<株式> ロンドン株式市場は反落し、終値としては3週間ぶりの安値をつけた。需要減速懸念から鉱山株の売りが優勢となったほか、ウクライナ情勢や企業決算をめぐる懸念が市場心理を圧迫した。

FT100種総合株価指数<.FTSE>は42.15ポイント(0.64%)安の6541.61。終値としては3月24日以来の安値となった。

中国が発表した3月のマネーサプライM2の伸び率が過去10年余りで最低の伸びにとどまったことを受け、鉱山株<.FTNMX1770>が売られ、FT100種総合の下落分の約25%を占めた。

リオ・ティント<RIO.L>は3.1%安。悪天候の影響でオーストラリアとカナダでの鉄鉱石出荷量が減少したことを嫌気した。

ビール醸造世界第2位のSABミラー<SAB.L>も2.3%下落した。通年売上高がさえず、利益確定売りが出た。

欧州株式市場は反落。ウクライナ情勢緊迫化をめぐる懸念に加え、スイス食品大手ネスレ<NESN.VX>など大手企業の一部が発表した決算が思わしくないことで、売りが膨らんだ。