<9793> ダイセキ 2027 +141 大幅高、5月8日の年初来高値を一気に更新へ。前日に発表した上半期決算を評価、営 業利益は前年同期比26.3%増益の36.4億円、先の上方修正値を上回る水準での着地と なっている。コアの産業廃棄物処理事業の回復・拡大、土壌汚染浄化などの子会社事 業の拡大加速、コンセンサス超過の利益拡大などを評価して、メリルリンチ(ML) では目標株価2100円で「買い」を継続している。 <9479> インプレス 143 +13 急伸。本日、ノーベル文学賞の受賞者が発表予定となっている。村上春樹氏なども有 力候補として取り沙汰されているもよう。日本人が受賞した場合は、関連銘柄が幅広 く物色されるとの見方から、出版ビジネスを手掛けている同社などにも思惑が先行。 株価水準の値頃感の強さ、値幅取り妙味の高まりやすさなども手掛かりに。なお、チ タン工<4098>、テイカ<4027>などのノーベル賞関連は、関連分野での日本人受賞者が なく、本日下げがきつい展開に。 <8233> 高島屋 880 +24 上げ幅広げる。後場に入って上半期の決算を発表している。営業利益は111.5億円で 前年同期比10.2%増、従来計画の102億円を上振れた。通期予想も280億円から290億 円に上方修正している。第1四半期は同3.6%増益であったため、6-8月期は増益率が 高まる状況となっている。国内百貨店が上振れたほか、シンガポール子会社も順調に 推移する格好へ。 <9831> ヤマダ電機 264 -4 さえない。メリルリンチ(ML)では投資判断を「買い」から「アンダーパフォー ム」まで一気に2段階格下げ、目標株価は550円から260円に引き下げへ。エコポイン トや地デジ反動などからの回復が近いと想定していたが、ネット小売業からのマージ ン圧力という構造要因も見え出し、中期的に収益性の大幅な改善は見込み難いとの見 方に変更している。来年4月以降は、消費増税前の駆け込み需要の反動、ネット小売 業との競争のさらなる激化を想定せざるを得ないと。 <9983> ファーストリテ 34550 -150 上値重い展開。本日決算発表を控えており、第3四半期の決算発表後に売られた経緯 から、警戒感も先行する格好と見られる。既存店売上高は順調推移ながら、単価下落 などによる粗利益率の低下が警戒される状況に。通期営業利益は前期比16.6%増の 1475億円を計画、市場予想は1430-1440億円となっている。