独身女の個人株投資トレード

ukichi777a さん

2745 PV

ソフトバンク<9984、株価 - チャート>が4日続伸し、一時190円高の7430円まで買われている。同社は15日引け後、ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765、株価 - チャート>と共同で、フィンランドに設立するSPC(特別目的会社)を通じて、同国を拠点にモバイル向けゲームの事業を展開するスーパーセル社(ヘルシンキ)の議決権付き株式の51%を取得すると発表。また、16日付の日本経済新聞は、通信会社に端末を販売する米ブライトスターの買収で最終調整に入ったと報じた。積極的な企業買収を展開することを評価する動きとなった。

スーパーセル社の取得総額は15億3000万ドル(約1515億円)。SPCにソフトバンクが約12億2400万ドル(約1212億円、出資比率80%)、ガンホーが約3億600万ドル(約303億円、同20%)を出資し株式を取得する。株式取得後、スーパーセルはソフトバンクの子会社となる。またガンホーは買収を持分法適用関連会社とするため、スーパーセルの損益を持分法にて取り込む。

日本経済新聞は、同社が米ブライトスター株式の5割を先行して取得し、最終的に7割まで引き上げる方針とし、取得額は1000億円強としている。

同社は取引開始前に、ブライトスター社の買収について当社から発表したものではないとし、協議中だが現時点で決定した事実はないとしている。

午後零時50分時点の株価は、前日比140円高の7380円。

<2186> ソーバル 833 +18ソーバル<2186>は、ファームウェアの開発受託を主力業務にする、同分野で唯一の上場企業である。近年は業務系やウェブ系のソフト開発にも力を入れ、事業領域を拡大している。9月30日に発表した2014年2月期の第2四半期(3-8月)連結決算は、売上高でほぼ会社計画どおり、利益では上振れた。収益拡大の最重要要素である人材確保が順調なうえ、付加価値の高い開発案件が顧客から持ち込まれるケースも増加している。中長期的な成長戦略に関して、まずM&Aについては「1年に1件」を目標に取り組んでいる。次に人材確保に関しては、2014年末に技術者数1,000~1,200人体制を目指しており、3年後には100人の新卒採用目標も達成できそうである。さらに、派遣法改正や東京オリンピック開催に伴うソフト開発需要の拡大という環境面からの追い風も期待できる。2014年2月期を含めて今後数年間は2ケタ成長を持続する可能性が高いと予想。M&Aの進展次第では、飛躍的な成長も期待できよう。

<6409> キトー 1519 +19キトー<6409>は、建設現場や製造業の工場などで資材を持上げるために利用する「巻上機」(チェーンブロック、レバーブロックなど、マテリアルハンドリング(マテハン)機器)の国内トップメーカーである。グローバル展開も進んでおり、海外売上高が70%に達し、世界市場でもトップ5に入る。2014年3月期は売上高42,000百万円(前期比18.3%増)、営業利益3,600百万円(同43.4%増)、経常利益3,300百万円(同35.2%増)、当期純利益1,900百万円(同85.7%増)を見込んでいるが、為替レートが想定以上に円安となっていることもあり、達成可能と思われる。また、2016年3月期に売上高58,000百万円、営業利益7,000百万円、営業利益率12.0%(13年3月期7.1%)を目標とする中期経営計画を発表しているが、世界的に建設投資や設備投資が底堅く推移すれば、達成は充分可能であろう。M&Aも積極的に行う計画で、真のグローバル企業を目指して着実に成長が続いている。

<9963> 江守商事 1526 +113急伸。前日に発表した業績予想の上方修正が評価材料視される。上半期営業利益は従来予想の24億円から27億円に増額、前年同期比では2倍強の水準となる。中国子会社における食糧や金属資源などの販売が好調に推移したもよう。第1四半期決算時にも、18億円から24億円に大幅増額修正を行っており、プラスインパクトは強いもよう。PER水準の割安感なども意識される。

<3657> ポールHD 3075 +184大幅高、5月1日の上場来高値に急接近する展開となっている。いちよしではレーティング未付与ながらポジティブなレポートをリリース。新型ハードの発売に伴うデバッグ事業の拡大期待に加えて、ヤフーの新戦略に伴うeコマース市場の活性化期待などから、業績予想を上方修正へ。今1月期の営業利益は20億円から23億円に上方修正、会社計画の18.4億円を大幅に上回るとみているようだ。

