<為替> ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁によるユーロがさらに上昇すれば追加緩和策が必要になるとの発言が消化されるに従い、ドルが対ユーロで上げ幅を縮小した。
ドラギ総裁は12日の記者会見で「為替相場が上昇すれば、追加の金融緩和が必要になる。現在のような緩和的な政策スタンスを維持したければ、ユーロ高が進行した場合には、一段の金融刺激策が必要」と発言。これまでで最も強い口調でデフレ回避に向けた決意の表明したと受け止められていた。
3月の米消費者物価指数(CPI)では、総合指数とコア指数がともに前月比0.2%上昇。ともに前月の0.1%から加速した。ただ、外為相場には大きな影響はなかった。
ユーロ/ドルは0.05%高の1.3828ドル。ドル/円は0.18%安の101.63円。ドル指数<.DXY>は0.04%低下している。