古来より肝臓に良い食材として、インドや中国で使われて来ましたが、それ以外にも、その高いアンチエイジング効果が数多く明らかになっています。
インドでは、結婚式前に花嫁が全身にターメリックを使用したパックを施して特別な日に備えるそうですが、そのターメリックの美容効果のヒミツは、「クルクミン」という物質。
抗酸化作用が高く、老化の大きな原因である「活性酸素」を撃退して、身体とお肌を若々しく保ってくれます。
ショウガ科の植物で日本では「ウコン」と呼ばれています。
サフランはその花のめしべで、ほのかな、独特の上品な香りをもち、料理を黄色く色づけます。10gのサフランを得るには1500本以上の花が必要で、摘み取りからすべてが手作業で行われるなど、伝統的な製法にて製造されており高価なスパイスとなっています。
出典 サフラン
魚介の料理によく合うサフラン。
スペインのパエリヤ、フランスのブイヤベースでよく使用されています。
腹痛や下痢を和らげ、発汗、解熱作用があると言われている。また血液循環に効果があり、冷え性やむくみなどの防止にも。辛みと甘さを伴った香りが特徴で、お茶、お菓子のほか芋類とも相性◎。
毛細血管を刺激してくれるので、シミ・シワ・たるみ改善にも有効です。
ブラックペッパーはコショウ独特の刺激的な香りが心と身体を温めて、全身の活力を高めてくれる精油です。血行をよくして筋肉のコリをとり、スポーツの後の筋肉痛をやわらげるほか、消化機能を整えて代謝機能をアップするため、肥満を解消してくれるともいわれていますも香り同様、刺激が強いので、マッサージに用いる場合は低濃度で様子を見ながら使うようにします。インドや中国では4000年以上も前から泌尿器疾患や肝臓病の治療に、中世ヨーロッパでは強力な殺菌・消毒作用を活かして食料の長期保存に使われていました。ほかにもホワイトペッパー、グリーンペッパーがありますが、ブラックが香りも強く、ポピュラーです。
泌尿器疾患・肝臓病治療に使われていたなんて驚きですね!
韓国料理を食べると汗をかくのは、唐辛子の成分の「カプサイシン」が影響しています。
また、辛いものを食べると顔や頭に汗が出るのは「味覚性発汗」と呼ばれており、味覚性発汗とカプサイシンの汗は、同じ汗でも少し違います。
味覚性発汗は、食物を食べることで、唾液を多く出し、消化を助けるためにでる汗のことであり、一方、カプサイシンは、「脳」と「皮膚」にある温度受容器のニューロンを直接刺激することで汗をかかせるのです。
通常の外気温が高くなったときの発汗とカプサイシンによる汗の違いは、前者がまず皮膚温のセンサーが優先して反応しているのに対し、後者は、皮膚温のセンサーだけでなく、脳温のセンサーも同時に反応していることです。
また、この脳のセンサーが優位の場合には、交感神経の発汗指令だけでなく、副腎からアドレナリンというホルモンの分泌も促進させます。
ちなみにこのアドレナリンは、皮脂腺の新陳代謝を盛んにして、皮脂の分泌を高め、皮膚に油分を供給もしてくれます。
韓国料理には、レッドペッパーがたくさん使われており、よく食べています。
韓国人に肌がキレイな人が多いのは、よくレッドペッパーを食べているからだと分かります。
別名をジャマイカペッパーといい、今から500年以上も前の大航海時代に、あのコロンブスがジャマイカからヨーロッパに持ち帰ったとされています。
オールスパイスの産地は、アメリカ大陸の北半球から南半球、中南米が主な産地です。
使い方は幅広く、ハンバーグやソーセージなどの肉料理、ソースやジャムに加えられたり、デザートや果物にも使われ、「万能スパイス」とも呼ばれます。
・抗酸化作用が強い
・疲労回復
・利尿作用
・高血圧の予防
カルダモンはショウガ科の多年草で、生薬としてインドやスリランカ、グアテマラなどで広く栽培されています。葉は披針形をしていて、ミョウガに似ています。花は別々に出る花茎上に数花ずつ集ってつき、花色は白色で唇弁の周囲は黄色、中央は青色で白い筋があるのが特徴的です。
花には独特の芳香があり、高さは3mほどまで育ちます。生薬として利用されるほか、食品調味料や薬用シロップの香料としても利用されています。
・疲労回復
・美容効果
・動脈硬化・ガン予防
・ストレス解消
・骨粗しょう症予防
・高血圧予防
パクチーはビタミンが豊富に
含まれています。
●肌にハリ・ツヤを与えたり、
免疫力を高める「ビタミンC」
●口内炎・ニキビの予防と
改善に役立つ「ビタミンB2」
●老化や生活習慣病の
予防にいい「ビタミンE」
●疲労回復のビタミン「ビタミンB1」も
含まれています。
苦いですが、抗酸化力・デトックス効果は抜群です!
Shahid Sadoughi University of Medical Scienceの研究チームが、クミンのダイエット効果に関する実験をおこないました。実験では、肥満気味の女性88人をふたつのグループに分け、一方のチームにはクミンパウダー(小さじ1杯)を入れたヨーグルトを、もう一方のチームにはクミンパウダーなしのヨーグルトを1日2回、3ヶ月間に渡って食べてもらったそうです。その間、両チームともに栄養管理をおこない、これまでよりも約500kcalほど減らすようにしました。
すると、クミンパウダー組は約6kgの減量に成功し、クミンなし組は1.4kg減。クミンパウダーをとると、より大幅にダイエットできたということです。
ダイエット効果のあるクミン。一体どのような成分なのでしょうか?
クミンは、エジプト原産のセリ科の一年草です。別名でウマゼリ、キュマン、ジーラなどとも呼ばれています。古代エジプトの医学書に載っていたり、美容や薬用、まじない、料理などに使われていたりと、クミンは昔から現在に至るまで幅広い用途に使われてきた香辛料です。
現在の最大の輸出国はイランですが、南アジアやヨーロッパなどでも栽培されています。カレーの国インドでは必須の香辛料であり、ガラムマサラやチャツネなどの調味料にも使用されています。また、ヨーロッパや中近東などの料理にも使用されており、チーズやソーセージ、ピクルス、パンなどにも使用されることがあります。
インドやヨーロッパでは薬用として使用されていると言われています。
元々はカレーの香辛料なのですね。
- 1
- 2