オールアバウト<2454、株価 - チャート>が続急落。一時前日比72円安の488円まで売られ、9月26日の年初来安値518円を更新した。

15日引け後、14年3月期連結損益予想を下方修正し、最終損益予想をトントンに引き下げた。従来予想は前年同期比29.0%増の1億8000万円の黒字だった。

13年9月中間期(4-9月)連結業績は計画を下回り、最終損益は4700万円の赤字(前年同期は3100万円の黒字)となったもよう。従来予想は損益トントンだった。インターネット総合情報サイト「All About」への広告出稿が計画を下回ったほか、固定資産除却損などを計上した。

大東建託<1878、株価 - チャート>が6日続伸。一時前日比120円高の1万390円まで買われている。

15日引け後に、13年9月中間期(4-9月)業績が計画を上回り、連結営業利益が前年同期比30.9%増の487億4400万円になったもようだと発表した。従来予想は同2.1%増の380億円。下期に予定していた建設工事の前倒しを促進したことで完成工事高が増えた。14年3月期予想は変更していない。

<6079> エナリス 1306 +251大幅続伸となり、連日で上場来高値を更新している。外部環境の先行き不透明感が拭えない中で、新興市場の値動きの軽い中小型株への物色が強まっており、需給面主導での上値追いが続く格好に。なお、現時点で全市場の売買代金ランキングでは、トップがアドウェイズ<2489>、2位がガンホー<3765>、5位が同社と新興市場銘柄が上位に目立っている。

<8595> ジャフコ 5210 +190反発。金融庁では、ベンチャー企業の新規上場を促すため規制緩和に踏み切ると伝わっている。財務諸表や内部統制報告書といった報告書の提出を減らすなどで新興企業の上場を後押しするようだ。同社などのベンチャーキャピタルにとって、メリットにつながるとの見方が優勢となる。

<5020> JX 494 +11買い先行。今通期経常利益は3000億円、前年同期比9%減にとどまり、従来見通しを350億円下回る見通しとの観測報道が伝わっている。ガソリン需要の落ち込みから、原料高の価格転嫁が厳しくなっているもようだ。ただ、アナリストコンセンサスでは3100-3200億円程度の水準にあり、業績の下振れ懸念は大方織り込み済み。短期的なアク抜け感につながる格好のようだ。

日本M&Aセンター<2127、株価 - チャート>が反発。一時前日比230円高の7380円まで買われている。

16日午前9時30分に、13年9月中間期(4-9月)連結業績が計画を上回ったもようだと発表した。中間期は過去最高益となり、営業利益は前年同期比37.1%増の20億8000万円となったもよう。従来予想は同5.5%増の16億円。案件成約状況が終始堅調に推移した。

<6985> ユーシン 715 -65下落率トップ。前日に第3四半期の決算を発表、マイナス材料につながる格好へ。累計営業利益は前年同期比30.3%減の18.2億円、通期予想は据置としている。上半期実績は同24.0%減益であったが、6-8月期は同47.3%減と減益幅が拡大の格好に。上半期決算時に上方修正している通期予想の未達懸念などが強まる状況にも。

<6753> シャープ 283 -3売り先行。本日、公募・売出株の受渡期日となっており、公募株取得組などの利益確定売り圧力も強まる格好とみられる。公募価格は279円であった。ほか、需給イベントでは、前日にTOPIXリバランスで買い需要が発生してる一方、本日はMSCIのリバランスで2000万株弱のインデックス買いが見込まれている。

<2914> JT 3390 -130売り優勢。消費税増税後に値上げの方向で検討と報じられている。同社を含んだ国内たばこ大手3社では、来年4月の消費増税時に、値上げ幅を3%以内にとどめることで最終調整に入ったと伝わっている。財務省が3%になるような値上げを行うよう要請したもよう。5%程度の値上げを想定する向きが多かったと見られ、想定よりも小さい値上げ幅をネガティブ視する動きが先行のようだ。

