4月のニューヨーク州製造業業況指数はプラス1.29と、前月のプラス5.61から低下。前年11月以来の低水準となった。3月の米消費者物価指数(CPI)統計では、総合指数が前月比0.2%上昇となり、2月の0.1%から加速。これを受け、短期債利回りが上昇する場面もあった。

<株式> 不安定な展開となったが続伸して終了。コカコーラ<KO.N>やジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)<JNJ.N>の底堅い決算が株価を押し上げた。一方、引き続きモメンタム株が売られ、ナスダックの上値は重かった。

主要な3指数はいずれも売りが先行し、午後になって持ち直す展開となった。好決算を発表した銘柄が上昇する一方で最近アウトパフォームしていた銘柄が下げており、投資家は成長株から資金を引き揚げて値ごろ感のある銘柄に移しているとみられる。

米飲料大手コカ・コーラは3.7%高。四半期決算で売上高が市場予想を上回ったことが好感された。販売は欧州で落ち込み、北米は横ばいだったが、中国が堅調だった。

<金先物> 対ユーロでのドル高や、利食い売りなどで急落。グッドフライデーを控えて、持ち高調整の売りもあったという。

<米原油先物> ユーロ安・ドル高や米原油在庫の増加観測などを背景に3日ぶりに反落。米エネルギー情報局(EIA)が翌日に発表する週報で、原油在庫が前週比180万バレル増(ロイター調査)と見込まれていることも相場を下押した。さらに、リビアの原油輸出港の操業再開期待も引き続き圧迫材料。