2%増の12億5000万円。物性測定機器事業と海洋測定機器事業の売上高が計画を上回って推移したほか、ドル・円の為替レートが想定より円高で進行したことも寄与した。
15日の終値は、前日比18円高の1017円。
NTTドコモ<9437、株価 - チャート>についてクレディ・スイス証券では15日付で、投資判断「アンダーパフォーム」(弱気)、目標株価1500円を継続している。
同証券では、新料金発表を踏まえて業績予想を下方修正。連結営業利益について、14年3月期8140億800万円(前期比2.8%減、従来8349億5500万円、会社側計画は8400億円)、15年3月期8057億2200万円(従来8437億2000万円)、16年3月期8028億7400万円(同8803億4400万円)と試算。月々のサポートの影響拡大を中心に、端末調達コストの増加、販売関連、とくに顧客獲得コストの増加を従来よりも厳しく見積もったとコメント。新料金導入インパクトは今後注意深く見極める必要があるものの、今回は解約率改善と2016年3月期の音声ARPU(1顧客当たりの月間売上高)下落幅縮小を織り込んだとしている。
15日の終値は、前日比9円高の1546円。
楽天<4755、株価 - チャート>についてクレディ・スイス証券では15日付で、投資判断を「アウトパフォーム」(強気)から「ニュートラル」(中立)に引き下げ、目標株価は1400円を継続している。(1)スマホの普及率が50%に達し、数量効果が徐々に薄れてくること(2)2013年の積極的なキャンペーン効果の反動によって今後のEコマース成長率は巡航速度へ向かう――と見ることから、投資判断を引き下げたとしている。
同証券では業績予想を修正、連結営業利益について、14年12月期1170億円(前期比29.6%増、従来1190億円、会社側計画は非開示)、15年12月期1400億円(従来1367億円)、16年12月期1610億円と試算。国内Eコマースの成長率スローダウン、新規連結のViberの営業損失、Koboの経営陣の刷新による赤字幅縮小などが織り込まれている。
15日の終値は、前日比37円安の1213円。
ヤフー<4689、株価 - チャート>についてクレディ・スイス証券では15日付で、投資判断を「アウトパフォーム」(強気)から「ニュートラル」(中立)に引き下げ、目標株価は460円から500円に引き上げている。
「スマホ普及率が50%に達し、数量効果が薄れてくることから、広告の成長率は巡航速度へ」とコメント。リッチアドやターゲティング商材など高付加価値化による単価上昇がアップサイドだが、顕在化には時間がかかるとみており、投資判断を引き下げたとしている。
また、13年10月に実施したEコマースの無料化・PCの検索連動型の堅調な伸びを反映し業績予想を修正。連結営業利益について、14年3月期1980億円(前期比6.3%増、従来2148億円、会社側計画は1960億5400万円)、15年3月期2210億円(従来2283億円)、16年3月期2450億円(同2391億円)と試算している。イー・アクセス買収による15年3月期への単純連結効果を反映しているものの、シナジーはいまだ不透明感が残ることから、16年3月期以降へのプラス効果は織り込まれていない。
15日の終値は、前日比3円高の461円。
東芝<6502、株価 - チャート>は15日、北海道電力<9509、株価 - チャート>から石狩湾新港発電所の1号機LNG(液化天然ガス)火力発電所向けに、米GE(ゼネラル・エレクトリック)社の新型ガスタービン9HAと同社製の最新鋭蒸気タービン・発電機を組み合わせたGTCC(ガスタービンコンバインドサイクル発電)システムを受注したと発表した。
計画出力は569.4メガワットで、工事開始は15年10月が予定されている。同社とGEは、今回の受注を契機に、今後も協力関係を維持・強化し、さらに高効率で、窒素酸化物や二酸化炭素の排出が少なく環境負荷の低いGTCCをグローバルに提案していく方針。
15日の終値は、前日比1円安の412円。
大林道路<1896、株価 - チャート>が15日、14年3月期連結業績予想の上方修正と期末一括配当予想の引き上げを発表した。