<8170> アデランス 1287 -79アデランス<8170>は、創業以来、国内売上No.1を誇るウィッグ(かつら)のトップメーカーである。オーダーメイドウィッグ事業「アデランス」「FONTAINE byレディスアデランス」、レディメイドウィッグ事業「フォンテーヌ」、ヘアトランスプラント(毛髪移植)事業「ボズレー」の3ブランドを核に、ウィッグの製造販売、育毛サービス、ヘアトランスプラント事業などをグローバルに展開している。2013年4月に米国のウィッグ販売最大手であるヘアクラブ(HC)を買収。今後、米国でのウィッグ事業の急拡大が見込まれる。

15日の大引け後に発表した2014年2月期の上期(3-8月期)の連結業績は、売上高が前年同期比24.7%増の308.75億円、営業利益が同31.7%減の17.51億円、経常利益が同24.4%減の19.64億円、純利益が同15.7%増の27.05億円となった。

売上高については、国内でアデランス事業、フォンテーヌ事業とも増収だった一方、海外ではボズレー事業が現地通貨ベースで減収、海外ウィッグ事業が現地通貨ベースで増収となっている。うち約32億円は2013年4月に買収したHCが寄与した格好だ。

利益面については、まず営業利益に関して、新規顧客の獲得のため主にアデランス事業で広告宣伝費や販促費を増額したほか、円安の影響による海外事業での販管費増加、HCののれん償却や無形固定資産償却などにより、減益ながらほぼ想定線の着地となった。ちなみに四半期ベースの営業利益は、2011年第4四半期から11四半期連続で営業黒字となっている。経常利益に関しては、円安の影響で為替差益を4.5億円計上したため、経常減益ながら期初計画を上回って着地した。純利益に関しては、法人税等調整額が減少したうえ、米国で繰延税金資産を9.55億円計上した結果、期初計画を上回る前年同期比2ケタの増益となった。

なお、通期業績予想は4月に発表した期初計画を据え置き、売上高が前期比26.2%増の645.00億円、営業利益が同15.2%増の41.00億円、経常利益が同3.9%増の40.00億円、純利益が同9.1%増の36.00億円としている。

下期は、中期経営計画の最終年度でもある今期の業績予想の達成に向けて、国内事業では積極的な広告宣伝活動による新規顧客の増加と顧客サービスの強化による顧客の定着化を図る。また、海外事業ではシェア拡大による更なる収益基盤の確立に努める。

<1407> ウエストHD 1452 -80反落。前期営業利益は64.4億円となり、従来予想の61.7億円を上回って着地した。今期については、売上高が前期比39.6%増の736.1億円、営業利益が同31.3%増の84.6億円と大幅な増収増益見通しに。太陽光発電システム市場の拡大を背景とした業績拡大が続く見込みで、今期営業利益は四季報予想の66億円を上回る水準が計画されている。ただし、直近の株価上昇で事前の好決算期待も高かったとみられ、材料出尽くし感が意識される格好に。

<3668> コロプラ 2969 -1514日続落。本日は業績予想の修正が予定されているが、発表後の材料出尽くしに対する警戒感から売り優勢の展開となっている。また、スマホ専用クイズ&カードバトルRPG「クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ」が累計900万ダウンロードを突破したほか、スマホ向けアプリが累計5000万ダウンロードを突破したとも発表しているが反応は限定的に。

<9435> 光通信 6710 +150光通信<9435>は情報通信分野における日本有数の総合販売代理店。中小企業向けにOA機器、個人向けに携帯、通信回線、保険などを販売する。

9月30日開催の取締役会において、エムシープラスを株式交換で完全子会社化することを決議した。エムシープラスは100社以上のブランドが参加するファッションに特化したコンテンツやメディアの企画ならびに運用を行っており、ファッション企業のIT活用をサポートしている。株式交換の予定日は2014年1月1日で、エムシープラス0.235株に対して同社株1株を割り当てる。なお、株式交換により交付する株式は自社が保有する自己株式7,570株を充当する。

