ヤフー<4689、株価 - チャート>についてクレディ・スイス証券では15日付で、投資判断を「アウトパフォーム」(強気)から「ニュートラル」(中立)に引き下げ、目標株価は460円から500円に引き上げている。
「スマホ普及率が50%に達し、数量効果が薄れてくることから、広告の成長率は巡航速度へ」とコメント。リッチアドやターゲティング商材など高付加価値化による単価上昇がアップサイドだが、顕在化には時間がかかるとみており、投資判断を引き下げたとしている。
また、13年10月に実施したEコマースの無料化・PCの検索連動型の堅調な伸びを反映し業績予想を修正。連結営業利益について、14年3月期1980億円(前期比6.3%増、従来2148億円、会社側計画は1960億5400万円)、15年3月期2210億円(従来2283億円)、16年3月期2450億円(同2391億円)と試算している。イー・アクセス買収による15年3月期への単純連結効果を反映しているものの、シナジーはいまだ不透明感が残ることから、16年3月期以降へのプラス効果は織り込まれていない。
15日の終値は、前日比3円高の461円。