14年3月期業績は、売上高1032億円から1091億円(前期比15.0%増)へ、営業利益を45億5000万円から68億3000万円(同80.4%増)へ、純利益を25億5000万円から39億5000万円(同89.9%増)に引き上げた。売上高は、期中での受注高増に加え、工事が順調に進ちょくしたことから増加。利益面では、不採算工事の減少や業務効率化などによる採算性の向上が寄与した。期末一括配当については、業績予想の上方修正に伴い従来予想の8円から12円(前期実績8円)に増額する。
15日の終値は、前日比40円高の537円。
大林組<1802、株価 - チャート>は15日、14年3月期業績が計画を上回ったもようだと発表した。
連結営業利益は従来予想の240億円(前期比31.7%減)に対して320億円(同9.0%減)に、連結純利益は従来予想の140億円(同6.1%増)に対して210億円(同59.2%増)になったもよう。建設事業および不動産事業の子会社における利益率が改善したほか、円安で為替差益が増加した。
15日の終値は、前日比12円高の602円。
強気材料 ・シカゴ225先物清算値14110円、大阪比80円高 ・NYダウ続伸、納税絡みの売り一服し上昇に転じる ・米半導体SOX指数、続伸 ・米インテル、1-3月期決算を受けて時間外で堅調推移 ・米ヤフー、1-3月期決算を受けて時間外で急伸 ・ドル/円、円高一服(101円81-84銭) ・ユーロ/円、円高一服(140円66-70銭)
弱気材料 ・ウクライナ東部、親ロ派排除へ軍投入で緊張感高まる ・米4月NY連銀製造業景気指数、1.29と市場予想を下回る ・米4月NAHB住宅市場指数、47と市場予想を下回る ・欧州株式市場、ウクライナ情勢の緊迫化で独DAX指数など大幅下落 ・独4月ZEW景気期待指数、43.2と市場予想を下回る ・NY金反落、中国経済への懸念などで売り先行 ・LMEニッケル、反落 ・バルチック海運指数、16日続落 ・東証REIT指数、反落 留意事項 ・海運大手、欧米向け荷動き回復で今期業績は揃って改善へ ・4月月例報告、消費落ち込み懸念で景気判断を下方修正へ ・政府、住宅購入資金の贈与税の非課税枠を延長 ・法人税引き下げ、自民党税調がけん制 ・シャープ<6753>、今期営業利益は前期推定比で横ばいの1000億円前後との観測 ・NY原油先物、反落(1バレル=103.75ドル) ・米長期金利、低下(10年債利回り2.634%) ・長期金利、低下(10年債利回り0.600%) ・第89回信託大会、日銀の黒田総裁があいさつ ・中国1-3月期国内総生産(GDP) ・中国3月鉱工業生産指数 ・中国3月小売売上高 ・中国3月固定資産投資(都市部) ・英3月失業率 ・ユーロ圏3月消費者物価指数 ・米MBA住宅ローン申請指数(先週) ・米3月住宅着工件数、住宅着工許可件数 ・米3月鉱工業生産指数 ・米3月設備稼働率 ・米イエレンFRB議長がニューヨーク経済クラブで講演 ・米地区連銀経済報告(ベージュブック) ・米決算、バンク・オブ・アメリカ、IBM、サンディスク、グーグル [サポート&レジスタンス] 終値 13997 5日移動平均 14093 標準偏差+2σ 15247 先行スパンB 15158 100日移動平均 15097 先行スパンA 14766 200日移動平均 14617 基準線 14576 25日移動平均 14554 転換線 14525 レジスタンス(2) 14149 レジスタンス(1) 14073 ピボット 14021 サポート(1) 13945 サポート(2) 13893 標準偏差−2σ 13861
ユーロ/ドル 終値 1.3814/16
始値 1.3798/99
前営業日終値 1.3819/21
30年債
米東部時間17時05分 102*31.50=3.4636%
前営業日終盤 102*15.00=3.4910%
10年債
米東部時間17時05分 101*01.00=2.6301%
前営業日終盤 100*27.50=2.6500%
5年債
米東部時間17時05分 100*00.50=1.6217%
前営業日終盤 100*01.75=1.6134%
2年債
米東部時間17時05分 100*00.25=0.3710%
前営業日終盤 100*00.25=0.3710%
ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>
終値 16262.56(+89.32)
前営業日終値 16173.24(+146.49)
ナスダック総合<.IXIC>