同日開催の取締役会において、スフィーダも株式交換で完全子会社化することを決議した。スフィーダは会員数約9万人、掲載医療施設数約2,600を有する医療と健康の総合ポータルサイト「ファインドクター(Fine Doctor)」を運営しており、医療機関や処方される薬などの検索から美容や健康に関する情報などを提供している。株式交換の予定日は2014年1月1日で、スフィーダ13.047株に対して同社株1株を割り当てる。なお、株式交換により交付する株式は自社が保有する自己株式21,526株を充当する。

エムシープラス、スフィーダの両社を完全子会社化することにより、同社グループが行う法人向けシステムソリューション事業に、ファッション業界・医療向けサービスが加わることで、経営資源や人材をより効率的に運営することが可能となる。今後、同事業の一層の強化、ならびに、同社グループの収益力の拡大に寄与していくだろう。

<9984> ソフトバンク 7380 +140続伸。世界の通信会社に端末などを販売する米ブライトスター、スマホゲームの世界大手であるフィンランドのスーパーセルを相次いで買収すると報じられている。買収額は2500億円超。スーパーセルの買収に関しては前日に会社側が発表している。相次ぐ大型買収に伴う資金負担増などへの懸念は残るものの、スマートフォン市場の取り込みに向けた積極策として、今後の一段の業容拡大を睨んでポジティブに捉える動きが先行している。

<3765> ガンホー 84100 +13200買い気配スタートで大幅反発。ソフトバンク<9984>と共同で、スマホ向けゲームの世界大手のスーパーセル社を買収すると発表したことが材料視されている。ソフトバンクが8割、同社が2割を出資する特別目的会社を通じて買収する見込み。同社とスーパーセルは共同販促のほか、ゲーム開発のノウハウを共有すると伝わっており、シナジー効果に期待感が先行へ。

<9831> ヤマダ電機 273 +11反発。前日には業績予想の下方修正、並びに、自社株買いの実施を発表している。通期営業利益は従来予想の459億円から274億円に下方修正。売上の未達、粗利益率の悪化などが業績下振れの背景に。一方、自社株買いは発行済み株式数の6.37%に当たる6000万株を上限としている。取得期間は本日から12月20日までを予定。需給改善期待が先行しているほか、下方修正は想定線であり、短期的な材料出尽くし感なども強まる状況とみられる。

川崎重工業<7012、株価 - チャート>は15日、兵庫県神戸市から「川崎式BK117C-2型 消防ヘリコプター」を受注したと発表。同機は、既存の消防ヘリコプターの更新機として神戸市消防局警防部航空機動隊に配備される見込み。

同社は、前週9日にも同型のヘリコプターを東邦航空(東京都江東区)向けに2機、セントラルヘリコプターサービス(愛知県豊山町)向けに1機の合計3機を受注している。

15日の終値は、前週末比6円高の416円。

<4689> ヤフー 515 0 下げ止まる。EC事業の新料金体系発表を受けて、短期的な収益悪化懸念から2日間 での下落率は一時14%にまで達していた。突っ込み警戒感が強まる中、前日には通販 サイトへの出店希望数が1日で約2万6千件に上ったと発表、反発のきっかけ材料につ ながっている。売り手の拡大に伴う「商品の品揃え」拡充といった流れを、評価する 動きも強まりつつあるようだ。 <3715> ドワンゴ 1940 +271 急伸。特に目立った材料は観測されないが、本日は医薬品や情報通信などディフェン シブ系の出遅れ銘柄でリバウンドが目立つものが多くなっている。また、みずほ証券 では中小型株マンスリーにおいて、注目銘柄の一つとして取り上げている。ニコニコ 生放送等よる社会基盤としての性格の強まり、スマートデバイスの普及による視聴機 会の拡がりで、「niconico」の商業的価値が高まっていく可能性としている。 <4574> 大幸薬品 1665 +66 大幅続伸、直近高値を更新して5月29日以来の高値水準に。前日に上半期の業績上方 修正を発表したことが買い材料に。営業利益は従来予想の11億円から14.2億円、前年 同期比2.6倍にまで増額している。感染管理事業の上振れが上方修正の主因、季節性 インフルエンザ等の感染症に備える小売店からの受注が例年よりも早まってきている ようだ。上半期見通しは8月19日に公表したばかりであり、短期間での大幅上方修正 にはモメンタムの強さが認識される格好へ。 <6217> 津田駒 158 -18 下落率2位。前日に第3四半期の決算を発表、累計営業損益は6.9億円の赤字となり、 通期では従来の6億円の黒字から4億円の赤字に下方修正している。6-8月期も黒字は 計上しているが、前半の落ち込みはカバーできずに通期では赤字継続へ。受注拡大な どによる収益急回復期待も残っていただけに、失望感が強まる状況となっている。 <4745> 東京個別 229 +15 急伸。前日に上半期の決算を発表、通期予想を上方修正しており、評価材料につなが る格好へ。通期営業利益は従来予想の9億円から11.8億円に増額修正している。新規 入会者数の大幅な増加、夏期講習会の好調などが背景に。さらに、当初計画を1年前 倒しで達成するための中期経営計画を発表したことも評価材料に。 <6963> ローム 3965 -175 売り優勢。前日に上半期業績予想の上方修正を発表しているが、短期的な出尽くし感 にもつながっているようだ。上半期の営業利益は94億円から100億円に、経常利益は 71億円から165億円に増額している。自動車関連やスマホ、タブレット市場向けなど が堅調推移したほか、円安推移に伴う為替差益の計上も経常益の押し上げ要因に。た だ、第1四半期の時点で経常利益は81.1億円を計上していたため、大幅な上方修正は 想定線との見方。いったんは出尽くし感が先行する流れとみられる。

