<2186> ソーバル 833 +18ソーバル<2186>は、ファームウェアの開発受託を主力業務にする、同分野で唯一の上場企業である。近年は業務系やウェブ系のソフト開発にも力を入れ、事業領域を拡大している。9月30日に発表した2014年2月期の第2四半期(3-8月)連結決算は、売上高でほぼ会社計画どおり、利益では上振れた。収益拡大の最重要要素である人材確保が順調なうえ、付加価値の高い開発案件が顧客から持ち込まれるケースも増加している。中長期的な成長戦略に関して、まずM&Aについては「1年に1件」を目標に取り組んでいる。次に人材確保に関しては、2014年末に技術者数1,000~1,200人体制を目指しており、3年後には100人の新卒採用目標も達成できそうである。さらに、派遣法改正や東京オリンピック開催に伴うソフト開発需要の拡大という環境面からの追い風も期待できる。2014年2月期を含めて今後数年間は2ケタ成長を持続する可能性が高いと予想。M&Aの進展次第では、飛躍的な成長も期待できよう。