終値 4034.16(+11.47)
前営業日終値 4022.69(+22.96)
S&P総合500種<.SPX>
終値 1842.98(+12.37)
前営業日終値 1830.61(+14.92)
COMEX金(6月限)(ドル/オンス)
終値 1300.3(‐27.2)
前営業日終値 1327.5(+8.5)
COMEX銀(5月限)(セント/オンス)
終値 1948.9(‐52.1)
前営業日終値 2001.0(+6.4)
北海ブレント原油先物(5月限)(ドル/バレル)
終値 108.74(‐0.33)
前営業日終値 109.07(+1.74)
米WTI原油先物(5月限) (ドル/バレル)
終値 103.75(‐0.30)
前営業日終値 104.05(+0.31)
TR/CC‐CRB指数(ポイント)<.TR●●RB>
終値 309.2386(‐1.8525)
前営業日終値 311.0911(+1.7048)
<為替> ドルがユーロに対して一時上昇したが、その後伸び悩んだ。ウクライナ情勢が緊迫し米国債利回りが低下した影響で、ドル買いが後退した。
ウクライナ政府が東部で親ロシア派武装勢力に対する強制排除に乗り出し、ロシアはウクライナが内戦の瀬戸際にあると宣言した。
このため米国債に逃避買いが入って利回りが低下し、ドルの需要が減退した。
欧州中央銀行(ECB)幹部からはここ数日、デフレ阻止のために追加金融緩和に踏み切る可能性を示す発言が相次いでいたが、その影響が薄れてきたこともユーロを下支えした。ユーロは、ドイツの欧州経済センター(ZEW)が発表した4月の独ZEW景気期待指数が下落したため下げる場面があったが、その後持ち直した。
<債券> ウクライナ情勢をめぐる緊張が高まったことを受け、安全資産とされる米国債に買いが入った。朝方発表された4月のニューヨーク州製造業業況指数が低下したことも買いにつながった。
ウクライナ政府がこの日、東部で警察署や行政庁舎を占拠している親ロシア派武装勢力に対する強制排除に乗り出したことで、地政学的リスクが高まった。
4月のニューヨーク州製造業業況指数はプラス1.29と、前月のプラス5.61から低下。前年11月以来の低水準となった。3月の米消費者物価指数(CPI)統計では、総合指数が前月比0.2%上昇となり、2月の0.1%から加速。これを受け、短期債利回りが上昇する場面もあった。
<株式> 不安定な展開となったが続伸して終了。コカコーラ<KO.N>やジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)<JNJ.N>の底堅い決算が株価を押し上げた。一方、引き続きモメンタム株が売られ、ナスダックの上値は重かった。
主要な3指数はいずれも売りが先行し、午後になって持ち直す展開となった。好決算を発表した銘柄が上昇する一方で最近アウトパフォームしていた銘柄が下げており、投資家は成長株から資金を引き揚げて値ごろ感のある銘柄に移しているとみられる。
米飲料大手コカ・コーラは3.7%高。四半期決算で売上高が市場予想を上回ったことが好感された。販売は欧州で落ち込み、北米は横ばいだったが、中国が堅調だった。
<金先物> 対ユーロでのドル高や、利食い売りなどで急落。グッドフライデーを控えて、持ち高調整の売りもあったという。
<米原油先物> ユーロ安・ドル高や米原油在庫の増加観測などを背景に3日ぶりに反落。米エネルギー情報局(EIA)が翌日に発表する週報で、原油在庫が前週比180万バレル増(ロイター調査)と見込まれていることも相場を下押した。さらに、リビアの原油輸出港の操業再開期待も引き続き圧迫材料。
15日の米国株式市場は不安定な展開となったが、続伸して終了した。コカコーラ<KO.N>やジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)<JNJ.N>の底堅い決算が株価を押し上げた。
一方、引き続きモメンタム株が売られ、ナスダックの上値は重かった。
米飲料大手コカ・コーラは3.7%高。四半期決算で売上高が市場予想を上回ったことが好感された。販売は欧州で落ち込み、北米は横ばいだったが、中国が堅調だった。
ジョンソン・エンド・ジョンソンは2.1%上昇。決算が予想を上回り、通年の利益見通しも引き上げた。