<9793> ダイセキ 2027 +141 大幅高、5月8日の年初来高値を一気に更新へ。前日に発表した上半期決算を評価、営 業利益は前年同期比26.3%増益の36.4億円、先の上方修正値を上回る水準での着地と なっている。コアの産業廃棄物処理事業の回復・拡大、土壌汚染浄化などの子会社事 業の拡大加速、コンセンサス超過の利益拡大などを評価して、メリルリンチ(ML) では目標株価2100円で「買い」を継続している。 <9479> インプレス 143 +13 急伸。本日、ノーベル文学賞の受賞者が発表予定となっている。村上春樹氏なども有 力候補として取り沙汰されているもよう。日本人が受賞した場合は、関連銘柄が幅広 く物色されるとの見方から、出版ビジネスを手掛けている同社などにも思惑が先行。 株価水準の値頃感の強さ、値幅取り妙味の高まりやすさなども手掛かりに。なお、チ タン工<4098>、テイカ<4027>などのノーベル賞関連は、関連分野での日本人受賞者が なく、本日下げがきつい展開に。 <8233> 高島屋 880 +24 上げ幅広げる。後場に入って上半期の決算を発表している。営業利益は111.5億円で 前年同期比10.2%増、従来計画の102億円を上振れた。通期予想も280億円から290億 円に上方修正している。第1四半期は同3.6%増益であったため、6-8月期は増益率が 高まる状況となっている。国内百貨店が上振れたほか、シンガポール子会社も順調に 推移する格好へ。 <9831> ヤマダ電機 264 -4 さえない。メリルリンチ(ML)では投資判断を「買い」から「アンダーパフォー ム」まで一気に2段階格下げ、目標株価は550円から260円に引き下げへ。エコポイン トや地デジ反動などからの回復が近いと想定していたが、ネット小売業からのマージ ン圧力という構造要因も見え出し、中期的に収益性の大幅な改善は見込み難いとの見 方に変更している。来年4月以降は、消費増税前の駆け込み需要の反動、ネット小売 業との競争のさらなる激化を想定せざるを得ないと。 <9983> ファーストリテ 34550 -150 上値重い展開。本日決算発表を控えており、第3四半期の決算発表後に売られた経緯 から、警戒感も先行する格好と見られる。既存店売上高は順調推移ながら、単価下落 などによる粗利益率の低下が警戒される状況に。通期営業利益は前期比16.6%増の 1475億円を計画、市場予想は1430-1440億円となっている。