半面、電気自動車大手テスラ・モーターズ<TSLA.O>は2.1%安、オンライン動画配信大手ネットフリックス<NFLX.O>は1.6%下落。医療機器メーカーのインテュイティブ・サージカル <ISRG.O>は1.9%下げた。
主要な株主からの買収提案の拒否を発表した家具リース・販売のアーロンズ<AAN.N>は4%下落。
特殊プリンター・メーカーのゼブラテクノロジーズ<ZBRA.O>は、米通信機器大手モトローラ・ソリューションズ<MSI.N>の企業向け事業を34億5000万ドルの現金で買収すると発表。モトローラ・ソリューションズは0.6%、ゼブラテクノロジーズは10.1%それぞれ下落した。
主要な3指数はいずれも売りが先行し、午後になって持ち直す展開となった。好決算を発表した銘柄が上昇する一方で最近アウトパフォームしていた銘柄が下げており、投資家は成長株から資金を引き揚げて値ごろ感のある銘柄に移しているとみられる。
キー・プライベート・バンクのチーフ投資ストラテジスト、ブルース・マケイン氏は「市場は安定を試みており、投資家は業績や株価が落ち着いている質の高い銘柄を物色している」と指摘。「午後の相場の動きはこのような質への逃避の一環だ」と述べた。
バーリング・アセット・マネジメントの北米アセットアロケーションのヘッド、ヘイエス・ミラー氏は、市場は調整局面にあり、昨年大幅に値上がりした高成長銘柄は値固めに入るとの見通しを示した上で、ディフェンシブ銘柄は上昇しており、「相場下落は限定的なものにとどまる」とした。
上昇銘柄の比率はニューヨーク証券取引所が約58%、ナスダックが約50%。
BATSグローバル・マーケッツのデータによると、米国の全株式市場の出来高は約76億2000万株と、今月平均の68億7000万株を上回った。
ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>
終値 16262.56(+89.32)
前営業日終値 16173.24(+146.49)
ナスダック総合<.IXIC>
終値 4034.16(+11.47)
前営業日終値 4022.69(+22.96)
S&P総合500種<.SPX>
終値 1842.98(+12.37)
前営業日終値 1830.61(+14.92)
<6501> 日立製作所 727 +11 寄り付き後は一時乱高下する場面もあったが、その後もしっかりの展開となってい る。クレディ・スイス(CS)では投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォ ーム」に格上げ、目標株価も735円から920円に引き上げている。構造改革の成果が営 業外収支の改善に現れてきたこと、バリュエーションの割安感などを評価と。また、 テクノロジーセクターの中では、同社のように今年度業績への安心感のある銘柄が選 好されやすい局面とも判断している。 <4755> 楽天 1213 -37 売り先行。クレディ・スイス(CS)では投資判断を「アウトパフォーム」から「ニ ュートラル」に格下げ、目標株価は1400円を継続としている。スマホの普及率が50% に達して数量効果が徐々に薄れてくること、積極的なキャンペーン効果の反動などか ら、今後のEコマースの成長率は巡航速度に向かうと判断しているようだ。また、C Sではヤフー<4689>の投資判断も、スマホの数量効果一巡を見る局面として、同様に 格下げしている。なお、米国市場でネット関連株に対する売り圧力が継続しているこ とも上値抑制要因に。 <4992> 北興化学工業 336 +26 急伸。前日に発表した第1四半期決算が買い材料視されている。営業利益は10.9億円 で前年同期比5.6倍となり、通期予想の10億円を上回る水準となっている。売上高が 約3割の増加となり、収益の拡大に直結する格好へ。流通在庫の減少に加え、消費税 率引上げ前の駆け込み需要により、水稲用除草剤や水稲育苗箱処理剤などの国内受注 が増加しているもよう。通期業績の大幅上振れ期待などが先行する状況に。
<7718> スター精密 1266 +82 大幅高。前日に決算説明会が開催されており、あらためて足元の良好なファンダメン タルズを評価する動きが強まっているもようだ。1-3月期は工作機械受注、小型プリ ンタの販売台数などがリーマンショック後の最高水準となっており、会社計画上振れ 期待などにつながっているようだ。また、株主資本配当率の引き上げ目標などもポジ ティブに捉えられる。 <7936> アシックス 1923 +67 買い優勢。野村では投資判断を新規に「バイ」、目標株価を2500円としている。デザ イン強化戦略によりグローバルでの中期的業績成長が見込まれると判断しているもよ う。コア商品のランニングシューズは、デザイン性向上などで一般利用が拡がってい ると考えており、こうした一般化は、収益基盤拡大や知名度向上を通じ、事業領域や 展開地域の拡大に有利に働くと指摘している。 <9684> スクエニHD 1728 -61 さえない。JPモルガン(JPM)では、ガイダンスリスクには例年以上の注意が必 要と指摘している。「ドラクエモンスターズ スーパーライト」の前提引き下げなど により、15.3期営業利益は従来の194億円から135億円に減額修正しているもよう。市 場コンセンサスは170億円レベルの水準である。さらに、会社ガイダンスは想定以上 に保守的になる可能性とし、前期並みの水準になる可能性も否定できないと。なお、 前期の市場予想は110億円レベルとなっている。 <6336> 石井表記 322 +80 ストップ高比例配分。インクジェット製法による全固体型セラミックス二次電池を共 同開発と発表、買い材料視されている。従来の二次電池の欠点である電解液の液漏れ や異常加熱の危険性などを固体化することによって回避する画期的な蓄電素子である もよう。市場のテーマ性の高い二次電池関連として、新たにクローズアップされる状 況に。中長期的な業績寄与などに対する期待感も先行。
<3608> TSIHD 691 +66 急伸。昨日、前2月期の決算を発表している。実績経常利益は14.3億円で前期比45% 増益、従来予想の2億円を大きく上回る着地となった。今期は38億円で同2.7倍の見通 し、四季報予想の10億円などを大きく上回る水準でインパクトが強まる格好に。前期 の上振れは、セール商戦の上振れに加えて、為替差益の増加や貸倒引当金繰入額の減 少などが寄与した。また、同時に発表した3月の既存店売上高は、前年同月比10.8% 増と好発進となっている。 <8170> アデランス 1213 +85 上げ目立つ。前日に前2月期の決算を発表、営業利益は36.2億円で前期比1.6%増益、 従来予想の41億円を下振れる着地に。今期は41億円で同13.4%増益の見通しとしてい る。北米事業の遅れや米社買収に伴う償却負担増などが前期下振れの背景に。一方、 中期計画を発表、最終年度の17.2期営業利益は63億円、年率2ケタ成長を予想してい る。さらに、今期の配当金は15円を予想、前期の10円から大幅増配を予想しており、 株主還元策の強化としてポジティブに捉えられているようだ。 <7599> ガリバー 795 +56 大幅反発。先週末に決算を発表、実績は大幅増収増益決算、見通しも2ケタ増益とな っているが、昨日は短期的な出尽くし感が先行する形となった。本日は一転して再評 価の流れが優勢に。大和では、今期業績は会社計画並みを想定しているが、積極出展 の効果によって来2月期は大幅増益となる営業利益114億円を予想、07.2期の過去最高 益更新を見込んでいるようだ。目標株価を950円まで引き上げている。 <1802> 大林組 602 +12 切り返す。場中に前期業績予想の上方修正を発表している。営業利益は事前予想の 240億円から320億円に増額修正、建設事業や不動産事業における利益率の改善が業績 上振れの背景のようだ。市場コンセンサスも250億円レベルと会社計画線であり、想 定以上の収益改善をストレートにプラス材料視する動きも優勢に。
<6501> 日立製作所 727 +11 寄り付き後は一時乱高下する場面もあったが、その後もしっかりの展開となってい る。クレディ・スイス(CS)では投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォ ーム」に格上げ、目標株価も735円から920円に引き上げている。構造改革の成果が営 業外収支の改善に現れてきたこと、バリュエーションの割安感などを評価と。また、 テクノロジーセクターの中では、同社のように今年度業績への安心感のある銘柄が選 好されやすい局面とも判断している。 <4755> 楽天 1213 -37 売り先行。