日経平均は3日続伸。終値ベースでは5営業日ぶりに14100円を回復した。米国債デフ ォルトへの懸念がくすぶるなか、今晩行われるオバマ大統領と共和党指導部による会 合での協議進展への期待が高まった。円相場が円安傾向で推移していることも安心感 に。医薬品が上昇率トップとなるなど、これまで売り込まれていたセクターや銘柄な どを中心に、買い戻しや見直し買いの流れが強まった。 大引けの日経平均は前日比156.87円高の14194.71円。東証1部の売買高は22億5097万 株、売買代金は1兆7929億円。売買代金の1兆8000億円割れは9月12日(1兆7449億円) 以来、約1ヶ月ぶりの薄商い。業種別では、医薬品のほか、食料品、海運、輸送用機 器、精密機器、その他製品、小売が堅調。一方、非鉄金属、その他金融、銀行、鉄鋼 が小安かった。 個別では前日に5%を超える下落をみせたソフトバンク<9984>が反発。引け後に決算 発表を控えていたファーストリテイリング<9983>は警戒感から弱い値動きに。決算発 表が本格化するなか、東京個別<4745>、大幸薬品<4574>、ITメディア<2148>など、好 決算や上方修正を発表した企業への物色が目立つ。そのほか、ヤフー<4689>のネット 戦略転換をキッカケに、この日もネット関連への物色が活発だった。

東京株式市場で日経平均は3日続伸した。終値は前日比156円高で10月3日以来1週間ぶりに1万4100円台を回復した。米財政協議進展への期待感から前日の米ダウ<.DJI>が上昇したうえ、外為市場で1ドル97円台後半へと円安が進んだことが手がかりとなった。

8月機械受注の上振れも支援材料になったとみられている。投資家のリスク回避姿勢は和らいでいるものの、米国の政治的な妥協が成立したわけではなく、買い一巡後は高値圏でもみあう展開となった。東証1部売買代金は約1.8兆円と低調だった。

オバマ米大統領が9日、難航している財政協議の決着を目指し、下院議員との直接協議を通じた説得に着手したことなどを受け、株式市場は事態打開への期待感を織り込み始めている。為替に連動する形で売られていたトヨタ自動車<7203.T>など主力輸出株が、ドル/円の戻りとともに買い戻されたほか、武田薬品工業<4502.T>、ファナック<6954.T>、三菱商事<8058.T>など時価総額の大きい優良株への買いが目立った。米国の政治的な混乱が収束に向かえば、当面の懸念材料は見当たらないとの見方から一部の海外実需勢が大型優良株に買いを入れたとみられている。医薬品、食料品など信用取引の高値期日が接近し、先行き需給改善が見込める銘柄を物色する動きも出た。

ただ、米政府のデフォルト(債務不履行)回避への期限が迫るなか、財政協議をめぐる不透明感は払しょくされず、投資家は半身の構えを崩していない。市場では「海外投資家も割安圏は拾うが上値には慎重だ。売買高が膨らんでいるわけでもない。一段の上値を試すには為替が1ドル100円を超えるなど円安が鮮明化することが条件になりそう」(ソシエテ・ジェネラル証券ディレクターの小原章弘氏)との声が出ていた。

個別銘柄では、高島屋<8233.T>が後場一段高。10日に発表した2013年3―8月期の連結営業利益が前年同期比10.2%増の111億円と好調だったことが評価された。2014年2月期の連結営業利益予想も上方修正した。半面、ローム<6963.T>は反落。9日に2013年9月中間期の連結営業利益予想を上方修正したが、月次売上状況などから上方修正は織り込み済みとなっており、短期的な材料出尽くし感が出た。

東証1部騰落数は、値上がり1115銘柄に対し、値下がりが496銘柄、変わらずが141銘柄だった。

(河口浩一)

日経平均<.N225>

終値      14194.71 +156.87

寄り付き    14097.62

安値/高値   14077.03─14200.31

東証出来高(万株) 225097

TOPIX<.TOPX>

終値       1177.95 +11.05

寄り付き     1170.18

安値/高値    1167.55─1177.95

東証売買代金(億円) 17929.96

<9983> ファーストリテ 34550 -200上値重い展開。本日決算発表を控えており、第3四半期の決算発表後に売られた経緯から、警戒感も先行する格好と見られる。既存店売上高は順調推移ながら、単価下落などによる粗利益率の低下が警戒される状況に。通期営業利益は前期比16.6%増の1475億円を計画、市場予想は1430-1440億円となっている。