クレディ・スイス(CS)では投資判断を「アウトパフォーム」から「ニ ュートラル」に格下げ、目標株価は1400円を継続としている。スマホの普及率が50% に達して数量効果が徐々に薄れてくること、積極的なキャンペーン効果の反動などか ら、今後のEコマースの成長率は巡航速度に向かうと判断しているようだ。また、C Sではヤフー<4689>の投資判断も、スマホの数量効果一巡を見る局面として、同様に 格下げしている。なお、米国市場でネット関連株に対する売り圧力が継続しているこ とも上値抑制要因に。 <4992> 北興化学工業 336 +26 急伸。前日に発表した第1四半期決算が買い材料視されている。営業利益は10.9億円 で前年同期比5.6倍となり、通期予想の10億円を上回る水準となっている。売上高が 約3割の増加となり、収益の拡大に直結する格好へ。流通在庫の減少に加え、消費税 率引上げ前の駆け込み需要により、水稲用除草剤や水稲育苗箱処理剤などの国内受注 が増加しているもよう。通期業績の大幅上振れ期待などが先行する状況に。
<7718> スター精密 1266 +82 大幅高。前日に決算説明会が開催されており、あらためて足元の良好なファンダメン タルズを評価する動きが強まっているもようだ。1-3月期は工作機械受注、小型プリ ンタの販売台数などがリーマンショック後の最高水準となっており、会社計画上振れ 期待などにつながっているようだ。また、株主資本配当率の引き上げ目標などもポジ ティブに捉えられる。 <7936> アシックス 1923 +67 買い優勢。野村では投資判断を新規に「バイ」、目標株価を2500円としている。デザ イン強化戦略によりグローバルでの中期的業績成長が見込まれると判断しているもよ う。コア商品のランニングシューズは、デザイン性向上などで一般利用が拡がってい ると考えており、こうした一般化は、収益基盤拡大や知名度向上を通じ、事業領域や 展開地域の拡大に有利に働くと指摘している。 <9684> スクエニHD 1728 -61 さえない。JPモルガン(JPM)では、ガイダンスリスクには例年以上の注意が必 要と指摘している。「ドラクエモンスターズ スーパーライト」の前提引き下げなど により、15.3期営業利益は従来の194億円から135億円に減額修正しているもよう。市 場コンセンサスは170億円レベルの水準である。さらに、会社ガイダンスは想定以上 に保守的になる可能性とし、前期並みの水準になる可能性も否定できないと。なお、 前期の市場予想は110億円レベルとなっている。 <6336> 石井表記 322 +80 ストップ高比例配分。インクジェット製法による全固体型セラミックス二次電池を共 同開発と発表、買い材料視されている。従来の二次電池の欠点である電解液の液漏れ や異常加熱の危険性などを固体化することによって回避する画期的な蓄電素子である もよう。市場のテーマ性の高い二次電池関連として、新たにクローズアップされる状 況に。中長期的な業績寄与などに対する期待感も先行。
<3608> TSIHD 691 +66 急伸。昨日、前2月期の決算を発表している。実績経常利益は14.3億円で前期比45% 増益、従来予想の2億円を大きく上回る着地となった。今期は38億円で同2.7倍の見通 し、四季報予想の10億円などを大きく上回る水準でインパクトが強まる格好に。前期 の上振れは、セール商戦の上振れに加えて、為替差益の増加や貸倒引当金繰入額の減 少などが寄与した。また、同時に発表した3月の既存店売上高は、前年同月比10.8% 増と好発進となっている。 <8170> アデランス 1213 +85 上げ目立つ。前日に前2月期の決算を発表、営業利益は36.2億円で前期比1.6%増益、 従来予想の41億円を下振れる着地に。今期は41億円で同13.4%増益の見通しとしてい る。北米事業の遅れや米社買収に伴う償却負担増などが前期下振れの背景に。一方、 中期計画を発表、最終年度の17.2期営業利益は63億円、年率2ケタ成長を予想してい る。さらに、今期の配当金は15円を予想、前期の10円から大幅増配を予想しており、 株主還元策の強化としてポジティブに捉えられているようだ。 <7599> ガリバー 795 +56 大幅反発。先週末に決算を発表、実績は大幅増収増益決算、見通しも2ケタ増益とな っているが、昨日は短期的な出尽くし感が先行する形となった。本日は一転して再評 価の流れが優勢に。大和では、今期業績は会社計画並みを想定しているが、積極出展 の効果によって来2月期は大幅増益となる営業利益114億円を予想、07.2期の過去最高 益更新を見込んでいるようだ。目標株価を950円まで引き上げている。 <1802> 大林組 602 +12 切り返す。場中に前期業績予想の上方修正を発表している。営業利益は事前予想の 240億円から320億円に増額修正、建設事業や不動産事業における利益率の改善が業績 上振れの背景のようだ。市場コンセンサスも250億円レベルと会社計画線であり、想 定以上の収益改善をストレートにプラス材料視する動きも優勢に。
1504GMT 14日終盤
ユーロ/ドル<EUR=> 1.3821 1.3818
ドル/円<JPY=> 101.62 101.82
ユーロ/円<EURJPY=> 140.45 140.76
15日終値 前営業日終値
株 FT100 6541.61(‐ 42.15) 6583.76
クセトラDAX 9173.71(‐165.46) 9339.17
金 現物午後値決め 1298.00 1325.75
*GMT:16時27分
先物清算値
3カ月物ユーロ(6月限) 99.72 (+0.00) <FEIM4>
独連邦債2年物(6月限) 110.50 (+0.06) <FGBSM4><0#FGBS:>
独連邦債5年物(6月限) 125.86 (+0.31) <FGBMM4><0#FGBM:>
独連邦債10年物(6月限) 144.55 (+0.67) <FGBLM4><0#FGBL:>
独連邦債30年物(6月限) 130.76 (+1.20) <FGBXM4><0#FGBX:>
現物利回り
独連邦債2年物 0.126 (0.158) <DE2YT=TWEB><0#DE2YT=TWEB>
独連邦債5年物 0.535 (0.594) <DE5YT=TWEB><0#DE5YT=TWEB>
独連邦債10年物 1.471 (1.528) <DE10YT=TWEB><0#DE10YT=TWEB>
独連邦債30年物 2.354 (2.408) <DE30YT=TWEB><0#DE30YT=TWEB>
<為替> ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁によるユーロがさらに上昇すれば追加緩和策が必要になるとの発言が消化されるに従い、ドルが対ユーロで上げ幅を縮小した。
ドラギ総裁は12日の記者会見で「為替相場が上昇すれば、追加の金融緩和が必要になる。現在のような緩和的な政策スタンスを維持したければ、ユーロ高が進行した場合には、一段の金融刺激策が必要」と発言。これまでで最も強い口調でデフレ回避に向けた決意の表明したと受け止められていた。
3月の米消費者物価指数(CPI)では、総合指数とコア指数がともに前月比0.2%上昇。ともに前月の0.1%から加速した。ただ、外為相場には大きな影響はなかった。
ユーロ/ドルは0.05%高の1.3828ドル。ドル/円は0.18%安の101.63円。ドル指数<.DXY>は0.04%低下している。
<株式> ロンドン株式市場は反落し、終値としては3週間ぶりの安値をつけた。需要減速懸念から鉱山株の売りが優勢となったほか、ウクライナ情勢や企業決算をめぐる懸念が市場心理を圧迫した。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は42.15ポイント(0.64%)安の6541.61。終値としては3月24日以来の安値となった。
中国が発表した3月のマネーサプライM2の伸び率が過去10年余りで最低の伸びにとどまったことを受け、鉱山株<.FTNMX1770>が売られ、FT100種総合の下落分の約25%を占めた。
リオ・ティント<RIO.L>は3.1%安。悪天候の影響でオーストラリアとカナダでの鉄鉱石出荷量が減少したことを嫌気した。
ビール醸造世界第2位のSABミラー<SAB.L>も2.3%下落した。通年売上高がさえず、利益確定売りが出た。
欧州株式市場は反落。ウクライナ情勢緊迫化をめぐる懸念に加え、スイス食品大手ネスレ<NESN.VX>など大手企業の一部が発表した決算が思わしくないことで、売りが膨らんだ。
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