10日後場の日経平均株価は前日比156円87銭高の1万4194円71銭と3日続伸。ほぼ高値引けとなった。後場寄りは、買い材料不足などから伸び悩む場面もみられたが、中盤から円安基調や株価指数先物への断続的な買いを背景に高値圏で推移。午後2時過ぎに急速に伸び悩む場面もみられたが、その後、引けにかけて再び強調展開となり、大引け間際には同162円47銭高の1万4200円31銭を付けた。東証1部の出来高は22億5097万株。売買代金は1兆7929億円。騰落銘柄数は値上がり1115銘柄、値下がり496銘柄、変わらず141銘柄。

市場からは「米財政問題が浮上してから足元までの下落率は日経平均が世界でも突出している。米財政協議の進展期待もあり、下げすぎた反動から買い戻しが入った。ただ、やや見切り発車的でもある。今晩の米国での協議が進展すればあすも買いが続きそうだが、そうでなければ、利益確定売りが出てもおかしくない」(中堅証券)との声が聞かれた。

業種別では、武田薬<4502、株価 - チャート>、アステラス薬<4503、株価 - チャート>など医薬品株、明治HD<2269、株価 - チャート>、キリンHD<2503、株価 - チャート>など食品株、郵船<9101、株価 - チャート>、商船三井<9104、株価 - チャート>など海運株が東証業種別株価指数で値上がり率上位。個別では、14年2月期単体業績予想を引き上げた東京個別<4745、株価 - チャート>、13年8月中間期連結が2ケタ増収増益のダイセキ<9793、株価 - チャート>のほか、ドワンゴ<3715、株価 - チャート>、インプレス<9479、株価 - チャート>、TSI HD<3608、株価 - チャート>などが東証1部値上がり率上位。午後1時に14年2月期連結業績予想を引き上げた高島屋<8233、株価 - チャート>も買われた。

半面、三井金属<5706、株価 - チャート>、住友鉱<5713、株価 - チャート>など非鉄株、アイフル<8515、株価 - チャート>、オリックス<8591、株価 - チャート>などその他金融株、三菱UFJ<8306、株価 - チャート>、三住トラスト<8309、株価 - チャート>など銀行株が値下がり率上位。個別では、13年11月期の一転赤字見通しが嫌気された津田駒<6217、株価 - チャート>、13年9月中間期連結予想を引き上げも利益確定売りが先行したローム<6963、株価 - チャート>のほか、チタン工業<4098、株価 - チャート>、テイカ<4027、株価 - チャート>の酸化チタン関連株やデイシイ<5234、株価 - チャート>、ぐるなび<2440、株価 - チャート>などが値下がり率上位となった。

なお、東証業種別株価指数は全33業種中、29業種が上昇した。

<2483> 翻訳センター 4990 +365大幅続伸で7営業日ぶりに5000円を回復。東京五輪関連物色のなか、9月17日には7800円までの急伸をみせていた。その後は調整トレンドが続くなか、25日線を割り込んでいたこともあり、仕切り直しのタイミングとなっている。短期筋の値幅取り狙いの資金が中心とみられるが、調整幅が大きかったこともあり、まずは、マド埋めとなる6000円辺りが意識されそうだ。

ダイセキ環境ソリューション<1712、株価 - チャート>が3日続伸。一時67円高の1931円まで買われ、3日に付けた株式分割後の高値1880円を更新した。9日引け後、13年8月中間期(3-8月)の連結決算を発表。大幅な増益を達成し、材料視された。

中間期決算は、売上高48億700万円(前年同期比27.3%増)、営業利益5億4300万円(同81.0%増)、純利益2億9600万円(同89.0%増)だった。主力の土壌汚染調査・処理事業で、営業体制の強化や新たな需要の開拓などを進めたことが奏功、不動産市場の回復も寄与した。

14年2月期予想は、売上高98億円(前期比30.5%増)、営業利益10億900万円(同70.5%増)、純利益5億4800万円(同83.4%増)を据え置いている。通期業績予想に対する中間期業績の進ちょく率は、営業利益で53.8%、純利益で54.0%となっている。

午後1時55分時点の株価は、前日比44円高の1908円。